2011/11/27 - 2011/11/30
397位(同エリア513件中)
ちゃおさん
この鐘楼のすぐ下辺りに観光案内所があり、係の女性二人が暇そうにしている。大体、この山の鐘楼まで登ってくる人は稀で、当方以外には後から登って来た日本人ビジネスマンの3−4人しかいなかった。そこで案内所に立ち寄り、この山のこと、水原の史跡、ハングル文字、などについて聞いてみる。
しかしこの二人は挨拶程度の日本語しか分からず、漢字も読めないようだ。もうハングルオンリーで、学校でも漢字などを教えていないようなので、若い人は漢字が段々読めなくなってきている。多少の英語は話せるようだが、それも片言。ハングル文字を教えてもらいながら、いろいろ聞いてみると、重要な歴史建造物は、この山の中ではなく、麓の辺りにあるようだ。当方、何も分からず闇雲にこの小山に登ってみたが、案内書を先に見れば分かることだった。
それでもこの山に登り、水原市街を一望し、「カチカラス」にも会え、大きな梵鐘を撞くこともできた。それにここが世界遺産「水原華城」であることも知り、歴史の勉強もできた。約1時間の散歩は価値あるものだった。
たかが100数十mの小山。それでも右膝が既に痛みだし、右足を庇うようにして、その歴史建造物のある方向に向かって下山する。大きな山で自然が多く残されている。街の真ん中にあるが、登ってくる人は少ない。今日は休日ではないからか・・。休日には多分大勢の家族、人々がこの小山に自然の空気を吸いにくるだろう。
森林浴とも言えるような雑木林の中を下って行くと、車道に出る直前、前方の木の下で大勢の人が何か拾いものをしている。・・・一体何なんだろう・・。木の芽か珍しいキノコでも探しているのか・・。近寄って覗いてみると、グミを小さくしたような赤い実を拾っている。良く見ると木の上に登って、実を採っている人もいる。・・ああ、クコの実ではないか! クコ、漢方薬にもクコ。韓国人はこんなにも好きだったのか・・。当方も一緒にしゃがんで幾つか拾い、口にほうばる。何か異国の味がした。
- 旅行の満足度
- 4.0
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この山全体は「水原華城」と呼ばれ、世界遺産に登録されている。
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城壁も外側から見るとこんな感じになっている。
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この辺一帯の観光案内図。
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「水原華城」の説明書き。江戸時代、文化文政の頃作られたようだ。
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この山の麓に歴史的遺物が残されているようだ。そっちへ行ってみよう。
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この山全体が自然の林が残されている。
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休日には市民の良い憩いの場になるに違いない。
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何だろう・・。遠方の木の下で大勢の人が何か探し物をしているが・・。
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この山でしか自生しない珍しいキノコでも探しているのだろうか・・。
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ああ、これはクコの実ではないか!
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人々はクコの実を拾っていたのだ。
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秋、日本人がギンナンの実を拾うように、この国の人はクコの実を熱心に拾っていた。
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