飛騨古川はやわらかい、あたたかい、なつかしい街

2011/09/26 - 2011/09/27

2度目の古川　創業300年の造り酒屋を回って、古い町並み散策を楽しむ　そして今回は極上の味の宿に泊まって日本の和を堪能。

高山から16キロ、こんな素敵な街があることを本当は誰にも教えたくない。

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

ＮＨＫ「さくら」連続テレビで和ろうそく屋が舞台になっていた。その店のある街が古川　前回行ったので三嶋和ろうそく屋さんはパスしています。

今回は綺麗な飛騨の匠の町屋の建物を堪能して歩きました

美しいデザインの軒下、垂木を支える腕木の下に白く塗られて際立つ子腕、
この子腕に施される装飾を「雲」というそうです。町屋の意匠が現代にも引き継がれています。

古川の大工に多く見られる独特の技法
大工はそれぞれ独自の紋様をもっており、自分の造り上げた建築に対する愛情と、仕事に対する誇りを表現しています。

169種、355軒ほどある。これを見て回るのが楽しい。

美しい出格子　出格子は町屋の特徴の一つです　千本連子格子など中が見えにくく、目の細かい格子が主流を占めているようです。中には中抜き連子格子のように、明るさを確保する工夫もみられます。

二階の出窓は新町屋に多く見られます。階高が高くなったせいで、屋根の軒だけでカバーできなくなった「霜よけ」の庇がつけられています。

今宮橋の向こうは真宗寺

古い造り酒屋が立ち並ぶ。10月1日は日本酒の日だそうである。昭和40年以前は酒造業界の習わしが10月1日から新年度になる決まりだったとのこと。

飛騨の匠文化館前のりっぱな樹木

白壁土蔵街の横を流れる川の中に鯉1000匹がいる。

鯉が11月までこの川に放されている。

100円でおふを餌として置いてあるので、大勢の観光客から餌をもらい、鯉はみんなものすごく肥満している

一番大きいのは30キロもあるそうです。網で引き上げるのはとても大変だそうです。

円光寺　屋根飾りの下、ここにカメの模様がある

渡辺酒造の「蓬莱」　
沢山試飲させていただき、一番辛口のお酒「蔵元の隠し酒」を買いました。全国酒類コンクールで第一位のお酒です。これは新聞紙に包み光を遮断して蔵出しするお酒です

古川の酒こそ素晴らしいお土産なのに、なぜかガイドブックに載っていない。水がいいので美味しいお酒ができるのだ。

試飲させていただける渡邊酒造さん

大吟醸5250円　720ミリリットル　素敵なボトルです　「魂の酒」
全国新種コンクールで金賞受賞のお酒、買いたかったけれど高いくて手がでない。

上をむくと、吹き抜けにこんな籠がつってあります。これを使う頃からやっている店なのだとわかる。

緑の杉玉　これが変色したら日本酒がのみごろなんだそうです

飛騨牛コロッケ200円　その場で揚げてくれます　アツアツをいただきました
味はもちろん二重丸です

毎年4月19日、20日に開かれる飛騨古川祭り。
夜9時から夜中2時まで、半裸の男性達が太鼓を鳴らしながら巡回する起し太鼓。

絢爛豪華な9台の屋台が街を行く。
大太鼓の櫓を目がけて、各組の付け太鼓が突っ込む、激しい攻防戦が繰り広げられる、天下の奇祭の一つ。

古川祭りのだしが入っている蔵

古川は人がわいわいしていない町並み歩きのできる素敵な街です

今回の最大の目的はこの八ッ三館に泊まること
有形文化財だそうです。明治38年から大切にしてきた建物です。

映画「ああ野麦峠」撮影もありました

料亭旅館この宿は和を堪能できるまったりしたい方にお勧めの旅館です　詳しくは「こんなに満足感を味わえる旅館が飛騨古川にあるんです」という旅行記をご覧ください