2012/01/21 - 2012/01/24
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ちびのぱぱさん
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海の色が変わり、パラダイスが近づくと、
船の中の空気が落ち着きを失いました。
カメラを持ってデッキを右に左に走る人、
熱に浮かされたように、ただただ船の行方に目を据え、時間の止まってしまった人。
みな、この瞬間をのみ見つめて、はるばる飛行機を乗り継ぎ、タクシーの客引きを振り切ってソンテウに乗り、
船に揺られてここまでたどり着いたのです。
「 The island! 」
後ろの老人が、隣の妻にささやくように口にするのが聞こえました。
いくつかの島をやり過ごした後、船は島影に回り込むようにしてピピ島のトンサイ湾に入ってゆきます。
いつか見た写真の南のパラダイスをそのままそこに置いたようなビーチが、
弧を描いて、
コバルトブルーの海を縁取っていました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船
-
「のっぱら?」
「うん。」
350バーツで買ったチケットには何も書かれていませんでしたが、アオナンからピピ島に行く船は、アオナンビーチのすぐ隣のノッパラ タラというところから出るようです。
片道40分近くかかるクラビタウンまで行かなくて良いと知ってほっとしました。
朝、ホテルに迎えに来たトラックの荷台に載ると、白人旅行者がぎっしりと乗っていて、ビデオカメラを向けたら、
「オー、パパラッチ!」
とかいって、おどけています。
-
アメリカのキャンプ地のような松林を走り抜けると、
風光明媚なビーチに出ました。 -
ノッパラは、文字通り野原の中に簡単な船着き場があるだけで、100人乗りくらいのごらんの船が、2,3艘つながれていました。
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船は、途中ライレイビーチ沖に寄り、次から次にロングテイルボートに分乗した乗客が乗り込んできました。
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ピピ島が近づくと、船の中の乗客はそわそわし出して雰囲気が華やぎます。
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乗船時間は正味1時間半ですが、ノッパラを出て2時間ほどで到着しました。
-
船着き場の埠頭から海を見ると、オヤビッチャを中心に透き通った海水の中に熱帯魚が泳ぎ回っているのが見えました。
100バーツだかの入島料を払って上陸すると、まるでバンコクの空港の到着ゲートから出てきたかのように、客引きや旅客の波に飲み込まれました。 -
ダイビングショップや旅行代理店、レストランなどがぎっしりと並ぶ通りを足早に過ぎると、ようやく静かなビーチ沿いに出ました。
-
トンサイ湾とローダラム湾の間の狭いエリアに、まるでバンコクの歓楽街のように飲食店をはじめとした店がひしめき合っています。
私たちが予約した小さなホテルは、その中心からやや外れたところにありました。
簡単に見つかると思っていたら、その新宿の歌舞伎町のような繁華街が、意外に大きな広がりを見せています。 -
立派なモスクが建っています。
アンダマンに浮かぶ島々には、元々はムスリムの人々が住んでいるようですが、ピピ島もそうなのでしょうか。
ホテルの人の話では、元からの島民の多くは先の大津波で流されてしまい、代わって本土の資本がこの島を変えてしまったとか。
おそらく今は、それに中国系の資本が大いに流れ込んでいるような……。
目の前を、リヤカーにお弁当をたくさん積んだおばさんが憂鬱そうに通ってゆきました。
スカーフをしています。 -
繁華街を外れて、生活のにおいのする道を少し歩いてみようと思います。
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いろいろな花や実をつける木が庭先に植えられています。
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プルメリア……
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懐かしい感じがします。
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軒先につり下げられた鳥かご……
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この、頬の赤い鳥が人気のようで、とても良い声でさえずります。
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おさるさんも挨拶。
実によく肥えています。
プラナンビーチで見かけたやつよりも大降りで、どこか気品を感じます。
じっとこちらを見ていましたが、何ももらえそうにないのを悟って行ってしまいました。 -
やがて、反対側のローダラム湾に出ました。
パタヤビーチ沖のラン島のビーチのように、びっしりとチェアーとパラソルが並び、ビーチボーイが客取りに余念がありません。 -
あまりにあつく、水着でなかったのに海に入ってみました。
このまま泳いじゃおうかしら。
もうちょっと涼しくなってから、水着で泳ごう。 -
午後3時過ぎに、ホテルから水着のまま歩いて、トンサイ湾の桟橋を通り過ぎてカバナホテル前のビーチにはいると……
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熱帯魚のいけすに入ったよう。
途中のセブンイレブンで買ったパンが大人気です。
自分でも少し食べてみました。
まあまあです。 -
今回持って行った、今はなきサンヨーのXactiCA100(ザクティー:イエローです)の動画から切り出しました。
今はなき、というのはサンヨーのことです、もちろん。
ザクティーは今も健在。 -
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結構怖いです。
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少し泳いで、100メートルほど沖に行くと、珊瑚もきれいで、軽いドロップオフになっています。
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色とりどりの熱帯魚。
結構種類豊富でした。 -
なぜか、泳いでいる人が少ないですね。
250バーツで、ピピレのマヤベイに行っているのでしょうか。
今回は、うちの妻の
「もう船に乗るのはいや。」
のひとことで、もっぱらこの近辺でおとなしくしておりました。 -
島を離れる日、宿をチェックアウトした後荷物を預けて、ビューポイントという表示に従ってどんどん上ってゆきました。
-
そうとう大変ですし、お金も少々取られますが、
-
絶対に後悔しない眺めを手に入れられます。
山頂では冷たい飲み物やトイレ(どちらも有料)を利用できる茶店があります。
そのまま島の裏側に抜けても、ロングテイルボートで戻ってこられるみたいでした。
帰りの船のチケットは、何カ所かで尋ねると微妙に値段が違うので、一番安いところで購入しました。
来るときよりも安かったのに、来るときと同じ船でした。
ノッパラでは、タクシーの客引きの口車に乗らず、船会社の用意した送迎用のソンテウに乗りました。
船会社は、タクシーに乗っていってくれれば面倒が省けるので、こっちから確認しないと、知らん顔しています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- takogutiさん 2014/11/12 22:40:45
- 投票ありがとうございます
- ピピ島懐かしいです。
でもその後に津波があったと聞いてどうなっているんかと思い見させてもらいました。
ところが、以前行ったときと何ら変わらない様子でした。
本当は全部失って新たにできた街かもしれませんが、それでも何となく元気な様子を見てよかったです。
なんとものんびりできる島でした。
投票ありがとうございました
- ちびのぱぱさん からの返信 2014/11/12 23:07:35
- RE: 投票ありがとうございます
- 蒸気機関車の路面電車、最高ですね。
わたしも路面電車大好きです。
ピピ島は、1997年に訪れて以来二度目でしたが、とんでもなく賑やかで、津波のつのじもありませんでした。
たぶん、もう行くことはないのではないかと思います。
また訪問させてください。
ちびぱぱ
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