2012/01/03 - 2012/01/06
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shinkさん
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年始にバンコクにずっといるのも気が滅入る(飽きる)ので、ちょっとラオスのルアンパバン(旧名:ルアンプラバン)に行ってみることにしました。バンコクからは飛行機でぴったり2時間で到着、案外近い。
旅の雑感として・・ラオスもそうだし、年末に訪れたブータンもそうなのだけど、とにかく神さまにお祈りをしている人が沢山いて、それはとても信仰心があるなあと思いつつ、以前に京都の僧侶と話をしたときのことを思い出した。
人がお祈りをするのは、自分では「どうにもならないこと」があるときであって、昔の日本人はその「どうにもならない」ことが沢山あった。例えば、ちょっとした病気で死んじゃったり天候で不作になったり人生を左右されることが多かった。
でも、いまの日本人は、それらをだいぶ克服できてきていて、多少の病気じゃ死ななくなったし、天候に左右されることも少なくなり、自分では「どうにもならないこと」がだいぶ減ったので、お祈りをすることが少なくなった。
しかし、それでも「どうにもならない」ことはあって、例えば受験勉強とか、縁結びとかは自分の力を越えたところにあるので、こういうのはお祈りに来ているが、日本人がお祈りをする回数が減ったのは人にとって幸せなことでもある、という僧侶の話の内容が僕にはとても印象的だった。
で、ラオスとかを旅行してて、このお祈りが減ってきているという話は日本人らしいのかもと思った。日本人の歴史はこの「どうにもならないこと」を「どうにかすること」をしてきたのだけど、ラオスの人々は「どうにもならないこと」はそのままどうにもならん!と受け流してきて、いまがあるのかも。
まあ、色々な行き方があるなあというのを考えながら旅してました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 船 自転車 タクシー 徒歩
- 航空会社
- バンコクエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
バンコクからは、バンコク・エアウェイズで2時間のフライト。かなり小さいプロペラ機なのだけど、安定したフライトでした。
ルアンパバンに着く直前に、ぐるぐるまわりながら着陸していったのだけど、ブータンをちょっと思い出した。
そんな山の中の空港です。 -
で、これがルアンプラバン国際空港。当然のごとく、飛行機からターミナルまでは徒歩です。
そして、入国から荷物受取までは一瞬で終わりました。日本人はビザがいらないので、入国がラクです。スバラシイ。 -
空港から町までは乗り合いタクシーのようなもので、約10分くらい(料金US5ドル程度)。
で、空港からのタクシーでは軽装で乗り込んできた女子と町に着くまで話してたのだが、空港で働いてる人だった。携帯でFacebookを使いこなしていて、ソーシャルネットワークの波はここまで来ているのかーと実感。
別れ際に写真を撮らせてもらう。 -
宿に荷物置いて外に出たらもう夕暮れ時。ナイトマーケットを少し見て回ってみたりしました。
すごい静かな町でびっくりした。車が少ないことと、人がすごく静かに話をしているので、そう感じるのかもしれない。 -
翌朝。ガイドブックを全然持たずにこの町に来たので、托鉢がはじまる時間がわからなかったのだが、暗闇でやられてもわからないと思ったので、夜明け前後に出発したら、もう宿の目の前で托鉢が行われていた。
ちなみに後で知ったのだが、ルアンパバンの托鉢はだいたい夜明け前後に行われるらしく、季節によって時間が異なるらしい。1月は写真が撮れる時間帯としてはだいたい6時半〜7時くらいに行われていました。
托鉢自体はそれより早朝からやっているみたいだけど、真っ暗なので写真撮れないです。 -
これも、托鉢風景のひとつ。
市民が僧侶に食事を分けてあげるのが托鉢だと思っていたのだけど、ルアンパバンにきてみてわかったのは、僧侶は受け取った托鉢のなかから、あまったものを物乞いにわけていました。
こういう分配の方式ってすごく仏教的で、こういった循環を含めて托鉢なのだろうなあと思った。 -
托鉢をみたあと、ホテルに戻って朝食を食べて、観光に出発。自転車を借りて見てまわりました。
自転車はすごくきちんと整備されていて乗りやすかった。 -
有名どころのお寺を巡ってみましたが、どこもひなびていて、のんびりするにはいい雰囲気。
でも、僕としてはお寺の規模よりも、裏通りにある小さなお寺のレリーフとかの方がきれいだなあと印象に残りました。
もっといえば、自転車を借りずにそこら辺の寺を歩いて巡るだけでも楽しいかも。自転車の速度じゃ見えないものがみえてきます(例:昼寝しているネコとか)。
色んな楽しみ方ができる町だと思う。 -
ところで、この町のお寺のレリーフはすごいきれいなものが多いなあという印象がしていまして、これは旅行から帰ってきた後ルアンパバンに住んでた友達から教えてもらったのだが、この町は美人が多いことで有名な町らしい(行く前に知っておけばよかった)。それで、レリーフもきれいなのが多いのだろうか・・と思ったりした。
そして、いままでは美人が多い町って都市伝説くらいにしか考えてなかったのだが、ルアンパバンについてはわりと信憑性があるんじゃないかと思った。 -
そして、郊外にある市場に行ってみました。トマトがおいしそう。
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沢山のロウソクを使って食事を照らしていて、なにかのパーティーみたいにもみえるけれど、普通のお総菜屋さんでした。
買って持ち帰ることもできるし、その場で食べることもできるみたい。 -
仏壇とかの供養に使うお供えの花を作っています。
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お菓子を作っていたお姉さん。ココナッツの焼き菓子がうまかった。
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そして再びお寺を巡ってみることにする。
辰年ということで、龍の絵をコレクションしてまわったが、もう年賀状には使えなかった・・。12年後に備えておくことにする。 -
王宮前の公園でひと休みをしている。
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で、物売りのバイト?をしていた女の子。この子とは、この後もちょくちょく出会ったが(それくらい町が小さい)、物を売るというよりも遊んでるついでみたいな感じで、切迫感がないのがいいなと思った。
これが、カンボジアとかだと、話聞いてて「お前も大変なんだな・・」とか思ってしまうのだが。 -
この町に来たみんなの旅行記を読んでいたら、とりあえず船には乗っておけ的な感じだったので、僕も乗ってみることにしました。
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船にのって向かったのはメコン川上流にある洞窟のお寺。なかには沢山の仏像が飾られているらしい。
同乗したのは、不思議なアメリカ人カップルと寡黙なオーストラリア人。そして、日本人女子2名。
いやー、日本人って女子の方が行動力あるんじゃないだろうか。 -
洞窟に行く途中に休憩スポットで村に立ち寄ります。なんていうか、タイとかをトレッキングしてると突然現れる観光客向けな村という感じだった。
でも、土手には菜の花が咲いていたりして、とても平和そうな風景で、それには癒されました。
ラオ・カーオ(きっつい蒸留酒)の試飲もできたし。 -
こちら洞窟寺院。たしかに数が多くてびっくりした。入場料20,000キップ。
なんかラオスってどのお札も似ている上に、桁数が多いので間違えそうになる・・。 -
メコン川の流れをみる。上流なので流れは結構速いです。遠くの山並みとかが中国の桂林を思わせます。
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ルアンプラバンの町に戻ってきて、またもやウロウロと散歩。
お寺の中では英語ができる僧侶がいれば会話を楽しんだりすることもできます。 -
ルアンパバンの裏通り。こういう通りが楽しいんだよなあ。
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裏通りには古い町並みも残っていて、なかなか味わい深いです。とにかく人がのんびりしていて、散歩をしていたも楽しい。
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洗濯物が干されていたりとか、人の生活が垣間見えるのがまた楽しい。
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夕暮れどきには、プーシー山に登って夕暮れに染まるルアンパバンの町並みを眺めてました。
そうそう、僕がここに来ようと思ったのは、この写真をどこかで見たからだった。実際に来てみると、たしかにこの景色も美しいけれど、町中とかも十分に魅力的な面白い町だと思った。 -
そして、ルアンパバンの夕陽が沈んでいきます。晴れた日と霧がかかった日の2回登ったのだけど、晴れた日の頂上はかなり混み合っていました。。
僕としては霧がかかった日の夕暮れの方が幻想的で好きだったのだが(上の写真の方)。 -
そして、ナイトマーケットを再び散策。
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ラオスといえば、織物が有名なのであれこれ探してみた。
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品物自体はタイから輸入しているんじゃないの?というものが多かった。。
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マッサージ店に行ったら、すでに先客でいっぱいで、ここならあいているということで通されたのがお店の2階。
で、上がってみると普通の家でした。。なんかリビング兼寝室みたいなところに通された。
神棚みたいなところにドラえもんとキティちゃんが飾られていて、神々しさを感じます。 -
で、まくらには・・・ス、スヌーピー? ミッキーマウスからもらったかのような靴履いてます。
実際、スヌーピーはハリウッドに行ってミッキーマウスから靴をプレゼントされているので、そのエピソードのものだとしたら、相当マニアックなものだな・・・(違うと思うけど)。
そして、ウッドストックは不思議なヘアバンド巻いてるし・・60年代意識しすぎだろう。
という不思議な空間でマッサージされました。おもしろかった。 -
そして、また朝の托鉢風景。
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托鉢ガール。
無言でせっせとお米を入れてます。タイミングが重要らしく、僧侶との行きがあわないと、ちょっと列が乱れたりします。
なんか、給食の配膳みたいだと思った・・・。 -
ふと見上げるとネコが昼寝してました。
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そして、3泊4日の旅が終了。あっという間に終わってしまったなあ・・という印象。
もう少しのんびりしながら町を歩いてみたかったので、次回チェンマイ行くタイミングで少し足を伸ばしてみてもいいかなと思った。
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この旅行記へのコメント (3)
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- わんぱく大将さん 2012/03/06 09:13:28
- 祈りは、なにもお願するだけではなく
- shinkさん
毎度! shinkさんは、BCNでたしか、サン・パウに行かれたと記憶してるのですが。
さて、お祈りのお話ですが、人それぞれで、私は、その僧侶とは反対。
何かをお願いするのにお祈りではなく、感謝をするのにもお祈りだと、思います。 で、減ってきてるといことは、人間は、自分の力でと、高慢になってきてるように思います。 クリスチャンのはしくれがなに、言ってるんだといわれそうですが、実際、私の廻りの信者さんはそうです。
ここ、年配の女性から、子供まで、別嬪さん多いですよ。 大将
- shinkさん からの返信 2012/03/07 15:41:08
- RE: 祈りは、なにもお願するだけではなく
- 大将さん
こんにちはー。ハイ、バルセロナではサン・パウ行きました。中が見学できるツアーには参加できなかったので、大将さんのサン・パウ病院の前身である建物みて、こんな感じだったのだろうか・・と思ってみてました。
てか、すごい情報量で何度も読み返してます。普通にデザイン系のサイトでも、あれだけ情報量のあるところってあんまないと思う。
で、お祈りについて。たしかに!大将さんの意見を読んでそう思いました。感謝のためのお祈りって自分を振り返ってもないなあ・・と。ちょっと考え方を改めなくては・・と思った。
- わんぱく大将さん からの返信 2012/03/08 09:22:34
- RE: RE: 祈りは、なにもお願するだけではなく
- > 大将さん
>
> こんにちはー。ハイ、バルセロナではサン・パウ行きました。中が見学できるツアーには参加できなかったので、大将さんのサン・パウ病院の前身である建物みて、こんな感じだったのだろうか・・と思ってみてました。
>
> てか、すごい情報量で何度も読み返してます。普通にデザイン系のサイトでも、あれだけ情報量のあるところってあんまないと思う。
>
> で、お祈りについて。たしかに!大将さんの意見を読んでそう思いました。感謝のためのお祈りって自分を振り返ってもないなあ・・と。ちょっと考え方を改めなくては・・と思った。
shinkさん
いわゆる、“お礼まいり”もあるやろ? 大将
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