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迂闊にも深夜TVでやってた番組に観入ってしまった。<br />キャロル・キング&ジェイムス・テイラ〜のライブだった。<br />共に年齢を重ねた二人であるが相変わらず息はぴったり合っていた<br />。<br /><br />それでも尚、いつも通り起床し早朝の南海特急に飛び乗った。<br />そして一旦、和歌山の橋本駅まで出てJRに乗り換え・・・・<br />と思ったが昨夜のライブと違って連絡が全くよろしくない。<br />早朝出発の為何も口にしておらず胃袋が既に騒々しい。<br />駅前の開いたばかりの食堂でオムライスを注文する。<br />待ち時間10分、1分で完食と云う早業であった。<br />掛け脚でJRに乗り換え大和二見駅を目指す。<br /><br />本日の行先は五條。<br />市街には清流吉野川が貫く。<br />伊勢と紀州を繋ぐ宿場として栄えた。<br />街並みには独特の情緒を色濃く残している。<br /><br />駅前より本町通に入ってみる。<br />早々にタイムスリップした感覚に陥る。<br />江戸〜明治時代の建物が合わせて約100棟。<br />当時の姿を残したまま立ち並ぶ様はその歴史を感じさせる。<br /><br />晴れてもいないのに老人が独りポツンと家の前で日向ぼっこをしている。<br /><br />歩を進め神田橋まで来ると工事が中断されたア〜チ橋遺構と交錯する。<br />国鉄の時代に奈良の五條と和歌山の新宮を結ぶ予定だった五新線。<br />建設が頓挫し幻となった現在もそのままの状態で残されている。<br />いきなり『昭和』の時代にジャンプし戸惑いを覚え立ち竦む。<br />工事が中断された橋の向こうには何が見えていたのだろう?<br /><br />今にも降り出しそうな雲行きであるが暑さには何ら影響無い。<br />涼を求め吉野川堤防に出たりもしつつ更に進み町並み探索を再会。<br />昭和生まれの私にとって見覚えのある風景が自然に眼に飛び込んで来る。<br /><br />押しつけがましい観光地ではなく普通に生活感がある古い町なのが心地よい。<br /><br />いよいよ降り出しそうになった空を眺めながら吉野川に架かる大川橋を渡る。<br />急いで金剛寺から辯天宗総本山如意寺と周り再度橋を渡り櫻井寺を目指す。<br />とうとう降り出した。<br />傘は持ち歩かないのが信条である。<br />駅に繋がる昭和の息吹を残した商店街は駆け抜けた。<br /><br />全身びしょ濡れで着いたJR五條駅には丁度電車が待っていてくれた。<br />女性駅員さんが雨の中を掛けて来る私を見つけ停めていてくれたのである。<br /><br />いやはや帰りはついてたな。<br />だが昼飯を難波まで我慢するのは辛いものがある。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

五條漂流

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2011/08/20 - 2011/08/20

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midnightrambler

midnightramblerさん

迂闊にも深夜TVでやってた番組に観入ってしまった。
キャロル・キング&ジェイムス・テイラ〜のライブだった。
共に年齢を重ねた二人であるが相変わらず息はぴったり合っていた


それでも尚、いつも通り起床し早朝の南海特急に飛び乗った。
そして一旦、和歌山の橋本駅まで出てJRに乗り換え・・・・
と思ったが昨夜のライブと違って連絡が全くよろしくない。
早朝出発の為何も口にしておらず胃袋が既に騒々しい。
駅前の開いたばかりの食堂でオムライスを注文する。
待ち時間10分、1分で完食と云う早業であった。
掛け脚でJRに乗り換え大和二見駅を目指す。

本日の行先は五條。
市街には清流吉野川が貫く。
伊勢と紀州を繋ぐ宿場として栄えた。
街並みには独特の情緒を色濃く残している。

駅前より本町通に入ってみる。
早々にタイムスリップした感覚に陥る。
江戸〜明治時代の建物が合わせて約100棟。
当時の姿を残したまま立ち並ぶ様はその歴史を感じさせる。

晴れてもいないのに老人が独りポツンと家の前で日向ぼっこをしている。

歩を進め神田橋まで来ると工事が中断されたア〜チ橋遺構と交錯する。
国鉄の時代に奈良の五條と和歌山の新宮を結ぶ予定だった五新線。
建設が頓挫し幻となった現在もそのままの状態で残されている。
いきなり『昭和』の時代にジャンプし戸惑いを覚え立ち竦む。
工事が中断された橋の向こうには何が見えていたのだろう?

今にも降り出しそうな雲行きであるが暑さには何ら影響無い。
涼を求め吉野川堤防に出たりもしつつ更に進み町並み探索を再会。
昭和生まれの私にとって見覚えのある風景が自然に眼に飛び込んで来る。

押しつけがましい観光地ではなく普通に生活感がある古い町なのが心地よい。

いよいよ降り出しそうになった空を眺めながら吉野川に架かる大川橋を渡る。
急いで金剛寺から辯天宗総本山如意寺と周り再度橋を渡り櫻井寺を目指す。
とうとう降り出した。
傘は持ち歩かないのが信条である。
駅に繋がる昭和の息吹を残した商店街は駆け抜けた。

全身びしょ濡れで着いたJR五條駅には丁度電車が待っていてくれた。
女性駅員さんが雨の中を掛けて来る私を見つけ停めていてくれたのである。

いやはや帰りはついてたな。
だが昼飯を難波まで我慢するのは辛いものがある。





同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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