2011/12/09 - 2011/12/11
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mas98765さん
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前編に引き続き、蘇州および中国を代表する庭園である拙政園を回ります。
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前の旅行記(前編)から続きます。
中園の南西にあるこの出入口を通って西園に行ってみます。 -
案内図の玉蘭堂のあたりから、十八曼陀羅花館の方に行きます。
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このように
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丸い穴があって、
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左側に進んでいくとステンドグラスのような華やかなガラスで窓が覆われていて、
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中に進むと、
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こんな感じです。十八曼陀羅花館(The Hall of 18 Camellias)です。説明板によると、この辺りで以前栽培されていた18種類の珍しいツバキに由来するそうです。
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左を向くとこんな感じで、
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右側はこんな感じです。
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西園もゆっくり回りたいところですが、このペースで行くと一日費やしてしまうので、中園との境界付近の通路を歩きながら、目につく建物を眺めて通り過ぎようと思います。十八曼陀羅花館から再び戻って見上げると、先ほど塀の上に顔を出していたこのような建物があります。宜両亭(The Good for Both Families Pavilion)です。
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西園の池を眺めながら歩きます。左側に写っているのは十八曼陀羅花館と背中合わせの卅六鴛鴦館(The Hall of 36 Pairs of Mandarin Ducks)だと思います。向こう側に写っているのは留聴閣(The Keep and Listen Pavilion)だと思います。
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3つの建物が現れます。案内図と見比べると、一番右手前が与誰同座軒(The "With whom shall I sit?" Pavilion)で、左側手前が笠亭(The Inducalamus Pavilion)です。「Indocalamus」ならタケの一種ですが、スペルミスでしょうか。その向こうは浮翠閣(The Floating Green Tower)だと思います。
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少し歩いていくと、扇形の空窓がある与誰同座軒と後ろの笠亭が重なって一体化して見えます。
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池の様子を眺めながら右に曲がって
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このようなところを通って
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丸い通路を通って中園に戻ります。
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再びこの案内図に従います。これは聴雨軒のところで撮ったものなので右下に赤丸がついていますが、実際は一番上の直線の道の一番左隅にいます。
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しばらく歩いていくと、
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右手に建物が見えてきました。
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ジグザグの水上の通路を歩いて向こうに渡ります。
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丸い穴があります。向こう側に回ります。
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こんな風になっていて、
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入ってみると
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こんな感じです。ここは見山楼(The Mountain-In-View Tower)です。説明板によると「東側の垣根のところで菊を摘んでいたら南の山が目に入った」という詩が名前の由来だそうです。太平天国の李秀成はこの建物を政治の拠点にしたそうです。それから西側に石段があって2階にも上がれるようなことが書いてありましたが、注意して見ていなかったのでその部分の写真がありません。
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中で左を向くとこんな感じで、
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右を向くとこんな感じです。
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見山楼の辺りから先ほどと別のジグザグの橋を渡ります。結構狭いので、すれ違いに注意しなければなりません。
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橋を渡ると、このような建物があって、向こう側から見ると
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名前が書かれていて、荷風四面亭(The Pavilion in Lotus Breezes)です。
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この辺りから対岸の香洲を眺めると、なるほど船の形だなと感じます。
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更に池に沿って進みます。前方の小高くなったところに建物が見えていて、
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行ってみるとこんな感じで、
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前方から見ると、こんな感じです。
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中に名前が掲げられていて、これは雪香云蔚亭(The Snow-like Fragrant Prunus Mume Pavilion)です。Prunus Mumeとは梅のことです。
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この辺りから、先ほど行った遠香堂(左側)や倚玉軒(右側)が一望できます。
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雪香云蔚亭の更に先にはこのような建物が見えていて、
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行ってみるとこんな感じで
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中は通路のようになっていて
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天井はこんな感じで、向こう側に回ってみると
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向こうに名前が掲げられていて、これは待霜亭(The Orange Pavilion)です。
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ここから北東方面を見下ろすと、池の角に緑イ亭(イはさんずいに猗)が見えます。
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南側には池が見えますが、木の陰で建物が隠れてしまっています。先ほどと同じように遠香堂などがあるはずです。
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待霜亭のある小高いところを下ります。ここの地面は特に滑りやすいので要注意です。旅行記に面白い話を書きたい人は、ここでスッテンコロリンしましょう。
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下りてから振り向くと、こんな感じです。
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またジグザグの橋を渡ると
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このような建物があります。梧竹幽居(The Secluded Pavilion of Firmiana Simplex and Bamboo)です。Firmiana Simplexとは青桐のことです。
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四方を丸い穴で囲まれた面白い建物です。せっかくだから、全ての穴を見ておきましょう。
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向こう側の穴です。両側に文字が書かれた板が並び、上には建物の名前が書かれています。
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こちらが左側の穴で
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こちらが今入ってきた手前の穴です。
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こちらが右側の穴です。大勢の人が立っています。
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実はここが前編で最初に訪れた、北寺塔の借景を見られるポイントなのです。この位置の左手に
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このような建物があります。
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表側に回ります。
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中に入ります。これは海棠春塢(The Malus Spectabilis Garden Court)です。庭に植えられている海棠が名前の由来らしいです。説明板によると、庭にも小石で作られたモザイクの海棠のデザインがあるそうですが、よく見ていませんでした。
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中央に琴のような楽器が置いてあります。でも、こういう肝心なものの説明が意外に書かれていないんです。
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左を向くとこんな感じで
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右側はこんな感じです。
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最後に、中園の池の北東角にある緑イ亭(イはさんずいに猗)を見ておきます。先ほど待霜亭から見下ろしたところです。案内板での英語名はThe Green Ripple Pavilionです。
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こんな風に名前が掲げられていて、
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先ほどの待霜亭などの建物が見渡せます。
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中園北東の出口を出ます。
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すぐ左手に蘇州刺繍芸術の展示館があって、
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中はこんな感じでした。
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また東園を通って10時35分頃、最初の出入口から出ました。案内図には順路の矢印が描かれていて、下の方の園林博物館を通って帰るようになっていましたが、人の流れを見ていると順路は全く関係なさそうです。
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拙政園付近の水路が何となく綺麗でした。さて、レンタサイクル屋を探しますが見つかりません。
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どなたかの旅行記に北塔報恩寺の辺りで自転車を借りたと書かれていたので、この辺りに戻って探しましたが、探し方が悪いようで、どうしても見つかりませんでした。何回も行ったり来たりして、かなり時間を費やしました。
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もう一度蘇州駅で探してみようと思い、戻ります。途中、バス停がありました。今回はバスでの移動を全く想定していなくて、事前に調べてきませんでした。路線番号ごとに全ての停留所名と待ち時間が表示されていて、意外に便利だとこのときは思いました。基本的にどれも1元で、エアコン車は2元のようです。でも、たまたま少し待ってみたときには駅行きのバスが来なくて、次の停留所は駅だと書かれていたので、ええい歩いてしまえと思って、また歩いて戻りました。
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12時頃、蘇州駅の前まで戻ってきました。次は斜塔で有名な虎丘に行きたいと思っていました。最初、蘇州のどこにいても見えると勘違いしていましたが、あまり目につきません。この場所で探してみると、ありました。真ん中の木が2本並んでいるところの左手に注目して
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赤い車の上の方を見てみると、
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こんな風に虎丘の斜塔が見えます。確かに傾いています。さて、移動の手段を確保しなければなりません。傍らにカラフルな自転車が並んでいました。どうやらレンタサイクルらしいのですが、人がいません。外国人が借りられるのかも分かりません。書かれている電話番号に連絡すればよいのでしょうが、後で電車の時刻ぎりぎりに帰ってきて自転車を返すとき、すぐに来てくれるのかどうか分からない怖さがあります。また、自転車が派手すぎますし、自転車を漕いでいる人をあまり見かけなかったことを思い出して、結局借りませんでした。次にバスですが、駅の周りはバス停だらけで、どこから乗ればよいのか分かりません。この時間帯になるとバス停もごった返していて、いちいち行き先を確かめて回るのは面倒です。いよいよタクシーかとも思いましたが、駅のタクシー乗り場には何故か1台も停まっていませんでした。
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さまよいながら、駅の西側のバスターミナルに来ていました。結構離れたところにありました。ここまで来たらやはりバスかと思い、観光地に行くにはどれに乗ったらいいか、インターネットで調べてみることにしました。いつもは海外パケットし放題を使うのですが今回は成田空港でWiFiルータを借りてみました。あくまで個人的な感想ですが大失敗でした。バッテリーが4時間しかもたないので普段は電源を切っておくのですが、Google Mapで現在地を調べたりするため起動すると、ものすごい時間がかかってしまうのです。今回も忘れたころにやっと起動して、いざGoogleで検索してみると日が暮れそうなほど時間がかかってようやく出てきた情報が古すぎて諦めました。観光客だとバレてしまうのを覚悟で、今朝蘇州駅で買った地図を大きく広げてバス路線を調べます。遊1というバスが虎丘近くまで行きそうですが、もっと向こうのバスターミナルに行かなければならないようですし、このターミナルを見ていてもあまり頻繁にバスが来ている様子がありません。そうこうしているうちに案の定、色々な人が声をかけてきました。一番多かったのがオートバイの後ろに乗るタイプのバイクタクシーですが危なそうだったのでやめました。タクシーとグルになった呼び込みもあって最初45元とふっかけて来ましたが高すぎだと言って立ち去ると30元、15元と下げてきました。別に払ってもよかったのですがそれでも騙されている可能性があると思ってやめました。4箇所回るツアーにも誘われました。17時には上海に帰らなければならないと言うと16時半に戻るから大丈夫、という楽天的なことを言っていましたが信用できないのでやめました。おかげで忘れかけていた中国語をずいぶん話しました。
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彷徨ったあげく結局どこにも行けませんでした、などという旅行記を書くのは嫌なので、ええい歩いてしまえと思い、虎丘は諦めて留園まで歩いてしまいました。駅を出た時刻を記録していないのですが13時頃だったでしょうか。後で地図をよく見たら遠回りだったのですが、人民路をまた南下して北塔報恩寺の1本南の東中市という道路に出て右に曲がり、道路に沿って西にまっすぐ歩きます。道路の名前は東中市、西中市、上塘街、楓橋路と名前が変わりますが、基本的に一直線です。このうち上塘街の辺りには綺麗な水路があって観光客で賑わっています。この辺りの様子は後ほど別の旅行記で。水路沿いを歩いてようやく桐諸f路にたどりつき、右折して水路を渡ったところがこの写真です。標識に従ってすぐまた右折し、
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留園路を
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東に少し歩いていくと
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左手に留園が見えてきました。現在ちょうど14時。食べることより見るほうが大事なわたしは、今日の昼ごはんは抜きです。こんな感じで歩いていけないことはないですが、時間がかかるので皆さんはちゃんとした交通機関を使いましょう(わたしは帰りも同じ道を歩きました)。さて、早速留園に入ります。
次の旅行記につづきます。なお、旅行記はこちらから検索できます。
http://mas98765.yokinihakarae.com/index.html
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