アジアハイウェイの源流を訪ねて（１１２)メコン川沿岸の風景。

2010/12/24 - 2011/01/08

チャム族の集落を出た我々７−８人のグループは、更にメコン川を遡り、カンボジアとの国境、Ｃｕｓｔｏｍ　Ｏｆｆｉｃｅのある村まで行くことになる。燦々と降り注ぐ南国の太陽。直射日光は激熱だが、川風が気持ち良い。幅広の川面には様々な小舟、大船が行き交っている。しかしそれも広い川面では点在する点景に過ぎず、長閑な時間が過ぎていく。

岸辺の貧しげな家、喫水線すれすれで走っている砂利運搬船は、数日前フエの川面で見たのと同じ光景だ。川で、高波もないから、水面すれすれまで砂利を積載しても、水が浸水する心配もないのだろう。干物を干している家もある。干物の干し方は日本の漁村と変わらない。竹で編んだセイロに干すのは万国共通か。

船足もゆっくりなら時間もゆっくり進む。このメコンの川の流れのように。何もあくせくすることはない。地球の回りは一定だから。ゆっくり使おうが、せかせか使おうが、１日は１日だ。時々炎天下の甲板に出て汗をかき、又ビールを飲んで過ぎ行く時間をいとおしむ。

エリア チャウドック(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0

チャム族の集落には日本で見られるような草花も自生していた。

昼顔もどきの日本にもあるような花。

この白い、真綿のような花は何だろう？？

日本では見かけない花だ。

又湿地帯を抜けてメコン川に出る。

再びのメコン。メコンは広い！

水面すれすれに走る砂利運搬船も見える。

砂利の集積場。砂利の輸出は一大産業だ。

干物を干している家もある。日本の風景と変わらない。

貧しげな家も中にはある。

川に依り、川に生活する人々。