2011/09/08 - 2011/09/11
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ハートネッツさん
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9/8〜9/11まで写真家でガイドの牧栄さんの案内で
ダルトンハイウェイの中間地点にある村ワイズマンに滞在しました。
9/8、世界一過酷なハイウェイの一つという
ダルトンハイウェイを北極圏に向けて出発しました。
このハイウェイは北極海の原油をフェアバンクスに運ぶための
アラスカパイプの建設のために造られた道です。
写真の右に写っているのが、アラスカパイプで、
極寒の中でも原油が凍らないように、丘をジグザグに登っています。
その横に走るのがダルトンハイウェイです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- タビックスジャパン
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-
こちらがダルトンハイウェイにつながる道で、アメリカ最北の最後の信号です。
-
11人乗りの大きな車に10名で乗って出発です。
ハイウェイですが、未舗装の部分が多い道です。
ただ、逆に寒暖の差が激しいので、舗装された道の方がよれてしまい、洗濯板のようになっているところも沢山ありました。
そんなところで、飲み物を飲むのは要注意です。 -
紅葉の真っ盛りで、見渡す限り紅葉の中を走ります。
こちらの紅葉は黄色く色づく木々ですので、黄葉と言うべきかもしれません。 -
ここがダルトンハイウェイの起点です。
フェアバンクスから約2時間いよいよ北極圏を走る唯一の道、ここからハイウェイが始まります。 -
このハイウェイの主役はトラッカーと呼ばれる、大型トレーラーのドライバーです。
このトレーラーはフェアバンクスから800kmダルトンハイウェイの終点デッドホースにあるプルドーベイ油田に物資や機材を運ぶ重要な役割があります。
この長い距離を24時間以内に走ると1000$の報酬がでます。 -
その原油を運ぶのがこのアラスカパイプです。
ハイウェイはこのパイプに沿って建設されましたので、いつもどこかにパイプがはしっているのが見えます。 -
5月、6月には雷などの自然火災で何箇所か木がない場所があります。
遠くに写っているのが黒焦げになった木々です。
でも自然の営みは力強く、若木が育ち、赤い彩を添えているのはブルーベリーの木です。
こうした森林火災は何ヶ月も続くことがあるのですが、そした、火事のときでも、生命線となっている物資や、機材を積んでトラッカーはこのハイウェイを命がけで、走りぬくのだそうです。 -
ハイウェイは木々の間を直線が続いたり、一気に山肌を上り、駆け下りたりします。
そんな時にジェットコースター道路と牧栄さんは呼んでいました。
時々、パトカーに似た車が「ラージ」と言う看板をつけて走ってきます。
巨大トレーラがくるということを知らせる先導車で、この車を見るとスピードを緩めて、道のふちを走ります。 -
悠々と流れるユーコン川を渡ります。
アラスカではユーコン川にかかる唯一の橋です。 -
川を渡り切ったところに最後のドライブイン兼案内所があります。
ここがオープンするのは夏の間だけです。
給油所もこの先コールドフットまでありません。 -
その後のサービスエリアはこんなポットントイレがあるだけになります。
水はありませんので、ウエットティシュで手を拭きます。
トイレットペーパーは完備され、きれいに使用されています。
コールドフットまで2時間のところで、トイレがなくなり、後は自然のトイレとなりました。 -
このハイウェイは基本黄葉に彩られた丘陵地帯を走ることが多いのですが、このフィンガーマウンテンという場所だけは原野が広がり、岩がごろごろしている場所です。
写真中央に見える岩が人差し指のように見えるので、このような名前が付いています。
この岩私には指というよりもトカゲに見えるんですが・・・ -
次の観光ポイントが北極圏境界線です。
北極圏は1年のうち、最低1日は日が沈まない場所ということです。
北緯66度33分、ここが北極圏の入り口となります。 -
この写真は北極圏境界線の看板が立っている広場ですが、北極圏へ入ったからといってなにかが突然変わるわけではないんですけど・・・
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コルードフットの手前からハイウェイはブルックス山脈の中に入ります。
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フェアバンクスから約400km、フェアバンクスとデッドホースの中間地点にあるのが、コールドフットです。
ここには1年中オープンしているドライブインと給油所があって、ハイウェイを走る人の重要なポイントとなっています。 -
コールドフットは人口10名くらいですが、ヘリポートやブッシュパイロットと呼ばれる人が操縦する軽飛行機の飛行場もあります。
私たちが訪ねた時期は観光シーズンは終わり、ハンターたちが山の中に、こうした軽飛行機で入って行きます。
ブッシュパイロットは川つりの人のために川や川原に着陸したり、ハンターのために山の中に着陸したりとその飛行技術はとても高いです。 -
コールドフットには北極圏ビジターセンターがあります。
観光シーズンが終わると閉まってしまいます。
数日後に締めるということで、まだ開いていてラッキーでした。 -
コールドフットから車で約30分のところにあるのが、人口10数人の村ワイズマンです。
今回はここにあるロッジに滞在しました。 -
コールドフットからさらに北進、ブルックス山脈の最深部に入っていきます。
そこには北極海から長く旅してきた原油を温めるための建物があります。 -
シャンダラーシェルフと呼ばれる場所です。
ワイズマン滞在中、天候が悪かったのですが、ここでは初冠雪となっていました。 -
サービス精神旺盛な牧栄さんは「この先はダルトンハイウェイの最大の難所、アティガンパスだから、今日の雪では行けない」と言いながら、私たちが荒涼とした風景にあまり驚き喜んでいるのでついに突入して、見ることが出来たのがこの風景です。
-
道路は一面雪に覆われ、アティガンパスはまったくの雪景色に一変していました。
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大喜びをする私たちを横目に、ひやひやもので、スタッグした車を掘り出す牧栄さんです。
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私たちの横を最終地点を目指して、トレーラーが走りぬけていきました。
いつかこの峠を越えた先の北極海を目にしたいと思いながら、私たちはここで、引き返しました。
これからの季節、ダルトンハイウェイを走る運転手をアイストラッカーと呼び、その命がけの走りを追ったドキュメンタリーの番組があります。
日本でも観ることができます。
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