2011/10/30 - 2011/10/31
404位(同エリア1666件中)
ONMKさん
初日を那覇ですごし、翌日はいつか行ってみたいと思っていたケラマ諸島の阿嘉島へ。どんな出会いが待っているのか・・・
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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窓の外が明るくなり目が覚めた。6時間ほどしか眠ってないが、熟睡したのですっきりしている。前夜買っておいたポークおにぎりとカップみそ汁で朝食をすませ、荷物をまとめ、牧志からてくてく歩いて泊港へ。
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わくわくして高速船に乗り込む。客の入りは3割といったところ。
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高速船だけあって速いこと。外洋に出ると思いのほか波があった。ほどなく前島が視界に入ってきて、ケラマに来たことを実感。小さな無人島も多い。
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最初に座間味島へ寄って、10時過ぎに阿嘉港へ到着。宿の人が迎えに来てくれていた。車に乗って、海沿いの集落を進むと、5分もたたないうちに宿に着いた。宿の名は富里と書いてトゥーラトゥと読む。
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この宿、2階のテラスに大きなテーブルと椅子が置いてあってゆったりくつろげる上、屋上に東屋が据付けられており、すぐ目の前が前浜ビーチ。東屋に寝そべって目を閉じると、いい風が吹いてきて、聞こえるのは蝉の声だけ。時間が止まっているかのよう。
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1階の部屋から集落を眺める。1階の部屋は玄関がなくて、外から直接部屋に入る。自分の家みたいな感覚。
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宿の自転車を借りて、慶留間島と外地島を目指す。
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阿嘉大橋から集落を眺める。阿嘉島はほとんどが山で、集落はここだけ。端から端まで500mくらい。
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港なのにこの青さ!
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橋の真下。
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慶留間島に着いた。ここは重要文化財の高良家住宅。中におじゃますることに。
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中にはおじいがいて、案内してくれた。この柱は戦争中、米軍の機銃掃射を受けたそうだ。のどかな島に戦争の傷跡。
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ちょっと厳粛な気持ちになって高良家住宅をあとにした。
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慶留間島の集落。
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さらに自転車を漕ぎ、外地島へ。ここは人は住んでいないが、ケラマ空港があった。今は定期便はなく、チャーター便のみ。静寂の待合ロビー。
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空港の横の山道を10分ほど登ると、外地展望台。360℃の大パノラマ。遠くにさっきまでいた慶留間島の集落と座間味島が見えた。
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昼もすぎたので、阿嘉島に戻り、集落にあるパーラーみやまで昼食。海辺のテラスで沖縄そばとオリオンビール。この後宿に戻って部屋で寝そべっていたら、いつのまにか1時間ほど眠ってしまった。いかんいかん、阿嘉島に来たら泳がねば。再び自転車を借りてニシ浜を目指す。
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ニシ浜は噂にたがわず絶景だった。
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シュノーケルを付けて海に入る。海の中は、サンゴが群生し、色とりどりの魚が泳いでいる。透明度も抜群。
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ひたすら泳ぎまくっていたら時間の観念がなくなる。気が付いたらもう夕方近く。かなり風がでてきて、波も高くなってきた。浜に上がると風で肌寒い。十分堪能したので戻ることにした。
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夕食までの間、宿から歩いて10分ほどの高台にある天城展望台へ。いい景色だったが、夕日が隠れていたのが残念。
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夕食は2階の食堂の大きなテーブルでいただく。この時はじめて今夜の宿泊客と顔を合わせた。今夜は3人だけ。神奈川の女の子と石川の男の子。差し向かい
で食事がはじまると、最初はお互いぎこちなかったけど、徐々に打ち解けて会話がはずむ。みんないろんな所に行ってるなあ。うらやましいわ。料理も旨い! -
食事が終わったら、自然と泡盛がでてきてゆんたくになった。泡盛の肴は夕食のミーバイの丸揚げの残りの骨せんべいと主人が差し入れてくれた塩辛。泡盛が進む進む。あ、彼女寝ちゃいました・・・
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ゆんたくがお開きになったけど、このまま寝てしまうのが惜しい気がして、宿を出て1人散歩に出かける。
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散歩というより夜の彷徨。
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ここは昼に食事したパーラーみやま。
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港にはフェリーが停泊していた。明日は帰るのか・・・少し感傷的になってしまった。
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朝起きたら昨日とはうって変わってどんより曇った空。風も強く、今にも雨が降りそうだ。今日は10時20分の船で那覇に戻る。少しでも時間を無駄にしたくなくて、朝食を食べたら自転車を借りてまた出かけた。集落の道はこんなに細い。
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御嶽があったので手を合わせた。
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ニシ浜から戻る途中、ケラマジカに遭遇。じっとこっちを見ている。近づいていくと、高い鳴き声を出して森の中に消えていった。
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前浜を目に焼き付ける。
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宿に戻って、2階のテラスで同宿の2人と最後のコーヒー。出航の時刻が迫ってきて、宿の人に送ってもらうことに。2人に別れの挨拶をし、車に乗り込む。富里、最高の宿だったよ。
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船が岸壁を離れる。デッキに出ると、同宿の女の子が見送りに来てくれて手を振ってくれている。こっちも力いっぱい振り返す。結局名前も聞かずじまいだったけど、決して忘れないよ。
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手を振って見送ってくれる人たちの姿はだんだん小さくなり、やがて見えなくなった。
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バイバイ、阿嘉島。またいつか来ることができるだろうか。
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今回の旅行の最後のミッション。那覇に戻ってバイク屋で原付を借り、58号線を北上。読谷村にある琉球ガラス作家、おおやぶみよさんの工房を目指す。前回の旅行、那覇でおおやぶさんの小ぶりのグラスを買って愛用しているのだけど、今度はもうちょっと大ぶりのグラスが欲しくなった。初日に那覇のめぼしい店を回ったけどどこにも置いてない。これはもう、行くしかない。夕方のフライトまでは実質4時間。急げ〜。しかし、こうやって58号線をバイクで北上すると、沖縄は基地だらけということが実感できる。
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途中、宜野湾のうみちか食堂で最後の沖縄そば。ジューシーと島豆腐も旨かった。そして、慌ただしくまたバイクにまたがる。
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ざわわ〜、ざわわ〜。読谷村に入り、さとうきび畑を横に見ながらに北上。渡慶次の集落に入り、ちょうどこのあたりという所で道が途切れた。あれ?しばらく周辺の道をぐるぐる探し回る。埒が明かないので、近くの公民館に入りおばさんに尋ねると、すぐに教えてくれた。途切れた道の向こうには未舗装の小道が続いており、そこをしばらく進んでいくと・・・
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古い民家を改造した工房「日月」があった。看板がかわいい。中は工房とギャラリーになっていて、ちょうどおおやぶさんがガラスを吹いていらした。華奢な方だった。少しお話できた。工房は外から眺めているだけでも暑い。でも夏はこんなものじゃないらしい。1日中サウナに入っているようなもんだという。1人でやっているので、なかなか注文が追いつかないらしい。
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今回買ったのは、少し大ぶりの透明なグラス。肉厚で、微妙な凹凸があり、手にしっくりなじむ。ビールにも泡盛にも合いそうだ。また宝物が増えた。来てよかった。
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あとは那覇に戻るのみ。途中、330号線に入りコザの街を見ながら、那覇市内に入ってスーパーでお土産の食材を買い込み、バイクを返却したらもうフライトの時間が迫ってきた。ゆいレールに駆け込み、那覇空港へ向かう。
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那覇空港で弁当を買って飛行機に乗り込む。帰りは旅の出来事を反芻している間に、2時間足らずで神戸空港に着き、それから1時間後にはもう家に着いていた。この日で10月が終わった。そして、2泊3日の短い旅も終った。
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