2012/01/29 - 2012/01/29
27位(同エリア77件中)
ころっつさん
日本海側では大雪が降っているとのこと…。久しぶりにポッカリと空いた日曜日に海が見たいと思い、1月でも暖かそうな紀伊半島に日帰りで出かけました。その第二弾の旅行記です。
- 交通手段
- 自家用車
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湯浅は熊野詣の宿場町として栄え、江戸時代には紀州藩の商工業都市として発展しました。金山寺味噌の製造過程から生まれた醤油醸造発祥の地としても知られており、旧市街地の北端には「大仙堀」という名の内港が残っています。
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この「大仙堀」は、醤油の原材料や商品が船から積み下ろしされた場所で、醤油蔵が立ち並ぶ景観は、湯浅のランドマークとなっています。
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醤油蔵には「醤油発祥地」の看板が掛かっています。湯浅の醤油醸造は、紀州藩の保護の下、江戸時代に大きく繁栄し、船を通じて藩外各地にも販売されていました。
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醤油醸造などの商工業を中心に発展した湯浅のまちなみは、歴史的価値が高いことから平成18年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
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まちなみの北西端にあたる場所には観光客用の無料駐車場がありますが、数台しか駐めることができません。その付近には、かつての醤油醸造で繁栄した頃の絵や写真が掲げられています。
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伝建地区を歩きます。明治維新後に藩の保護が解かれたことから、醤油醸造業が大幅に減少し、鉄道や道路の整備が市街地から少し離れた場所で進んだことから、昔ながらの古い町家や細い道が今も残っています。
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醤油醸造を手がけ、明治時代に建築された町家の栖原家。内部は土曜・休日に開館する「湯浅おもちゃ博物館」として活用されており、昭和の懐かしい子どもの遊び道具が展示してあります。
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まちなみの東端を南北に走る鍛冶町通り。
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鍛冶町通りに沿って細長い建物は竹林家。白壁に埋め込まれた虫籠窓が並ぶ町家が特徴的です。
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まちなみのメインとなる北町通りです。伝建地区の北側を東西に貫いており、多くの昔ながらの町家が残っています。
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多くの町家の格子には、このようにせいろや麹作りに使ったもろ蓋という道具を使って、昔ながらの民具を飾っています。まち全体を歴史と伝統を伝える資料館に見立てた「せいろミュージアム」という湯浅ならではの取組とのことです。
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昔ながらの町医者といった建物。
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魚屋の屋号でしょうか…。木の看板と魚を運ぶ木箱が軒先に置いてあります。
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和歌山はみかんの産地ということで、玄関先で無料販売がされています。
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北町通りにある加納家。黒漆喰の壁は大正時代に流行した町家様式です。
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昔ながらの醤油醸造処の看板。先ほど訪れた「戸津井鍾乳洞」と何か関わりがあるのか、同じ「戸津井」の名前が付いています。
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醤油醸造が誕生したのは、金山寺味噌の製造からです。
金山寺味噌は、ご飯にのせたり、酒の肴としてそのまま食べるものですが、名前の由来は、中国・唐の金山寺から持ち帰ったからだとも言われますが、諸説あるようです。江戸時代に紀州藩主・徳川吉宗が将軍となり、全国的にも広まりました。
赤い丸ポストが目印となったこの店舗は金山寺味噌の販売をしています。 -
店屋の名前は「太田久助吟製」。江戸時代後期に建築された建物で、かつては醤油醸造を行っていたそうです。
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歴史を感じさせる店内には金山寺味噌の商品が並んでいます。もちろんお土産に買って行き、自宅でしっかり食しました。
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店の入口には、金山寺味噌の文字を染め抜いた暖簾がかかっています。
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江戸後期に創業した醤油醸造の「角長」の界隈。醤油のまち湯浅を代表する建物で、大仙堀に面した醤油蔵もこの角長のものです。
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角長の店舗の道向かいには、職人蔵があり、内部を見学することができます。
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職人蔵内部には、昔からの醤油醸造に使用する道具が展示されており、こうした道具は湯浅町の文化財にも指定されています。
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角長の界隈。北町通りとまちなみの西端を南北に貫く浜町通りの交差点。
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角長の店舗。歴史を感じさせる建物です。
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同じく角長。
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「醤油のふるさと」を記した看板。
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金山寺味噌の製造過程で樽の底にたまった汁から醤油が生まれたと言われており、老舗の角長では、室町時代のたまり醤油を再現した「濁醤」という添加物を一切含んでいない醤油や江戸時代の製造方法を用いた醤油が販売されています。
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人力の荷車で醤油樽を運んだ時代を彷彿させる風景も残されています。
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紀伊半島はこれまでに地震による津波で幾度となく被害を受けている場所。ということで、湯浅のまちなみに立つ電柱にもこの場所の標高と避難先が書かれています。
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湯浅は降水量の多い地域であるため、軒先には屋根の直下に木板が張られており、雨水が屋内に入って来るのを防ぐ意匠が施されています。これが湯浅の町家の特徴でもあります。
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軒先にはさまざまな昔の生活用品が飾られています。
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浜町通りにある旧赤桐家。明治時代後期に建築された町家で、長く連なる虫籠窓が特徴です。
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塀が個性的な意匠を持つ町家「甚風呂」。その名が示すように江戸時代から昭和の終わり頃まで営業していた風呂屋を保存し、往時の湯浅の生活を今に伝える資料館として活用しています。
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細い小路がどこか懐かしく、今に息づく日常生活を感じさせてくれます。
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昔ながらの看板がかかる文房具屋さん。外観は伝統的町家風に最近改築された建物のようです。
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まちなみに溶け込むように犬が休んでいます。
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冬の早い日暮れが近づいて来たまちなみには、郷愁感が漂います。
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夕暮れが近づき、古いまちなみによく似合う電灯に明かりが灯りました。
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家の前に置いてある鉢に咲くアロエの赤い花と湯浅のまちなみ。
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前に職場の旅行で訪れた湯浅醤油。国道42号線沿いにあり、醤油醸造の過程や醤油蔵を実際に見学することができます。
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湯浅から海岸沿いに有田市に向かう途中の海岸から望む夕日。
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黄金色に染まる紀伊水道。冬の日暮れは早く、そして次の日からまた仕事が忙しくなるので、早目に帰宅することとします。
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この旅行記へのコメント (3)
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- morino296さん 2012/02/25 21:01:54
- 醤油の故郷
- ころっつさん
こんばんは。
醤油発祥の町、湯浅、雰囲気のある町ですね。
白壁に虫籠窓の街並みが良いですね。
「せいろミュージアム」も楽しいですね。
長閑な街並みですが、人の気配がなく、ちょっと寂しいですね。
湯浅は、紀伊国屋文左衛門の出身地と言われ、
文左衛門の像がありますが、ご覧になりませんでしたか?
黄金色に染まる紀伊水道、綺麗ですね。
morino296
- ころっつさん からの返信 2012/03/01 22:09:46
- RE: 醤油の故郷
- morino296さん、こんばんは。
湯浅は伝建地区ということは知っていたのですが、思っていた以上に古いまちなみがしっかりと残っていました。大阪から日帰り観光に適度な距離ということもあってか、まちなみを歩いている観光客が結構いましたよ。写真には入っていませんが…。
紀伊国屋文左衛門の像があるのですか??
残念ながら見てませんね。駅前かどこかに立っているのですかね。
夕陽の時間帯の海は、いつ見てもいいものです。
- morino296さん からの返信 2012/03/02 07:00:49
- RE: RE: 醤油の故郷
- ころっつさん
おはようございます。
> 紀伊国屋文左衛門の像があるのですか??
> 残念ながら見てませんね。駅前かどこかに立っているのですかね。
駅前ではなかったと思いますが、街の中にありましたよ。
http://4travel.jp/traveler/morino296/album/10439088/
morino296
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