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奈良の中心部は夏の前半で喘いで来た。<br />ボチボチ周辺に行動範囲を広げねばならない。<br />とにかく暑いので山に行けば少しは涼しいだろう。<br />こうして近鉄阿部野橋駅より南大阪線に乗り吉野まで。<br /><br />吉野の駅は何故か欧州の田舎町のホ〜ムを想わせる。<br />と行った事などないのに勝手な妄想を巡らせながらブラブラする。<br />そしてロ〜プウェイ駅に向いながらあちこち冷やかして歩いていた。<br />すると駅からオバちゃんが走って来て『乗るんですか〜?』と叫んだ。<br />慌てて乗り込むゴンドラには一緒の電車に乗り合わせた人達が待っておりバツが悪かった。<br />吉野千本口駅から吉野山駅まで3分で結ぶこのロ〜プウェイは日本最古のものらしい。<br /><br />吉野山駅に着くと早くもあゆの塩焼きの誘惑が待ち受けていた。<br />ここはぐっと堪え先に進む。<br />元来、吉野山は桜の名所でありシ〜ズン中は人で溢れかえる。<br />こんな暑い夏の時期に訪れる人はさほど多くない。<br /><br />金峯山寺の黒門をくぐる。<br />飲食店やみやげ物屋、旅館の建ち並ぶ緩やかな坂を登ると立派な銅鳥居が建っている。<br />更に登って行くと金峯山寺の仁王門が善い感じで見えて来る。<br />直下まで来ると凄い迫力でそそり建っており、左右対の金剛力士も見事であった。<br />門から見渡す遠景も素晴らしく流石は国宝と感心する。<br />本堂の蔵王堂も更に重厚な造りで奈良の持つ技術力に圧倒された。<br /><br />またうっかりと吉水神社を素通りしてしまったが今日は単純な往復行程であるので帰りに寄ろう。<br />大日寺はきっちりゲットしたところでお待ちかねのあゆの塩焼きタイムだ。<br />何軒も候補を選んだが飛びっきり愛想の善いオバちゃんの店に飛び込んだ。<br />美味しく頂戴しながらオバちゃんに谷の向い側に見える寺は何かと尋ねた。<br />如意輪寺であり後醍醐天皇稜との事であった。<br />お客さんの脚なら20分で行けると云われ腹ごなしの散歩に出た。<br /><br />しかしその脚で20分歩いてもまだ谷を下り切ってもいない。<br />ゼイゼイと如意輪寺に着いたのは40分後であった。<br />結局、山中を往復で1時間半以上寄り道に費やし汗まみれになった。フラフラ状態のまま桜本坊〜竹林院群芳園をなんとかゲット。<br /><br />日差しに気が遠くなりかけたその時、一軒の喫茶店が目の前に現れた。<br />残念ながらビ〜ルはなく目に留まったのはポスタ〜のかき氷であった。<br />とにかく身体が大量の水分を求めていた。<br />店のオバちゃんが尋常ではない汗を見てポットごと水を置いて慌てて氷をかきに厨房へ走る。<br />ポットも飲み干し、出てきたかき氷も一気に流し込んだ。<br />その卑しい姿をオバちゃんは黙って見つめていた。<br />カキ氷なんて何年ぶりだったろう。<br />懐かしい味と共に汗は去った。<br /><br />帰り道に再びさっきの食堂のオバちゃんと出くわした。<br />見るなり『ホントに行ってきたんだね。また秋にも来て〜な。』<br />・・・・<br /><br />これにて最後と吉水神社に立ち寄ったのは云うまでもない。<br /><br /><br />いやはや吉野のオバちゃんには辛いものがある。<br /><br /><br />

吉野山漂流

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2011/08/07 - 2011/08/07

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midnightrambler

midnightramblerさん

奈良の中心部は夏の前半で喘いで来た。
ボチボチ周辺に行動範囲を広げねばならない。
とにかく暑いので山に行けば少しは涼しいだろう。
こうして近鉄阿部野橋駅より南大阪線に乗り吉野まで。

吉野の駅は何故か欧州の田舎町のホ〜ムを想わせる。
と行った事などないのに勝手な妄想を巡らせながらブラブラする。
そしてロ〜プウェイ駅に向いながらあちこち冷やかして歩いていた。
すると駅からオバちゃんが走って来て『乗るんですか〜?』と叫んだ。
慌てて乗り込むゴンドラには一緒の電車に乗り合わせた人達が待っておりバツが悪かった。
吉野千本口駅から吉野山駅まで3分で結ぶこのロ〜プウェイは日本最古のものらしい。

吉野山駅に着くと早くもあゆの塩焼きの誘惑が待ち受けていた。
ここはぐっと堪え先に進む。
元来、吉野山は桜の名所でありシ〜ズン中は人で溢れかえる。
こんな暑い夏の時期に訪れる人はさほど多くない。

金峯山寺の黒門をくぐる。
飲食店やみやげ物屋、旅館の建ち並ぶ緩やかな坂を登ると立派な銅鳥居が建っている。
更に登って行くと金峯山寺の仁王門が善い感じで見えて来る。
直下まで来ると凄い迫力でそそり建っており、左右対の金剛力士も見事であった。
門から見渡す遠景も素晴らしく流石は国宝と感心する。
本堂の蔵王堂も更に重厚な造りで奈良の持つ技術力に圧倒された。

またうっかりと吉水神社を素通りしてしまったが今日は単純な往復行程であるので帰りに寄ろう。
大日寺はきっちりゲットしたところでお待ちかねのあゆの塩焼きタイムだ。
何軒も候補を選んだが飛びっきり愛想の善いオバちゃんの店に飛び込んだ。
美味しく頂戴しながらオバちゃんに谷の向い側に見える寺は何かと尋ねた。
如意輪寺であり後醍醐天皇稜との事であった。
お客さんの脚なら20分で行けると云われ腹ごなしの散歩に出た。

しかしその脚で20分歩いてもまだ谷を下り切ってもいない。
ゼイゼイと如意輪寺に着いたのは40分後であった。
結局、山中を往復で1時間半以上寄り道に費やし汗まみれになった。フラフラ状態のまま桜本坊〜竹林院群芳園をなんとかゲット。

日差しに気が遠くなりかけたその時、一軒の喫茶店が目の前に現れた。
残念ながらビ〜ルはなく目に留まったのはポスタ〜のかき氷であった。
とにかく身体が大量の水分を求めていた。
店のオバちゃんが尋常ではない汗を見てポットごと水を置いて慌てて氷をかきに厨房へ走る。
ポットも飲み干し、出てきたかき氷も一気に流し込んだ。
その卑しい姿をオバちゃんは黙って見つめていた。
カキ氷なんて何年ぶりだったろう。
懐かしい味と共に汗は去った。

帰り道に再びさっきの食堂のオバちゃんと出くわした。
見るなり『ホントに行ってきたんだね。また秋にも来て〜な。』
・・・・

これにて最後と吉水神社に立ち寄ったのは云うまでもない。


いやはや吉野のオバちゃんには辛いものがある。


同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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