2011冬　台湾経由でタイ・チェンライへ　⑮（台南観光-その２・代天府)

2011/12/24 - 2012/01/02

『南鯤[魚身]代天府』
資料によれば・・・
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台南市北門区に位置し、台湾で最大規模を誇る「王爺廟」。
鯤[魚身]の名はその地形から。台湾西南の海岸に分布する多くの砂丘の形状が、北冥の地に住み数千里の大きさという想像上の大魚･鯤魚(こんぎょ)の体に似ていることに由来。
この廟は国家二級古蹟に指定されており、建立からすでに三百年余りの歴史を有し、主神として李王・池王・呉王・朱王・范王の五府千歳が奉られています。
三百年余り前、王船に乗った神々が台湾に上陸し、六万坪の廟堂･前堤･主殿･花園などを建設したと言い伝えられています。
内部は鯤園･虎苑･海山亭などの庭院建築物があり、その装飾と景観は大変華麗で威厳があります。
統計によると毎年この廟を訪れる観光客はのべ400万人以上にのぼり、中でも農暦の4月26日と27日には最もにぎやかな「王爺祭」を迎えます。
盛大な祭りが十日間続き、廟には全台湾から集合したタンキー(童[占し])に加え、線香をあげる参拝者と観光客で溢れかえります。
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エリア 台南(台湾)

台南の街中をぶらぶらしていると思いがけないところで日治時代の建物に遭遇します。

看板の陰にほとんど隠れていましたが・・・
なかなか凝った造りです。

こちらはちょっとしゃれたデザインの新しい建物。

太魯閣峡谷とは(たぶん)何も関係もないバッティングセンター。
棒球はベースボール、壘球はソフトボール。

さて向かっている｢代天府｣は嘉義縣との県境に近く少々交通の便が悪いところ

手前の七股にある塩山と塩博物館までは、土日に台湾好行バスが運行されていますが・・・

代天府まではそこからタクシーを利用するか、台南から興南客運バス(20本/日)で行くことに。

企業が提供した王船デザインの看板。
代天府はもうすぐです。

ようやく到着。

準備中の飾り物。ムカデ？
春節に備えてのものでしょうか。

壮大な施設群です。

ここだけでなく有力寺廟には
参拝団体のために宿泊施設や

大きな食堂が設けられています。
200人ぐらい入れそうです。

Ｔ小姐たちが｢借金していきます｣と。

・・・？？？

｢發財金｣という縁起の良いお金を借りて
１年間身に付けておくのだそうです。

20歳以上なら申し込み書に記入し身分証明書を提示すれば借りることができるとのこと。
無利子ですから元金だけ返せば良いのですが、ほとんどの人は神様へのお礼として＋αして返すそうです。

借りられる金額は正式にはお神籤を振って何回目でOKの目が出たかで決まるようですが、自己申告ですからたいていの人は限度額の600元を借りているみたいでした。

すごい爆竹の音で、何かなと行ってみると・・・
桃園縣からの進香團(参拝団)がやってきました。

童[占し](タンキー)あるいは[占し]童(キートン)
http://www.jiten.info/dic/tangki.html

トランス状態です。
自傷で体のあちこちに血が。

神将たちの登場。

まだまだ続きます。
そばで、神様にあげるお金を燃やしています。

進香團･地元の廟のご神体たちを乗せた台車から

檀家の皆さんが一体ずつ抱えて本殿へお参りに

皆さんお出かけ中というところ・・・

また童[占し](タンキー)たちが
お祓いの爆竹の煙をくぐってやってきました。

女性は数少ないのだそうです。

3人で舞い続けます。

鋸刃の剣や針の棍棒で身体を叩くと

血が、血が・・・・

不謹慎ですが悪役プロレスラーを連想してしまいました。

付設博物館の大鯤園へ。
こちらは入場料50元が必要でした。

一部はホンモノですがほとんどは
アクリル製の擬岩。
叩いたときの音が違いました。

塔の上に上がってみました。

遠目はおじいさんに見えますが
蝋人形でした。

王船伝説の解説板。

ほんとに壮大な廟です。

河の向こうは嘉義縣(たぶん)。

駐車場も広大でした。
のんびりゆったりできました。