2011/10/25 - 2011/10/26
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TAKEおじさん
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5日間九州北部をドライブした。
福岡でレンタカーを借りて、5日間で1000キロの旅となった。
大まかな行き先と宿は決めていたが、細かい場所は行ってから考えた。
本編は3日目後半から4日目前半の高千穂編。
旅行3日目後半。
熊本から阿蘇を経由して神話のふるさと高千穂峡を訪れる。もう5時に近かったので高千穂峡は上から覗く。
夜は、前から見たかった高千穂神社の夜神楽を見に行く。40年近く前にも見たが1時間にわたる夜神楽は楽しく見られた。 全体で33番ある夜神楽のうち4番の舞が見られる。天照大神が岩戸に隠れているのを天鈿女命(あめのうずめのみこと)が、岩戸の前で面白おかしく踊って誘い出そうとする。平日だったが、かなりの観光客が来ていた。
旅行4日目の前半の高千穂 天気快晴
宿屋の朝食前に近くの天岩戸神社と天安河原を散歩する。
天岩戸神社には天岩屋戸が有るのだが朝早くて入れなかった。天安河原は大洞窟で、天照大神が岩戸に隠れて天地暗礁になったときに諸神が集まったそうな。
朝食後、すぐに高千穂峡に行く。昨日は崖の上から見たが今日はボートに乗って高千穂峡をボートから見上げた。日本の滝百選の真名井の滝は流量も多く滝の水が飛んできて狭い峡谷をボートを操るのが難しかった。
その後、国見が丘へ登り高千穂の町を見下ろす。
高千穂の後は、昨日天気が悪かったが今日は快晴の阿蘇へ。
ドライブの行程は
1日目 前半 福岡→吉野ヶ里遺跡
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10616075/
後半 ハウステンボス(泊)
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10616934/
2日目 前半 長崎 グラバー園、平和公園
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10618192/
後半 天草 大江天主堂、西海岸 熊本(泊)
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10619021
3日目 前半 熊本 熊本城、阿蘇
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10619960
後半 高千穂(泊) 高千穂峡、夜神楽
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10621091
4日目 前半 (高千穂は、3日目後半に編入)、阿蘇山
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10622844
後半 久住高原、九重”夢”大吊橋、由布院泊
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10623440
5日目 前半 由布院
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10624695
後半 門司→福岡
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10625290
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー
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-
神話の里 高千穂へ
阿蘇から高千穂に直行する。
宿に行く前に、高千穂峡(五ヶ瀬川峡谷)を訪れる。
高千穂峡は、阿蘇山の火山活動によって出来た熔岩を五ヶ瀬川の侵食によってV字峡谷となったもので、高さ80m〜100mにも達する断崖が7kmにわたり続く。 -
ボートが出ている
高千穂峡はボートが出ている。4時半まで乗船可能で、今日は間に合わなかったので、歩いて渓谷を見た。
明日は、ボートに乗ろう。 -
真名井の滝
断崖絶壁から落ちてくる落差17メートルの真名井の滝は「日本の滝百選」の一つで迫力有る。
峡谷の崖上の中にある「おのころ池」より流れ落ちる水が真名井の滝となっている。 -
仙人の屏風岩
高さ70メートルにも及ぶ屏風面の岩を仙人の屏風岩と言う。
不老不死の術を得た神通力を持った仙人の成せる造形美だといわれる。
上流に向けて川幅は狭くなっていく。 -
狭い峡谷は槍飛
ここは五ヶ瀬川で最も川幅が狭い。
天正19年(1591年)高千穂が攻められたときに、城から家来が逃げ出した。この川に橋が無いので槍の柄を使って対岸に飛んだ。槍の柄を手前についたものは飛びわたることができ、向こうについたものは川の中に落ちた。ホントかな? -
これが槍飛橋(やりとびばし)
今はこのように橋が架かっている。川幅が狭いので小さな橋で渡れる。
これなら槍でも飛べるかな。 -
3つの橋が見渡せる
手前から神橋・高千穂大橋・神都高千穂大橋。
石造りの神橋(しんばし)は大正時代に造られた。 -
後ろを振り返る
今歩いてきた見事な渓谷。右側に屏風岩がそそり立っている。 -
七ッヶ池
七つの穴がつながり池となった。池は青々とした茂みの下にあり、その水は七色に変化し、竜神が住むという。
その昔、十社大明神が散歩に行くと水鏡に美しい姫が映っていた。この姫こそ鵜の目姫で、十社大明神は姫に一目ぼれした。
神話の里には伝説が多い! -
玉垂れの滝(たまたれのたき)
来た道の車道沿いにある。高さ5m、幅15mにわたって、岸壁からいく筋もの岩清水が出ている。
神話で天村雲命という神様が水種を移した天の真名井の水が地下を通ってここへ流れ落ちた。
上部にある半月の岩形を月形と言う。これにもいろいろ伝説がある。 -
日が暮れてきた
高千穂の美しい山並を見て、6時前に天岩戸神社のすぐそばの旅館「花旅館 岩戸屋」に到着する。 -
食事は自然食材で
すぐにお風呂に入って食事。
13種類の献立で文句なし。古代黒米のご飯も美味しかった。
左側に見える茅葺民家風の形をした手作りの器が面白く、売っていたのでお土産に購入した。 -
夜神楽見物
宿からマイクロバスで連れて行ってくれる。
40年前くらいにも一度見たが、もう一度見たかった。
高千穂神社の神楽殿では、毎晩8時からやっている。
夜神楽は国指定の重要無形民族文化財。 -
夜神楽の説明を
面白おかしく説明してくれる。
高千穂地方に伝承されている神楽は、天照大神が天の岩戸に隠れられた折に、岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が調子面白く舞ったのが始まりとされている。毎年11月末から2月にかけて各村々で33番の夜神楽を実施して、秋の実りに対する感謝と翌年の豊饒を祈願する。
その中の4番の舞を公開する。 -
手力雄(たぢからお)の舞
手力雄命(たぢからおのみこと)が天照大神が隠れている天岩戸を探し当てるために、静かに音を聴いたり考えたりする。白い顔してる。
鈴と紅白の岩戸幣を持ったこの舞は、静と動の折り合いが見事に調和した神楽舞い。 -
鈿女(うずめ)の舞
天の岩戸の所在がはっきりしたので、岩戸も前で面白おかしく舞い、天照大神を岩戸より誘い出そうと舞う。
微笑みをたたえた女面に三段切りの御幣と日の丸の扇子(おうぎ)を持ち、素襖(すおう)の袖を巻き上げて優雅に舞う。 -
戸取(とどり)の舞
天の岩戸も岩戸の戸も所在がはっきりしたので、手力雄命が天岩戸を開き、天照大神を迎えだす舞いで、勇壮で力強く舞う。力が入って顔を赤い。
これで又世の中に光が戻る事となる。
岩戸に取りつく。
岩戸をエイ!っと投げ飛ばす。 -
御神躰(ごしんたい)の舞
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)二神による国産みの舞といわれる。酒を作ってお互いに仲良く飲んで抱擁し合い、夫婦円満を象徴する。
観客には大うけの舞だった。
二人そろって濁酒をこす。
太鼓の調子に合わせてドブロクをしぼり仲良く酒を飲み合う。
場内大爆笑。
しかし、浮気心を出した女神は神楽見物の男性のところへ飛び込んで行き大騒ぎとなる。
男神につれ戻され再び酒を飲み合ううちに酔った二人は抱き合って夫婦となる。 -
最後に
夜神楽せり唄を皆で唄ってお開き。
今夜(こよ)さ夜神楽にゃ せろどて来たがサイナー ♪
せらにゃそこのけ わしがせるノンノコサイサイ ♪
ヨイヨイサッサ ヨイサッサ ヨイヨイサッサ ヨイサッサ ♪
楽しい1時間の夜神楽だった。
宿に戻ったら、夜神楽の置物があった。
明日は晴れそうで期待。 -
旅行4日目 朝食前に天安河原へ
朝食前に、天安河原まで散歩する。
旅館を出て、この天岩戸大橋を渡っていく。欄干に神様のお出迎え。 -
天岩戸神社西本宮を通っていく
岩窟(天岩戸)を拝めるようだが、朝早くて境内に入れなかった。 -
天安河原へ
参道を抜けて岩戸川の渓流に沿って山道を歩いて行く。朝早いので誰もいない。 -
見えてきた
山道に入って5分も歩くと鬱蒼(うっそう)とした洞穴が見えてきた。
あれがそうなのか。 -
天安河原(あまのやすがわら)
天照大神が岩戸に隠れたため天地暗黒になり、八百万の神(やおよろずのかみ)がこの河原に集まって相談した。 -
霊気が漂う
そう思うと、なにやら霊気を感じる。 -
賽の河原
のような。ケルンが積まれている。
厳かで長くは居られなかった。 -
天岩戸神社東本宮
宿の近くの東本宮もお参りした。
天照大神をお祀りしている。
なにやら人形が見えるが・・・ -
鈿女(うずめ)の舞を始めた
近づくと突然、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞を始めた。
(人が近づくと自動的に踊り歌う)
天照大神を岩戸より誘い出す。 -
大杉に囲まれて
参道は大杉に囲まれて暗い。 -
厳か
厳かなスピリチュアルな雰囲気が漂う。 -
神話の里
高千穂はやはり神話の里、神々が集う。 -
朝食をとって
朝の散歩を終えて宿に戻り、美味しい朝食を頂く。
この後、昨日はできなかった高千穂峡でのボート遊びに向かう。
天気は快晴で今日一日が楽しみだ。 -
高千穂峡
昨日に続いて高千穂峡に来る。
昨日は出来なかったボートに乗る。9時を過ぎたばかりだったが、もう何隻かボートが出ていた。久しぶりの手漕ぎボートで楽しみだ。 -
ボート発進
昨日上から見た上流の真名井の滝を目指す。
滝の周りは狭くなっており、先行しているボートが多数漂っている。 -
真名井の滝に接近
飛まつが飛んでくる。舵を間違えると滝のシャワーを浴びてしまう。
ボートも多く、なれないボートで衝突したりして苦戦する。
近くから見る滝は流量も多く迫力が有る。 -
滝を通り抜けて
落差17メートルの滝が五ヶ瀬川の水深平均10メートルと言われている深渕をめがけて一直線に落下している。 -
渓谷を進む
さらに上流にボートを進める。
朝日が射すようになってきた。
気持ちの良い時間、空間。 -
30分のボート
乗船タイムは制限時間30分。
もう少し乗っていたかったが、名残惜しく戻ってくる。
陽が高くなってきて、木々が明るくなってきた。 -
下流
陽が登ってきている。下流の方にも行ってみたいが。 -
国見ヶ丘で 阿蘇涅槃像(ねはんぞう)
雲海で有名な国見ヶ丘へ。
阿蘇山がよく見えるが、お釈迦様が横たわった姿に似ている。
阿蘇山の涅槃像は、右の根子岳が顔、その左高岳が胸、中岳が臍(へそ)、杵島岳と烏帽子岳がひざで阿蘇五岳と呼ばれている。
なるほどそう見える。
国見ヶ丘は、涅槃像、雲海の展望スポットになっている。 -
立てて見るとよく分かる
お釈迦様が起き上がったところ。 -
雲海は出ていなかった
高千穂の町は雲海が出ていなかった。この時季は雲海は多いのだが。
今日は晴れていたので、ひょっとすると朝方は出ていたかも知れない。もう10時に成っていたので遅かったかも。
見物順を間違えたか。 -
瓊々杵尊(ニニギノミコト)の石像が有る
高千穂の名の起こりが記されていた。
ニニギノミコトが高千穂の二上峰(ふたがみのみね)に降り立った際には、空は夜のようにくもってまわりは何も見えませんでした。
ニニギノミコトが困(こま)っているところへ、大はし、小はしと名乗る二人の者(土地の豪族)が現れ、
「あなた様の尊(とうと)い手で千本の稲穂(いなほ)をつみ、その籾(もみ)をしごいておまきになれば、必ずや空は晴れることでしょう」と申し上げました。
ニニギノミコトは二人の言うとおり、千本の稲穂をつみ、その籾をしごいてまいたところ、たちまち天地が開け、日の光が輝(かがや)き、無事に高千穂の里に着くことができたということです。
それで、この地を「千穂」というようになり、その上にニニギノミコトの尊さを意味する「高」の字を付けて「高千穂」と呼ぶようになったと言われています。
(ひむか神話街道50の物語集より引用) -
刈干切唄(かりぼしきりうた)も
高千穂に古くから伝わる民謡。
この唄は山の茅(かや)を刈取るときの労働唄。
ここの山の刈干しゃすんだよ ♪
明日はたんぼで稲刈ろかよ ♪
これで、高千穂を後にして阿蘇へ向かう。
天気も良いし期待できる。
続きは以下の旅行記で。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10622844
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