2012/03/10 - 2012/03/16
428位(同エリア811件中)
Toshさん
ハノイではやっぱり良い事はなかった。
いかさま野郎に会ったし、FXで5万円弱失ったし、外為オンラインではシステムにトラブルが発生した、加えて4トラ仲間のベーこんさんからは皮肉たっぷりのメッセージを掲示板にもらったし…全く何で、ハノイとは相性がこうも悪いんだろう?嫌になっちゃうよ!
…べーこんさん、応援してくれているのにこんなふうになっちゃってゴメンネ…
で、16日は過去に印象が良かったベトナム中部のフエに移動。
宿:
1.Hue Backpackers' Hostel
2.Holiday Hotel
3.Tan Tien
インターネット環境(南寧を3としての5段階評価):Hue-2, Holidan-3,Tan Tian-4
Hue Backpackers' Hostel のWiFiは1年半前来たときから進歩が見られず、とても遅かった。Holiday Hotelは接続が下り200kbくらいの速度は出てたがたびたび切断された。Tan Tienでは初日の午前中、繋がりが悪かったが、その後は順調だった。速度もHoliday Hotelと同じくらい出ていた。
FX:
ハノイ滞在時に108.30円で買った11lotのユーロ:フエを出発する直前に109.30円を越えた。よーし!もっと上がれ!
体調:
ハノイよりも温度が高いためか、ハノイに比べると更に調子が上がった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ハノイからフエに到着すると、早速ベトナム式の洗礼?を受けた。
この日の宿は、フエバックパッカーズ。ハノイバックパッカーズ系列店。ハノイのフロントで寝床を予約した。予約時にお金を払った。なぜハノイで先にお金を払わねばならないのか問うと、フエについたら無料で迎えに来てくれるからとのこと。
しかしながら、迎えはなかった。一人さびしく宿まで歩いていった。宿に着いて、受付の一人に、
「今日は迎えに来てくれたの?」と言うと、
「昨日はパーティーがあり…」と、どうのこうのだらだらと理由を述べた。
…そうじゃないだろうに、迎えに来なかったのなら、まずは誤るべきだろうに…
で、
「言っていることが理解できる?」
と言うと、まただらだらと言い訳を始めた。
仕方ないので、マネージャーらしき人に代わってもらい、話をすると、やっと「Sorry」という言葉が出てきた。
加えて、後日、別な受付に、この街には市バスが走っているのか尋ねると、きっぱりと、「走ってない」と言った。しかしながら街を歩いてみるとバス停があちこちにあった。
で、帰ってきて市バスが走っていることを伝えると、謝罪もせずに、この人もなんたらかんたらワケのわからない言い訳を始めた。頭にきたので、
「分からないなら、分からないというべき。あるのにないといったらうそになる」
というと、謝りもせず、顔に怒りを表し、すぐに、コンピューターの前に座って机をガンとたたいた。
…そういえば、この受付、人の質問を適当に聞いていたっけ。人が質問しているのに、周りのことに気を取られ、内容を聞き返す。チョーテキトー娘だったんだよな。挙句の果てに彼女からもらった情報を頼りにバス・ターミナルへ行こうとしても行けなかったっけ(実際はバス停は地図の外にあった)…
全く、ベトナム人の気質には参った。
…ううん…フエの交通を知りたいなら自力で調べるしかないか…
ということで、これが今回の滞在のミッションとなってしまった。
…まあ、ネットで情報を探してもないし、地元の人に聞いてもテキトーなことしかいわないし、仕方ないか…ま、今回の情報は誰かの役には立つだろう。
写真は今回宿泊した3件の宿から一番近いバス停。ここのバス停はレ・ロイ通り沿いにあり、近くにはボート乗り場があり… -
…学校らしき建物もある。
-
コピー屋さんもある…って、ここって昔お土産屋だったんだよなあ…
まあ、バスターミナルから3番バスに乗ってきたらこれらが目印になる。 -
まずは、テキトー受付ネエチャンからもらった地図と情報を頼りにバス・ターミナルを探す。幸いなことに、以前着たことがあるBigCという建物の近くにあるらしい。
この写真は、後で撮ったもの。スーパーを通り越し、バスターミナル方向に行き始めたとき、振り向いてパチリ! -
お昼が過ぎたので、ここで一寸寄り道。
以前、路上にある店でご飯を食べたとき、20,000ドン(約80円)だった。
なので、ここで20,000ドンを出してどのくらいのおかずが来るのか試してみた。
おおっと!こんなにいっぱいかよ!ものすごい種類と量!おまけにスープまで付いている!味も良かった!
やっぱり、路上ではボラれているんだなあ。
ベトナムではやっぱ食事はスーパーマーケットを有効に利用すべきだな。
結果的にうまくて安いし、衛生的だ。
ただ、東南アジア全般にいえることだが、写真を見て注文すると、別なものが運ばれてくることがある。このスーパーでも後日別なものを注文したときそうだった。これが怖いんだよなあ。ここでは、食べずにお金を返してもらったからいいものの、路上だったら食べず、お金を払わずして逃げるしかないな。 -
食事の後は、いつの間にか4階の片隅に出来た飲料店で、ベトナムコーヒーを飲みながら一休み。1万ドン。
ここのコーヒーはとても香り高くてうまかった。ここのコーヒーの味が忘れられず、何度か通った。たぶん、いままで飲んだベトナムコーヒーの中で一番うまいだろう。 -
おお?このスーパーからいろいろな方向にバスが出ているのか?
なるほど。いつか利用してみよう。 -
フエのお弁当の値段はこんな感じ。しかしまあ、これだけ質の良いお弁当が1ドルもしない国なんてあまりないんでない?
-
鮭の切り身はどこの国でも人気。
輸入品のため、日本並みのお値段。
そういえば、中国もこんな値段で売っていた。
でも売れるんだろうなあ… -
およよ、すごいものが並んでる。
ワニ、チョウザメ、そして…得体の知れない魚。
旅行中にオーストラリア人に会ったとき、ワニの肉について聞いてみたことがある。うまいとは言っていたけど本当だろうか? -
そうそう、中国でもこの黒い鳥が売ってたんだよな。
これってスープに入っているのを食べたことがある。
特別に美味しいという感じはしなかったのだが人気の様子。
体に良いのだろうか?
食品コーナーの片隅に、フォー屋さんがあった。値段を見てみると、7千ドンと書いてあった。これがフォーの一般人向けの値段。
今回は、どう値切っても1万ドン以下にはならなかった。
…うーむ。ベトナムで値切るのは難しい… -
さて、再びターミナルに向かおう。
…そういえば、前回に来たときも散歩の時にここを通ったなあ…
前方に橋、手前左側は市場。
ここで地図を開く。この辺に丸がある。
道行く人にバスターミナルの所在地を聞くと、人差し指を立てて市場を差した。 -
…え?市場の裏にあるの?…
橋の手前に市場の裏へ続く道があった。
もしかしたら裏にあるのかも知れない。
行ってみよう! -
スゴイ道だ!
狭いのに人がたくさんいる!
人の間を自動車、バイク、自転車がすり抜けているといった方がいいだろう。
交通法規など何処吹く風、それぞれが隙間を縫って突き進んでいた。 -
さすがに海が近いせいか、魚も海のものが並んでいる。
久しぶりに見たなあ…鯖! -
わき見をしているうちに市場が切れてしまった。
道路の上に赤い横断幕ある。
手前に、左へ折れる道があったので入ってみた。 -
両脇にぽつぽつと車がとまる人通りの少ない路地を進んでいく。バスターミナルは何処にも見当たらない。
…まあ、いいか…もうちょっとあるこう…
路地に入ってから、500mほどで舗装が切れ、地面がむき出しの道となる。全貌には池、自分の立つアスファルトの切れ目から池までほんの50m。両脇は直径15cmほどの木がたくさん立っていた。
…さあて、池までちょっと行って、景色をぐるりと眺めたら引き返そう…
と思いながら、足元に目を向けた。
このとき、中年女性の乗ったバイクが横をすり抜けていった。
足元に注意して2、3歩に踏み出した。
キキキッ!ガシャン!
は??なんだ?
前方に目を向けると、さっき追い越して行ったオートバイと反対側から来た少年の乗った自転車がクラッシュしていた。
地面には、バイクのタイヤが滑って行った後が残っていた。どうみてもバイクが悪かった。
しかしながら、少年は無言で立ち、女はキチガイのように怒鳴りまくった挙句、少年を残して走り去って行ってしまった。少年は状況が呑み込めず、呆然としていた。
このとき、状況を見ていたのは自分と少年の後ろを歩いていた帽子をかぶった初老の女性のみ。女性は少年に近づいていった。前輪がベッコリと捻じ曲がって動かない自転車を押した。自転車はなかなか前に進まない。
少年にとても哀れみを感じ、女性に感銘を受けた自分は、近づいて行って手伝った。幸いに修理屋は歩いて100mもしないところにあった。
写真は、事故にあった少年と自転車。左側手前の自転車の前輪が歪んで回らなかったので、前輪を持ち上げ、後輪を引きずって運んだ。少年は事故にあったというのに、ずーっと黙って、写真のような穏やかな表情を浮かべていた。ベトナム人は、内心の動揺を隠しているのか、それともどんなことにも動揺しないのか、はたまた諦めが早いのか分からないが、彼の態度はとても印象的だった。 -
自転車修理屋の前には二人の紳士が優雅にコーヒーを飲んでいた。
彼らに、コーヒーを指差して、
「いくら?」
と聞くと、
「5,000ドン」
と、普通なら値段を隠し店員にわざわざ尋ねるはずのお客が答えた。
コーヒーを注文し、彼らの仲間に入った。
…お???地元民の値段か?…
右側の男性は片言の英語がしゃべれた。
彼は今までに5人の奥さんを娶ったとのこと。当然?子供がたくさんいて、今ではその子供たちが独り立ちしているとのこと。
「若いころは派手な生活をしたもんだ」
と言っては、ニコニコ笑っていた。 -
写真にある彼の家はコーヒーショップの隣にあった。とても立派な家だった。
-
中もきちんと掃除されていた。
彼は時折隣以外のコーヒーショップにも行くと言った。そして翌日も行くと言ったので、
「自分も一緒に行ってみたい」
と言うと、
「じゃあ、行くかい?」
とのこと。
翌日家まで行ってみた。すると、コロリと気が変っていて、、
「今日は約束があるから隣のコーヒー店で飲もう」
とのことだった。
やっぱりベトナム人だ。 -
市場の隣にある橋を渡り進んで行く。
バス停の看板をみると、バスのナンバーがズラリと並んでいる。
どうやら、ターミナルに近づいているようだ。 -
道の脇にはDongAのATMがあった。
…あ、そういえば…今回、ハノイでは手数料が取られているようだけど、フエではどうなんだろう?前回来た時は取られなかったんだよな…
チェックしてみると、取られなかった。
…へえ、同じ会社でも地域によってシステムが違うんだ…それとも、ハノイで勘違いしただけかな?… -
道端でなにやら供え物を上げて、線香を焚いていた。
…なんだろう?葬式???…ではなさそうだけど…
「コンチハ」
と言うと、
「○×△」
とか言って、机を差した。
…なんだ?俺にも拝めといっているのか?…
釣られて、少量のお金を上げ、お祈りをした。
地図を広げ、南バスターミナルを確認すると、もうとっくにあるはずの場所を通り越していた。この日はここで調査?を断念した。 -
先日、テキトーな受付係のせいで時間を無駄にしたので、この日は別の受付係に情報をもらい、気を取り直して南バスターミナルの場所を確認しに行った。
新たな情報によると、ターミナルは先日来た場所よりも2km先にあるとのこと。
…まったく!昨日はひどい受付に当たったものだ!…
先日見つけた1から7番バスが走るバス停を通りこして進む。 -
すぐ近くに鉄道が…
-
歩き続けると、間もなく左側に駅が見えてきた。
-
サワンナケートまでは…ほうほう…この値段か…ビエンチャンまでは…肝心な場所の数字が抜けているぞ…
バス会社が違うのか、他の窓口でも、同じ方向行きのチケットを売っていた。
国際バスを含む長距離バスは、ここから発着していた。 -
お、これは宿の近くを走るバス!
…そうか、長距離バスでここに到着したらこのバスに乗っていけばいいんだ… -
「BX」とあるので、これは北と南のバス駅を結ぶバスか?
NAM=南
BAC=北
という意味だろうか? -
試しに宿近くを通る「3」の方に乗ってみた。
6,000ドン -
すると途中、「Big C」に停まり、宿の近くのバス停に行く前に、川の対岸に渡り、いつも宿から歩いて買い物に行く「co.opmart」にも停まった。
-
バスはスーパー横のここに到着する。
バスは行きも帰りもこのバス停に停まる。
待ち人はバスのフロントガラスに掲げている行き先を示すプレートを見てどちら行きか判断していた。
この日は、ホテルや安宿が集まる、この旅行記の一番最初に貼ってある写真のバス停までは行かなかったが、たぶんこの後停まるんだろう。
ちなみに、1番バスも「Big C」にも停まっていた。 -
この日、宿を移動した。目指すさきはホステルワールドで評価が一番良いJadeホテル。部屋を取るために、朝早く行った。
受付に行くと、
「今日は満杯ですと言った。」
しかーし!
俺が日本人だと分かると、日本語を話す写真にある従業員が出てきて、
「部屋はもう少しで空きます。300,000ドンです。」
と言った。
…???…これって人種差別?…ベトナム人は中国人が嫌いだものなあ…
部屋を待つ間、彼は俺の横に座り、「コーヒーはの見ますか?」とか、いろいろ話しかけてきた。彼は生まれも育ちもフエ、今はフエ大学で経済を勉強しているのだそうだ。
やがて、時間が経ち、チェックインの時間になった。
このとき、お金を払う際、ホステルワールドで提示する金額とは違う、少々高い金額を提示してきた、いくらだったっけなあ300,000ドンだったっけなあ。20,000ドンばかり高かった。ベトナム人のやりそうなことなので、すかさず、正規の料金を提示して交渉?した。すると、
「今日は部屋が満杯です。同じ系列のホテルが近くにありますから、そちらではそうですか?ここよりもいいところですよ。」
と彼が突然言い出した。
…え?なんでいまさら?…
しかしながら、この日はこのゲストハウスに宿泊する予定だったので、別のゲストハウスを見つける気力もなく、ベトナム独特のペースに乗せられていくことにした。
「Jade Hotel」を出る前に、頼み込んで、部屋を見せてもらった。部屋は新しく、布団に薔薇の花びらがちりばめられていた。 -
系列のホテルの名前は「Holiday Hotel」。レ・ロイ通りを、2本の川の合流点に達する手前のT字路で右に曲がる。
-
T字路付近には地元の人がワンサカ集まってくるパン屋さんがある。
-
珍しく、値段が表示されていた。
そんなに高くない。
地元客と観光客の両方が対象らしい。
賢い経営だ。 -
そして、こっちが支流。
-
合流点に行ってみる。
こっちが本流のフン川。 -
曲がった後は、日本の団体が経営していたが、今は廃墟になってしまったレストランの前を通り、この通りを入っていった。写真の通りはレ・ロイ通りからは50mほど離れたところにあった。
-
通りを入っていくとこんな感じ。「Holiday Hotel」の看板が奥の右側に見えてきた。
-
ホテルへ着くと、案内してくれたベトナム青年は、
「今日夜、時間が空いてますか?」と聞いてきた。
「うん」と言うと、
「何か食べたいものがありますか?」と返してきた。
「フォー」と答えると、
意外な答えに戸惑ったのか、ちょっと間をおいて、
「ベトナム鍋はどうですか?一緒に食べましょう。今日夜8時にジェイドホテルで待ってますから」と強引に自分のペースに持っていった。
…おいおい、ちと違うんでない?普通なら迎えに来るというんでない?それに、おまえ、人を誘っておいておごらせるつもりだろう?…
「じゃ、今日8時に」と言って帰っていった。
フロントで案内された部屋に行くと、はツインだった。加えてお風呂があった!
…って1泊1500円もするところなら当然か…
てなもんで、さっそくお風呂に入ろうと思った。だが、お湯をためていると、湯船に半分もたまらないうちに蛇口からは水がでてきた。係員を呼んでワケを聞くと、湯沸かし器で沸かせる水の量は限られているのだそうな。15分経てばまたお湯が出るとのこと、仕方なしに15分待って再びお湯を入れた。
入りたいときに入れなかったためか、ハイな気分は急降下。
正直言って、値段の割には一寸気になるところが多かった。テレビのリモコンは電池を入れるところに蓋が付いていないし、WiFiの電波もたびたび途切れた。加えて風呂の止水栓がなかなか取れず、風呂の水を取り替えるのに苦労した。また、お風呂のカーテンを引いたところ、カーテンをぶら下げる金属バーがカーテンもろともガランと落ちてきた。
…まあ、あの日本語をしゃべるニーちゃんにだまされたか… -
あ、そうそう、お風呂以外にも印象に残るものがあった。
サービスで部屋に置かれているこのコーヒー。
これはとってもうまかった。
あとで、デパートで日本へのお土産に3箱買ったっけ。 -
あ、ベトナム青年と夜に会ったのを思い出した。この日8時に彼を迎えに行った。彼は、鍋物を食べに行こうといったが、こちらから変更して、夜市に行って何か食べたいそしてビールを飲みたいと言った。
彼は、ホテルを出てトボトボと自分の前を歩いて行く。
歩きながら、カメラの充電器をなくしてしまったのを思い出した。カメラから電池を出して、
「この電池の充電器を売っているところを知らない?」
というと、レ・ロイ通りにある古ぼけたコダック製品が多く売っている店に連れて行ってくれた。挨拶をすると、主人が出てきて明らかに日本製でない造りの荒いチャチな充電器を出し、
「35万ドンです」
とのこと。
「中国では20万ドンくらいで売っている、でも30万ドンなら買ってもいいよ」
と連れてきてもらった青年の顔を立てて言った。でも、なかなかディスカウントしなかった。あきらめて、店を出て行くところでやっと決着が付いた。壊れているかも知れないので、試しに少し充電をしてみた。
その間、青年は俺の念入りな確認を見ながら表情をこわばらせていた。
…なんか、イカサマしている顔だな、やっぱり…
店をでて、夜市へ歩き出す。
一寸ジャブを打ってみよう、
「夜市では現地の人たちと同じ値段で食事が出来るの?俺はベトナム人ではないけど…」
と言うと、
「…」
しばしの間を置いて、
「今日はお腹の調子が悪いです、それに9時半に仕事を交代します、フォーを食べてホテルに帰りましょう。そしてそこでビールを飲みましょう。」
と言った。
…なんだ?自分で誘っておいて、それに、お腹の調子が悪いのなら食べ物もビールも入らないはずだろう?…
顔を見ると、額に脂汗をかいていた。
…間違いない、何かイカサマをしている…
彼は、くるりと振り返り、勝手に帰り始める。
そして、途中、
「一寸バックを見たいです。」
と言って立ち止まる。
…なにも、そういうものは友達と来たときに見ればいいだろうに…ましてやこんな夜に…
バックを手に取り、これがほしいとばかりじろじろ見た。
…なんだ?俺に買ってくれという無言の催促か?…
知らんぶりをしてすっとぼけていると、バックを置き、帰途に着いた。
ホテルの手前でフォーの屋台が路上に出ていた。彼はここに言って値段を交渉する。
…おお?ベトナム人並みの価格で食べられるのか?…
と思いきや、振り向いて、
「3万ドンです」
とぶっきら棒に答えた。そして、目をそらしながら、
「一人。私の分は後で払います。」
と言った。
…おいおい、今払えよ…それに、お前なあ…?ご飯が2万ドンで食べられるのに、麺が3万ドンであるはずがないだろう??…俺は知ってるんだぞ麺類の相場、7千ドン前後だろう?…
とは思ったが、ここはだまされてみることにした。後で逆襲しよう。
黙々とフォーを食べ、ホテルに言った。
彼は冷蔵庫から缶ビールを取り出してきた。
「ビール代は?」
と言うと、
「いりません。友達ですから。」
とのこと。
…なるほど、日本人をだますツボを抑えてやがる…
その後、外のテーブルでビールを飲み始める。
「いやー、今日は楽しかったねえ、ベトナムはいいねえ、物価が安くて。」
「そうですか?」
と青年は言う。
「ここに住みたいと思っているんだ。」
と言うと、にこりと微笑んだ。
「でもなあ…」
ちらりと顔を見て続ける、
「ベトナム人は外国人を嫌いだからなあ、嘘の値段を言うし、平気で人を騙すからなあ…」
と言うと、急に顔を引きつらせ、額から汗を流し始め、マイペースで吸っていたタバコを、ケツから出てきてしまうんではないかというほど、ものすごい勢いでバカバカ吸い始めた。
「それにベトナム人は、日本人は騙しやすいと思っているし…」
と付け加えると、いたたまれなくなったのか、無言で席を立ってホテルの中に姿を消した。
俺はビールを飲み干し、ホテルの中に入り、受付の女性に言って彼を探してもらった。彼は、ひょいと目の前に出てきた。顔が濡れていたので、どこぞで顔を洗っていたのだろう。彼の表情は硬かった。
…ま、ここら辺でからかうのは止めるか…
彼にビールのお礼を言い、ホテルに帰った。
翌日、違う場所で充電器の値段を確かめた。SONY正規の製品が25万ドンで売られていた。 -
翌日、イカサマ青年が案内してくたホテルを朝早く抜け出して事前に調べておいたベトナム人家族が経営する斜め向かいにあるホテルにチェックインする。
ここは8米ドル、前日のホテルの半額。ちと微妙にトイレが臭いという欠点はあったが、WiFiの電波は「Holiday Hotel」まで届いていたし… -
何よりも、ここに住んでいる家族がほのぼのとしていた。まあ、ある程度条件をクリアしていたら、最終的な決め手は人だわな。
話をしているうちに、誰が一番年上なんだろうと疑問が沸いた。はじめのうちは、背が高いので手前左のお兄ちゃんだと思ったが、真ん中の散っちゃいお姉ちゃんだった。
「中学生?」
と聞いたら大学生だった。
…おっと、失礼!…
彼女も前日会った青年と同じくフエ大学で経済を勉強していることだった。
皆、ニコニコしていい笑顔をしていた。 -
南バスターミナルに行ったので、今度は北ターミナルに行ってみることにした。
ちょいと歩き、バス停の横にある掲示板を見る。
…まあ、よー分からんけど、情報がないよりはあった方がいいだろう… -
…ほう、やっぱ、Big C はバスの拠点になっているんだ…
-
ま、俺には見方がわからないけど、ベトナム人はきっと分かるんだろうなあ…このボケた地図。
しばらく見入っていると、バイタクドライバーが声をかけてきた、
「ここには1番は停まらないよ」
分かったというと、バイクに乗って行けという。断ってもしつこい、声をかけ続ける。仕舞に、腕を掴んで引っ張った。
…これだよな、ベトナム独特の勧誘法。人のものを勝手に触ったり、体に触れたり…まあ、日本では繁華街のポン引きはこんなことするけど…始末にならないのは、こうやっているうちに何かなくなることがあるんだよな…
腕を振りほどいて、彼から離れた。すると、彼は面を食らったようにしばし立ち尽くしていた。
…あ?俺って段々ベトナム化してる… -
結局、何処から乗れるのか分からなかったので、BigCまで歩いて行った。
BigCでは、なかなかバスが捕まえられなくて苦労した。というか、正面右側の停留所しかないと思い、そこでずっとバスを待っていた。しかしながら、バスは左側の駐車場奥にも一つあり、そこに寄っていた。
どのくらい待ったかな…1時間?…たぶん何本か見過ごしただろう。
北ターミナルは南に比べるととても小さく、北部からやってくるローカルバス?というよりワゴン車が発着するターミナルだった。 -
結局、この旅は交通手段の調査だけに終わってしまった。
まあ、今回はあまり良いことがなかったから、調査でもして気を紛らわすしかなかったものなあ。
やっぱ、旅は出会いだよなあ、2年前の8月、フエは晴れていて、たくさんいい人に出会った。
フエ滞在を1日切り上げ、宿の一番近くのバス停からバスに乗った。
フエでは滞在中、雲の合間に1度だけ太陽が見えたが、ずっと曇っていた。
バイバイ!フエ!
次に来たときは何か良いことがありますように!
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