2011/12/30 - 2011/12/30
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HYRONさん
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アヴィニョンと聞いて、まず思い起こすのが「アヴィニョン捕囚」。続いて、「アヴィニョンの橋」。
前から訪問したい場所ではありましたが、ちょっと南フランスは遠いなぁ・・・という事で遠慮していた場所でもありました。
今回の旅程を考えていた時、パリからアヴィニョンまでどの位時間が掛かるだろう?とTGVのWebサイトで調べたところ、なんと、たったの3時間。
これなら訪問可能範囲だ!!という事でアヴィニョン行きを決行する事となりました。
6:40にパリ・リヨン駅を出発したTGVは、9:25、無事にアヴィニョンTGV駅に到着しました。
写真はアヴィニョンTGV駅です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アヴィニョンTGV駅から街の中心街までは、約5km程度。
この間を、La Navette というバスが15分に1本程度の頻度で繋いでいます。
乗車チケットはバスの運転手から買うことができました。
バス停はTGV駅の北口から外に出て、左手に。
TGVを降りると、目の前に停まっていたので直ぐに乗車。 -
TGV駅発のバスはアヴィニョン旧市街、リパブリック門の裏手にある郵便局の前に到着。
まずは旧市街にほど近い、アヴィニョン・サントル駅からオランジュに向かいます。
オランジュについては、すぐ前の旅行記「パリからの小旅行(12)オランジュ」でお待ちしております。 -
13:30頃、オランジュからアビニョン・サントル駅に戻ってきました。
-
サントル駅を出ると目の前にあるのがリパブリック門。
この門をくぐるとアヴィニョンの旧市街に入ります。 -
旧市街を囲む城壁が現在も残っています。
アヴィニョンは「アヴィニョン捕囚」の舞台として歴史上において重要な場所。中世の時代には絶対的だった教皇の権威に対し、国王権力が対抗出切る事を世間に知らしめる結果となったためです。
アナーニ事件などを引き起こし、ローマ教皇を威嚇していたフランス王フィリップ4世の意を受けたボルドー大司教のクレメンス5世は、1305年、教皇に即位すると枢機卿団と共にアヴィニョンに滞在し、教皇庁の移転を宣言。いわゆる「アヴィニョン捕囚」(教皇の「バビロン捕囚」)の始まりです。
捕囚は1377年にグレゴリウス11世がローマに戻るまで、7代69年間に渡って続き、アヴィニョンはローマに代わってキリスト教界の首府となりました。
1348年に領主プロヴァンス女公ジョアンナから教皇クレメンス6世にアヴィニョン市が売却されてから、フランス革命で没収されるまで、捕囚以後も何人かの対立教皇はアヴィニョンに教皇座を置き、アヴィニョンは教皇領として発展しました。 -
リパブリック門をくぐり、リパブリック通りをまっすぐ歩いていくと観光案内所があります。
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中央奥の教会の様な建物は、ラピデール博物館です。
カルヴェ美術館の別館であり古代エジプトの遺物を中心に展示しています。
今回の旅では時間が無い為、博物館、美術館の類の訪問は全て省略。
次回以降の楽しみという事で。 -
メディアテック・セカノは市立図書館として使用されている建物。
アヴィニョンの史跡には写真の様な盾型の看板があるので、初めての訪問地でも迷うことが無く便利です。 -
カルヴェ美術館です。
フランスの32の美術館の一つとして登録されています。
この他にもルイ・ヴーラン博物館、ルキアン博物館など、入ってみたい美術館・博物館が目白押し。
ちなみに、アヴィニョンの美術館を巡る場合、AVIGNON PASSION というカードがお得です。
最初に訪れる美術館等で正規料金を支払うとカードをもらえるので、以降はこのカードを出すと割引料金が適用されるという仕組みです。 -
ヴォクリューズ県総評議会庁舎の建物。
ここで見ておきたいのが ↓ です。 -
県庁舎の南壁に描かれているのは、アヴィニョン捕囚時代の7人の教皇とその後の大分裂時代の2人の教皇の肖像画。
教皇宮殿に入場すると何度もオーディオガイドから聞こえてくる名前なので、まずはこの壁絵でイメージをつかみます。 -
オルロージュ広場は、アヴィニョン旧市街の中で最も繁華な場所。
市庁舎に時計台があるため、オルロージュ(時計台)広場と呼ばれています。 -
市庁舎の隣にある劇場。
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時計台広場にはクリスマス市が出ていました。
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時計台広場の裏手にあるサン・ピエール教会です。
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扉の彫刻がなかなか素晴らしい。
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教会の主祭壇はこんな感じです。
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街中にあった時計。
こういうセンスが、さすがヨーロッパだなぁ、と羨ましくなります。 -
ピ広場に面して建つ、中央市場。
14:00頃だったので殆どの店が閉店していましたが、市場はその土地の人々の生活の雰囲気を垣間見ることができるので楽しいですね。 -
いよいよ教皇宮殿に向かいます。
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教皇宮殿に到着しました。
ここでにわか雨が・・・。急いで建物の中に逃げ込みます。
教皇宮殿は1335年から1364年までの約30年掛けて建築され、旧宮殿(パレ・ヴィュー)と新宮殿(パレ・ヌフ)の二つの区画に分かれています。
ベネディクトゥス12世の命で建てられた旧宮殿は従来の司教宮を取り壊し、回廊や重厚な防壁を備え、四つの翼棟を持つより大きな宮殿となりました。
クレメンス6世、インノケンティウス6世、ウルバヌス5世の時代に増築が行われ、これが新宮殿です。
クレメンス6世は華美を好み、内装を豪奢に飾らせたため、旧宮殿の飾りのなさとは対照的に、新宮殿はフレスコ画、タペストリー、絵画、彫刻などで華やかに彩られました。1377年に教皇庁がローマに戻った後も、捕囚に続く分裂期には対立教皇であるクレメンス7世とベネディクトゥス13世がこの教皇宮殿を1408年まで座所とします。1433年になってローマ教皇庁に帰属しました。
フランス革命時には革命派の破壊や略奪により荒廃し、ナポレオンの治世下でも引き続き獄舎と兵営として用いられました。最終的に兵営が撤去されたのは1906年のこと。長い年月の破壊と略奪の結果、最盛期の様子を伝える当時の調度品などはほとんどが散逸してしまっています。 -
宮殿内は石造りの広間が続いているだけ、といった感じです。
オーディオガイドを借りて館内を巡りますが、説明がこれまた長い。
よっぽどこの時代に興味がないと、そこまでの説明は要らないよ、などと思いながら見て回ります。
ちなみに、宮殿内は撮影禁止。
ですが、結構、撮影している人も多かった・・・。
私も紛れて1枚だけ撮影してしまいました(・・・反省)。 -
教皇宮殿の隣にあるノートルダム・デ・ドン大聖堂です。
12世紀半ばに建造されたロマネスク様式の教会堂で、鐘楼の頂上で黄金に輝く聖母像は1859年に据え付けられたもの。
天気が良さそうに見えますが、霧雨が降っています。 -
歩き通しで攣りそうな足を騙しながら、大聖堂隣にあるロシュ・デ・ドン(ドンの岩壁)に登ります。
名前にある「ドン」ってどういう意味だろう?
帰国後もいろいろと調べてみましたが、今もって不明です。 -
ロシュ・デ・ドンからの眺めです。
対岸のヴィルヌーヴ=レ=ザヴィニョンを一望できます。
次回の訪問時には、あちら側から教皇宮殿を眺めてみたいものです。 -
ロシュ・デ・ドンから城壁の上を歩いていきます。
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サン・ベネゼ橋(別名、アビニョンの橋)です。
もともとは対岸まで続く22のアーチを持つ橋でしたが、ローヌ川の氾濫で現在では4つのアーチのみが残っています。 -
ここでもオーディオガイドを借りて橋に入場します。
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アヴィニョン橋、正式名称サン・ベネゼ橋は12世紀に、羊飼いの少年ベネゼが啓示を受け、ローヌ川にかけた橋といわれています。
ベネゼ少年は橋の完成を見ずに19歳で夭折。橋上に建てられた聖ニコラ礼拝堂(写真)に埋葬されると、民衆からの崇敬を集めるようになりました。
1226年アルビジョワ十字軍遠征の際にルイ8世の命で取り壊されるも再建。ローヌ川の氾濫により何度も被害を受けながらも補修を受け使用されていましたが、この事はアヴィニョンの財政を圧迫し、17世紀になると、ついに放棄が決定されます。 -
橋の途中にある聖ニコラ礼拝堂。
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シャンソン民謡「アヴィニョンの橋の上で」では、「輪になって踊ろう」と歌われていますが、強風と眼下にはローヌ川の奔流で、とても踊れるような場所ではありませんでした。
実際に踊られていたのは橋の下の広場、とオーディオガイドの長〜い説明がありました。 -
崩れた橋の先端部分まで来ました。
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振り返ると教皇宮殿や大聖堂の遠景を堪能できます。
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ようやく雨も止んで、綺麗な空になりました。
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本日の最終目的地はプチ・パレ美術館です。
14世紀に建てられた司教館を改装し作られた美術館は、ルネサンス期のイタリア絵画やアヴィニョン派の絵画のコレクションが充実していますが、宗教画のオンパレードで少し食傷気味に・・・。
一渡り見て歩き、最後にこの美術館の至宝であるボッティチェリの『聖母子』、クリヴェッリの『四聖人』を見ることができました。 -
日が傾いてきました。
教皇宮殿も色づいてきました。 -
夕食後、すっかり暗くなったアヴィニョン旧市街に別れを告げ、バスでTGV駅に戻ります。
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教会の様なTGV駅の構内。
船のイメージで作られた駅との事。
1階に待ち合わせスペースや売店などがあり、2階部分がホームになっています。
「また来年〜」などと思いながら、一路、パリへ。
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この旅行記へのコメント (1)
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- わんぱく大将さん 2012/01/17 02:53:41
- アヴィニョン
- HYRONさん
見にいかれましたか。 氾濫でつぶれていたのは残念でしたが、歌になるくらいですからね(ロンドン橋然り)一度は見ていたいです。
ピカソの“アビィニョンの女”は、仏蘭西と間違える人があるようで。
大将
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