真夏の韓国周遊　2011　Vol.3　DMZ

2011/09/02 - 2011/09/04

韓国周遊３日目は、DMZ（非武装地帯）とソウルっ子のオシャレスポット『ヘイリ』を訪れました。
DMZは、今まで訪れたどの観光地とも違う雰囲気があり、数時間の間にいろいろと考えさせられてしまいました。韓国の友人には本当にお世話になり、心やさしい彼らにはこういうものが無縁であってほしいと、願わずにはいられませんでした。

写真は、韓国と北朝鮮統一を表したモニュメントだそうです。

エリア その他の都市(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 旅行の手配内容: 個別手配

◆9月4日（日）

7:30起床。
今朝はがんばって起きました\(*｀∧´)／
朝食は、ゲストハウス近くのコンビニでお茶とキンパッ（韓国風のり巻）を買いました。

最寄駅のソウル市内ワンシムニ駅。
今日は日本からの友人と合流します。
友人が駅の反対側のホテルに泊まっているので、歩いて向かいます。

駅ビルの中のe-mart（スーパー）でおみやげを買いたかったのですが、時間がなくて断念。去年もお世話になったスーパーなのですが、わりと大きいスーパーで品揃えがよく、買い物しやすいです。

10：00　韓国の友人も合流して、車で臨津閣（イムジンガク）を目指します。

間違えてこちらのゲートまで来てしまいました。
一般車はここまでしか来られないようです。
この先は、ツアーバスで入場します。

来た道を少しだけ引き返し、イムジンガクにやってきました。

こちらはイムジンガク駅です。
上が展望台になっています。

周辺は広々とした公園になっています。

案内所でツアーバスのチケットを購入します。
バスは30分おきに出ているようです。
（一人11,700w）
身分証の提示を求められたので、パスポートを提示しました。

バスの時間までに、まずは腹ごしらえします。
案内所のそばのレストランに立ち寄りました。
ハングルでメニューが全然わかりませんが、友人が適当なものを選んでくれました。

ビビンパ、オデン、チヂミ、うどんなど数品。
日本で食べる韓国料理よりも、ずっと家庭的な味がしました。

イムジンガク周辺の地図です。

イムジンガク公園を散策します。

イムジン河にかかる『自由の橋』が見えます。

京義線の鉄橋で、この先は都羅山駅へと続いています。

南北統一を願う短冊が、たくさんつけられています。

朝鮮戦争中、被爆・脱線した蒸気機関車がそのまま展示されています。

鉄線が張りめぐらされています。

こんなオアシス的な空間も。

『平和の鐘』
朝鮮戦争で使われた銃やヘルメットを溶かして作られたそうです。

イムジンガク駅の展望台へ上がってみます。

『望排壇』が見えます。（写真左下です）
毎年、盆・正月には人々がここでお供えものをし、祈りを捧げるのだそうです。

12：30　ツアー出発します。
ツアーバスは、完全指定席なので、チケットで座席を確認する必要があります。（←まちがえて座った私たち・・・）

バスはまず、都羅山駅に着きました。
こちらは南北をつなぐ京義線の韓国側最北端駅です。

改装されたばかりできれいな駅ですが、利用する人はかなりまばらです。
ふつうの駅とはちがう、独特の雰囲気があります。

入場券を買えば、観光客も駅のホームに入れます。

北朝鮮へ行くには、こちらで?線検査を通らなければならないようです。
国境をまたぐので当然でしょうが、まるで空港のようです。

都羅山駅のまわりはこんな感じです。
人もおらず、殺風景です。
倉庫がたくさん並んでいました。

都羅展望台です。

こちらから、北朝鮮領土を見ることができます。

ドキドキしながら望遠鏡で覗いてみましたが、テレビで見るような光景で、人の気配があまりありませんでした。
写真撮影は、フォトラインが引かれており、ここから先の写真撮影は禁止されています。

DMZは、軍事境界線の両側2km一帯のことで、人の立ち入りも少なく自然の宝庫となっているんだそうです。

第３トンネルに到着しました。

これは北朝鮮から韓国に向けて密かに掘られた地下トンネルで、深さが73ｍもあります。

ヘルメット着用して、大人３列ぎゅうぎゅう詰めのアトラクションのような乗り物に乗ってエスカレーターを下っていくと、北朝鮮が掘ったトンネル部分にたどり着きます。
その先もとても狭くて、男性は腰をかがめなければ歩けないほどです。
（トンネル内はカメラも持ちこめなかったので、写真がありません。）

こちらは南北統一を表現したモニュメントです。

その後、映像館でDMZに関するビデオ放映があり、展示館では朝鮮戦争で使われた武器等を見学しました。

神妙な空気のまま、第３トンネルを後にします。
バスの中では、みな無言・・・
何とも言えない、重たい空気が流れていました。

統一村に立ち寄りました。
これは売店で売られていたDMZ米です。
DMZの主な産業は農業で、村人は国から支援を受けて生活をしているようです。

イムジンガクからの帰りに、ヘイリ（法興里）へやってきました。

作家、美術人、映画人、建築家、音楽家など、様々な分野の芸術家たちが集まって形成された文化芸術村です。

オシャレなカフェやギャラリー、レストランが並んでおり、現在も建築中の建物がたくさんあります。

ソウルに住む友人が、“ここに来たことをみんなに自慢できる！”と言っていました。
人気のオシャレスポットのようです。

山の大自然の中にあるこの風景が、なんとなく軽井沢のようです。

少し早いですが、こちらのお店で韓国最後の夕食です。

韓国で初のカルビに挑戦します。

カルビは、肉巻のような１枚肉が出てきました。

そのまま広げて網で焼きます。

もちろん、焼けたらハサミでチョッキンしていただきます。
マシッター(≧▽≦）

３日間でしたがいろんなものを見たせいか、とても充実した旅になりました。
帰りたくないのですが、明日から仕事です。

金浦20：10⇒羽田22：15

今回のおみやげは、空港で購入したチョコブラウニーと冷麺、それから友人にいただいた大量のヘバラギチョコ。
スーパーで、ゆっくり買い物したかった。。
へんな後悔が残ります。