イベリア半島2017　長距離バスに揺られてふらふら旅行　その4

2017/01/03 - 2017/01/03

みなさま　明けましておめでとうございます。
2016―2017 お正月は、イベリア半島の半分を時計回りで周遊します。

12/29（木）　伊丹→成田→FRA→MAD　マドリード泊
12/30（金）　午後マドリード→グラナダ　グラナダ泊
12/31（土）　午後グラナダ→セビリア　セビリア泊
01/01（日）　セビリアで まったり　セビリア泊
01/02（月）　コルドバ日帰り観光　セビリア泊
01/03（火）　午後セビリア→メリダ　メリダ泊
01/04（水）　メリダ→（時差△１時間）→エヴォラ　エヴォラ泊
01/05（木）　午後エヴォラ→リスボン　リスボン泊
01/06（金）　リスボン滞在　リスボン泊
01/07（土）　午後LIS→CDG→　機内泊
01/08（日）　機内泊→成田→伊丹帰着

2年前のポルトガル旅行で行きそびれたエヴォラと、かれこれ10年以上前にツアーで訪れたアンダルシアに再訪問です。

エリア セビリア(スペイン)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

６日め　１月３日(火)

三泊したセビリアとも　今日でお別れ、朝8時過ぎにチェックアウトしてバスターミナルまで歩きます。

大晦日の夕方に此処に着いたものの道に迷って小1時間もさ迷い　タクシーどころか普通の乗用車や人影もまばらになって来たときは、泣きそうになりましたが（なにせヘタレなもので）、道順をきちんとチェックしていれば、キャリー有りで 15分、手ぶらなら丁度 10分ほどの距離でした。

各社のチケット売り場ブースの中に　翌日利用予定の会社名を発見、メリダ→バダホスのチケットを購入して　ひと安心。

※ＡＬＳＡ社のバスチケットはＨＰから前もって購入済み、メール添付されたA4サイズのＰＤＦを印刷して乗車時に呈示する方法です。

バスターミナル内のコインロッカー（インフォメーションでロッカー利用を申し出て、3.5ユーロ支払うとロッカーを開けるトークンをくれます）に荷物を預けて、行動開始。
今日の午前中は、セビリア郊外のイタリカ遺跡見学です。

【イタリカへのアクセス】
マドリード等の長距離バスが発着する　プラザ・アルマ・バスターミナルから、セビリア郊外＝サンティポンセ（Santiponce）イタリカ行きバス（路線No.170）に乗って終点で下車、約30～50分の距離で　2017年1月現在は片道 1.55ユーロ、バス車内で現金購入です。

冬期のオープンは午前9時、私は9時発のバスに乗り 9：30頃に到着しました。

バスターミナルのインフォメーションで行き先を告げると、バスの発車線を教えてくれますが、構内の電工掲示板でも確認して下さい（現時点では、41番線からバスが出ています）。
イタリカ遺跡のHPにもアクセス方法のリンクが貼ってあるので、バス時刻表はそこからチェックして下さい。
http://www.juntadeandalucia.es/cultura/museos/CAI/index.jsp?redirect=S2_1_1.jsp&lng=en

バスを降りた先に、復路バスの停留場があるので、そこで再度バス時刻の確認をしておきましょう。
ちなみに　平日の午前～昼間は、30分に１本有るような・・・？

イタリカはローマ帝国の植民都市として建設され、規模としてはそれほど大きいものではありませんが、五賢帝の一人であるトラヤヌス帝の出身地として　帝国内での重要度が増しました。

初代皇帝アウグステゥヌスの血統　ユリウス・クラウディウス朝による世襲は　暴君ネロの殺害を以て既に終り、その後は暫くのあいだ　軍人達による帝位簒奪の混乱期が続きました。

その後のフラウィウス朝最後の皇帝ドミティアヌスの暗殺、そして元老院の推薦で即位したネルウァ帝から続く84年間が「人類が最も幸福であった時代」と称された五賢帝の時代、現行帝がその一族や縁故者の中から有能な人物を自分の養子に迎えて、平和的な権力の移譲を行いました。

床モザイクの修復作業も屋外で行われていて、1月の寒空の下　地べたに座り込んで小さなモザイクの欠片を一つ一つ手作業で並べるチームもいらしゃいました。

これ、お尻は冷えるし風はもろに吹きっさらしの上、腰も背中もバキバキに凝るだろうなぁーー(ー_ー;)

イタリカ遺跡を見学した後、11時発のバスでセビリア市内に戻ります。

メリダ行きのバスは 15：45出発なので、旧市街中心部までは行かず　この後はバスターミナルから程近いセビリア美術館の見学。

この美術館はアパートの目の前に有るのに、一昨日は元旦・昨日は月曜休館日で見られず、ようやく今日の見学です。

セビリア出身であるムリーリョの作品を数多く展示しており、ちょうどムリーリョ展を開催中でした。
（但し写真撮影は常設点のみ）

アンドレア・デル・サルトの描く権威に満ちた聖母や　カラヴァッジョがお気に入りの娼婦をモデルに使った肉感的で妖艶な聖母とは真逆、愛らしくいたいけで　幼げですらある少女の如き聖母マリアは、ムリーリョならではでしょう。

13時半を回ったので、慌てて美術館近くのお店でお昼ご飯。

ピリ辛味のコロッケとチキンのロール巻きとイカスミのパエリア。
パエリア、美味しいけど　量が多すぎだわー(￣▽￣;)

バス発車時刻まで後 50分、中途半端に時間が余ったので　バスターミナル向かいのスーパーを探索、翌朝用のイチゴとミネラル水を購入して　セビリアともお別れです。

バスはセビリア発 15：45→メリダ着 18：35、バスターミナルは町外れにあるので、タクシーでホテルに移動です。

今夜のお宿は　Hotel Vettonia 2つ星、朝食レストランが併設されていないため、２つ星のお手頃ホテルです。

フロント担当者が地図と共に市内の見所と夕食のレストランを何軒か紹介してくれましたが、お昼に食べ過ぎてまだ胃が重いのと風邪気味のため　外食はパス、
イチゴとほうじ茶でお腹を休め　早めに就寝しました。