2012/01/18 - 2012/01/27
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ちびのぱぱさん
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一度でいいから、沈没できるほどゆっくりとした旅がしたい……
そんな贅沢は言いませんが、気がつけば9日間もクラビにいました。
別に意識を失っていたわけではなく、途中三日間ピピ島に行きましたが、割と普通の旅行者である私ら夫婦にしてみれば、ちょっとした事件。
時間をもてあますかなあ、と思いましたが、それどころか事前にしようと思っていたことの半分くらいしか実行しませんでした。
ただただ、ぼうっとしていた、だから沈没?
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「お客さんの予約はキャンセルされてます。」
「…………、えっ、えー?」とわたし。
「どうしたの?」と妻。
「ついに来たか、この日が……」
「なに感動してるの?」
「いや、感動しているんじゃなくて、とにかく予約がキャンセルされちゃってるって言うんで驚いてんの。」
よく旅関係の掲示板などで見かけるトラブルですが、ふらふらと旅をし続けてきた割に、この手のトラブルは初めてでした。さて、どうするか……。
「同じくらいの値段の宿を紹介しますよ。」
「ちょっと待って、内金まで払ってんだからなんとかしてよ。」
「あっ、払ってんだ。それじゃ、今ここでウェブからキャンセルしちゃって。」
「だって、もうキャンセルされてるって言ったじゃない。」
「キャンセルチャージかからないようにしますから、ね。」
どうも怪しいんですね。なんか、裏がありそう。
「どんな宿紹介してくれるの?」
「これなんかどうかしら。」
写真を見ると、なかなかいい感じです。
「1300バーツならいいよ。」
「……、仕方がないでしょう。」
そのとき別の人が入ってきて、係の女性に何かをささやきました。
「あー、万事解決です。いま一件キャンセルが出ましたから。」 -
そんなやりとりがあって、ようやくビーチの方に歩いてきたら、もうはや日が傾いていました。
「今日はいろんなことがあったねえ。」
「うん、ミニバスの運転手さんは警察に捕まっちゃうし、お昼には着くはずが、もうきれいな夕焼けだよ。」 -
クラビのアオナンビーチは本当に夕焼けがきれいです。
-
地図を見ると、アオナンビーチというのは東西に両手を広げたようにきめの細かい砂浜が広がり、ホテルはそのビーチの両サイドに集まっています。
ビーチには植樹が木陰を作る海岸通りが続き、そこを歩けばお土産屋やレストランが軒を連ねて、夜遅くまで客を呼び込んでいます。
のんびり歩いても、15分程度で端から端まで歩けるでしょうか。
写真は西の外れから東に向かって撮ったものですが、東の外れに大きな岩山がアオナンのシンボルのように聳えています。
朝日は、夜遊び疲れた人に合わせるかのようにこの岩山の背後からのんびり昇り、そのせいでしょうか朝方はとても涼しいのです。
ここからバスの移動を考えている人は、点在する旅行代理店によってずいぶん値段が違うことに気づくと思います。
空港へのおんぼろバスも頻繁に走っていますが(バス停もあります)、いざ待っていると来ないのがこの手の乗り物の宿命。
クラビタウンへのソンテウは、行き先を連呼しながらゆっくり走っているので簡単に捕まります。たいていバスターミナルまで行きます。
「いくら?」
なんて尋ねるとふっかけられることがあります。
クラビタウンはとても遠いのですが、他の人が50b紙幣を一枚わたしているのを確認して、降りるときに黙って50bを渡しました。
バスターミナルは50bだしたら、
「60bだよ。」
って言われました。遠〜いもんね。
両替所も、場所ごとにレートが微妙に違います。
ダントツ良かったのが東の外れのボートチケット売り場のすぐそばの店でして、1万円で4071バーツもくれました。(2012年1月18日)
-
ビーチロードは東の外れで内陸に折れて登りになります。
しばらくその繁華な通りを上った右に私たちのホテルがあって、そのさらに少し先にマハラジャというインド料理店があります。食事をするならビーチ沿いよりこのあたりが良さそうです。
「今日は20パーセントオフだよ。」
呼び込みの男性の声に目を店内に向けると、なかなか美味しそうな店構えです。
私らには少し高級でしたが、味はなかなかでした。
チキンカレーに舌鼓を打っていると、外で雷が鳴って、それからものすごい豪雨が店の入り口にカーテンを作りました。
その雨の激しさは、思わず店内の客が全員目を向けるほどでした。
「さっきまで夕焼けだったのに、すごい雨だね。」
「なんか、いいな、夕立。」
こどものころ、東京では夏休みに、よく夕立が来ました。 -
雨はそのまま降り続いて止みそうにないので、走ってホテルに戻ったら、髪からしたたるほどにぬれました。
ホテルの部屋のベランダは賑やかな通りに面していましたから、そこに腰掛けて、通りを隔てた暗い夜の森に降る雨をぼんやりと眺めていました。
目の前の賑やかな通りでは、商店が未練たらたら店を閉めずにいまして、店先で観光客たちが雨宿りをしているのが見えます。
雨はそのまま降り止まず、9時頃に窓の外を覗くと、いつしかどの店も店じまいして、街灯だけが降りしきる雨の中でたたずんでおりました。
遠くの方で、猿が、もしかしたら鳥かもしれませんが、遠吠えのように大きな声を立てています。
翌日も、夜になると驟雨が降って何もかも流し去ってしまいそうな勢いで、それは日中の灼熱の太陽でほてった大地を鎮めているかのように、とても小気味よく感じました。
三日目は、雨は降りませんでした。
すると、代わって人間たちの奏でる騒音が、二日間の鬱憤を晴らすかのようにアオナンの山々を揺するのでした。
「雨のおかげで、二日間も、この騒音から免除されていたのか。」
それはまさに恵みの雨だったのです。
写真はもちろん、昼間に撮ったものです。 -
翌朝、カレーを食べたマハラジャの前に行ってみると、まだシャッターが降りたまま。
「マハラザだね。」
「うん、マハラザだ。」 -
私らのホテルは、便利な場所にあって値段が手頃なのでいつも満室でした。
-
写真の撮り方によってなかなか優雅に見えます。
-
この小さなプールも、日中はプールサイド好きの人たちがしっかりと場所取りをしています。
朝日が岩山の上に顔を出すまでは、ちょっと肌寒く感じます。 -
プール側の部屋(岩山側で少し海も見える)は若干値段が高いようですが、通り側の方が、道行く人を眺めることができるので、人間観察が趣味の妻はいたく気に入っていました。
-
「こりゃほとんど詐欺だね。」
とは、この写真を見た妻の弁。
「うん、詐欺だ。でも、ホントに撮った写真だよ。」 -
山側の階段の踊り場は、ビールを飲むといい時間が過ごせそうです。
ちょっとですが、海も見えます。 -
ホテルから歩いてすぐのところにロングテイルボートのチケット売り場があって、プラナンビーチまで一人片道100バーツでした。
シーズン中なので、すぐに8人くらい集まって出発してくれました。 -
プラナンビーチは10分ほどで着きますが、条件が良ければ水も透き通って熱帯魚をたくさん見ることができます。
目の前のこの島の周りを、一人でがんばって一周してみましたが、ここは期待に反し、たいした珊瑚もなく、このときたまたまだったのか魚影も薄く、おまけにクラゲに刺されて、途中でひどく後悔しました。
写真のふたこぶの間に狭い水道があって、そこを抜けるときにちくちく刺されました。
「赤くなってない?」
「どれどれ……、べつになんともなってないよ。あっ!これはほくろか……」
クラゲの毒に強いのか、刺されてもほとんど変化が現れません。
一度、鰹の烏帽子をアクセサリーのように体から二つぶら下げて水から上がり、妻を仰天させたことがあります。
どおりで痛いと思った……。 -
シュノーケルをしたいのなら、午前の早い時間か午後の遅い時間かのどちらかがよろしいかと思います。
潮加減とか…… -
真昼の時間帯はすごくあついのです。
-
日中はお盆の江ノ島海岸のように(最近行ってませんが)人でにぎわいます。
売店はありませんが、ボートの出店が2,3艘浮かんでいるので、飲み物や食事は心配ありません。
カオパッド、パッタイともに60b。 -
アオナンに戻ってビーチロードの東端をさらに岩山に向かって入ってゆくと、いくつかのマッサージ屋さんがあります。
私たちは、ブルーミングというお店に行きました。
午前10時から午後2時まではハッピーアワーで半額です。
申し訳ないほど安い値段でマッサージをしてもらえます。 -
マッサージは1時間半ほどしてもらって250バーツ、だったかな。
確か、肩首背中コースをお願いしました。途中、
「足の手入れもしますか?」
と尋ねられたので、軽く頷きました。
「顔は?」
と聞かれたので、思わず笑いながら
「結構。」
と答えると、
「おすすめですよ。」
と一押し。これは黙って無視しました。 -
アオナンは観光地ゆえに物価が高く、妻はコンビニで見つけたこのお酒が「安い」と言うことで購入を勧めました。
店員に
「ビールなの?」
と聞くと、意味深長な薄笑いを浮かべておりました。
部屋で早速飲んでみると、どうもワインのようで、明らかにビールとは違います。
「まあ、何でもいいや。」
口当たりが甘いので、ぐいぐい飲んだら、たちまち睡魔に襲われてばたんとベッドに倒れ込んでしまいました。
それから目が覚めるまで、ずいぶんと時間がたったようです。
「これ、サイアムサトーっていうんだね。どっちかっていうと最悪サトウかな。ちびのぱぱサトウにやられる。」
どうも妻はおもしろがっているようです。 -
夜、どうしてもやってみたいものがありました。
ランタン100バーツと書いてあるのをみつけたのです。 -
ビーチロードに出ると、女性がたたんだ提灯のようなものを手に立っています。
ゴミ袋の一番大きいのくらいで、不織布のような紙でできています。
「一つお願いします。」
彼女は頷くと、夜のとばりの降りた浜辺に下ってゆきます。背後には、クルーザーの灯火が波間に揺れて、女性のシルエットを浮かび上がらせました。 -
芯のところ四カ所に火をつけると、やがて熱気が風船の中に充満し、
-
紙でできたランタンは、みるみるふくらんでゆきます。
-
頃合いを見て手を離せば、勢いよく大空に上り、
星と見分けがつかないくらい高く上り、
そして消えます。
「終わったね。」
「うん。」
明日は、ピピ島に渡ろうかと思います。
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