2011/09/02 - 2011/09/02
2352位(同エリア4271件中)
Rinさん
チェコの高速は最高速度130km。金曜の昼間なので渋滞があるはずもなく順調に進んだが、プラハの市街地は観光客であふれた一方通行の迷路だった。
オペラのチケットを買って市内散策後、着替えて国立オペラ劇場へ。初オペラもだが、劇場の豪華さに目を奪われる。
終演が遅くなったので夕食は不本意だったが充実した一日だった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 1.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
チェコに入り、ヨーロッパ道路E55に加え、チェコの高速5号線という表示も出てくる。2時間足らずでプラハ市に入った。高速の間にトイレを済まそうとサービスエリアに。
チェコのサービスエリアは広場があって適当に店が並んでいる感じ。共同のトイレはなく、仕方がないのでコンビニのような店に入る。
日本のコンビニでトイレを借りたときと同様、何か買わなきゃと思っていると、結構サンドイッチとかスープとかランチ向きの品物が充実していることがわかる。結局簡単に食事。私はハムと卵の入ったホットドッグ様のサンドイッチ、家内はよくわからん甘いデニッシュのようなものとスープ。このスープは鳥をかなり煮込んだものに小麦粉でとろみをつけた感じ。ホワイトシチューとサムゲタンの中間ぐらいか。それなりに満足して出発。 -
14:00ごろ、プラハ市内に入る。宿は有名なカレル橋のたもと(写真の右側の建物)なので、中心部の一方通行だらけで渋滞したごちゃごちゃしたところを通らなくてはいけない。案の定、右折すべき所をやり過ごしてしまい、渋滞をもう一周。ところがナビの言うとおりにして着いたところはカレル橋そのもの。宿の入り口はカレル橋の下にあって、カレル橋の歩行者天国が邪魔で行きたい方向に進むことはできない。結局警官のお世話になる破目に。といっても捕まったわけではなくて、歩行者天国に突っ込みかけてバックしてきたレンタカーを見て"Can I Help You?"と声をかけてくれた。道順を教えてもらいようやく15:00前に宿に到着。
残念ながら宿のすぐ前の駐車場はふさがっていて、その隣に停車してどこに停めたらいいか教えてもらうことに。
プラハ市内の駐車場システムは、一泊600CSK(約3000円)を払えば二日間市内の路上に青い枠線で表示してあるところならどこでも停め放題になる。ちょっと高いが建物の建て替えができず、地下駐車場とかを作るわけにはいかない街としてはリーズナブルだろう。ホテルのレセプションで支払うと2枚の駐車券をVignetteと同様にはがして、今日と明日の二日間有効になるようにしてくれる。車に戻るとちょうど向かいの駐車場が空いたので無事駐車。部屋もそこそこに出かけることにする。 -
とにかく恐ろしく良い天気で暑い。たぶん30度はある。ある程度涼しいことを想定してきたため、長そでで場違いな感じ。しかし気温が高い割に空気が澄んでいる。20年前に来た時にはスモッグでどんよりした感じだったのを思い出す。写真はカレル橋から北を望む。
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人だらけで身動きが取れないカレル橋を渡り、旧市街を通る。とりあえずの目的はオペラのチケットを取ること。劇場は駅の隣なのでちょっと遠いが、旧市街広場にチケットオフィスがあるのでそこを目指す。
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ちょうど16:00になるので人だかりのしている天文時計前。いろんな国の人がいる。期待したほどの仕掛けではないのは知っているけれど、家内は結構これを楽しみにしてたみたい。時計の動きが終わったあとで塔の上でトランペットのファンファーレが。音を一つ外したのはご愛敬。
オペラのチケットはカードが使えずあわててキャッシングに走る。1階バルコニーの前列を二人で1,900CSKで購入。良い席だそうだ。 -
市内をうろうろして写真を撮りまくったあと、Trdelnikというドーナツのような名物のお菓子を食べる。パン生地をちくわのような棒に巻き付け、焼けたものにさらに砂糖をまぶして火にあぶり、溶かし固めたものなのだが、どこの店に行ってもミツバチが群れている。どうやら常に溶けた砂糖が手に入るため、花の蜜を集めるよりも手っ取り早いと集まっているようなのだ。プラハの蜂蜜は果糖よりも蔗糖の割合が高いかも知れぬ。
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「のだめ」にも出てきたスメタナ劇場。もともと市民のための劇場であったこともあり、装飾はシンプル。この日はチェコフィルの演奏会が予定されていた。
すぐにまたこちら側に戻ってくるので、2時間有効の切符を買って地下鉄で川を渡り、宿に戻る。オペラはそれなりの格好をしていくように、といろんな所に書いてあるので、一旦着替えて出かけるのだ。宿に戻る途中に両替商があり、見るとずいぶんレートがよい。成田では1CSK=5.5円も取られたのだが、ここでは5円を切っている。マイナーな通貨とは言え1日で1割もレートが動くわけはないので、弱い通貨のリスク分として日本で替えるとずいぶんひどいレートだと言うことがわかる。 -
開演の1時間前になったのでまた駅まで歩いて地下鉄に乗る。3駅目のMuzeumで降りると国立オペラ劇場はすぐだ。見た目は四角い箱のような建物なのでどうってことはないのだが、写真を撮れとうるさいので中央駅前の広い通りの向かいに渡って建物全体もカメラに納めておく。戻りの地下道で日本人らしき数人とすれ違うが、家内の話によれば私が向かい側から写真を撮っているのを見て同じ行動をしている日本人団体客だったらしい。
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まずロビーに入ると、ロココ全開の真っ白な漆喰の壁に金の文様があしらわれた豪華な内装が目に入ってくる。
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チケットを見せ、2階(1階)への階段を上がると、すぐ「24」と席の番号の書かれた扉が。係員の女性に扉を開けてもらう。バルコニーは個室になっていて、チケットを持っていないと入れてもらえない仕組みらしい。
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入ると、内装はさらに絢爛豪華。上映中以外は写真を撮ってもかまわないようなのであちこち撮りまくる。
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別の個室に勝手に入って自分の席を撮っていたら、先ほどのお姉さんが来てカギをかけられてしまった。やはりルール違反のようだ。
高い(といっても5000円しないのだけれど)だけのことはあり、ステージもよく見えるしオケピットも見渡せる非常によい席だった。
開始前、ステージの上に電光掲示板があり、上演中のビデオ撮影は禁止です、と言った文言を表示していたのだが、開演するとなぜそこに電光掲示板があるかがわかる。これは字幕用のディスプレイなのだ。ただ、ステージを見ているときにはかなり視線がずれてしまうので、電光掲示板の文字を読んでいると場面が進行してしまい、あまり快適な環境ではない。なにより疲れる。
オペラは初めての経験で、なるほど贅沢な舞台芸術ではある。オケ、役者、舞台装置、バレエまで投入されるのだから。残念ながら知っている演目ではなかったのだが、ドボルザークのRusalkaという人魚姫のような話。
開幕前に同じ個室の後列席にフランス人カップルが入ってくる。チケットを買ったときには結構がらがらだったのだが、当日席でかなり入ってきているらしい。彼らは1週間のバカンスで来ていると行っていて、男性の方は以前に東京に3ヶ月ほどいたことがあるらしく、片言の日本語を操る。ただ「新婚旅行以来20年ぶりだ」って言っているのに私たちがハネムーンできていると勘違いしたようで、盛んに「オメデトゴザイマス」と言っていた。 -
幕間に正面のバルコニーにて。
ワインをもらったのだが、ワイングラスに200mlたっぷりと注がれてしまい、これはまずいとは思った。案の定2幕・3幕ともに結構な時間の睡眠を取ることに。 -
上演時間はかなり長く、終わると10:30である。写真は終演後のあいさつ。演目中はみなカメラを持ったりはしなかったが、終わったらフラッシュたいている人までいたので便乗。
時間が時間なので食事が取れるかどうか不安になる。ただ、夜のプラハ城も見たいので、地下鉄を橋の手前で降り、またカレル橋を渡って戻ることにする。 -
カレル橋から見たプラハ城の夜景。こんな感じなのでもう11時なのに人通りが絶えない。夜景の写真を撮りまくっているのでどんどん時間は過ぎ、宿にたどり着いたときには23:15を回っていた。宿で飯が食えるところはあるかと聞くと、200mぐらい言ったところにやっている店があるとのこと。スタッフの一人がちょうど帰宅するところだったので、途中まで一緒に行ってもらうことに。
教えてもらったとおぼしき店は開いてはいたのだが、残念ながら料理は終わってしまったとのこと。 -
見ると少し先にマックがある。
仕方がないのでここに入る。こんな時間だが若者でかなり込んでいて、あまり雰囲気は良くない。ちょっともめたが店内で食べていくことになった。私はベーコンスペシャルとか言うの、家内は何だったか忘れたが、かなり大きなハンバーガーを食べる。付け合わせにエビフライ。ようやくおなかを満たして戻る途中、ちょっと先にまだやっているレストランがあることを発見。彼らが言っていたのはこの店だったのかも知れない。たまのマックも悪くはなかったのでよしとする。
今日は飲めなかったのでまずシャワーを浴び、Booking.comでの予約特典のはずのウェルカムシャンパン(チェコ産のスパークリングワインだけど)を開ける。二人でハーフを空けられるはずもないので、一杯飲んだあとで私は洗濯を始めた。そろそろ下着がなくなっているのだ。家内はその間に寝てしまった。明日は昼までプラハの予定である。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 夏への扉さん 2011/09/25 03:50:31
- オペラいいですね!
- Rinさん、はじめまして。
私もRinさんがプラハに行く直前にプラハにいました。
実は、8月31日のオペラの券、ネットで購入してあったのですが、8月30日成田発のAY74便がフライト中止になってしまい、翌日飛んだのはいいのですが到着は真夜中。
オペラはとっくに終わっている時間でした。
国立オペラ劇場の中、真っ白いロビーにバルコニー席いいですね!
私もバルコニー席だったのに・・かえすがえすも残念です。
翌日9月1日はネットではバルコニー席なくて、そのうちSOLD OUT
蝶々夫人だからか、出演者が良かったからか・・わかりませんが。
Rinさんの見たオペラは、何でしたか?
プラハ城、やっぱり土曜日は混んでいるんですね。
私は9月1日、木曜日に行ったのですいていました。
私も旅行記作ってあるので、良かったら見てください。
では
- Rinさん からの返信 2011/09/25 23:19:25
- RE: オペラいいですね!
- コメントありがとうございます。
フライトキャンセルは残念でしたね。私も出発前に予約することも考えたのですが、移動がレンタカーということもあって現地で購入することにしたのでした。
なので9月1日がほぼ満席だったのは知っていました。演目かな、と思いますがよくわかりません。
二日は結構ガラガラで、直前だったにもかかわらず席も選び放題でした。これがわかっていたので予約しなかったということもあります。演目は本文にも書いてますがドボルザークのRusalkaというチェコ語のオペラでした。
ヨーロッパに行くたびにもっとゆっくりできたらと思うのですが、つい欲張ってあちこち動き回ってしまいます。次は何年後になるやら。
では。
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