2010/10/10 - 2010/10/17
3446位(同エリア11694件中)
杏樹さん
上海に残るクラシックホテルの中でも特に古いのがこの浦江飯店。
創業は19世紀にさかのぼり、英国商人のA. Richardが始めたため、当初は中国語で「礼査飯店」と呼ばれました。
現在の建物は1910年に建てられたもので、アインシュタインやチャップリンが泊まったこともあります。
戦後は証券取引所に使われたり、また近年までドミトリーを備えた安ホテルになっていましたが、大規模な改装工事が行われて往時の姿を取り戻し、「オールド上海」の雰囲気をたっぷり感じさせてくれるホテルとして蘇りました。
2010年は上海万博を見に行ったのですが、上海へ行くならぜひクラシックホテルを…と思ってこのホテルを予約しました。レトロな雰囲気夷にどっぷり浸ってウットリしていました。
この時の旅行記を出版しました。
「世界史オタク 上海・ハルビンを行く」(水原杏樹:著 文芸社)
本の紹介ブログ
https://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-14465-8.jsp
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
蘇州河の向こう側から見たホテルです。右側の鉄橋が外白渡橋です。
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ホテルの入り口です。
-
ホテルのロビー。右側が出入り口です。
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ホテルのロビー。右奥がフロント。
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ホテルの階段。
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客室の廊下。本当にレトロな雰囲気です。
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3階に展示スペースがあります。昔の備品や写真などが展示されています。
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客室のドア。どっしりとした木製で古い感じがします。よく見ますと、一部の客室では同じような木製のドアでも表面がつるんとして新しく見えるものもありました。
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室内です。
床が板張りでギシギシ言う時があります。テーブルなどもレトロな感じでした。でもバスルームはきれいでアメニティもそろっていますし、バスローブもついていました。古めかしい机でパソコンをLANにつなぐこともできました。 -
このホテルの見どころの一つが孔雀ホールです。1922年に作られたダンスホールです。のちに証券取引所のオフィスになり、さらに放置されてボロボロになっていたのを、最近のリニューアルで昔の姿を取り戻しました。
今は朝食ビュッフェになっています。私は朝食のないプランで予約していましたが、最後の朝だけ朝食代を払って入りました。万博開催中でしたので、中央にマスコットの海宝(ハイパオ)がいます。 -
孔雀ホールのバルコニーの下の部分の装飾。
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注目ポイントの一つは床の木目です。曲線になって模様を描いています。板を微妙な角度に曲げて並べて作られたものです。大勢の人のダンスのステップに耐える丈夫さを備えていました。
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木目の細部。
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おまけの朝食中。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 井上@打浦橋@上海さん 2014/07/24 12:21:46
- 浦江飯店、泊まられましたか・・
- 杏樹さん、はじめまして。
浦江飯店に泊まられましたか・・
いや、私は泊まったことないんですが、見学したのは何度もあります。
ピーコックホールが証券取引場だった頃にも、
ドミトリーだった頃にも、改装後も・・
まあ、10回以上見学してるでしょうね。
上海歴史散歩の会の時には、大勢で見学したことも。
イイですよね、浦江飯店は・・・
改装されて綺麗にはなりましたが、古さはそのまま・・・
その古さが魅力で、日本の映画やドラマには何度も使われました。
最初は本木君主演の「夜の上海」。上戸彩の「李香蘭」。
そして「上海タイフーン」。
面白かったのは、フジテレビ開局50周年記念ドラマの
「わが家の歴史」で、マリリン・モンローが東京で泊まった
ホテルとして使われていたことです。
ピーコックホールの床ですが、あれは床板を縦にはめ込んで行った
ものらしいですね。ですからカーブを描いた模様も描かれる。
そして、ダンスですり減った場合も、全体を削り取れば、
新しい床面に復活する、というモノらしいですね。
浦江飯店、階段も廊下もゆったりしていて、明るく、
そして古さが滲み出ています。
階段の石段や廊下の床の減り具合などに年季が大いに感じられ、
泣けてくるほどです。
杏樹さんの撮られた写真からも、
その辺のことが大いに伝わって来るように思えます。
- 杏樹さん からの返信 2014/07/24 22:37:59
- RE: 浦江飯店、泊まられましたか・・
- 井上さん、はじめまして。
浦江飯店、何度も見学しているんですね。いいですね。
> イイですよね、浦江飯店は・・・
> 改装されて綺麗にはなりましたが、古さはそのまま・・・
> その古さが魅力で、日本の映画やドラマには何度も使われました。
> 最初は本木君主演の「夜の上海」。上戸彩の「李香蘭」。
> そして「上海タイフーン」。
> 面白かったのは、フジテレビ開局50周年記念ドラマの
> 「わが家の歴史」で、マリリン・モンローが東京で泊まった
> ホテルとして使われていたことです。
お詳しいですね。
>
> ピーコックホールの床ですが、あれは床板を縦にはめ込んで行った
> ものらしいですね。ですからカーブを描いた模様も描かれる。
> そして、ダンスですり減った場合も、全体を削り取れば、
> 新しい床面に復活する、というモノらしいですね。
当時の職人の技術力ですね。
改装はしたものの、ホテル全体に昔の上海を偲ばせる雰囲気が漂っていて、夢のような滞在でした。客室の床も木の床でちょっとミシミシ言ったりして、そこがまた雰囲気がありました。
それではメッセージありがとうございました。
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