2011/08/27 - 2011/08/28
43位(同エリア102件中)
まゆままさん
夏休み最後の旅行に家族と両親で世界遺産の石見銀山へ訪れた。
旧銀山街道の大森地区の街並み散策を楽しみ、群言堂で小休止。
さらに片道50分かけて龍源寺間歩を目指した。
ウォーキングで汗をかいた後は温泉津温泉へ。
なつかしい共同浴場の元湯で汗を流し、この日の最後は出雲へ。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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夏休み最後の旅行に家族と両親で世界遺産の石見銀山へやって来た。
戦国時代から江戸中期にかけて日本最大の銀山として栄えた石見銀山。
17世紀のはじめには世界の銀の産出量の約1/3が日本銀で占められ、そのほとんどが石見銀山のものだったのだそう。
その石見銀山の中で一般公開されている龍源寺間歩と旧銀山街道の大森地区を散策した。 -
銀山地区はは車の進入が規制されているので世界遺産センターに車を止め、バスに乗り換え、大森代官所跡バス停から
大森地区を歩いて、龍源寺間歩を目指すことに。
鉱山に隣接して栄えた町、大森は武家や商家の旧宅、社寺などが点在していて重伝建保存地区にも指定されていて風情のある町並みが続く。 -
旧大森代官所跡にある石見銀山資料館は明治35年に建てられた元邇摩郡役所だった建物。
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古いたばこ屋さんのかわいいショーウィンドウ。
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ショーウィンドウの足元には色合いがきれいなタイルも残されていた。
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大正末期から昭和初期にかけて町内にあった5軒の理髪店のうちのひとつ「理容室アラタ」
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店内は当時の雰囲気が再現されていて、素敵なアンティークの椅子が。
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江戸時代から続く老舗のお菓子処有馬光栄堂へ、げたのはという黒糖のお菓子が有名だそうだけど、
その横にあった大豆入りの銀山飴が美味しかったのでそっちを購入。 -
のどかな風景の中、ひたすら歩き続ける・・
この辺りは山手とはいえ盆地だからかやたらと暑く、容赦なく照りつける太陽にみなぐったり気味に; -
狭い土地で鉱山を営むために普通の城下町とは異なって、武家や商家が入り混じって建つ町並みが見られる。
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こちらは明治23年に建てられた旧大森区裁判所。
昭和20年代初めまで機能していたそう。
現在は町並み交流センターとなっている。
この日は地元の方たち?が流しそうめん大会をしていてにぎやかだった。 -
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鳩の見張り?!
塀の瓦の上に見かけたかわいい鳩 -
これから龍源寺間歩までは片道50分ほどの道のりがあるので、こちらの「群言堂」にてお昼ご飯を食べて行くことに。
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ここのお店が予想通り素敵なところだったのでワクワク。
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お店の前には人懐っこい看板猫ちゃんがうろうろしていて、道行く人たちの注目を集めていた。
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食事の前後に群言堂の中を探検。
築160年の商家を改装した店内は趣があって、ショップには選りすぐりの器や調理道具などの雑貨が。 -
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カフェから眺められる緑がいっぱいの中庭も素敵。
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登り窯をイメージしたという中庭からショップへの入り口も。
中からお人形さんみたいな女の子が顔をのぞかせてたので思わずパチリ。 -
中庭には他にも木造の小学校の廃材を利用して手作りで建てたという小屋もあって興味津々・・
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錆びたトタンや懐かしい味わいのタイルが使われた外観。
中は布地屋さんに。 -
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主屋の二階はイベントスペースになっていて、この期間は竹の輪をつなげるワークショップが行われてたので
家族みんなで竹の輪っかに和紙を貼って願い事?を書いてきた。 -
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心地よい風が入ってくるのでここでも一休み。
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ランチはスープやおかゆ、カレーなどがあって、それぞれ800円ぐらい。
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野の花が添えられた箸置きがかわいい・・このアイディアいただこう〜
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ここでゆっくり休養をとった後、龍源寺間歩を目指したのだった。
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コカコーラの自販機も美観を損なわぬように?美しくコーティングされてる・・
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ここは石見銀山の中にある唯一の小学校太田市立大森小学校。
全校生徒は現在16人だとか。
行き違いになったガイドさんが教えてくれた。 -
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龍源寺間歩までは歩き以外ではレンタサイクルや環境に配慮したベロタクシーなどで行くこともできる。
レンタサイクルの人も行きの坂道はキツそうだった・・ -
汗、ダラダラでやっとたどり着いた龍源寺間歩の入り口。
入り口からは白い冷気が出ている〜 -
一歩中へ足を踏み入れたとたん、強烈な寒さが押し寄せてきた間歩の内部。
龍源寺間歩は全長600m、見学できるのはそのうちの156m。
これら全て人力の手掘りで掘ったというのが驚異的・・
想像通り当時は相当過酷な職場だったそうで、鉱山で働く工夫は30歳まで生きられたらお祝いした、というくらい
平均寿命が短かったそう。
その分福利厚生はしっかりしてたのだとか。 -
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こちらで採掘された銀は灰吹法といわれ、鉛と銀を一緒に加熱し結合させ、その混合物を加熱して鉛だけを灰に吸収させて
銀を採り出すという方法で精錬されていたそう。
寒〜い間歩内でクールダウンした後、もと来た道戻り、石見銀山を後にした。 -
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石見銀山での長距離ウォークで汗をかいたあとやってきたのは、温泉津温泉。
石見銀の積み出し港や北前船の寄港地としてもにぎわっていたという温泉町は重伝建保存地区にも指定されている。
落ち着いた湯治場の風情が漂う町並みが残されていて、温泉宿が立ち並ぶ中に源泉かけ流しの外湯が二つある。
ここでとりあえず汗を流そうということに。 -
こちらは最も歴史の古い元湯。
十数年前にも一度、この湯治場の雰囲気に憧れてやって来たことがあって向かいの宿に泊まり、
ここの元湯に入ったことがあったのでとってもなつかしい〜
前回入ってない薬師湯の方も気になったがやっぱりどっちか入るならこっちの元湯だなあ。
ただやたらお湯が熱かった記憶があったので、子どもたちは大丈夫かな・・と。 -
番台のおばちゃんがお湯は熱いけど、何度もかけ湯をして体を慣らしてから入ったら大丈夫!と。
温泉内は時が止まったような空間・・湯の花で茶色く変色した湯船と床がインパクト大。
十数年前に入った時となんら雰囲気が変わってないのが又うれしい。
湯船は二つ「あつい」と「ぬるい」があるのだけど、そのぬるい方がかなりの熱さ。
ここへ30年も通いつけてるというベテランの90歳になるというおばあちゃんが、何度もかけ湯して、
洗い場で休んで、を繰り返してゆっくり入るようにと指導してくれた。
90にもなるのにお元気そうなそのおばあちゃん、やはりここの湯に通いつけてるせいかなあ?!
元湯の玄関には立派な唐破風がついていて、その天辺に猫?!と思いきやこれはタヌキの彫刻;
昔タヌキがこの元湯の裏手で温泉に浸かって傷をいやしているのを発見したのがこの元湯のはじまりだったとか。 -
こちらは元湯の前の湯治宿「長命館」
短大時代の友人と泊まったことがあって、今回懐かしんでここへ宿をとろうかと連絡してみたがこの日はやってないと断られてしまっていたのだった。
結局いろいろ考えた結果、この日の宿は米子に・・ -
築約100年の歴史のある木造3階建の長命館。
中には木造の螺旋階段もある。 -
そしてこちらがもう一つの外湯「薬師湯」
元湯とは又趣の違う半円形の張り出しがモダンな雰囲気の建物。 -
薬師湯に隣接する木造の洋館は大正8年に建てられた旧薬師湯だった建物。
所どころに元温泉施設だった面影が残る・・現在は「震湯カフェ内蔵丞」になっている。 -
和風の湯治宿が立ち並ぶ中、ひときわ目を惹く美しい洋館。
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この日、カフェはお休みだった・・
時間が遅かったからか?
中をちらりと見せていただいたが天井の装飾や階段まわりなど、格調高く凝った造りが見られた。 -
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そしてやってきた温泉津港はひっそりと静まり返っていた。
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港のそばには観光案内所があり、ここでも看板猫ちゃんが入り口で寝そべってくつろいでた。
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港に近いところにはこんな立派なお屋敷と蔵が。
温泉津の中でも最も古い住宅建築、二百数十年の歴史のある内藤家庄屋屋敷。 -
なまこ塀が美しいこんな路地も。
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コーナーの窓が洋風チックな建物。
そして温泉津温泉を後にし、宿泊地米子へ向かうことに。 -
ややまだ時間がありそうだったので途中出雲に立ち寄る。
出雲大社へ参る前にJR旧大社駅へ。
大正13年に建てられた駅舎で平成2年廃駅となってから保存、公開されている重要文化財の駅舎。
格調高い宮殿風造りの駅舎は存在感たっぷり!
西日を受けて輝く駅舎はとても美しかった〜 -
5時までだったら中へも入れたようだけど、残念ながら時間が過ぎてしまってたので外から覗きこんでみた。
純和風の外観とは変わって内部は洋風。
これまた西日が差し込んでいて駅舎内はすばらしい〜雰囲気に包まれていた。 -
天井は格天井に中央には装飾豊かなシャンデリアが。
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団体客用の改札口。
ここから駅構内へ入ってみた。 -
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精算所
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そしてもう一つ、一畑電車出雲大社前駅舎へも立ち寄った。
こちらも昭和5年に建てられたもので有形文化財となっている駅舎。 -
アーチ状の天井にはステンドグラスやアールデコ調の照明や装飾が美しい。
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西日に照らされたステンドグラスが駅舎内に写り込んでいてとてもきれい。
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アールデコ調のデザインが素敵な旧窓口。
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そしてやってきた出雲大社。
十数年前に、城崎で1泊旅行した友人たちと分かれて、青春18きっぷを使って一人旅でやってきたことがあった・・
その時は早朝にこの松並木の参道を歩いてとても神聖な気持ちになったことを思い出した。
そして本殿を見た時にはその迫力に圧倒され、鳥肌の立つ感動を味わったのだった。
この日も又その感動が味わえるかなあ・・と楽しみにやってきたのだが・・ -
なんと本殿はちょうど今60年に一度の屋根の葺き替え作業「平成の大遷宮」のためすっぽり覆われていて、見れない状態に〜〜(泣)
こちらは大遷宮の間に神様の住居となる御仮殿。 -
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この後は宿泊地の米子へ向かったのだった。
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