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春雨が続く日々、少しずつ春らしくなってきたこの日、休日出勤の振り替えでかなり久しぶりの平日の休暇。<br />せっかくなので、平日でないと行けない場所…ということで、前から興味のあった今治にある日本食研の宮殿工場の見学を予約。それをメインに日帰り旅を企画し、まずは新居浜にある別子銅山の産業遺跡を見学に行きました。

愛媛県・東予(その1/2)★「東洋のマチュピチュ」新居浜で別子銅山の栄華を見る

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2012/03/06 - 2012/03/06

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ころっつ

ころっつさん

春雨が続く日々、少しずつ春らしくなってきたこの日、休日出勤の振り替えでかなり久しぶりの平日の休暇。
せっかくなので、平日でないと行けない場所…ということで、前から興味のあった今治にある日本食研の宮殿工場の見学を予約。それをメインに日帰り旅を企画し、まずは新居浜にある別子銅山の産業遺跡を見学に行きました。

同行者
友人
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車

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  • 四国にわたり、別子銅山のかつての栄華を見学します。<br />新居浜インターから旧別子山村に向かう県道を登っていくと途中から「東平(とうなる)」という道路標識を見て左折。離合が困難な個所が多い急勾配な細い道を20分ほどひたすら登っていくと、宿泊施設が現れ、少し下った所に駐車場が広がります。ここが別子銅山・東平ゾーンです。<br />駐車場から下る200段あまりの階段は、かつてインクラインが通っていた場所です。

    四国にわたり、別子銅山のかつての栄華を見学します。
    新居浜インターから旧別子山村に向かう県道を登っていくと途中から「東平(とうなる)」という道路標識を見て左折。離合が困難な個所が多い急勾配な細い道を20分ほどひたすら登っていくと、宿泊施設が現れ、少し下った所に駐車場が広がります。ここが別子銅山・東平ゾーンです。
    駐車場から下る200段あまりの階段は、かつてインクラインが通っていた場所です。

  • インクラインとは高低差がある場所での物資運搬のための設備をいいます。

    インクラインとは高低差がある場所での物資運搬のための設備をいいます。

  • 標高750mの山中にある東平地区には、大正時代から昭和初期まで住友財閥の礎となった別子銅山の採鉱本部が置かれ、社宅や学校、劇場などの都市施設が建てられるなど昭和43年に採掘を中止するまで大変な賑わいをみせていたまちがありました。<br />閉山から廃墟となっていましたが、近年になって、その規模の大きさから活用すべき近代産業遺産として注目されています。

    標高750mの山中にある東平地区には、大正時代から昭和初期まで住友財閥の礎となった別子銅山の採鉱本部が置かれ、社宅や学校、劇場などの都市施設が建てられるなど昭和43年に採掘を中止するまで大変な賑わいをみせていたまちがありました。
    閉山から廃墟となっていましたが、近年になって、その規模の大きさから活用すべき近代産業遺産として注目されています。

  • 東平地区の産業遺産は、その姿から「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれています。少し大げさなような気もしますが…。

    東平地区の産業遺産は、その姿から「東洋のマチュピチュ」とも呼ばれています。少し大げさなような気もしますが…。

  • 昭和初期から閉山まで採鉱本部があった麓の端出場地区とを結ぶ索道の発着場跡です。鉱石だけでなく、東平への日用品の運搬にも利用されていた運搬機関でした。ここからは新居浜市街地や燧灘をしっかりと望むこともできます。

    昭和初期から閉山まで採鉱本部があった麓の端出場地区とを結ぶ索道の発着場跡です。鉱石だけでなく、東平への日用品の運搬にも利用されていた運搬機関でした。ここからは新居浜市街地や燧灘をしっかりと望むこともできます。

  • 立派な花崗岩造りの貯鉱庫跡。明治時代に建設されたもので、採掘された鉱石を一時的に貯蔵する施設です。

    立派な花崗岩造りの貯鉱庫跡。明治時代に建設されたもので、採掘された鉱石を一時的に貯蔵する施設です。

  • 熱心に銅山の栄華に思いを馳せる同行者。

    熱心に銅山の栄華に思いを馳せる同行者。

  • 廃墟となってから40年近く…。すっかり緑深い自然の山へと戻っていましたが、徐々にその歴史的価値が見直され、私たちのように訪れる観光客も多くなってきているとのことです。<br />鉱山の町として歩んだ歴史を伝える資料館や坑道なども残っていますが、時間があまりないため、スルーします。

    廃墟となってから40年近く…。すっかり緑深い自然の山へと戻っていましたが、徐々にその歴史的価値が見直され、私たちのように訪れる観光客も多くなってきているとのことです。
    鉱山の町として歩んだ歴史を伝える資料館や坑道なども残っていますが、時間があまりないため、スルーします。

  • 鉱山で働く人たちの社宅が建っていた場所。平地が少ないため、決して良好とはいえない住宅環境だったようですが、日本の発展を支えるため、多くの人がこの山奥に住んでいたことがしのばれます。

    鉱山で働く人たちの社宅が建っていた場所。平地が少ないため、決して良好とはいえない住宅環境だったようですが、日本の発展を支えるため、多くの人がこの山奥に住んでいたことがしのばれます。

  • 東平を後にして、閉山まで採鉱本部があった端出場地区に造られている「マイントピア別子」に向かいました。鉱山施設を利用したテーマパークとなっており、天然温泉も併設されています。

    東平を後にして、閉山まで採鉱本部があった端出場地区に造られている「マイントピア別子」に向かいました。鉱山施設を利用したテーマパークとなっており、天然温泉も併設されています。

  • 砂金採りも体験できるようです。ダジャレを交えたキャッチフレーズが掛かっています。

    砂金採りも体験できるようです。ダジャレを交えたキャッチフレーズが掛かっています。

  • 別子銅山で採掘された銅鉱石も場外には置かれています。

    別子銅山で採掘された銅鉱石も場外には置かれています。

  • 施設の売店にはご当地サイダー「四国ジンジャーサイダー」が売っていました。すりおろしのショウガが含まれているのが見えますが、私はショウガ自体が苦手なので購入は見送りました。

    施設の売店にはご当地サイダー「四国ジンジャーサイダー」が売っていました。すりおろしのショウガが含まれているのが見えますが、私はショウガ自体が苦手なので購入は見送りました。

  • 場内にあるレンガ造りの水力発電所跡。明治の終りに完成したものらしいです。内部は見学できませんが、ドイツ製の水力発電機器が当時の姿のまま残されています。 <br />

    場内にあるレンガ造りの水力発電所跡。明治の終りに完成したものらしいです。内部は見学できませんが、ドイツ製の水力発電機器が当時の姿のまま残されています。

  • 京風数寄屋造りの建物は「泉寿亭」という移築物件。昭和初期に迎賓館用に建てられた住友企業の旧接待館の一部で、国の登録文化財ともなっています。

    京風数寄屋造りの建物は「泉寿亭」という移築物件。昭和初期に迎賓館用に建てられた住友企業の旧接待館の一部で、国の登録文化財ともなっています。

  • トロッコ列車が出発。今回は時間がなかったので乗車していませんが、ナローゲージのトロッコ列車に乗って約40分間の旧火薬庫を利用して造られた観光坑道も体験できます。

    トロッコ列車が出発。今回は時間がなかったので乗車していませんが、ナローゲージのトロッコ列車に乗って約40分間の旧火薬庫を利用して造られた観光坑道も体験できます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • きーちゃんさん 2012/03/25 23:48:24
    興味深いです
    ころっつさん、こんばんは。

    別子銅山の産業遺跡、、、興味深々です。
    このような遺跡後を見るのが好きなんです〜

    感慨深いものがありますよね。。。

    財政破綻した北海道夕張市の炭鉱跡(石炭博物館)が似たような所だなと思いました。

    四国愛媛県には「東洋のマチュピチュ」と言われるこのような所があるんですね。
    いよかんソフト食べてみたいです(^^)v

                                   きーちゃん

    ころっつ

    ころっつさん からの返信 2012/04/21 12:36:39
    RE: 興味深いです
    きーちゃんさん、こんにちは。
    お返事大変遅くなり申し訳ありません。

    実は年度替わりの影響のせいか体調を完全に崩し、4月の頭から寝込んでおりました…。こんなに身体がつらい状況になったのは初めてでした。

    別子銅山の産業遺跡は、最近「東洋のマチュピチュ」というフレーズで売り出しているようで、ネットで見たその戦略に見事にひっかかり(?)今回出かけてみることにしました。

    しかし、途中から道が狭く、急な勾配が続くので、運転に不慣れな方が行くのはなかなかしんどい場所なのかなあ…と思います。休日を中心に、麓の道の駅からツアーバスも運行されているようですが…。

    いよかんソフトは平日のためか、残念ながら売店が開いておらず購入することができませんでした。

    私も産業遺跡的なものを見るのは好きなので、北海道の炭鉱跡も見に行きたいです。それではまた。

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