2011/12/21 - 2011/12/31
107位(同エリア250件中)
陽菜さん
いよいよ今回の旅のメインでもあるガラパゴスクルーズです。
ガラパゴスには、自然を守るためにさまざまな決まりがあります。
外国人は島に入る時 USD100の税金を払います。それが島を守る資金の一部に使われます。また島に上陸する際にはナチュラリストという専門のガイドの指示に従って歩くので、勝手な行動はできません。
1日に2回(午前と夕方近く)上陸観察ができ、その間の時間で島から島へと船が移動します。移動している間にランチタイムがあったり、夜は食事の後に翌日の説明があったりします。
説明は、スペイン語のグループと英語のグループに分かれて行われますが、今回はアメリカ人・カナダ人・日本人・・全員英語グループでした。
上陸の際の注意点などは英語でも何とか理解できるのですが、ナチュラリストは動物の生態や、島の地層、歴史など詳しく説明してくれるので、かなり難易度の高い英語になります。せめて動物の名前ぐらいは予習しておかないと何を言っているのかわからなくなります。
まあその時はその時で自然をめいっぱい楽しみましょう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 船 徒歩
- 航空会社
- デルタ航空
- 旅行の手配内容
- その他
-
大型船は岸に近づけないのでこの「ディンギー」というゴムボートで船まで行きます。スーツケースを持っている人もいて「えーっコレに乗るの?」と大騒ぎでしたが、この先毎回これにお世話になることに。
しかもよく揺れます。救命ベストは着ているものの最初はコワゴワ。
私はスーツケースをキトのホテルに預けて、大きなリュックひとつだったのですが、乗る時にバランスを崩すため先にリュックを乗せてもらってからボートに乗り移りました。 -
見えてきたのが「レジェンド号」
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乗りこんですぐに案内された部屋。
ジュニアスイート・・ということで窓が大きいです。
一番安い部屋は「窓なし」・・要するに海の中に沈んでいる状態。
次のランクは「丸窓」・・ようやく水面に上がってきたけど小さい窓なのでのぞきこまないと海が見えない。
その上がこの「ジュニアスイート」
さらに2ランクぐらい上があり、バルコニー付きの部屋もあります。予算と相談の上。。。ということで。 -
簡単なデスクがあり、無料のミネラルウォーターが置いてあります。資源を大切にするためにペットボトルはこれ1本をクルーズの間中使いまわします。(水がなくなると補充する)
後は収納スペースとユニットバスという造り。
「スイート」というのは名前だけな気がするけど、船だからこんなものでしょう。収納内部には、セーフティボックスもついています。
そして荷物を置くと同時にアナウンスがありお約束の避難訓練!! -
クルーズ船の場合、乗ってから何分以内に避難訓練をするというのが義務づけられているそうです。部屋にあったセーフティジャケットを身につけて甲板に上がります。
そこで救命ボートの位置や行き方の説明を受けました(英語)
写真は甲板にあったガラパゴス諸島の地図。 -
避難訓練の後、実際にボートを見に行ったり、シュノーケリング用のウェットスーツやフィンを借りたりしました。
-
ここにもゴムボートがいっぱい。
ひと通り船内を見回った後、グループ分けの発表があり、グループ毎のテーブルでビュッフェランチ。
その間にレジェンド号は、最初の上陸地ノースセイモア島を目指して進んでいきます。 -
ノースセイモア島は、バルトラ島からすぐ南にある無人島です。
ガラパゴス諸島は、火山の噴火によってでき、過去の歴史の中で一度も大陸とつながったことがないので、それぞれの島特有の固有種が生存しています。
ですから同じイグアナでも、サンタクルス島で見たイグアナとは大きさや色が違うそうです。
人間が上陸して、それぞれの島特有のもの(たとえば植物の種など)を運んでしまうといけないので、船に帰ると靴の底を水で流したりして種の保存に気をつけなければなりません。 -
今回は「ドライランディング」といって船からいきなり陸地に上陸しました。
乗り降りの際には、ナチュラリストがたくましくフォローしてくれるので大丈夫。
いきなりアシカの親子がいてびっくり。逆に驚かさないようにそっと横を通ります。 -
ノースセイモア島のイグちゃん発見。
乾いた土のせいか、イグアナの色も茶色っぽい気がします。 -
無人島だし整備も何もされていないので、歩く時も石がゴロゴロしている上を転ばないように気をつけて進みます。
でも、ふと海の方を見るとこんな大自然が広がっていて和むこと間違いありません。 -
遠くに「グンカン鳥」が見えます。
島固有なのは動物だけでなく、植物も島毎に特徴があるそうです。 -
望遠レンズで撮ってみました。
一番左の「のどの下が赤い鳥」がオスです。
ちょうど繁殖期だったので、オスが求愛のためにお腹(?)を膨らませていたので見分けがつきました。 -
この子は「カツオ鳥」
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陽のあたる岩場ではアシカが昼寝中。
熱くなると、海にもぐってまた戻ってきます。 -
もうめずらしくなくなってきた・・・。
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アシカとカツオ鳥と海イグアナの共存。
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夕焼けがキレイ!!
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さて、船に戻って夕食です。
夜はコース料理。ランチタイムにスープとメインの希望を聞かれ、それがディナーに出てくるので、わざと席替えして遊んだら「明日は席替えしないでね」とお願いされてしまいました。
前菜のサラダ(中にマッシュポテトが入っています) -
この日のスープは人参のポタージュをセレクト。
コンソメとポタージュから選ぶようになっています。 -
メインのチキンソテー。
こちらも魚か肉で好きな料理を選びます。 -
デザートはいちごのババロア。
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船の上から眺める夕焼けはさらにロマンチック☆
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2日目午前中はサンタクルス島の西にある「ドラゴンヒル」に上陸しました。「カニ」発見!!
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「ナントカフィンチ」・・あまりにいろいろな鳥がいて、もう名前がわからない。。。
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これが「ドラゴンヒル」と呼ばれる小高い丘。
裾野一帯が陸イグアナの保護区になっているそうです。 -
いました!!
陸イグアナ。 -
右のイグちゃんが、左の子を威嚇しています。
この後、この2匹で大喧嘩がはじまり、終わるまでこの道が通れませんでした。
ガラパゴスでは動物優先。 -
サボテンの花(だと思う・・)
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内陸のラグーンです。
フラミンゴが羽を休めに来るらしいのですが、この日は見られませんでした。残念! -
ガイドのお兄さん(本当はおじさん)が、別の場所でフラミンゴを探そうと言っています。
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青あしカツオドリ!!
本当にキレイなブルーの脚に感動します!! -
ちょっとだけ近づいてもう1枚。
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午前中の観察からいったん船に戻りランチタイム。
エクアドルでは、朝のビュッフェで果物が豊富に供され、ランチビュッフェでは生野菜がたっぷり。 -
午後はフロレアナ島に上陸します。
はじめてのウェットランディング。
海の中に入って歩きながら上陸するので、素足にサンダル(脱げにくいもの)が基本です。 -
アシカのコロニーのある浜辺を通り、塩水のラグーンに向かいます。
ここでも、フラミンゴには遭遇できず。 -
カニはいっぱいいるんだけどね。
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後半はシュノーケルタイム。
ウェットスーツとフィン、マスクを借りて各自自由にシュノーケルをした後は、それぞれ好きな時間にディンギーに乗りこみ船に戻ります。
アシカといっしょに泳げだという人もいました。 -
この日の夕食はバーベキューです。
レストランではなく、甲板の好きな椅子に座っていただきます。
いつも同じグループの人達とばかり食事するので、あえて日本人グループを避けて座っていたら、アリゾナから来られたアメリカ人一家とご一緒できました。
せっかくクルーズ船に乗ったんだから、いろいろな国の人達とお話したいですよね。話題はやはり「東日本大震災と原発のその後」でした。 -
お食事はビュッフェスタイルなので、好きなものを各自運んできます。
デザートもたっぷりありました。 -
なぜか急に朝ごはんの写真。
3日目は、諸島内最南端のエスパニョラ島に上陸します。
今回のクルーズのメインなので楽しみ!! -
エスパニョラ島は海鳥の楽園と言われていて、数々の海鳥を見ることができます。
アシカの数も半端なく、自然が豊富なガラパゴス諸島の中でも一番自然が手つかずで残っているイメージがあります。 -
ここのイグアナは海イグアナがメイン。
しかも、諸島内で最も色鮮やか(赤味が強く、緑色も濃い)な種類が見られます。 -
アシカの子ども
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海イグアナの親子(夫婦? 友達?)
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かつおどり(・・だと思う)
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フィンチ
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青足カツオ鳥(これだけは自信あり!!)
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あほうどり(・・だったかなあ)
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グンカン鳥(・・だと思います)
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カツオ鳥の赤ちゃん。
かわいそうに、親鳥からはぐれてしまったようです。 -
親からはぐれると一人ではまだ生きていけないそうですが、人間は下手に手助けをしてはいけないんです。
自然を守るっていうのはそういうことなんですね。
難しい・・・ -
午前中の上陸が終わって船に戻ると、いつも簡単なオヤツタイム。
今日はチョコレートフォンデュです。
幸せ!! -
午後の上陸は「サンクリストバル島」です。
町の名前は「プエルト・モケリソ・モレノ」
約5000人の住民が住むガラパゴスの行政中心地です。
ここは動物を保護している施設があり、陸亀の保護区を見学しました。 -
実際はかなり大きいです。
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でも、小さい頃は本当に小さくて他の動物に食べられてしまうので
ある程度の大きさになるまでしっかり保護されています。 -
ひとつが大体3〜5センチぐらいの体長。
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住民がいる町なので、当然カフェやレストランもあります。
生ジュースは本当に安くて美味しい!! -
人のために作ったベンチで堂々と昼寝をするアシカ。
それを避けてそっと通る人間。 -
お店の看板も可愛い☆
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ディナーのメインはシュリンプのソテーにしてみました。
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明日はいよいよ下船の日なので、夕食後は荷物をパッキング。
クリスマスは終わったのに、いつまでも飾ってあるサンタクロース。 -
クルーズ4日目、下船前にサンタクスス島の「ブンタカリヨン」という断崖に鳥が集まるのをボートから見るツアーに参加しました。
シュノーケル希望の人達はそっちのツアーもあり、好きな方を選べます。
もちろん「船で寝てます〜」っていうのもあり。 -
見えにくいけど、魚もいっぱい泳いでいます。
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断崖絶壁なのに、アシカが・・・。
どこから来てどうやって登ったんだろう。 -
レジェンド号でサンドウィッチが配られ、バルトラ島の桟橋で下船。空港にバスで向かいます。
荷物は、空港まで別便で届けてくれるそうです。 -
バルトラ空港到着
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ちょっと時間があったのでお土産物屋さんを見学。
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短い時間ですが、また機内食が2回も出ます。
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最終日、キトに着くのは15時ぐらい。アトランタ経由で日本に向かう飛行機は深夜便・・・ということで荷物を預けていたホテル(カフェクルトゥーラ)にデイユースをお願いしていました。
買い忘れたお土産をインディアンマーケットでちょっと買い物し、シャワーを浴びて21時頃のピックアップまでベッドで身体を休めます。 -
前半とは違う部屋でしたが、ひと部屋毎にインテリアが違うので楽しめます。
そして何よりも夜遅くまで部屋が使えるのは助かります。夕食も外出でずにサンドウィッチやバナナや持っていたお菓子の残りとか・・。
いつか南米までの直行便ができるといいのですが、乗り継ぎ含めると24時間のフライトはやはりハードですね。
でも、南米最高だったので、また来たい!!
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