2008/09/09 - 2008/09/12
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deracineさん
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人は都会の喧騒や人生の瑣末な争いに飽き飽きして旅に出たいと思うことがあります
とびっきり雄大な景色に浸って、母なる地球 ”マザーアース” に抱かれたいと恋焦がれる時があります
還暦を過ぎ心身ともにやや疲労気味の私もそうでした そこで以前から見たかったオーロラを見る旅を計画、オーロラが見えなかった場合の保険としてカナディアンロッキーも付け加えました
目的地は一番見られる確率が高いといわれるイエローナイフ
しかも寒い冬を避けて9月に行きました 果たして夏でもオーロラは首尾よく見えるのでしょうか?
本編は「極北カナダ・イエローナイフ独り旅」編です
旅行後半の「カナディアンロッキー編」は稿を改めて書いています
左の写真はやっと見られた期待はずれのショボイオーロラ
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
ネットで見つけたTICトラベルという会社が催行する「イエローナイフ&カナディアンロッキー6日間」というフリープランツアーをアレンジし以下のとおりとした
イエローナイフ4泊(+2泊)+バンフ3泊(+1泊)+機中泊=8泊9日間
9月9日 19:00成田発バンクーバー行きエアーカナダ・エコノミー便に搭乗 -
秋の釣瓶落としの夕暮れは美しい夕映えとなって成田空港を照らしていた
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最初の機内食
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バンクーバーに近づくと富士山に似たレーニエ山が見えてきた
バンクーバー到着後カルガリー往きに乗るのだがモニターを見るとDELAY(遅延)の文字が、、、、
カルガリーでの乗り継ぎ時間に余裕がないので空港スタッフに交渉し早い便に変更してもらって一安心と思ったところが、、、、、 -
ここで大トラブル発生!!! なんと財布がない!!
財布の中にはクレジットカードとスーツケースの鍵が入っているため旅行継続不能だ
青くなって空港スタッフに相談したところ奇跡的に遺失物センターに届いていた
多分お尻のポケットに入れていたので飛行機内の座席の上に落ちていたのを乗務員か誰かが届けてくれたのだろう
このことのおかげでカナダに対する好感度が一気にアップし、その後も数回訪れている
写真はスペースシャトルの緊急着陸地にも指定されているほど広いカルガリー空港。この広い空港内を財布を探し回って疲労困憊した -
カルガリーからイエロナイフは Air Canada Jazz 運航のかわいい飛行機に乗った
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やっと来たぜ!イエローナイフ
歓迎を現す先住民のオブジェ、イヌクシュクとシロクマ君が出迎えてくれた
オーロラビレッジのスタッフがここから郊外のオーロラ観測地オーロラ・ビレッジまでクルマで連れて行ってくれた -
イチオシ
イエローナイフ郊外のオーロラ鑑賞所、オーロラ・ビレッジ
先住民のティーピと呼ばれる住居を模した休憩所の明かりが美しく湖面に映る -
ティーピの中には暖かい飲み物と暖房が用意されている
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初日のオーロラは肉眼ではほとんど見えないような暗いオーロラ(5段階レベルで一番下)だった
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イチオシ
二日目の夜のオーロラはビレッジに向かうバスの中から既に見えていた
急いで降りて撮ったのが左の写真。ただし肉眼ではこれほど緑は見えなかった
オーロラビレッジの判定ではこれがレベル2(動きのないオーロラで鮮明ではないがオーロラが確認できる)、最高はレベル5(活発なオーロラ?ブレークアップ) -
イチオシ
やっと見えたオーロラに歓喜する大阪から来た美女二人
イエローナイフの後はナイアガラのカジノで一儲けすると言っていたが結果や如何?
オーロラをバックに記念写真に撮ってプレゼントした(実際はオーロラと人物のみの写真を画像ソフトで合成したものだがプロの写真よりオーロラがキレイと好評だった 外交辞令か?) -
ホテルはショッピングモール内の一角にあって便利なイエローナイフ・インを利用
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大きくて高いベッドのあったシングルの部屋
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街中で見掛けたシロクマ君のナンバープレート
カナダは州ごとに特徴あるカタチを採用しているようだ -
ホテルから徒歩圏にあったビジターセンター(観光案内所)
少し無愛想な若い女店員がいた。みやげに買ったフリースのカナダ製ベストは今も愛用している -
案内書で買った北極圏入国証明書(発行料金 $1.00)
「貴君は積極かつ勇気を持って真の北極探検家の大胆なる精神で北緯60度を超えられました よってここに北極探検家協会60度支部の名誉ある構成員であることを認めます(直訳)」という少し大袈裟な文章付きの証明書(名前の部分はぼかしています) -
イエローナイフ唯一のスシ店「スシノース Sushi-North」 現地人が一杯で繁盛していた。なお店員は日本人だった
さて肝心の味だが残念ながらそれは sushi であって寿司(すし)ではなかった まずシャリの味が違う コメ、それから酢が違うのだろう 日本の回転寿司の方がおいしいと思った -
これが「オーロラセット」 $15.00 カルフォルニアロール(アボガド、きゅうり、カニかまを巻いたもの)+(エビ天、レタス、きゅうりを巻いたもの)+にぎり(サーモン、マグロ、エビ) お茶はサービス
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3日目(9月11日)は朝から雨のためカネを使わず時間がつぶせる場所としてホテルから歩いて行けるノーザン・ヘリテージ・センター(正式には Prince of Wales Northern Heritage Centre)を訪れた
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オーロラのパックツアーでよく使われるエクスプローラーホテルの少し先にあった。入口には鉱山殉職者の慰霊碑があった(合掌)
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イエローナイフの人口は約2万人で19世紀にゴールドラッシュで出来た町だが近年はダイヤモンドとオーロラなどの観光産業で急成長している(2003年のノースウェスト準州の経済成長率は10.6%)
景気が良いせいかここだけは州税としての物品税は無い(ほかにはオイルサンドで潤っているアルバータ州も無税)
またここには先住民も多く住んでおり、職を求めて世界から集まった人々と伴に人種のルツボ状態を醸し出している
町を歩いても色々な顔、形の人々に出会う 公用語は11言語もある!! -
館内の表示も先住民の言語でも書かれている
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これが先住民の住居、ティーピ
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イエローナイフが属するノースウェスト準州は鉱物資源に恵まれ、様々なレアメタルやダイモンドを産出する
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これがダイヤモンドを産出するキンバーライト鉱石
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昨今よく話題に上るレアメタルも産出するらしくパソコンのどこに使われているか分かりやすく展示されていた。この事を館内にいた学芸員に褒めたら喜んでくれた
「ダイヤモンドが採れて儲かるでしょう」と水を向けると「いやいや儲かっているのはデビアスだけです」と言っていた -
建物は2階建てでいわゆる立派なハコモノでイエローナイフの昔と今を展示している
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2階のレストランで昼食をとった
スパゲッティは富士山のように高く盛られボリュームタップリで$15.96(税込み)
半分も食べられず撃沈した -
イチオシ
昼間はスレーブ湖に突き出た半島にあるオールドタウンまで出掛けてザ・ロックと呼ばれる展望台からイエローナイフの町が一望できた
左はパノラマ合成写真です -
極北カナダ地域ではブッシュ・プレーン(未開地用汎用機)と呼ばれ車輪、スキー、フロートなどあらゆる地形でも離着陸できる軽飛行機が大活躍している
左のモニュメントはブッシュ・プレーンのパイロットに捧げられたもの -
オールドタウンにはあちこちに水上飛行機の発着場があった
水上飛行機にも乗ってみたかったが最小催行人数に達せず実現しなかったのは残念 -
水上飛行機の離陸シーンなど見れるのは珍しいので飽かず眺めた
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地球の歩き方に掲載されていたブルックス・ビストロを訪れた
店内は多くのサインや張り紙で覆い尽くされていた -
名物「アークティック・チャー(北極イワナ)のグリルを食べた
ボリュームたっぷりだったが自分の口には合わず、日本の塩シャケの方が美味しいと思った
写真がアークティック・チャー(北極イワナ)のグリルで自家製サラダ付 42CCAD(カナダドル)なりのトホホな値段 -
店内にはアンティークな飾り物が置かれていた
極北の早い秋は既に黄葉を運んできていた -
ホテルが入っているショッピング・モールにあった1ドルショップ
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イエローナイフの観光名所となっているショッピングセンターの温度表示前で記念写真を撮る日本人観光客
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ラストチャンスの4日目(=9月12日)は午後から急速に天気が回復し、夕陽がきれいだった。今日こそは見事なオーロラが見えるかなと期待に胸弾ませて迎えのバスに乗った
ところがオーロラビレッジに着くころには段々と憎っくき雲が広がってきた。十三夜の月が厚い雲の隙間から覗いている。月のおかげで空は明るかった
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深夜1時過ぎになると今度は西の空、ティーピの上にもかすかに煙が立ち昇るようにオーロラが現れた
そしてそれは次第に東の空のオーロラと合体し恰も天空から垂れ下がるカーテンのように見えた -
天空になびくカーテンのように真上に現れたオーロラ
雲がなければ素晴らしい光景が拝めただろうと思うと残念至極 -
やがてそのうっすら白く見えるカーテンはめまぐるしく変化した。その姿は雲に隠されまいと必死に戦っているようにも見えた
雲との執拗な戦いはその後も続いたが2時過ぎには敗色濃厚となり殆ど雲に隠されてしまった
さて今回のオーロラツアーの成績であるがレベル2以上を○とすると2勝2敗だった
また参考までにオーロラビレッジのHPによれば前後の日を含めて以下のとおりだった
9月08日 レベル5(ブレークアップ)
9月09日 レベル1(ツアー1日目)
9月10日 レベル2( 2日目)
9月11日 レベル1( 3日目)
9月12日 レベル2( 4日目)
9月13日 レベル5(ブレークアップ)
日程を前後一日いずれかにずらして出発していればブレークアップが拝めたのだが、、、、 -
やや不完全燃焼のオーロラツアーを終え今度はカナディアンロッキーを目指しカルガリーまで飛んだ
写真はカルガリー行きの Air Canada Jazz 運航のかわいい搭乗機 -
飛行機の窓からグレート・スレーブ湖が見えた 世界で10番目に大きい湖で四国の1.5倍もある
さらば、イエローナイフ! また来る日まで、、、
(下記リンクのカナディアンロッキー編に続きます)
https://4travel.jp/travelogue/10638994
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