もう一度行ってきました 台湾の小さな島“七美島”　3-1

2011/09/27 - 2011/10/03

　ちょっと前に『もう一度行ってみたい 台湾の小さな島“七美島”』で30年前の旅の思い出を投稿しました。　そして今年その思いを実現しました。　もう一度行ってきました。

　最初の計画は、30年前と同じく高雄の空港から飛行機で往復しようと考えましたが、久しぶりに澎湖島も観光してみたいし馬公から七美島まで船にも乗ってみたいと考え最終的には澎湖島から行くことに決めました。

　9月28日　台北（松山空港）→《飛行機》→ 馬公空港〔馬公泊〕　
　9月29日　馬公港 〜《 船〔南海之星〕》〜 七美港〔七美泊〕
　9月30日　七美空港 →《飛行機》→ 馬公空港 →《飛行機》→ 台北（松山空港）

　台北に着いた夜には雨が降り、翌日澎湖島へ行った午前中も小雨が降り続いたので天気が心配でしたが、七美島へ行く日とその翌日は天気も良くまたまた思い出深い2日間になりました。

エリア その他の観光地(台湾)

「海洋渡假村」の部屋からの朝の景色です。

　8時40分に送迎バスで七美島行きの船の発着場所まで送ってくれることになっていたので6時頃起きました。　天気は晴です。

「海洋渡假村」の部屋からの朝の景色です。

　送迎バスで乗船券を販売する「南海交通船観光碼頭候船室」まで送ってもらい、その建物の中へ入ると誰もいません。　「もしかして」と思いながら建物の一番奥の窓口まで行くとプラケースに入った紙に「本日高波のため欠航」と中国語で書いてありました。　窓口で「一日中ですか？」と聞くと「一日中です」と言われ「明日は？」と聞くと「分かりません」と言われました。

　予定通りであればこの写真の“南海之星”で七美島に行くはすであったのに・・・。
この写真は、翌日澎湖島の馬公港から来て七美港に停泊中の“南海之星”です。

何とかタクシーに乗り込み馬公空港へ向かいました。

参考までに：　馬公港（09時10分発）〜望安島（10時00分着/10時30分発）〜七美島（11時15分）
乗船券は当日のみの販売で、澎湖諸島に籍のある方々に08時00分〜08時30分の間優先販売し、08時30〜09時10分まで一般販売します。　197人まで乗船できます。　オンシーズンは、恆安壹號など別の船も同様の時間で運行されるようです。

　飛行機は、高雄〜七美〜馬公を毎日一往復しているので席の予約ができれば七美島へ行けるのですが、ここでまた問題があります。　飛行機は、19人乗りの小さな飛行機で船同様に澎湖諸島に籍のある方々優先のため事前予約ができるのは4席までです。　この席の予約ができなければ出発前にカウンターに並んで席取をしなければなりません。

　09時10分頃に空港に着き、空港内の徳安航空のカウンターに行きましたが誰もいません。　用のある方は下記の番号に電話をして下さいと書いた紙が貼ってありました。　当然と言えば当然です、飛行機の出発は15時25分なのですから。　
　
　空港内でも殆んど英語は通じないので、サービスカウンターの人に予約のお手伝いをお願いしました。　何カ所かに電話をしてくれて電話の途中で受話器を渡され電話に出てみると日本語で対応してくれました。　電話で七美島までの座席の予約をしたいと伝え自分の名前と翌日の七美島〜馬公までの予約のあることを伝え電話を切りました。　数分後に電話があり予約ができたので予約番号を教えますとのことでした。　皆さん親切な方ばかりで本当に助かりました。　困った時にその電話番号に電話をすると24時間日本語で対応しくれるサービスがあることを知りました。　0800-011765　です。

　一時は七美島へ行くことを諦めて一日早く台北へ帰ろうとも考えました。　しかし、七美島へ行くために、そしてできれば30年前にお会いした夏さんにお会いして30年前のお礼を言えたらと今回台湾に来たのだから諦めることはできませんでした。

　問題が解決したので出発を待つだけです。　昨日島内観光も終わっているので行くところもなく、少し疲れていたので空港内で時間つぶしをして待つことにしました。　10時少し前から15時25分の出発時間までの約5時間半は結構長かったです。

　空港内の「旅遊服務中心」のカウンターへ行きパンフレットなどいただき写真左側の楊さんとあれこれ話をしました。　右側の謝さんは、楊さんとカウンターにいた別の方が帰った後に来たので殆んど話はしませんでした。　いろいろな方と話すと中国語の勉強になります。

いよいよ出発です。　Dornier 228-212 初めて乗る飛行機です。

馬公空港の滑走路ですが写真を撮っているのを見ても注意されませんでした。

機内はちょっと狭いです。

機内から見た澎湖島の景色です。

“菊島之星”と昨日宿泊した“海洋渡假村”が見えます。

幾つかの小さな島々の上空を通り僅か10分位で七美島が見えてきました。

澎湖島を離陸してから15分で七美島に到着です。

　小さな島の小さな空港と空港の建物です。　30年前に比べればとてもきれいな建物になりました。

　空港の外に出たところで民宿の陳太太待っていてくれました。　バイクで迎えに来てくれたのですが、私が荷物を3個も持っていたのでバイクの後ろに乗って行くのは危ないと言い空港に荷物を受け取りに来ていた近所の方のトラックに乗せてもらい民宿に行きました。　空港から5分位で民宿に着きました。

民宿 “希拉小宿” です。　この民宿については 3-3 で紹介します。

　到着後、手荷物と夏さんへの土産を部屋に置き島内観光に出かけたいと思いましたがここでまた問題が・・・。
　日本出発前から分かっていたことですが、この島にはタクシーが1台しかありません。　しかも、理由は解りませんでがそのタクシーは呼べないとのことでした。　陳太太が「バイクで行く？」と聞くので「バイクには乗れない」と言うと「それなら自転車で行けば」と言うので「自転車では行けない」と言うと、どこかに電話をしてくれて島の人が有料で車を出してくれることになりました。　

　民宿に着いたのが16時前でそれから17時30分頃までの1時間半で600元、宿泊代の中にバイクのレンタル料金300元が含まれているので陳太太が300元払うので私は300元だけ払えばよいと言われ了解して出かけました。

　車を出してくれた村の方に『雙心石滬』と『小台湾』の潮の状態を聞くと「17時過ぎれば潮が引くのでゆっくり行きましょう」と言われ、港から順路で『雙心石滬』に向かうことにしました。

　『南滬港（七美港）』です。　きれいに整備され30年前の港の2倍になっていました。

この港付近が村で一番賑やかな？所です。　

村で唯一のコンビニです。

「國順租車行」でレンタルバイクが借りられます。

『七美漁業綜合大樓』

　これは30年前からあるものです。　30年前の写真と見比べると確かにありました。

『南滬港（七美港）』

　30年前とは比べものになりません。　本当にきれいになっていました。

『七美人塚』

　観光ポイントにはこのような案内版が設置されていました。

『七美人塚』

　30年前この部分はありませんでした。

『七美人塚』

　この入口もありませんでした。

『七美人塚』

　門がなくなっていました。

『七美人塚』

『七美人塚』

　七美人とこの塚についての説明が書かれています。

『七美燈塔（南滬燈塔）』

　30年前より大きくなっていました。

『七美燈塔（南滬燈塔）』

　30年前は燈台とその下の建物だけでした。

『七美燈塔（南滬燈塔）』

『望夫石』

　この様な石の標識は観光ポイントによりあったり無かったりでした。

『望夫石』

『望夫石』

　風や波で多少浸食されていますがそれ程大きな変化はありませんでした。

『〔魚月〕鯉灣休憩區』
（文字化けする漢字は〔〕で囲んで表示しました。　以下同じです。）

　シーズンオフなので人はいませんでした。

『〔魚月〕鯉灣休憩區』　

『〔魚月〕鯉灣休憩區』

『〔魚月〕鯉灣休憩區』にあった小さな祠　『玉天祠』

　

『大獅與龍〔土呈〕』

『大獅與龍〔土呈〕』

大獅

『大獅與龍〔土呈〕』

大獅

『大獅與龍〔土呈〕』

龍〔土呈〕

『大獅與龍〔土呈〕』

龍〔土呈〕

『分岔仔』

『小台灣』

『小台灣』

『小台灣』

　ちょっと早かったようです。　もう少し潮が引けばきれいに海上に出ます。

『小台灣』

『金龍寶塔』

　島内に幾つかあり中国語で説明を聞きましたがよく解りません。