モロッコ一人旅 カサブランカ・マラケシュ・フェス Vol.3

2011/12/25 - 2011/12/27

マラケシュからフェスへの移動日。
Riadからタクシーは乗り合いだったせいか、20DHというこの旅で最初で最後の現地価格で乗れました。（この旅で一度もメーターを使ったタクシーを見ませんでした。）
駅までは10分かからないくらい。セガフレードだけが開いていたので、そこでサンドイッチを購入。（マクドナルドは9時開店）
9:00マラケシュ発‐16:05フェス着の電車に乗りましたが、また座席が違うと大騒ぎでした。今度は6人一つのコンパートメント（？）タイプの車両でした。
しかし、また私の勉強不足。結局マラケシュとフェスの間にカサブランカがあるんですね。。。なんで、所要時間が長い長い。そして、天気が霧がかっていたせいか朝方は足元から冷えました。冬場の電車移動は、長めの靴下にしましょう。
結局6人席で、マラケシュからフェスへ移動したのは私だけ。。。。そりゃそうです。7時間ですものね。。。
ホテルは駅前のIbisにしました。カサブランカと基本一緒です。19chでハリウッド映画をアラビック字幕ですがやってくれていたので助かりました。あと、このIbisもwifiはフロント付近しか繋がりません。（フロントのほぼ真上の部屋でも届かず。）

到着日は新市街をウロウロしましたが、正直見るところ、無いです。「新市街」＝「丸の内みたいな感じ？」なんて思っちゃ行けません。メインのストリートに出るまでは、舗装が壊れたような道が続いていました。
因みに、ここでは「サムライ、トモダチ、ナカタ」と色々な所で言われてウンザリ。。。これは何故なんでしょうか？国民性？謎です。。。
夕飯はお店を探すのに一苦労。カフェは男性しかいなかったりするので、家族や女性が入っている店を探し出すのに歩きまわりました。で、結局タジン鍋にありつきました。カレーの薄味といった感じですが、体が温まるので助かりました。

翌日は、いざフェスの旧市街へ！ホテルで朝食を取ると、カフェ・ラテボタンを押してもカプチーノボタンを押してもココアの匂いがする。。。席に着いて両方飲んでみると、両方何故かココア。これも謎です。。。

移動は、徒歩でと思っていましたが途中で日本在住のモロッコ人の方に遭遇し、一緒にセラミック工場に行きました。色々と作る過程を見せて頂けるので、それ自体は興味深く、またお土産コーナーも品ぞろえ多いし、物が綺麗なので購買意欲は高まります。（日本人のツアーの方も多くいました。）
値札の1割引きにしてくれますが、マラケシュの民芸館より高い（といっても100円位ですがつもると大きい!!!）大量購入して空輸する人にはこちらでの購入がお勧めですが、私のような個人旅行＋お土産にいくつか・・・っていう方にはマラケシュでの購入をお勧めします。

その後、モロッコ人の方がベルベル絨毯屋さんで買い物をするというので見に行きました。この日はクリスマス後のセールということで全品半額とのことでしたが、我が家にあんな高級な絨毯はあいませんので私は見てるだけ。色々と勧められましたが要らないと断りました。因みにこのお店もスペイン人のツアー客の方々がいました。その後、アルガンオイルを見たいか？と聞かれ、ちょっと興味があったので「見たい」と言ってお店に連れて行って頂きました。
そして、ここで学びました。日本人の「見たい」というのは「買いたい」とほぼイコールで受け取られる可能性があるということ。私は「良いものがあれば買いたい」というニュアンスだったのですが、お店は私のためにドアを閉め、色々と勧めてくる。出会ったモロッコ人は自分の買い物に行ってしまったので助けはいない。凄い勢いだったのでローズオイル100DH（1000円）を買い逃げ出そうと思ったんですが、今度は「説明料を寄こせ」と来たもんだ!
さすがに私もカチンと来たので「このオイルも要らないから100DH返せ！（英語）」と言って、手に持ってたお札を奪い取ろうとしましたが、決して彼女は離すことはなく、挙句の果てにそのお金をお店の裏に隠しに行きました。それでも、彼女は裏から戻りながら他の商品を買うように勧めてくるので、「本当に要らない！」と強く言うとさすがに彼女も黙りました。
ということで、ローズオイルが私の手元に。。。
その後、ちょっと散策のつもりが、さすがフェスのメディナ。。。二度と同じ場所に戻ることが出来ず、というか、完璧に迷子になり日本在住のモロッコ人の方にお礼も何も言えないまま二度と会うことはありませんでした。。。

そして、迷子になってまた学んだこと。
「話かけてくる人を頼らず、自ら頼りに行く！」
「太陽は西に沈む！」
ということ。（2つ目は当たり前ですね。）
迷子になって地図を見ていると、色々な人が話かけてきます。その中で若干日本語を話せる男の子（20代前半？）がオジサンが名古屋にいるから日本語を勉強したいんだと言いながら、道を教えてあげる。と来ました。
私も困り切っていたので、助けてもらうか。と思って途中まで着いていったのですが、ホテルは旧市街の西側にあるはずなのに、日を背にして彼は歩きだしたんです!!!（因みに後で判ったのですが、この時点ですでに旧市街の入口付近まで来ていたので王宮を越えて新市街へ向かえば良いだけだったんです。）
ここで、彼に「どこに向かってるんだ（英語）？」と聞くと、うやむやなことを。問い詰めると、「これからお母さんがやっているRiadでミントティを飲もう。」とおっしゃるのです。。。
ここでも、申し訳ないですが「もうどっかに言ってくれ。」と正直申しあげました。それでも暫く付いてきましたが。
その後は、お店の人やお巡りさん、街の女性に道を聞きながらなんとかホテルに辿りつきました。因みにそれなりに歩くと距離があります。夏場にこの間を歩く場合はくれぐれもご注意を。

この日は疲れ切ったので、ホテルでご飯を食べました。カサブランカという現地のビール、美味しかったです。お勧めです。ホテルでの夕飯もビール飲んで2000円しないくらいです。

最後にフェスの総括。
＊フェスは確かに大きなメディナですし、世界遺産なのですが、私にはマラケシュで十分でした。
＊買い物も、スカーフ、陶器を含めマラケシュの方が物価が安く感じました。

エリア フェズ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 2.5
• 観光: 2.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

マラケシュ〜フェスの1等車チケット

フェスの駅

フェスのメディナを眺めることができる高台から。
（車が必要。）

カーペット屋さんで飲んだミントティ

すみません。
どうしても正面にならなかったんですが、チキンタジン鍋です。

カーペット屋さん

メディナの中