剣山１９５５ｍと次郎笈１９２９ｍ

2009/11/08 - 2009/11/08

　四国の剣山は、深田久弥氏の日本百名山、岩崎元郎氏の新日本百名山に選ばれている山です。
　麓までのアプローチは長いものの、登山口の見ノ越からはリフトも付いており、誰でも比較的簡単に、頂上に立てる山です。
　私は秋の心地いい日、山仲間と一緒に、剣山に登り、隣の次郎笈まで足を延ばしました。

エリア 剣山周辺(徳島)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　車で瀬戸大橋を渡って四国に入った私達は、徳島県へと向かい、坂出から国道４３８号線をたどります。
　ここは、香川県と徳島県の県境近くにある「道の駅ことなみ」です。休憩して行きます。

　「道の駅ことなみ」です。ここには平賀源内ゆかりのみかど温泉があります。私達が立ち寄ったときは、まだ早すぎて閉まっていました。
　
　そのまま国道４３８号線を走り、貞光を経由して剣山に向かいます。

　剣山の登山口、見ノ越にやって来ました。
　見ノ越からは、歩いても登れますが、リフト利用で簡単登山できます。今回は年配者も一緒ですから、リフトで登ることにし、車を止めて、リフト乗り場にと急ぎます。

　見ノ越からはリフトを利用すると、西島駅までわずか１５分で簡単に運び上げてもらえます。料金は往復で大人１８００円です。

リフトからの眺望は素晴らしく、三嶺など多くの山が見えます。

リフトの終点駅の西島駅に到着しました。
私達はここから尾根道を登り、刀掛け松経由で剣山の頂上を目指します。

これはリフトの西島駅にある「つるぎさんてくてくマップ」です。

剣山へと登る途中で振り返りみた展望です。山の中腹を走る山岳道路が、はっきりと見えています。

剣山から三嶺方面を見たものです。

　刀掛けの松のところまで来ました。
　ここは大剣神社と宝蔵石神社との分岐になっていますが、私達は宝蔵石神社から剣山の頂上へと向います。

道の端には、２、３日前に降ったという雪が少し残っていました。

剣山頂上直下に建つ剣山頂上ヒュッテと、宝蔵石神社が見えてきました。

剣山頂上ヒュッテと、宝蔵石神社の所まで登って来ました。

　剣山頂上ヒュッテの裏手、測候所の跡に登って来ました。祠が祀られています。
　ここも広い剣山頂上の一角ですが、一等三角点まではまだ２００ｍあります。

剣山の山頂一帯は平家の馬場と呼ばれているとても広い台地です。剣山の頂上標識のある所は、木道のはるか先です。

剣山山頂１９５５ｍ地点にやって来ました。ここからの展望は最高で、晴れて空気の澄んだ日には、遠く瀬戸内海まで見えます。

剣山山頂です。ここに剣山の一等三角点が埋まっています。周りに柵とロープがあるので、残念ながら、剣山の三角点にはタッチできません。写真だけで我慢します。

剣山の頂上で、お弁当を食べた後は、隣の次郎笈へと向います。

大きく見えているのが、次郎笈１９２９ｍです。次郎笈へは、一度コルまで下ってから、登りかえします。

剣山と次郎笈のコルまでくだって来ました。振り返り見た剣山頂上です。その先に、二の森もみえています。

コルからの急登を、次郎笈にと登る途中で、振り返り写した、剣山（１９５５ｍ）です。ミヤマクマザサに覆われた剣山は、ゆったりと裾を曳いていて、とても綺麗です。

次郎笈を巻く巻き道の遠く先、三嶺が見えています。かつて、テントを持って5人で、剣山から次郎笈を通って、三嶺まで縦走した日のことを、懐かしく思い出しました。

見えているのは、剣山から二の森、一の森へと続く稜線です。

次郎笈１９２９ｍの頂上です。

次郎笈山頂からの三嶺です。見えているのはかつて私達も歩いた三嶺へと続く縦走路です。

次郎笈の頂上は、11月にしては暖かく、穏やかで、とても気持ちいいです。登山者も憩っています。

次郎笈の頂上を後に、剣山と次郎笈のコルまで、引き返し、分岐から大剣神社に向かいます。

大剣神社の奇岩、御塔石が見えています。

大剣神社の奇岩、御塔石の所には、安徳天皇ゆかりの御神水が湧いています。この水は、名水百選に選ばれています。

これが、名水百選に選ばれている安徳天皇ゆかりの御神水です。

そして、ここが大剣神社です。お参りして行きます。

　私達は、大剣神社の鳥居を潜り、リフトの西島駅へと急ぎ、リフトで見ノ越へ下山したのでした。
　のんびり、ゆっくり剣山で遊んだ4時間45分でした。