2011/05/04 - 2011/05/05
19位(同エリア263件中)
kumさん
白壁には青や黄色の縁取り。
赤い屋根の上には花が咲き乱れる。
城壁の外に広がるのは田園風景。
その美しさから「谷間の真珠」と讃えられ
王妃達の直轄領だったオビドス。
****
【旅程】
□4月29日 フランクフルト経由でポルト到着
□4月30日 ポルト泊
□5月1日 (ポルトでレンタカー)アヴェイロ、ブサコ泊
□5月2日 ピオダォン、セラ・ダ・エストレラ国立公園内泊
□5月3日 ソルテーリャ、イダーニャ・ア・ヴェリャ、モンサント泊
■5月4日 マルヴァン、オビドス泊
■5月5日 ナザレ、シントラ、リスボン泊(リスボンでレンタカー返却)
□5月6日 リスボン泊
□5月7日 リスボンからロンドン経由で帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
マルヴァオンから高速を走らせること2時間半くらい。
オビドスはポルトガルの西、つまり海側にある人口800人の小さな町。
といっても、この二日間でまわった村の何倍もあるので都会に見えます。^^; -
しかも内陸部に比べて西部ポルトガルは車が多い!観光客も多い!
運転下手な私たち夫婦にはちょっと怖かった。。。 -
オビドスでの宿はまたもや古城ホテル♪
ポサーダ・ド・カステロ
地球の歩き方の写真を見て超楽しみにしていたこの宿。
しかし、ここの宿は4つの塔を占拠できるスイートルームに泊まらない限りは、宿泊する価値なし・・・
スタンダードの部屋にしたら210ユーロとブサコの倍以上のくせに、小間使い部屋を寝室にしたようで、超狭い! -
レストランは結構美味しいんだけど、別に宿泊者じゃなくても食べれるし・・・
-
まぁ、ブサコみたいな宮殿系ではなく、城塞系の攻城だから豪華さがないのはやむを得ないとしても、部屋の狭さは頂けなさすぎる。(ぶつぶつ)
-
というわけで、せっかくの古城ホテルですが宿の写真はあまり撮っていません。
ポサーダの宿泊者は城の後ろにある城壁内の駐車場を使えるので、そこに車を置いて町の散策開始。
まず発見したのは、かわいいおもちゃがいっぱい売っていたお土産屋さん。うちのインコに買ってあげたいけど、怖がるんだろうなぁ。。 -
村をまわった後にここにくると、オビドスはやたら都会に見えてしまう。
今までまわっていた村にはこんなお土産屋さんもなかったもんなぁ。 -
しかもどのお土産屋も町の雰囲気を害さず、いい感じなんだよなぁ
-
僕は売り物じゃないニャ
-
オビドスの町の特徴は白壁にこの縁取り。
縁取りの色は青が多く、その次に黄色。
たまーに、赤や緑がある。 -
ちょうど春だったからか花も多く、こんな風に窓辺や壁をきれいに花が飾っていた。
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町一番の教会、サンタ・マリア教会(Igreja de Santa Maria)
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手前にあるのはさらし台(pillory)
罪人くくりつけてさらし者にするという刑に使われたもの。 -
-
赤いニワトリが超かわいいお土産屋
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お土産屋さんもかわいいけど、普通の街並みが見たくて横道に入ってみる。
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人通りの少ないこの通りは住宅エリアなのかな。
花で飾られた綺麗な建物が並ぶ。 -
オビドスでは珍しいピンクの壁
壁を飾る花も暖色系ですごく合っていてカワイイなぁ。 -
イチオシ
メインストリート沿いの建物の青い縁取りは綺麗に塗り直されているけど、少し横道に入ると、途端にボロっとしてくる。
-
城壁の上を歩きたいなぁと思って城壁の方に向かい、細い階段を上ってみる。
-
上からの長めだけど、ここは城壁の上ではないのです。
城壁の内側にある少し高台になっている公園。
この周辺はすごく寂れていて、屋根に穴のある建物がいくつもある。。 -
ここから城壁の外に出れるんだけど、城壁の上には上れないよぉぉ。どこから上れるの??
-
とりあえず町の西にある正門、ポルタ・ダ・ヴィラの方に向かう。
その途中にひっそりとあった教会。
とてもキレイだけど、ドアは閉じていて今でも使われているのか分からない。 -
鉢植えで飾られた窓がオシャレな建物♪
ポルタ・ダ・ヴィラの辺りにはギャラリーなどオシャレな店がいくつかあった。 -
ポルタ・ダ・ヴィラ(Porta da Vila)
町の入り口の一つ。
門は他にもあるけれども、これを含めた幾つかの門は敵の侵入を防ぐためにジグザグ構造になっている。これがまた、超難しいんだ。車で入るのが。苦笑 -
イチオシ
ポルタ・ダ・ヴィラの近くに城壁に登る階段があります。
城壁の上は細く、町側には柵もないので高所恐怖症の人には怖いよう。
というわけで高所恐怖症の夫は途中でリタイア。ここから別行動。^^; -
屋根の上にニョキニョキ生えていたピンクの花。
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道に沿って緩い曲線を描いた家。角がないから縁取りがない。
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城壁の上から町を眺めると色んな発見がある。
こんなカラフルなパラソルとか。 -
オビドスという町の名をラテン語のoppidumに由来する。
Oppidum(オッピドゥム)というのは町とか城市などと訳される。つまりオビドスもローマの基地だった。 -
ヨーロッパの町の多くはローマがoppidumを築いた場所にある。
結局のところ、私たちは先人達の足跡をなぞっているにすぎないのかもしれない。 -
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城壁の上は1mないほど狭い。
この上で見張りをするのはともかく、戦うのは大変だなぁ。うっかり城壁内に落ちちゃったりしないのかなぁ。 -
町の外れの方には崩れかけた家が目立つ。
これほど激しく崩れた家は少ないけど。
なんで壁が一部なくなっているんだろう?? -
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ポサーダの横に城壁から下りる階段があったので、そこから下に降りてポサーダに戻る。
-
翌日
朝食の前に少し散歩してみることにした。
城壁の外を見ると、昇り始めた太陽の下に広がる朝靄のかかった田園風景・・・ -
この風景を見ると「谷間の真珠」という呼び名にも合点がいく。
オビドスは町が美しいだけでなく、そこから眺める景色も美しい。 -
イチオシ
朝靄は、周りの景色を優しく包む。
あまりに幻想的な風景で、自分がいる世界と同じだとは思えない。城壁の外には全く別の世界が広がっているのかもしれない。 -
城壁の外の風景に見とれながら歩いていたら、城壁を降りる階段のあるところまで辿り着いてしまった。町の中心近くのところにある。
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朝日を浴びて白く輝く壁が美しい
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そして石畳も。
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赤、青、黄色!
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早起きニャンコ。
このあと、この木に登って二度寝してました*^^* -
城壁内はさほど広くないけどたくさんの教会がある。
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色褪せてしまった珍しい緑の縁取り。
このまま塗り直されなければ緑縁取りの建物はオビドスから消えてしまうかもしれない。 -
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青い扉がかわいい。
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だからドアばかりを撮ってしまった。
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また別の教会。
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-
イチオシ
朝早くの散策は人通りも少なくて気持ちがいい。
-
オビドスには夕方に着いて、朝食後に町を出たので24時間滞在していない。それでも小さな町なので、ひととおり散策するのには十分だった。
-
-
オビドスを出た後は、ナザレとシントラに寄ってリスボンに移動します。
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この旅行記へのコメント (10)
-
- takemoさん 2011/10/12 01:34:32
- ・・・・・・・
- kumさん、またまた、こんばんは。
この旅行記、まだ終わっていなかったのですね。
そして、こんな素晴らしい写真が残っていたとは・・・。
どれもしっとりと心に響きますが、この写真・・・
素晴らしい時間に出会いましたね。
まるでファンタジーの世界。
kumさんのお気に入りマークが入っていませんでしたが、私は気に入りました。
ふ〜、感動しましたよ!
takemo
- kumさん からの返信 2011/10/13 03:48:13
- RE: ・・・・・・・
- あ、この写真気に入っていただけましたか!
実は最初、これを表紙にしてました。
童話の世界みたいでとても気に入っています。
そして、最初表紙にしていたのでお気に入りにはしてなかったんです!
まぁ、ツバメの雛たんの写真ほどではないですが・・・(←しつこい)
ポルトガル編はあとナザレ・シントラ編とリスボン編の2つを作る予定です。作る順序は気が向いた順になろうかと思いますが・・・
-
- Yattokame!さん 2011/10/04 03:19:07
- いい色出てますね
- kumさん
こんばんは。
アフリカにこんな古色を纏った町があったのかと思ったら、再びポルトガルですね。
古い街並みの中に施された赤や青、黄色の色彩をうまく捕らえましたね。ローキー気味のコントラスト強めにした効果がよく出て、色が浮かびあがってきてとても印象的です。
朝の風景もとても美しい。こんな風景を見ると、しばし時間よ止まれと思ってしまうのではないでしょうかね。
Yattokame!
- kumさん からの返信 2011/10/09 01:15:14
- RE: いい色出てますね
- Yattokame!さん、こんばんは!
いつも有り難うございます!
そして、いつもお返事が遅れがちですみませぬ。。。
さて、少し気分を変えてポルトガル編に戻ってみました。
オビドスはとても観光化が進んでおり、その前2日間にまわっていた田舎から文明圏に戻ってきたなぁって感じがすごくしました。
> 古い街並みの中に施された赤や青、黄色の色彩をうまく捕らえましたね。
ありがとうございます♪
色遣いがとてもきれいな町で、差し色が利いているので、同じ白壁を使った村マルヴァオンとも全然印象が異なりました。こういう町や村ごとの特徴がまだ色濃く残っているところがポルトガルは面白いですね。
> 朝の風景もとても美しい。こんな風景を見ると、しばし時間よ止まれと思ってしまうのではないでしょうかね。
そうなのですよ。ほんとに幻想的で美しかったです・・・太陽が昇りきってしまわない内に時を止めて、ずっとその風景を見ていたかった。
くむ
-
- fujickeyさん 2011/10/03 17:08:43
- よみがえります。
- kumさんこんにちは。
良いですね〜ポルトガル。。。
数年前の年末年始に行きましたよ〜
そうそうポルトガルってなんか黄色味がかっていますよね。アズレージョの青さも美しかった。
ツアーでしたけど食べ物のも美味しかったし、人も良かったし、いまだに「お勧めの国ってあります?」って聞かれたら真っ先に「ポルトガル」って言うくらい好きです。
あ〜また行きたい・・・
- kumさん からの返信 2011/10/09 01:04:45
- おぉ、それほどに!
- fujickeyさん、こんばんはー!
コメント有り難うございます♪
そして、お返事遅れてごめんなさい。。。
さてさて、ポルトガルにfujickeyさんも行かれていたのですね。
行く人みんなが良かったと言っていたので
気になっていた国だったのですが、確かにすごく良かったです。
イタリアやフランスみたいな派手さはないけど、ジワジワと染み入るような良さがありますよね。
外壁を飾るアズレージョの使い方は感動でしたね。
タイルってお手洗いなどの水場のイメージばかりだった自分の発想の貧困さを反省させられました(笑)
そして、昔ポルトガルの植民都市だったモロッコのエル・ジャディーダという港町に行ったときに、ボロボロになったアズレージョを使った建物がいくつも残っていたことを思い出し、この建築様式を海外でも貫いていたんだなぁって改めてポルトガル人のアズレージョに対するこだわりを感じました。
くむ
-
- crossさん 2011/09/30 14:57:01
- いつもと違う辛口コメント...
- kumさん、こんにちは♪
まだ、ポルトガルの旅行記が残ってたんですね〜♪
いつもの写真の印象と多少違ってたので辛口なコメントで失礼します。
色鮮やかでキレイなのですが、コントラストの入れ方が少し強いように感じるのですが、気のせいなんですかねぇ。
元々この街自体が鮮やかなのかポルトガルの気候のせいなのかは解りませんが。
いいなぁと感じるのもあるんですが、何故か今回のはそんな気持ちになりました。ゴメンm(_ _)m
cross
P.S.
明日から北京です。
カメラも新しい(中古ですがCanonのX4)のを買ったので、kumさんに近づけるように頑張って撮ってきますね♪2泊3日の弾丸ツアーで〜す♪
- kumさん からの返信 2011/10/03 02:44:16
- あらら
- crossさん、こんばんは〜。
まだ北京ですか??
あらら、オビドス編はお好みではなかったようですね。
コントラストは2,3枚を除き、他のポルトガル旅行記と同じなんだけどな。コントラスト強めの写真が好きなのと、南ヨーロッパって陽差しが強くてコントラスト強いイメージがあるので、鮮やか設定に更にコントラスト強めてます。まぁ、アフリカ編はナチュラルで撮っているので、その後に持ってきたから余計コントラストの強さが鼻についたのかな?
まぁ、好みは人それぞれですからね。
くむ
-
- ぺでぃまるさん 2011/09/30 08:13:00
- ほのぼの
- kumさん、おはようございます。めっきり寒くなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
白壁青空見上げ系の写真に惹かれるので、コメはこの写真で。
確かに800人でも前の村々から考えると大都会なんでしょうね。
縁どられた建物が可愛らしくて、ノスタルジックな雰囲気の写真や小路を歩いているような構図がほのぼのします。
朝から仕事したくなくなりました(^^ゞ
ぺでぃまる
- kumさん からの返信 2011/10/03 02:39:44
- RE: ほのぼの
- ぺでぃまるさん、こんばんは〜
コメント有り難うございます〜♪
東京は冷えたかと思えば、また暖かくなったりして、体調管理が大変です。少しずつ秋が近づいてきていますね。
さて、オビドス編にようこそ!
この町はリスボンからも近いこともあり、結構人気の町なのです。観光客が多いだけあり、観光客を意識した可愛いお店もいっぱいあって、ステキです。一方で、私の好きなぼろい街並みもあって絶妙なバランスでした!
私も思い出すと仕事をする気しなくなります(苦笑)。
くむ
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