メキシコ・シティの新名所「ソウマヤ美術館」

2012/01/21 - 2012/01/21

世界一の大富豪、メキシコのカルロス・スリム氏の亡きソウマヤ夫人が生前コレクションされていた６万６千点に上る美術品を展示する新しい美術館です。実は１９９４年に旧ソウマヤ美術館は別の場所に開館していましたが、スリムグループが新しく開発したビジネスセンターに新館を建設しました。
場所はポランコのはずれにスリムグループが新しく開発中のビジネスセンターの角で、その特異なデザインの建物と共に入場無料ということで話題となりました。
さすがに世界一のお金持ちのコレクション！凄いマスターピース揃いの展示でした。

エリア メキシコシティ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

この建物のデザイン、変わっていますね！グッゲンハイム美術館を意識したとも言われています。
実はブルガリがプロトタイプのデザインをしたらしいです。銀色のプレートは当初プロトタイプ通りの長方形だったのですが、光の反射具合が気に入らなかったのか？途中から６角形のプレートに全面的に貼り直されました。
時々横の道路を通りながら、大きなクレーンの先で１枚１枚手作業でプレートを貼り付けて行く工事を見かけましたが、大変な作業だったようです。
建物内は６階のフロアーがらせん状に接続されていますが、外からは判りません。

入り口は金属探知機のゲートがあるだけで全くの無料です。
ホールでは有名なロダンの「考える人」が来訪者を迎えます。

先ずはエレベータで一番上の５階まで上がり、後は歩いて最上階の６階の彫刻展示フロアーにやって来ました。

とんでもない数の彫刻がありますが、特にロダンのものとダリの彫刻が非常に沢山ありました。多分ソウマヤ夫人がお好きだったのでしょう。勿論全てオリジナルです。
この後は余り説明を加えずに展示された作品を次々にお見せします。

ダリのゾウさんですね

ダリの笛吹き童子？

これもダリ

こちらの方にはロダンの作品が・・・

５階にはメキシコの作家の作品や遺跡から発掘された壺等の考古学的価値の高い美術品も展示されている。

メキシコのプリンス

壁画

４階に降りて直ぐの処にルノアールの彫刻！

ぷっくりしたお尻が可愛く、気に入りました！
これ欲しい！

鳥獣戯画みたいです

ダ・ビンチ！

彫刻や絵画だけでなくこんなピアノも！

象嵌が施されたスペインの美術家具。

このフロアーは彫金系やコインのコレクションが中心。

歴史的コインのコレクターが見たらよだれが出そうな凄い数と希少価値の高いコイン。

金貨

これがブルガリ製、純銀の美術館建物のプロトタイプ

今回は初めてなので、ザッと一廻り。無料なので又今度ゆっくり狙ったフロアーにだけ来ることにします。
しかしこれだけの数の一級品のマスターピースが揃う個人美術館で無料開放とは！さすが世界一の大富豪！豪儀なものです。