2012/02/12 - 2012/02/12
18201位(同エリア30151件中)
AKさん
台湾では、2月28日は228和平紀念日で祝日です。 65年前の悲惨な事件のきっかけとなった日。(ご存じない方は、Wikipedia等をご参照ください。)
未だ加害者側、被害者側含め、生きている方もおられるでしょうし、事件の実行者である国民党は、今現在も政権を担っています。 真実をありのままに伝えるのは未だ非常に難しい状況ではないかと思いますが、228記念館には、日本支配時代以降の歴史が客観的に淡々と展示されてあります。 展示がどの程度まで真実なのかは分からないものの、このような展示が一般公開されているのはすごいことだと思います。 この二・二八記念館、台湾という国(地域?)をしみじみ考えるのによい場所でした。
ちなみに、1歳10ヶ月の息子と一緒に行ったのですが、その周辺の228和平公園ではゆっくりできました。 ぽかぽかした中での228和平公園は、ホント平和な気持ちになれます。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
MRT淡水線「台大医院」1番出口を出ると、すぐ公園があります。 その公園の中に、「台北二二八紀念館」の看板がありました。
-
着いたのはお昼過ぎだったので、記念館見学の前に腹ごしらえ。 紀念館のすぐ横には、オープンカフェもあり、いい感じです。 幼児連れでもゆったり過ごせました。
-
カフェのお子様ランチ。 イメージとは違いますが。。。
ちなみに、私は火鍋を食べました。
「オープンカフェで火鍋を食べるとは、さすが台湾!」と思いきや、まわりの台湾人は、にやにや、じろじろ。 かなり浮いていました。 -
オープンカフェからの眺めです。 青空が美しい。
-
腹ごしらえの後、いよいよ228紀念館へ。
-
228紀念館は、もともとラジオ局のあったところです。 大陸から来た国民党に憤慨する台湾人が、228事件直後にジャックした場所です。 当時のスタジオが再現されてあります。
-
記念館内では、無料の音声ガイドを借りることができます。 日本語もあります。 非接触IC内蔵で、壁の数字に近づけると、自動的に関連する説明を聞くことができます。 無料の割りに、なかなか秀逸でした。
-
第二次世界大戦時の台湾に関する展示。 約50年間にわたり、台湾は日本でした。 日本人とは同じ扱いを受けていなかったとは言え(差別されていたとは言え)、日本人として生まれ、日本人として育ち、日本の為に戦場に行ったのに、ある日から突然日本人でなくなる。 自分がそういう立場だったら、どう感じるのだろう? なってみなければ分からないですけど、かなり複雑に感じました。
-
日本の敗戦後、中華民国を歓迎する旗です。 その後の状況を考えると、なんとも皮肉。 台湾が如何に歴史に翻弄されてきた国なのか、ということを象徴する旗のように思います。
-
メインとなる二・二八事件に関する展示。 いろいろ考えることができました。
-
二二八事件のきっかけとなったタバコ売りは、こういう箱にタバコをいれて売っていたそうです。 戦後の混乱時、生活する為に煙草売りをしていた人たちの姿が目に浮かびました。
-
二二八事件後の、処刑風景の絵。
-
二二八事件後の虐殺被害者(遺族や友人等)の関係者証言ビデオがいっぱいおいてありました。 私は中国語がよく分からないこともあり、素通りしましたが。。
写真は、その証言ビデオの横にあった像。 言葉では表現できない悲惨さが、心の奥に直接伝わってくる気がしました。 -
二二八事件のモニュメントです。 慰霊碑のようなものなのでしょうか。 二二八和平記念館のできる前の1995年の頃に出来たそうです。 李登輝さんの時代ですね。
-
二二八記念公園のすぐ横には、お寺のようなものもあります。
-
ステージもあります。
-
空を見上げると、気持ちよい青空でした。
晴れた日の和平公園は、気持ちよい南国の公園です。 -
和平公園の敷地内には、中国っぽい感じの建物もあります。 いいところです。
-
子供達も大勢います。 写真は撮りませんでしたが、すべり台等の遊具がたくさん置いてあるコーナーもありました。
-
すぐ近くには、国立台湾博物館もあります。 (奥に見えているのが、博物館です。)
時間が無くて博物館には行けませんでしたが、このエリア、本当に盛り沢山です。 次回はじっくり時間をとってまた来たいです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 内蒙古人さん 2012/04/02 21:37:52
- 隣人の台湾
- AKさん、初めまして!
中国大陸で12年間暮らしている内蒙古人です。
日本は過去に、台湾にも大変迷惑を掛けたので
しょうね。
でも、私が一番行きたいところは台湾です。興味
深く読ませて頂きました。
一時帰国の際、台湾からの旅行客と度々話をしま
した。歴史や文化に興味を感じております。
中国内蒙古から開放された後には、きっと一人
旅に出かけます。
では、良い旅を!
下次見!
- AKさん からの返信 2012/04/03 00:34:27
- RE: 隣人の台湾
- 内蒙古人さん
コメント有り難うございます!
台湾は、ご飯も美味しいし、良い人が多いし、ホント良いとこですよ。
>日本は過去に、台湾にも大変迷惑を掛けたのでしょうね。
この点は、否定しませんが、台湾の複雑な歴史背景から、現在の台湾では親日家(日本の台湾支配を肯定的に見る人たち)が大勢を占めているように感じます。
これは、李登輝氏が総統時代、それまでの反日教育を撤回し、日本統治時代のプラスの面にも焦点を当てる教育を開始した影響が大きいようです。 実際、歴史的背景を見ましても、台湾はこれまで、常に誰かに支配されて来ましたが、その中で、日本は比較的良い統治者だったというのも事実だと思います。
もちろん、日本統治には悪い面もあったのでしょうが、良い面を挙げると、それまで蔓延っていた疫病問題を解決し、農業/工業インフラを整えて高成長の基礎を作り、また人の教育レベルを高めました。 また、日本人/台湾人間で差別は存在したものの、台湾人の人権は尊重していたようです。
従い、国民党政権の人権軽視&官僚腐敗の文化、及び1947年以降の白色テロとの比較において、「日本統治時代がもっと続けば良かったのに」と考えていた人たちも少なく無かったと聞きます。 国民党政権が入って来た直後には、その政権に絶望し、「犬(日本人;うるさいが役には立つ)が去って豚(国民党;自分の利益をむさぼるだけ)が来た」という言い方もされていたそうです。 また、「戦後の高度成長の基盤を造った日本統治時代が無ければ、現在の台湾は海南島と同レベルの経済水準だった」という人もいます。
尚、現在は国民党による支配をポジティブにとらえる見方もあるようで(本日現在、国民党が政権を握っているのですから、当然と言えば当然ですが)、これは、「国民党の白色テロにより数万人の知識人が虐殺されたが、国民党が来ずに共産党の支配下に置かれていたら、もっと酷いことになっていたかもしれない。」という考え方に基づくようです。
上記の通り、台湾は究極の選択を繰り返しているようで。。。
しかも、未だその手探りの歴史の真っ只中にいる状況ですので、人々はしたたかで強い気がします。 そういう観点からも、かなり興味深い国です。
是非、台湾にいらしてみて下さい!
> AKさん、初めまして!
>
> 中国大陸で12年間暮らしている内蒙古人です。
> 日本は過去に、台湾にも大変迷惑を掛けたので
> しょうね。
> でも、私が一番行きたいところは台湾です。興味
> 深く読ませて頂きました。
> 一時帰国の際、台湾からの旅行客と度々話をしま
> した。歴史や文化に興味を感じております。
>
> 中国内蒙古から開放された後には、きっと一人
> 旅に出かけます。
>
> では、良い旅を!
> 下次見!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
20