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2回目のサン=マロは待望のお泊り旅。<br />ちょっと足を延ばしたいのは、カンカル。<br />牡蠣など海鮮、塩バター香るガレット、試したい食もたくさん。<br /><br />3日目メニュー<br />・新TGV駅<br />・ホテル・シャトーブリアン<br />・カンカル行きのバス<br />・牡蠣売りのマダム<br />・カンカルならカンカレーズ<br />・シャトーブリアンの墓碑<br />・海鮮のお夕飯<br /><br />4日目メニュー<br />・サン=マロの朝まだき<br />・サン=マロの街角で<br />・海鮮ランチ<br />・サン=マロのお土産<br />・モンパルナス駅でNAVIGOと格闘

アパルトマンの窓から’08夏 4・5日目 サン=マロ、からくもカンカル

13いいね!

2008/06/22 - 2008/06/23

4位(同エリア7件中)

0

84

さんしぇ

さんしぇさん

2回目のサン=マロは待望のお泊り旅。
ちょっと足を延ばしたいのは、カンカル。
牡蠣など海鮮、塩バター香るガレット、試したい食もたくさん。

3日目メニュー
・新TGV駅
・ホテル・シャトーブリアン
・カンカル行きのバス
・牡蠣売りのマダム
・カンカルならカンカレーズ
・シャトーブリアンの墓碑
・海鮮のお夕飯

4日目メニュー
・サン=マロの朝まだき
・サン=マロの街角で
・海鮮ランチ
・サン=マロのお土産
・モンパルナス駅でNAVIGOと格闘

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
4.5
ショッピング
4.0
交通
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • バスでやって来ました、TGV始発のモンパルナス駅。<br />構内から見下ろした駅前広場、なんだか散らかって<br />いるのは、昨日の祭りの跡。<br /><br />指定番線を行くと、20両連結の内、私の2等車両<br />はずっと向う、多分一番の奥。<br /><br />さっきから目の前をおばあちゃまと言っていいか年配<br />のマダムが行きつ戻りつしていて、明らかに車両を<br />探しあぐねている風情です。<br /><br />とうとう一番端の私の車両に行き着いて、更にお困り<br />の様子。<br />ようやく私に気づいた風で、手元に握るチケットを<br />見せながら、これはどこなのかしら?と。<br /><br />見ると、ホーム一番手前の、今いる場所から最も離れた<br />1等車両でした。<br />そもそも最初の扉から乗車すれば問題なかった筈ですが、<br />戸口の車両番号を見落としてしまったのでしょう。<br /><br />最初の車両ですよと指差すと、納得されたかその方向へ<br />戻って行かれました。

    バスでやって来ました、TGV始発のモンパルナス駅。
    構内から見下ろした駅前広場、なんだか散らかって
    いるのは、昨日の祭りの跡。

    指定番線を行くと、20両連結の内、私の2等車両
    はずっと向う、多分一番の奥。

    さっきから目の前をおばあちゃまと言っていいか年配
    のマダムが行きつ戻りつしていて、明らかに車両を
    探しあぐねている風情です。

    とうとう一番端の私の車両に行き着いて、更にお困り
    の様子。
    ようやく私に気づいた風で、手元に握るチケットを
    見せながら、これはどこなのかしら?と。

    見ると、ホーム一番手前の、今いる場所から最も離れた
    1等車両でした。
    そもそも最初の扉から乗車すれば問題なかった筈ですが、
    戸口の車両番号を見落としてしまったのでしょう。

    最初の車両ですよと指差すと、納得されたかその方向へ
    戻って行かれました。

  • さて、窓側を予約した私の隣には、先客が着席して<br />おられました。<br /><br />TGVは遠距離移動列車なので、乗客もどことなしに<br />非日常などこかうきうきした空気を纏っていて、特に<br />この発車前のひとときが好きです。<br /><br />あとわずかで発車、見ると車両のあちこちが空いて<br />います。<br />お隣の女性、あっちへ行くわと席を立っていかれ、<br />お陰さまで道中のびのびとできそうです。<br /><br />「ニーハオ。」<br />と、今度は頭上から声が降ってきて、え?と振り仰ぐと、<br />そこには東洋のお若い女性、同国人と思われたの<br />でしょう、チケットを私に見せながら席案内を請うて<br />きます。<br /><br />指定方向を指差しながらあちら奥ですよ、と応じるのも<br />なんだか愉快。<br /><br />今回、韓国に中国に英語圏にどういう訳か仏人も含め、<br />いろんな人に道案内を請われます。<br /><br />実は私、今回が一人旅デビュー。<br />以前、半ばから後が1人とか部分的なのを経て、満を<br />持しての今旅行。<br /><br />1人旅は閉じこもったが最後、孤立感が襲ってきそうで、<br />いつにも増してオープンマインドで行こう、とちょっと<br />だけ力入ってます。

    さて、窓側を予約した私の隣には、先客が着席して
    おられました。

    TGVは遠距離移動列車なので、乗客もどことなしに
    非日常などこかうきうきした空気を纏っていて、特に
    この発車前のひとときが好きです。

    あとわずかで発車、見ると車両のあちこちが空いて
    います。
    お隣の女性、あっちへ行くわと席を立っていかれ、
    お陰さまで道中のびのびとできそうです。

    「ニーハオ。」
    と、今度は頭上から声が降ってきて、え?と振り仰ぐと、
    そこには東洋のお若い女性、同国人と思われたの
    でしょう、チケットを私に見せながら席案内を請うて
    きます。

    指定方向を指差しながらあちら奥ですよ、と応じるのも
    なんだか愉快。

    今回、韓国に中国に英語圏にどういう訳か仏人も含め、
    いろんな人に道案内を請われます。

    実は私、今回が一人旅デビュー。
    以前、半ばから後が1人とか部分的なのを経て、満を
    持しての今旅行。

    1人旅は閉じこもったが最後、孤立感が襲ってきそうで、
    いつにも増してオープンマインドで行こう、とちょっと
    だけ力入ってます。

  • ル・マン駅、かの耐久レースで名を馳せました。

    ル・マン駅、かの耐久レースで名を馳せました。

  • レンヌ駅、3年前はTGVはここが終点、バスに乗り換え<br />モン・サン・ミッシェルに向かったのも、懐かしい<br />思い出です。<br />

    レンヌ駅、3年前はTGVはここが終点、バスに乗り換え
    モン・サン・ミッシェルに向かったのも、懐かしい
    思い出です。

  • そこから1時間足らずでやって来ました、終着は<br />サン=マロTGV駅。<br /><br />列車ホームからは階段なども一切なし、バリア<br />フリーの配慮が行き届いていると思いました。<br />

    そこから1時間足らずでやって来ました、終着は
    サン=マロTGV駅。

    列車ホームからは階段なども一切なし、バリア
    フリーの配慮が行き届いていると思いました。

  • 新設の多くの駅のご多分に洩れず、合理的な少々<br />簡素に過ぎる駅舎。<br /><br />3年前には今の駅舎は姿形は無論無かったものの、<br />既に移転だけは始まっていて、バラックのような<br />仮駅舎からレンヌ目指してローカル電車に乗り込ん<br />だのを思い出しました。

    新設の多くの駅のご多分に洩れず、合理的な少々
    簡素に過ぎる駅舎。

    3年前には今の駅舎は姿形は無論無かったものの、
    既に移転だけは始まっていて、バラックのような
    仮駅舎からレンヌ目指してローカル電車に乗り込ん
    だのを思い出しました。

  • さて、駅横すぐには迷いようも無いバスターミナルが、<br />整然とレーンを並べています。<br />

    さて、駅横すぐには迷いようも無いバスターミナルが、
    整然とレーンを並べています。

  • 端っこのFレーンが、目的の旧市街、“Intra-Muros <br />壁の内側”とい言われる城塞都市への路線です。<br /><br />並んだEレーンがこの後、昼過ぎに向かうつもりの<br />カンカル路線。<br />念のために時刻など間違いないのを確認しました。<br /><br />定刻にバスは到着、運転手から1日チケット/<br />3ユーロを入手、後は街中遊覧5分ほどで旧市街です。<br /><br />

    端っこのFレーンが、目的の旧市街、“Intra-Muros
    壁の内側”とい言われる城塞都市への路線です。

    並んだEレーンがこの後、昼過ぎに向かうつもりの
    カンカル路線。
    念のために時刻など間違いないのを確認しました。

    定刻にバスは到着、運転手から1日チケット/
    3ユーロを入手、後は街中遊覧5分ほどで旧市街です。

  • 席を暖める間もなく、旧市街到着。<br /><br />門前を観光トラムが待機していて、リゾート気分が<br />あるにはあるのですが、ご覧の通り観光客の皆様は<br />洩れなく長袖なように、上着の欲しい天気、この分<br />だと今日明日、海水浴は難しいでしょうか。<br /><br />まっすぐ門をくぐり、チェックインには早すぎる<br />12h前なので、3年前の記憶も辿りながら、街中を<br />歩いてみようと思います。<br />

    席を暖める間もなく、旧市街到着。

    門前を観光トラムが待機していて、リゾート気分が
    あるにはあるのですが、ご覧の通り観光客の皆様は
    洩れなく長袖なように、上着の欲しい天気、この分
    だと今日明日、海水浴は難しいでしょうか。

    まっすぐ門をくぐり、チェックインには早すぎる
    12h前なので、3年前の記憶も辿りながら、街中を
    歩いてみようと思います。

  • 入城して反対側から見た、St.Vincentサン・<br />ヴァンサン門。<br />左手に今日のお宿、シャトーブリアンホテルが<br />見えています。<br /><br />

    入城して反対側から見た、St.Vincentサン・
    ヴァンサン門。
    左手に今日のお宿、シャトーブリアンホテルが
    見えています。

  • 街のメインストリート沿いにある、クイニアマン<br />(バターのお菓子の意)などブルターニュスイーツの<br />スタンド。<br />ここと、もう一つが競合してるんでしたか、斜向い<br />とは言わないまでもすぐ近くに向かい合っています。<br />

    街のメインストリート沿いにある、クイニアマン
    (バターのお菓子の意)などブルターニュスイーツの
    スタンド。
    ここと、もう一つが競合してるんでしたか、斜向い
    とは言わないまでもすぐ近くに向かい合っています。

  • こちらが、手のひら一杯の大きさのクイニアマン、<br />(お値段忘れました、2ユーロしなかったかと。)<br />海風に吹かれながら味わおうと思います。<br />

    こちらが、手のひら一杯の大きさのクイニアマン、
    (お値段忘れました、2ユーロしなかったかと。)
    海風に吹かれながら味わおうと思います。

  • 手の届きそうなすぐ向うにぽっかり浮かぶのが、<br />グラン(大きい)・べ島、そして左にプチ・べ島。<br />ぐるっと1周しても5分くらいな大きな(^^)島、<br />潮が引けば道が現れ、島に渡るのが楽しみです。<br />多分今日夕方には。<br /><br />塩バター濃厚なクイニアマンをぺろり平らげれば、<br />12h30、腰をあげてホテルへ向かいます。<br />チェックインは15hから、荷物だけでも預かって<br />貰いましょう。

    手の届きそうなすぐ向うにぽっかり浮かぶのが、
    グラン(大きい)・べ島、そして左にプチ・べ島。
    ぐるっと1周しても5分くらいな大きな(^^)島、
    潮が引けば道が現れ、島に渡るのが楽しみです。
    多分今日夕方には。

    塩バター濃厚なクイニアマンをぺろり平らげれば、
    12h30、腰をあげてホテルへ向かいます。
    チェックインは15hから、荷物だけでも預かって
    貰いましょう。

  • シャトーブリアン広場に沿うレストラン、その前を<br />よぎって左に並ぶホテルに向かいます。

    シャトーブリアン広場に沿うレストラン、その前を
    よぎって左に並ぶホテルに向かいます。

  • オテル・シャトーブリアン。

    オテル・シャトーブリアン。

  • 文学者であり政治家だったシャトーブリアンの生家と<br />いうので、中庭に銅像だかメモリアルコーナーが設け<br />てあって、街中ツアーの団体さんがガイドに連れられ<br />説明を受けていました。<br />

    文学者であり政治家だったシャトーブリアンの生家と
    いうので、中庭に銅像だかメモリアルコーナーが設け
    てあって、街中ツアーの団体さんがガイドに連れられ
    説明を受けていました。

  • よそ様のお宅に招かれたような温かみある<br />レセプション。<br />お部屋は207号、カードキーを渡されて<br />13h前の今、早々部屋に直行できるようで<br />良かった。<br />

    よそ様のお宅に招かれたような温かみある
    レセプション。
    お部屋は207号、カードキーを渡されて
    13h前の今、早々部屋に直行できるようで
    良かった。

  • あたたかな風合いの階段辺り。<br /><br />廊下から階段から隙間無くカーペットが渡って<br />いるのはパリのアパルトマンとおんなじ。

    あたたかな風合いの階段辺り。

    廊下から階段から隙間無くカーペットが渡って
    いるのはパリのアパルトマンとおんなじ。

  • 予約どおり海の見える部屋、ダブルルームの<br />シングルユース、ダブルサイズの広々ベッドが<br />嬉しい。<br />もっとも、本来のダブルとして2人で使う部屋<br />としては少々狭いので、長滞在となると窮屈かも<br />しれません。<br />

    予約どおり海の見える部屋、ダブルルームの
    シングルユース、ダブルサイズの広々ベッドが
    嬉しい。
    もっとも、本来のダブルとして2人で使う部屋
    としては少々狭いので、長滞在となると窮屈かも
    しれません。

  • 優しいモスピンクの内装。<br />TVなどは壁に据え付け、湯沸しは勿論<br />冷蔵庫も無しと、家電品は最低限で<br />シンプル極まりなし。

    優しいモスピンクの内装。
    TVなどは壁に据え付け、湯沸しは勿論
    冷蔵庫も無しと、家電品は最低限で
    シンプル極まりなし。

  • バスルームにはバスタブ。

    バスルームにはバスタブ。

  • シャトーブリアンロゴ入りアメニティ。<br /><br />さてこの後、13hのバスでTGV駅に戻り、カンカルに<br />乗り継ぐ予定、あまり時間がないので、ざっと荷物を<br />置いたら出発です。<br />

    シャトーブリアンロゴ入りアメニティ。

    さてこの後、13hのバスでTGV駅に戻り、カンカルに
    乗り継ぐ予定、あまり時間がないので、ざっと荷物を
    置いたら出発です。

  • 隣町のカンカルまでその日の内に往復するには、この<br />バスしかない、と言うのが1h過ぎにありました。<br /><br />そのバスに乗るには、まずは先ほどのTGV駅へ戻りたい。<br />城砦外のさっき降りたと同じ場所で件のTGV行きのバスを<br />今か今かと待ち、およそ10分も遅れたでしょうか。<br /><br />焦れるまま乗り込み時計を睨みつつ、しかし、どう<br />見てもカンカルへの接続が怪しい。<br /><br />乗り遅れれば、今日のカンカルは勿論無し、明日は<br />明日で帰りのTGVの時間が心配で、多分今回は<br />見送りとなるでしょう。<br /><br />諦めるには惜しすぎる。<br />そこで、運転手のムッシュにこちらの希望をぶつけて<br />みることにしました。<br />「カンカルに行きたいのですが。」<br /><br />すると意を汲んでくれたか、すかさずバスの時刻を<br />訊いてくれるのです。<br />これは、脈があるかもと内心思いながら、1h15<br />です、と応えながらも手元の時計では余すところ後<br />たったの2分!<br /><br />そこからのムッシュは俄然てきぱき、みごと15分<br />丁度に到着し、道の向こうに今まさに動き出した<br />カンカル行きに向かって、クラクションを鳴らしつつ<br />更に窓から手で合図を送って押し留めてくれ、お蔭様<br />で乗り込めたのでした。<br /><br />遅れたことはバス側の責任ではあっても、日本の<br />ように「本日の運行が遅れてご迷惑をお掛けしま<br />した。」みたいなお詫びの言葉を聞く事はついぞ<br />ありません。<br /><br />でも運転手の裁量でできる事はやってくれる、この<br />融通無碍なフレキシブルな感じ、これぞフランスだ<br />なあと感服する一こまでした。<br /><br />画像向こうが、カンカル行き“E”レーン。

    隣町のカンカルまでその日の内に往復するには、この
    バスしかない、と言うのが1h過ぎにありました。

    そのバスに乗るには、まずは先ほどのTGV駅へ戻りたい。
    城砦外のさっき降りたと同じ場所で件のTGV行きのバスを
    今か今かと待ち、およそ10分も遅れたでしょうか。

    焦れるまま乗り込み時計を睨みつつ、しかし、どう
    見てもカンカルへの接続が怪しい。

    乗り遅れれば、今日のカンカルは勿論無し、明日は
    明日で帰りのTGVの時間が心配で、多分今回は
    見送りとなるでしょう。

    諦めるには惜しすぎる。
    そこで、運転手のムッシュにこちらの希望をぶつけて
    みることにしました。
    「カンカルに行きたいのですが。」

    すると意を汲んでくれたか、すかさずバスの時刻を
    訊いてくれるのです。
    これは、脈があるかもと内心思いながら、1h15
    です、と応えながらも手元の時計では余すところ後
    たったの2分!

    そこからのムッシュは俄然てきぱき、みごと15分
    丁度に到着し、道の向こうに今まさに動き出した
    カンカル行きに向かって、クラクションを鳴らしつつ
    更に窓から手で合図を送って押し留めてくれ、お蔭様
    で乗り込めたのでした。

    遅れたことはバス側の責任ではあっても、日本の
    ように「本日の運行が遅れてご迷惑をお掛けしま
    した。」みたいなお詫びの言葉を聞く事はついぞ
    ありません。

    でも運転手の裁量でできる事はやってくれる、この
    融通無碍なフレキシブルな感じ、これぞフランスだ
    なあと感服する一こまでした。

    画像向こうが、カンカル行き“E”レーン。

  • 田舎道をごとごと運ばれる事40分、やがて、特徴<br />ある銅像、“牡蠣獲りマダム達”がお出迎えのカン<br />カルへやって来ました。<br /><br />この教会広場で同乗の皆さん全てが降り(街にお住まい<br />や買い物などの御用はこちら)1人残った私に運転手、<br />「降りないの?」<br />「La Houle(終点ラ・ユール海岸)にお願いします。」と。

    田舎道をごとごと運ばれる事40分、やがて、特徴
    ある銅像、“牡蠣獲りマダム達”がお出迎えのカン
    カルへやって来ました。

    この教会広場で同乗の皆さん全てが降り(街にお住まい
    や買い物などの御用はこちら)1人残った私に運転手、
    「降りないの?」
    「La Houle(終点ラ・ユール海岸)にお願いします。」と。

  • ドライバー納得、バスはぐるりと教会をループし、<br />坂道をぐんぐん降りて行くにつれ、目の前に海が<br />広がって行きます。<br /><br />後刻、さっきの教会近くに戻り、買い物を予定して<br />るので、内心、後でここを上るんだからね、と自分に<br />言い聞かせつつ揺られる事およそ3分で終点。<br /><br />

    ドライバー納得、バスはぐるりと教会をループし、
    坂道をぐんぐん降りて行くにつれ、目の前に海が
    広がって行きます。

    後刻、さっきの教会近くに戻り、買い物を予定して
    るので、内心、後でここを上るんだからね、と自分に
    言い聞かせつつ揺られる事およそ3分で終点。

  • 降りた辺りは、既に干潮で、レストランやらカフェ<br />やら、テラス席では海辺のリゾート客がおしゃべり<br />に余念ありません。<br /><br />

    降りた辺りは、既に干潮で、レストランやらカフェ
    やら、テラス席では海辺のリゾート客がおしゃべり
    に余念ありません。

  • 東京に出店したとかのブレッツ・カフェの本店、<br />へえこんな?なくらいの何気ない佇まい、ここは<br />パリの支店も人気です。<br />クレープ屋ですが生牡蠣を食べさせるとか。<br />

    東京に出店したとかのブレッツ・カフェの本店、
    へえこんな?なくらいの何気ない佇まい、ここは
    パリの支店も人気です。
    クレープ屋ですが生牡蠣を食べさせるとか。

  • さて、灯台近くに生牡蠣の屋台が店開きしてる<br />そうです。<br />カンカルでの目的の一つはなんと言っても、<br />生牡蠣。<br /><br />ぐるっと見渡すと来た方と反対側に灯台が突き<br />出している、その根元をずっと辿っていくと何と<br />なく人が群れているような。<br /><br />まずはそこを目指しましょう、と言うほどもなく<br />“Huitre Marche牡蠣市場”到着。<br />

    さて、灯台近くに生牡蠣の屋台が店開きしてる
    そうです。
    カンカルでの目的の一つはなんと言っても、
    生牡蠣。

    ぐるっと見渡すと来た方と反対側に灯台が突き
    出している、その根元をずっと辿っていくと何と
    なく人が群れているような。

    まずはそこを目指しましょう、と言うほどもなく
    “Huitre Marche牡蠣市場”到着。

  • わずか10ほどの屋台の固まる一角があります。<br />好きな屋台で交渉して、1皿1ダース単位に好みで<br />レモンを付けて貰い、牡蠣剥き賃を加えます。<br /><br />一番若手のお姐さんの屋台で半ダースをお願い<br />しました。<br /><br />

    わずか10ほどの屋台の固まる一角があります。
    好きな屋台で交渉して、1皿1ダース単位に好みで
    レモンを付けて貰い、牡蠣剥き賃を加えます。

    一番若手のお姐さんの屋台で半ダースをお願い
    しました。

  • 手早く剥いた牡蠣を、こんなプラのお皿に貝柱を<br />剥がすためのナイフを添えて寄越してくれます。<br /><br />私は、ご覧のとおり半ダースともろもろで3ユーロ<br />(¥500)。<br /><br />

    手早く剥いた牡蠣を、こんなプラのお皿に貝柱を
    剥がすためのナイフを添えて寄越してくれます。

    私は、ご覧のとおり半ダースともろもろで3ユーロ
    (¥500)。

  • 堤防の上に陣取って、さっそく口に。<br /><br />家でなら、チリやケチャップなど少しの甘味が欲しい<br />所ですが、ここのは海のミルクの異名通りクリーミーな<br />濃厚味、シンプルなレモンの酸味だけで十二分に美味<br />しい。<br /><br />話には聞いていたけれど、食べ終えた後の殻はその<br />まんま海へ投下。(干潮で、うずたかい殻の山が<br />ありあり。)<br /><br />近くで日本人のツアーが、同じように賑やかに<br />やっておられました。

    堤防の上に陣取って、さっそく口に。

    家でなら、チリやケチャップなど少しの甘味が欲しい
    所ですが、ここのは海のミルクの異名通りクリーミーな
    濃厚味、シンプルなレモンの酸味だけで十二分に美味
    しい。

    話には聞いていたけれど、食べ終えた後の殻はその
    まんま海へ投下。(干潮で、うずたかい殻の山が
    ありあり。)

    近くで日本人のツアーが、同じように賑やかに
    やっておられました。

  • 引き潮っぷりが凄い。<br />難破船ならぬ漁船を横目に先端の灯台へ。

    引き潮っぷりが凄い。
    難破船ならぬ漁船を横目に先端の灯台へ。

  • 左南東に広がる海の彼方に、ぼ〜んやりと<br />チョコチップ状に見ゆるは、かの・・。<br /><br />いかんせん私のデジカメには残らず。

    左南東に広がる海の彼方に、ぼ〜んやりと
    チョコチップ状に見ゆるは、かの・・。

    いかんせん私のデジカメには残らず。

  • 時間と相談して、さっきの教会方面へ戻ることに。<br />本日、もう一つの目的が今から行く、塩バターを<br />使ったガレットを作っている、パティスリー<br />“Graine de Vanille ヴァニラの種”(ヴァニラ<br />ビーンズの事でしょうか?)<br /><br />扉を開けると、TVのウルルン滞在記で見たそのままの<br />パティシエ、ゴーチェ氏と奥さんお2人がにこやかに<br />声を掛けてくれます。<br /><br />世界ウルルン滞在記サイトより拝借画像。(不都合<br />でしたら削除します。)

    時間と相談して、さっきの教会方面へ戻ることに。
    本日、もう一つの目的が今から行く、塩バターを
    使ったガレットを作っている、パティスリー
    “Graine de Vanille ヴァニラの種”(ヴァニラ
    ビーンズの事でしょうか?)

    扉を開けると、TVのウルルン滞在記で見たそのままの
    パティシエ、ゴーチェ氏と奥さんお2人がにこやかに
    声を掛けてくれます。

    世界ウルルン滞在記サイトより拝借画像。(不都合
    でしたら削除します。)

  • カンカレーズ、これがお目当て。<br />サン=マロ在住のバター職人ボルディエ氏のバターを<br />使った濃厚な塩バターの香ばしいサブレです。<br /><br />見ると番組で試作されていた、そば粉を使ったサブレも<br />完成をみていました。<br />番組後、日本人の観光客がたくさんやって来ませんかと<br />話を向けましたが、少しだけね、とにっこり。<br /><br />袋入り100gが、小麦粉・そば粉共に4ユーロ、缶に<br />入った250gが8ユーロでお値打ち。

    カンカレーズ、これがお目当て。
    サン=マロ在住のバター職人ボルディエ氏のバターを
    使った濃厚な塩バターの香ばしいサブレです。

    見ると番組で試作されていた、そば粉を使ったサブレも
    完成をみていました。
    番組後、日本人の観光客がたくさんやって来ませんかと
    話を向けましたが、少しだけね、とにっこり。

    袋入り100gが、小麦粉・そば粉共に4ユーロ、缶に
    入った250gが8ユーロでお値打ち。

  • 続きの喫茶室で何か口にしたいな、と。

    続きの喫茶室で何か口にしたいな、と。

  • もう一つ、番組でも取り組んでいたミルフィーユ、<br />これを持ち帰るまでもなく、お腹に収めて帰る事に<br />しました。<br /><br />ヴァニラクリームの旨みが前に出てかつ嫌味なく、<br />パイ生地の食感とも絶妙なバランスです。<br />ただし、量的には例によって少し持て余し、<br />2/3量で丁度でしょうか。

    もう一つ、番組でも取り組んでいたミルフィーユ、
    これを持ち帰るまでもなく、お腹に収めて帰る事に
    しました。

    ヴァニラクリームの旨みが前に出てかつ嫌味なく、
    パイ生地の食感とも絶妙なバランスです。
    ただし、量的には例によって少し持て余し、
    2/3量で丁度でしょうか。

  • 厨房に入れて頂いて。<br />そばでは船乗りのお客さんの80歳のお祝いを<br />制作中。<br /><br />シュー生地を積み上げた結婚式で見かける<br />クロカンブッシュ、こういったお祝いにも<br />使われるとか。<br /><br />さて、心残りなくお店を後にして、そろそろ<br />カンカルの時間はおしまいです。

    厨房に入れて頂いて。
    そばでは船乗りのお客さんの80歳のお祝いを
    制作中。

    シュー生地を積み上げた結婚式で見かける
    クロカンブッシュ、こういったお祝いにも
    使われるとか。

    さて、心残りなくお店を後にして、そろそろ
    カンカルの時間はおしまいです。

  • バス停のある教会広場へ戻ってきました。<br /><br />待ち時間に教会へ。<br />内部、あまりに暗く・・。<br /><br />マルセイユで見た“ギャルド 守り”と名の付いた<br />大教会は、威風堂々丘の上で聳え建ち、古来、海の<br />男達の守りだったと言うけれど、ここでも、さっき<br />下の海岸からは、この尖塔と思しい搭がすっくと<br />良く映えて、漁から帰る途上の男達が、遠く教会を<br />望んだ時にはさぞや、安堵したんだろうな、と<br />思いを馳せたり。

    バス停のある教会広場へ戻ってきました。

    待ち時間に教会へ。
    内部、あまりに暗く・・。

    マルセイユで見た“ギャルド 守り”と名の付いた
    大教会は、威風堂々丘の上で聳え建ち、古来、海の
    男達の守りだったと言うけれど、ここでも、さっき
    下の海岸からは、この尖塔と思しい搭がすっくと
    良く映えて、漁から帰る途上の男達が、遠く教会を
    望んだ時にはさぞや、安堵したんだろうな、と
    思いを馳せたり。

  • 教会広場の一画、帰りのバスは、行きに私以外を降ろ<br />して行ったと同じバス停です。<br /><br />待つ事数分、定刻よりも随分早く現れたバス、ところが<br />定刻まで待たずして発車してしまい、おーらら〜(仏式<br />感嘆詞^^;)、これを頼りに動くお客さんは、乗り<br />そびれれば次は2時間先(!)です。<br /><br />このラフさ加減が面白くも、ご用心。<br /><br />このホルスタイン・ミニがツボ、思わずシャッターを。

    教会広場の一画、帰りのバスは、行きに私以外を降ろ
    して行ったと同じバス停です。

    待つ事数分、定刻よりも随分早く現れたバス、ところが
    定刻まで待たずして発車してしまい、おーらら〜(仏式
    感嘆詞^^;)、これを頼りに動くお客さんは、乗り
    そびれれば次は2時間先(!)です。

    このラフさ加減が面白くも、ご用心。

    このホルスタイン・ミニがツボ、思わずシャッターを。

  • 後は、行きと逆に移動、本日3度目のTGV駅も<br />今やお馴染み、そこからも定刻通りでサン-マロ<br />城砦までさくさくと戻って来ました。<br /><br />トラム、はたちのお祝いとか。

    後は、行きと逆に移動、本日3度目のTGV駅も
    今やお馴染み、そこからも定刻通りでサン-マロ
    城砦までさくさくと戻って来ました。

    トラム、はたちのお祝いとか。

  • さて、イギリス(英仏)海峡を望む城壁北に位置する<br />砦には、睨むように大砲が据えてあって、向かう所<br />はるか対岸は、他でもないイギリス、お天気次第で<br />見ることができるとか。<br /><br />そして同じ方向を指してすっくと立つのが、かのジャッ<br />ク・カルティエ氏、16世紀ここサン=マロを生地とし、<br />時の王フランソワ一世の命を受け、勇躍北に漕ぎ出で、<br />「カナダ大陸」を発見した“海賊”であり冒険家です。<br /><br />因みに昨日、ケヴェック400年のコーラスを楽しみ<br />ましたが、このジャック・カルティエが発見した、新<br />フランス(当時の名称)の土地に、後に入植を果たした<br />のが、昨日のお話しで出たシャプランとか。<br /><br />ちなみにカナダとは当時の言葉で“村”との事。<br /><br />もっとも銅像の建造は新しく、1980年代、カナダ<br />発見450周年を記念して。

    さて、イギリス(英仏)海峡を望む城壁北に位置する
    砦には、睨むように大砲が据えてあって、向かう所
    はるか対岸は、他でもないイギリス、お天気次第で
    見ることができるとか。

    そして同じ方向を指してすっくと立つのが、かのジャッ
    ク・カルティエ氏、16世紀ここサン=マロを生地とし、
    時の王フランソワ一世の命を受け、勇躍北に漕ぎ出で、
    「カナダ大陸」を発見した“海賊”であり冒険家です。

    因みに昨日、ケヴェック400年のコーラスを楽しみ
    ましたが、このジャック・カルティエが発見した、新
    フランス(当時の名称)の土地に、後に入植を果たした
    のが、昨日のお話しで出たシャプランとか。

    ちなみにカナダとは当時の言葉で“村”との事。

    もっとも銅像の建造は新しく、1980年代、カナダ
    発見450周年を記念して。

  • 時は下り、第二次大戦の折、街の80%が壊滅した<br />サン=マロ、再建にあたり住民投票で元の町並みの<br />ままの復元を決定、瓦礫の一つづつに番号を振ると<br />言う、徹底した再建が成されたのだそうです。<br />

    時は下り、第二次大戦の折、街の80%が壊滅した
    サン=マロ、再建にあたり住民投票で元の町並みの
    ままの復元を決定、瓦礫の一つづつに番号を振ると
    言う、徹底した再建が成されたのだそうです。

  • カンカルがそうだったようにこちらサン=マロも干潮、<br />さっきの満々な水辺がうそのようです。<br /><br />城壁から浜に降りられる口は幾つかあって、島に渡る<br />にはここが最短コース、幸い眼下に人が渡って行きます。<br /><br />遅れじと私、後に続いたつもりが、折り返し帰って<br />くる人と次々すれ違い、気がつけば島に居るのは私<br />だけ。<br /><br />シャトーブリアンの眠ると言うお墓を目指します。

    カンカルがそうだったようにこちらサン=マロも干潮、
    さっきの満々な水辺がうそのようです。

    城壁から浜に降りられる口は幾つかあって、島に渡る
    にはここが最短コース、幸い眼下に人が渡って行きます。

    遅れじと私、後に続いたつもりが、折り返し帰って
    くる人と次々すれ違い、気がつけば島に居るのは私
    だけ。

    シャトーブリアンの眠ると言うお墓を目指します。

  • 海に向かい立った姿勢で埋葬されているのだとか。<br /><br />

    海に向かい立った姿勢で埋葬されているのだとか。

  • 「偉大なフランスの作家、ここに眠る<br />波の音、風の音を聞く為に<br />訪れる人は、作家の遺志を尊重して欲しい。」<br /><br />と墓碑。

    「偉大なフランスの作家、ここに眠る
    波の音、風の音を聞く為に
    訪れる人は、作家の遺志を尊重して欲しい。」

    と墓碑。

  • グラン・ベ島から、城砦を望む。

    グラン・ベ島から、城砦を望む。

  • 道中にあった警告のお知らせ板。<br /><br />10mのしかも足の早い干満があるので、もし島に<br />渡った後満ちてきたら、無理に戻るべからず、とか。<br /><br />う〜ん、こんな何も無い島の上で、次の干潮まで<br />(6時間?)も待つのは、あぁそれだけは・・。

    道中にあった警告のお知らせ板。

    10mのしかも足の早い干満があるので、もし島に
    渡った後満ちてきたら、無理に戻るべからず、とか。

    う〜ん、こんな何も無い島の上で、次の干潮まで
    (6時間?)も待つのは、あぁそれだけは・・。

  • さて、お部屋に戻って一服。<br />ベランダからは海が一望、お昼頃どんよりしていたのが<br />一掃されて、明るい夕刻を迎えようとしています。<br /><br />さて今日のディナーは、部屋にある案内によるとdemi <br />pension ドゥミ・パンション(2食付き)のプランが<br />あることに気づき、これだと、25ユーロの加算で<br />お夕飯と朝食が食べられます。<br /><br />メニューの中身次第で替えて貰おうかしら。<br />

    さて、お部屋に戻って一服。
    ベランダからは海が一望、お昼頃どんよりしていたのが
    一掃されて、明るい夕刻を迎えようとしています。

    さて今日のディナーは、部屋にある案内によるとdemi
    pension ドゥミ・パンション(2食付き)のプランが
    あることに気づき、これだと、25ユーロの加算で
    お夕飯と朝食が食べられます。

    メニューの中身次第で替えて貰おうかしら。

  • レセプションに申し出たところ変更はOKとの事。<br /><br />メニューを見せてもらうと、1人前の“フリュイ・ド・<br />メール”が前菜にあったり、メインにはここいら一帯で<br />飼われている、プレ・サレと言われる子羊のグリルが<br />選べるようになっていました。<br /><br />このプレ・サレ(一帯の塩を含んだ牧草を食んで育った<br />為に、あらかじめ肉に美味しい潮の味があると言われる<br />子羊)、以前、モン・サン・ミッシェルでも試したの<br />ですが、ダイエット食かと見まごう脂の足りなさ加減、<br />ぱさぱさをようやく口に運んだのも寂しい思い出。<br /><br />今晩、リベンジなるかと即刻変更してもらい、いそいそ<br />レストランへ。<br />

    レセプションに申し出たところ変更はOKとの事。

    メニューを見せてもらうと、1人前の“フリュイ・ド・
    メール”が前菜にあったり、メインにはここいら一帯で
    飼われている、プレ・サレと言われる子羊のグリルが
    選べるようになっていました。

    このプレ・サレ(一帯の塩を含んだ牧草を食んで育った
    為に、あらかじめ肉に美味しい潮の味があると言われる
    子羊)、以前、モン・サン・ミッシェルでも試したの
    ですが、ダイエット食かと見まごう脂の足りなさ加減、
    ぱさぱさをようやく口に運んだのも寂しい思い出。

    今晩、リベンジなるかと即刻変更してもらい、いそいそ
    レストランへ。

  • 居心地良さげなテラスの一隅に席を占めると、やって<br />来たのはやたら機嫌の悪そうなウェイターのムッシュ。<br /><br />ドゥミ・パンションの場合、過去に値段的なメニュー<br />の制限があったことがあるので、あらかじめドゥミで<br />あることを伝えて専用のメニューがあるならそれを<br />見せて貰おうと思ったのですが、ムッシュ、やたら<br />早口で、「○○と飲み物は違います。」みたいな。<br /><br />つまり、飲み物が別会計なのは判りましたが、もう<br />一つが見当付かず。<br /><br />聞き返そうとしたとたん、ふいと目をそらしてあっち<br />の方に行ってしまい、はあ・・?<br /><br />私なんか失礼した?と内心憤慨しながらも、さすれば<br />見当付けて23ユーロの辺りで選ぼうと、気を取り<br />直しました。

    居心地良さげなテラスの一隅に席を占めると、やって
    来たのはやたら機嫌の悪そうなウェイターのムッシュ。

    ドゥミ・パンションの場合、過去に値段的なメニュー
    の制限があったことがあるので、あらかじめドゥミで
    あることを伝えて専用のメニューがあるならそれを
    見せて貰おうと思ったのですが、ムッシュ、やたら
    早口で、「○○と飲み物は違います。」みたいな。

    つまり、飲み物が別会計なのは判りましたが、もう
    一つが見当付かず。

    聞き返そうとしたとたん、ふいと目をそらしてあっち
    の方に行ってしまい、はあ・・?

    私なんか失礼した?と内心憤慨しながらも、さすれば
    見当付けて23ユーロの辺りで選ぼうと、気を取り
    直しました。

  • すると、「ぼんっそわーっ、まだん!」な感じの今度は<br />滅法明るい言葉が降って来てびっくり。<br />こちらは打って変わってにこやかな上にも温厚な、一見<br />それと判るスーツのメートル・ド・テル(給仕長)です。<br /><br />「ご注文はお決まりですか?」に件の23ユーロのムニュ<br />(定食)でいいのか尋ねると、もちろんですよ!と請合っ<br />て貰い、なんだかさっきのあっけに取られた気分もどこ<br />へやら、うきうき料理を楽しみにする食いしん坊な本性<br />が戻って来ました。<br /><br />場を盛り上げるに長けた給仕長の登場、食に関わる人は<br />こうでなきゃ。<br />いの一番、注文をする時から食欲を盛り上げて頂けた<br />なら、その食事の半分は成功です。

    すると、「ぼんっそわーっ、まだん!」な感じの今度は
    滅法明るい言葉が降って来てびっくり。
    こちらは打って変わってにこやかな上にも温厚な、一見
    それと判るスーツのメートル・ド・テル(給仕長)です。

    「ご注文はお決まりですか?」に件の23ユーロのムニュ
    (定食)でいいのか尋ねると、もちろんですよ!と請合っ
    て貰い、なんだかさっきのあっけに取られた気分もどこ
    へやら、うきうき料理を楽しみにする食いしん坊な本性
    が戻って来ました。

    場を盛り上げるに長けた給仕長の登場、食に関わる人は
    こうでなきゃ。
    いの一番、注文をする時から食欲を盛り上げて頂けた
    なら、その食事の半分は成功です。

  • さて、運ばれて来た“La Fruits de mer 直訳で<br />海の果物” いわゆる海の幸ですね。<br /><br />アラカルトだと、2人前以上だったり。<br />ここのようなセットメニューだと、程よい1人前で<br />ほんとに嬉しい。<br /><br />手前が手薄なのは、カニを1かけお腹に収めてしまっ<br />てから、撮ったせいです。<br />画像的には青いココット皿が素敵な効き色です。<br />

    さて、運ばれて来た“La Fruits de mer 直訳で
    海の果物” いわゆる海の幸ですね。

    アラカルトだと、2人前以上だったり。
    ここのようなセットメニューだと、程よい1人前で
    ほんとに嬉しい。

    手前が手薄なのは、カニを1かけお腹に収めてしまっ
    てから、撮ったせいです。
    画像的には青いココット皿が素敵な効き色です。

  • プレ・サレ。<br />ソースをもう少し煮詰めて絡めてもらえると喜びます。<br />付け合せのお豆さんとの相性がとても美味しい。<br /><br />件の“不機嫌”なムッシュの名誉(笑)のために・・。<br />初めの印象は薄れ、こういうお仕事の方にしては稀な、<br />単に“無愛想”なムッシュであることがおいおい判って<br />来ました。<br />

    プレ・サレ。
    ソースをもう少し煮詰めて絡めてもらえると喜びます。
    付け合せのお豆さんとの相性がとても美味しい。

    件の“不機嫌”なムッシュの名誉(笑)のために・・。
    初めの印象は薄れ、こういうお仕事の方にしては稀な、
    単に“無愛想”なムッシュであることがおいおい判って
    来ました。

  • 楽しい!<br />バニラとレモン、香りがとても強いのがフランスの<br />アイスクリームですが、香料過多の強さではなく、<br />素材そのものの香りが濃厚な為なので、プレ・サレの<br />後、レモンがパンチの効いた口直しになりました。<br />

    楽しい!
    バニラとレモン、香りがとても強いのがフランスの
    アイスクリームですが、香料過多の強さではなく、
    素材そのものの香りが濃厚な為なので、プレ・サレの
    後、レモンがパンチの効いた口直しになりました。

  • 21h過ぎ、おいしく食事を締めくくり、このまま<br />部屋に戻るのもなんだか惜しい。<br />暮れるまでを散歩に出ました。<br /><br />城壁から眺めた夕日に映えるシャトーブリアンホテル、<br />日本式3階、青いバルコンの連なる一画に私の部屋。<br />

    21h過ぎ、おいしく食事を締めくくり、このまま
    部屋に戻るのもなんだか惜しい。
    暮れるまでを散歩に出ました。

    城壁から眺めた夕日に映えるシャトーブリアンホテル、
    日本式3階、青いバルコンの連なる一画に私の部屋。

  • グラン・ベ島の反対側から。<br />地続きだったが嘘の様、今や波間に漂う孤島です。<br />

    グラン・ベ島の反対側から。
    地続きだったが嘘の様、今や波間に漂う孤島です。

  • ゆっくり目覚め、バルコンからしばし海を見やるも、<br />少々肌寒い。<br />7h前のこの時間、さすがに城壁を行く観光客は見当<br />たらず、海を独り占めが嬉しい。<br />

    ゆっくり目覚め、バルコンからしばし海を見やるも、
    少々肌寒い。
    7h前のこの時間、さすがに城壁を行く観光客は見当
    たらず、海を独り占めが嬉しい。

  • ぐっすり眠り体調万全、今日の予定を頭の中で追います。<br /><br />16h発のTGVまでは、じっくりサン-マロ。<br />荷物などは12hのチェックアウト後は、ホテルが<br />預かってくれると確認済みです。<br /><br />お土産などサン-マロ物産は、当地有数の缶詰工場の<br />直売店があるので、重さと相談して持ち帰りたい。<br /><br />もう一つが、昨日買ったカンカレーズの味の決め手、<br />ボルディエのバター、だったのですが・・。<br /><br />このサン=マロの城砦内にお店があって、実は昨日の内に<br />買おうと住所をあてに行ってみたところ扉を堅く閉ざして、<br />店内を覗くもあちこち資材だかが積まれ昨日今日の休み<br />ではないようなのです。<br />何でもこの地で20年経ちここで改装工事に入るとの事、<br />7月一杯休業とあって、至極がっかり。<br /><br />こちらカンカレーズ、後々持ち運びを考えれば缶入りが<br />断然安心なのと、この缶々、いい味出してます。

    ぐっすり眠り体調万全、今日の予定を頭の中で追います。

    16h発のTGVまでは、じっくりサン-マロ。
    荷物などは12hのチェックアウト後は、ホテルが
    預かってくれると確認済みです。

    お土産などサン-マロ物産は、当地有数の缶詰工場の
    直売店があるので、重さと相談して持ち帰りたい。

    もう一つが、昨日買ったカンカレーズの味の決め手、
    ボルディエのバター、だったのですが・・。

    このサン=マロの城砦内にお店があって、実は昨日の内に
    買おうと住所をあてに行ってみたところ扉を堅く閉ざして、
    店内を覗くもあちこち資材だかが積まれ昨日今日の休み
    ではないようなのです。
    何でもこの地で20年経ちここで改装工事に入るとの事、
    7月一杯休業とあって、至極がっかり。

    こちらカンカレーズ、後々持ち運びを考えれば缶入りが
    断然安心なのと、この缶々、いい味出してます。

  • 朝食室、豪華なお屋敷の一室と言った趣です。<br />フランスにしては早朝な7h30に、かれこれテーブル<br />が埋まっていて驚き。<br />よく見ると、なるほど仏人よりも米人が多くを占めて<br />居るようです。ツアー客かもしれません。<br /><br />

    朝食室、豪華なお屋敷の一室と言った趣です。
    フランスにしては早朝な7h30に、かれこれテーブル
    が埋まっていて驚き。
    よく見ると、なるほど仏人よりも米人が多くを占めて
    居るようです。ツアー客かもしれません。

  • 奇妙なとぐろを巻いた無骨なマシン、近くで見て納得、<br />クラシカルな暖炉の隣にお構い無しに据えられて、<br />ミスマッチに笑えます。<br />時折、ごとんとオレンジがセットされてジュースを<br />みるみる搾り出していきます。<br /><br />朝食のオレンジジュースはおいしいものですが、絞り<br />たてはまた格別。<br />

    奇妙なとぐろを巻いた無骨なマシン、近くで見て納得、
    クラシカルな暖炉の隣にお構い無しに据えられて、
    ミスマッチに笑えます。
    時折、ごとんとオレンジがセットされてジュースを
    みるみる搾り出していきます。

    朝食のオレンジジュースはおいしいものですが、絞り
    たてはまた格別。

  • ホットミールは、スクランブルとセルフのゆで卵、<br />コールドがハム類にチーズ。<br /><br /><br /><br />

    ホットミールは、スクランブルとセルフのゆで卵、
    コールドがハム類にチーズ。



  • チーズにヨーグルト、ドライフルーツなどは定番、<br />季節の果物はすいか、フルーツカクテルも手剥きです。<br />

    チーズにヨーグルト、ドライフルーツなどは定番、
    季節の果物はすいか、フルーツカクテルも手剥きです。

  • 面白かったのは、この地のクレープ、クイニアマン、<br />ファーブルトンが多分主食としてでしょう、しかる<br />べく場を占めていた事、他の地方ではまだ類を見ま<br />せん。<br /><br />他にはシリアルも置いてあってここら辺は米人への<br />配慮もあるでしょうか。<br /><br />大振りで無造作なお花が気取り無く、赤の色がヴィ<br />ヴィッドで、朝から気持ちが弾みます。<br /><br />気持ちのいい、美味しい朝食でした。<br />

    面白かったのは、この地のクレープ、クイニアマン、
    ファーブルトンが多分主食としてでしょう、しかる
    べく場を占めていた事、他の地方ではまだ類を見ま
    せん。

    他にはシリアルも置いてあってここら辺は米人への
    配慮もあるでしょうか。

    大振りで無造作なお花が気取り無く、赤の色がヴィ
    ヴィッドで、朝から気持ちが弾みます。

    気持ちのいい、美味しい朝食でした。

  • まだ観光客の繰り出さない9h前の今、裏通りを<br />歩いてみました。

    まだ観光客の繰り出さない9h前の今、裏通りを
    歩いてみました。

  • 壁の内側はまだひっそり。

    壁の内側はまだひっそり。

  • と思いきや、早々に〒配達がお仕事中。<br />南側城壁のこの一帯は日が差すのが遅そうです。<br />

    と思いきや、早々に〒配達がお仕事中。
    南側城壁のこの一帯は日が差すのが遅そうです。

  • 西に口を開くディナン門。<br />ここから城壁を外へ。<br />

    西に口を開くディナン門。
    ここから城壁を外へ。

  • 城壁に上って。<br />れっきとした港が。

    城壁に上って。
    れっきとした港が。

  • 壁の外では、はや出勤風景が。

    壁の外では、はや出勤風景が。

  • 見事に晴れ上がった海辺。<br />さすがに早朝、水に入る人は居なくとも<br />日光浴を楽しむ人々がちらほら。

    見事に晴れ上がった海辺。
    さすがに早朝、水に入る人は居なくとも
    日光浴を楽しむ人々がちらほら。

  • 石造りのなか、数少ないお花に和みます。

    石造りのなか、数少ないお花に和みます。

  • 12h前、チェックアウト、荷物は預かって頂き、<br />今しばらく城壁内をぶらぶら。<br /><br />城壁近く、道を挟んだ両側でずらりレストランが店開き<br />しているのですが、南を壁に沿っている店は、遅くまで<br />日差しが入る事無くどことなしに暗い感じがします。

    12h前、チェックアウト、荷物は預かって頂き、
    今しばらく城壁内をぶらぶら。

    城壁近く、道を挟んだ両側でずらりレストランが店開き
    しているのですが、南を壁に沿っている店は、遅くまで
    日差しが入る事無くどことなしに暗い感じがします。

  • 今回ガレット(そば粉クレープの事、昨日のカンカ<br />レーズではありません。)を食べていないので、<br />そのつもりで1軒づつ店先にあるメニュー表で値段も<br />気に留めつつ覗いて行き、気が付くとシャトーブリ<br />アン広場と名づけられた、泊まったホテルの界隈に<br />戻って来ました。<br /><br />明るいテラスには人が溢れ、やっぱりリゾート感満点の<br />ここいらでランチしたいかなと、店先のメニューを眺め<br />ます。<br />珍しくも、1人用のフリュイ・ド・メールがあって、<br />又してもと言う無かれ、やっぱり私は海鮮大好き、その<br />“一角獣”なるブラッスリーに迷う事無く入り、テラス<br />の大きなパラソルの下に。<br /><br />ウェイターのムッシュに1皿だけでもいいと快諾を貰い、<br />やがてやって来たのが13ユーロ足らずでしたか、海鮮<br />満載のお皿。<br /><br />海辺ならではの、海の幸の食べ収めとなりました。

    今回ガレット(そば粉クレープの事、昨日のカンカ
    レーズではありません。)を食べていないので、
    そのつもりで1軒づつ店先にあるメニュー表で値段も
    気に留めつつ覗いて行き、気が付くとシャトーブリ
    アン広場と名づけられた、泊まったホテルの界隈に
    戻って来ました。

    明るいテラスには人が溢れ、やっぱりリゾート感満点の
    ここいらでランチしたいかなと、店先のメニューを眺め
    ます。
    珍しくも、1人用のフリュイ・ド・メールがあって、
    又してもと言う無かれ、やっぱり私は海鮮大好き、その
    “一角獣”なるブラッスリーに迷う事無く入り、テラス
    の大きなパラソルの下に。

    ウェイターのムッシュに1皿だけでもいいと快諾を貰い、
    やがてやって来たのが13ユーロ足らずでしたか、海鮮
    満載のお皿。

    海辺ならではの、海の幸の食べ収めとなりました。

  • お土産物色にメイン通りを行きます。<br /><br />壁の内なら、おもちゃみたいなこんなのも<br />走れるのかしら。

    お土産物色にメイン通りを行きます。

    壁の内なら、おもちゃみたいなこんなのも
    走れるのかしら。

  • メイン通りを行く事数分、ここ“La belle-Iloise”<br />(麗しき小島、でしょうか?)創業以来70年の<br />3代にわたる缶詰やさんの、ここは直営店。(近所の<br />お土産屋などでは、1割高くらいで置いているのを目に<br />しました。)<br />

    メイン通りを行く事数分、ここ“La belle-Iloise”
    (麗しき小島、でしょうか?)創業以来70年の
    3代にわたる缶詰やさんの、ここは直営店。(近所の
    お土産屋などでは、1割高くらいで置いているのを目に
    しました。)

  • 広くはない店内ですが、三面の下から上までびっしり<br />缶詰の壁。<br /><br />色とりどりの缶々がどれも美しく、あれもこれも買い<br />たいところですがここはこらえて、あまり重くなくて<br />手頃なお土産がありますか?と尋ねると、ツナ(まぐろ)<br />缶とサーディン(鰯)缶が主力らしく、その2種類が<br />それぞれ6種類入ったセットを勧めてくれました。<br /><br />ネットでも通販可能だからと言うので帰国後見ると、<br />他にスープ、トースト用のペーストやサンドイッチ用<br />などもあるようで食指が動きます。<br />

    広くはない店内ですが、三面の下から上までびっしり
    缶詰の壁。

    色とりどりの缶々がどれも美しく、あれもこれも買い
    たいところですがここはこらえて、あまり重くなくて
    手頃なお土産がありますか?と尋ねると、ツナ(まぐろ)
    缶とサーディン(鰯)缶が主力らしく、その2種類が
    それぞれ6種類入ったセットを勧めてくれました。

    ネットでも通販可能だからと言うので帰国後見ると、
    他にスープ、トースト用のペーストやサンドイッチ用
    などもあるようで食指が動きます。

  • 味あるデザインのいわゆるオイルサーディン缶。

    味あるデザインのいわゆるオイルサーディン缶。

  • ヴァンサン門近くのここは、テイクアウトでフリュイ・<br />ド・メールが買えるのです。<br />このお皿はオマール海老が入って2人前50ユーロだ<br />そうです。<br />

    ヴァンサン門近くのここは、テイクアウトでフリュイ・
    ド・メールが買えるのです。
    このお皿はオマール海老が入って2人前50ユーロだ
    そうです。

  • 左から、3号が6、48ユーロ/1ダース、真中が<br />もう一つ大きい2号になると7,68/1打。<br /><br />そして右、これがカンカルの牡蠣を代表するブロン種<br />さすがに3号でも11,76/1打。<br /><br />昨日の牡蠣市場で、普通種が3ユーロ位から買えた事<br />を思うとさすがのブロン種です。<br /><br />う〜ん、持ち帰りたい、けど今回はルーアンと違って<br />3時間コースだし、ここでお腹壊してもなぁ。<br /><br />後ろ髪を引かれつつ諦めた一幕でした。

    左から、3号が6、48ユーロ/1ダース、真中が
    もう一つ大きい2号になると7,68/1打。

    そして右、これがカンカルの牡蠣を代表するブロン種
    さすがに3号でも11,76/1打。

    昨日の牡蠣市場で、普通種が3ユーロ位から買えた事
    を思うとさすがのブロン種です。

    う〜ん、持ち帰りたい、けど今回はルーアンと違って
    3時間コースだし、ここでお腹壊してもなぁ。

    後ろ髪を引かれつつ諦めた一幕でした。

  • 名残惜しくて、も一度、海。

    名残惜しくて、も一度、海。

  • べ島の辺り早くも引き潮、通路を覗かせています。<br />手前は何と、海のさなかに設けたプール。<br /><br />干潮になっても浜辺近くで泳げるし、第一、潮に体を<br />持っていかれないし。<br /><br />本来のビーチの楽しげな様子を目に収めて、そろそろ<br />サン=マロの時間を畳む事にします。<br /><br />荷物を引き取り、とんとんとTGV駅、定刻にサン=マロ<br />を発ちました。

    べ島の辺り早くも引き潮、通路を覗かせています。
    手前は何と、海のさなかに設けたプール。

    干潮になっても浜辺近くで泳げるし、第一、潮に体を
    持っていかれないし。

    本来のビーチの楽しげな様子を目に収めて、そろそろ
    サン=マロの時間を畳む事にします。

    荷物を引き取り、とんとんとTGV駅、定刻にサン=マロ
    を発ちました。

  • さて、20hパリ・モンパルナス駅帰着、今日月曜から<br />の足は1週間定期を利用します。<br />今から乗るバスから必要なので、この駅で買って行く<br />予定をしていました。<br /><br />チャージするのは今日が初めてで、できれば窓口で<br />人の手でやって貰いたかったのですが、窓口は例に<br />よって長蛇の列。<br />見ると、自動券売機はお誂え向きにいくつか空いて<br />いるのです。<br /><br />おっかなびっくりマシンに近づきまして、指示に沿い、<br />最後にクレジットカードで支払い・・の筈が、うまく<br />いかない。<br /><br />NAVIGOカードをどうだかしろと言ってくるのですが<br />見当が付かない。ここで、辞書を引っ張り出すのもなあ、<br />と当てずっぽうにやっても、更に埒があかない。<br /><br />結局時間切れだかで初めの画面に戻ってしまい、これを<br />2回やらかしたら、なんだかぐったり。<br /><br />気を取り直して、周りを見回すと向こうのマシンで<br />どなたか同じように操作しているのを見本にしようと<br />近付きました。<br />そのムッシュの手元を覗き込む私、さぞや怪しかった<br />のでしょうお隣のマシンを指して、<br />「ここが空いてるでしょ?」<br />すみません、やり方がわからないので見せて下さい、<br />などとやりとりすると、ムッシュも納得して説明を<br />しながら進めてくれます。<br /><br />つまりはカードを最後まで指定の場所に置いておく、<br />それだけだったのでした。<br /><br />この手のカードはマシンに通すなりしたら即刻仕舞う<br />のが倣いで、まさか一連の作業の間置きっぱなしとは<br />思いもせず。(ICチップに書き込む時間が要るのでしょう。)<br /><br />で、マシンからはクレジット払いのレシートも吐き出さ<br />れて、間違いなく引き落とされるのまでは確認しました。<br /><br />でも、チャージされたかどうかは、カードそのものには<br />目に見える形ではわからない。<br />ここは、試して見たい私、さっそくすぐそこに口を開いて<br />いるメトロの改札でカードをかざすと・・。<br />すると、「フワン・・」と言うような軽やかな音がして、<br />チャージ確認、ようやく安心してバス停に向かったのでした。<br /><br />明日は、ラスパイユの朝市に奇跡のメダル教会、グラン・<br />エピスリで食材調達です。

    さて、20hパリ・モンパルナス駅帰着、今日月曜から
    の足は1週間定期を利用します。
    今から乗るバスから必要なので、この駅で買って行く
    予定をしていました。

    チャージするのは今日が初めてで、できれば窓口で
    人の手でやって貰いたかったのですが、窓口は例に
    よって長蛇の列。
    見ると、自動券売機はお誂え向きにいくつか空いて
    いるのです。

    おっかなびっくりマシンに近づきまして、指示に沿い、
    最後にクレジットカードで支払い・・の筈が、うまく
    いかない。

    NAVIGOカードをどうだかしろと言ってくるのですが
    見当が付かない。ここで、辞書を引っ張り出すのもなあ、
    と当てずっぽうにやっても、更に埒があかない。

    結局時間切れだかで初めの画面に戻ってしまい、これを
    2回やらかしたら、なんだかぐったり。

    気を取り直して、周りを見回すと向こうのマシンで
    どなたか同じように操作しているのを見本にしようと
    近付きました。
    そのムッシュの手元を覗き込む私、さぞや怪しかった
    のでしょうお隣のマシンを指して、
    「ここが空いてるでしょ?」
    すみません、やり方がわからないので見せて下さい、
    などとやりとりすると、ムッシュも納得して説明を
    しながら進めてくれます。

    つまりはカードを最後まで指定の場所に置いておく、
    それだけだったのでした。

    この手のカードはマシンに通すなりしたら即刻仕舞う
    のが倣いで、まさか一連の作業の間置きっぱなしとは
    思いもせず。(ICチップに書き込む時間が要るのでしょう。)

    で、マシンからはクレジット払いのレシートも吐き出さ
    れて、間違いなく引き落とされるのまでは確認しました。

    でも、チャージされたかどうかは、カードそのものには
    目に見える形ではわからない。
    ここは、試して見たい私、さっそくすぐそこに口を開いて
    いるメトロの改札でカードをかざすと・・。
    すると、「フワン・・」と言うような軽やかな音がして、
    チャージ確認、ようやく安心してバス停に向かったのでした。

    明日は、ラスパイユの朝市に奇跡のメダル教会、グラン・
    エピスリで食材調達です。

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