2011/08/15 - 2011/08/20
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Licodさん
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韓国で一番古い寺といえば、一般的に西暦372年に創建された江華島の傳燈寺と言われていますが、それよりも数世紀ほど時代が遡る駕洛国首露王の時代に創建されたと伝えられるお寺が慶尚南道の金海の神魚山の麓にあるというので訪れました。
駕洛国(別名で伽耶、加羅とも言われいる)の初代の王である首露王(キムスロ)が即位したのは西暦42年、その後インドの阿踰陀国の王女 許黄玉を王妃として迎え入れたのが48年でした。王妃は阿踰陀国より陸路ではなく船で当時の金海に渡ってきました。そして、その船で一緒に渡来したのが、許黄玉の兄の長遊和尚であり銀河寺(当初の寺名は、西林寺)の創建者であったと伝えられています。
首露王の即位期間は非常に長く、西暦199年に崩御したと伝えられていることから、銀河寺の創建時期は、1世紀中葉から2世紀の後半までの間ではないかと思われますが、お寺の説明にもはっきりとした創建年の記載はなく、首露王の時代に長遊和尚によって創建された旨だけが記されていました。
因みに、仏教の4大聖地のひとつであるブッダガヤは、仏陀伽耶とも書きますが、偶然の一致でしょうか。
【旅行日程】
8/15 成田→釜山、釜山博物館
8/16 龍頭山公園、釜山タワー
8/17 銀河寺、東林寺、鳳凰洞遺跡、首露王陵、首露王妃稜
亀旨峰、国立金海博物館、大成洞古墳博物館
8/18 移動 釜山→ソウル(KTX)
8/19 ロッテワールド
8/20 仁川→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
金海付近の古地図
昔は、かなり内陸まで海岸だったことがわかります。また、金海の北東には、神魚山の文字が見えます。
今回は、金海付近の古刹や旧跡、博物館等8ヶ所を釜山より日帰りで回る旅程を組みました。出来合いのオプションツアーが無いかと探しましたが、金海は慶州等のように訪れる観光客も少なく、あまり観光ツアーがありませんでした。そこで、日本語の出来るドライバー付きの車を1日チャーターすることにしました。 -
9時過ぎにに釜山ロッテホテルを出発をし、洛東江を渡ると金海地区へ入ります。
洛東江は、韓国で最長の河川で、川の名の由来は、駕洛国の東を流れるからだそうです。恐らく伽耶連合国にとって、この大河が南進する新羅軍との防衛ラインになっていたのでしょうね。 -
釜山と金海を結ぶ軽鉄道。当初今年の4月に開通予定でしたが、延期になっているようです。
この鉄道が開通すれば、釜山からの金海方面の観光の足としてもかなり利便性がよくなると思います。 -
金海市内の街並み。釜山から車で30分足らずで市の中心まで来ました。
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その後、車は市の中心から北東へ方向を変え神魚山への道を登っていきます。
10分足らずで銀河寺の駐車場に着きました。
駐車場には、模範タクシーが一台停車していました。どうやら、信者の方が待たせているタクシーのようです。やはり、ここに来るには、タクシーか車をチャーターするのが無難のようです。
駐車場からは、写真の様な石の階段を上って行きます。 -
途中に池がありました。
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橋を渡り、更に階段を上ります。
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階段を登りきったところに山門があります。
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中に入ると、まず目に入るのが、梵鐘楼。
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龍が魚をくわえています。
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韓国のお寺の特徴のひとつとして、この様に鐘、木魚等の鳴り物を一同に集めたお堂があります。
そして、神魚を思わせる3体の魚がありました。 -
ようやく大雄殿が見えてきました。
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銀河寺 御本尊
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銀河寺 本堂の壁画
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これが神魚なのか。
頭が龍で体が魚。 -
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この方が、銀河寺を創建した長遊和尚。
画には、『月氏国来駕洛国長遊大和尚之照』と書いてあります。
月氏国とは、西域にあった国でしょうか。それとも漠然と天竺のことを指しているのでしょうか。 -
建立時の様子が壁画に描かれていました。
最初の寺院なので、和尚自ら建築図面を片手に指導に当たっています。 -
静かな山寺の佇まい。
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イチオシ
神魚山(標高630m)
首露王と王妃の神話がまつわる聖山。 -
神魚山東林寺の門
銀河寺を降り、街中へ戻る道の途中に東林寺へ入る分岐道があります。韓国語ですが道案内の看板もあったので、始めてというドライバーも迷う事なくたどり着きました。 -
銀河寺と同様に、この急な階段を上がって行くのが正道ですが、脇道を車で上りました。
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東林寺 本堂
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女性の信者がほとんどでした。お経の声も女性の様でしたので、もしかしたら尼寺なのかもしれません。
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天竺の神魚と言うより、古代より洛東江の恵みの象徴として描かれている感じがします。
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神魚山系に薄い雲がかかって来ました。
この後、金海市内に戻り伽耶王国時代の旧跡や博物館を見て周りました。 -
首露王陵にあるふたつの門に描かれている双魚文様
2尾の魚は、阿踰陀国の龍王を表し、双魚の間には、王妃が海を渡ってこの地へ来るときに船に載せた、波風を鎮める霊力があるという婆娑石塔が描かれて
います。 -
首露王妃稜には、双魚文様の中央に描かれている婆娑石塔が実在している。
韓国には無い石の種類だそうで、パンフレットには、第1層にはインドの文字や上層には仏像の彫刻があると書かれていました。
今回訪れたふたつの古刹にも、もっとこのような文様や阿踰陀国との関連性のあるものが残っているかと思いましたが、探しきれなかったのが少し心残りです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ムロろ~んさん 2011/11/21 20:52:24
- 初めまして、こんばんは
- Licod様
こんばんは、ムロろ〜んと申します。
この度はシルクロードの旅行記に投票をして下さいましてありがとうございます。食事は美味しかったのですが、油を大量に使う料理が多かったので、食事の度にキャベジンを服用しないと胃がやられそうになりました。
ですが、タジキスタンに行ったときに見たあの仏像を見て、「宗教は違えども、我々は先祖の残したものを宝物として大事にしています」の言葉に本当に感銘を受けました。
韓国の仏教寺院に行かれている旅行記を拝見しました。私も済州島にある薬泉寺という寺院に入り、お参りをさせて頂いたのですが、韓国ならではのお参りの仕方にとても興味を持ちました(詳細は私の済州島の旅行記、「隣の国を旅して、色んな人との出会いを楽しんできました! ―大韓航空で巡る韓国漫遊旅行記― その7」をどうぞ)。日本だとお賽銭でするのに、韓国ではこのようにするのだなと思いまして。
旅行記を書いてまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。
- Licodさん からの返信 2011/11/23 00:46:28
- RE: 初めまして、こんばんは
- ムロろ〜ん様
はじめまして、こんばんは、
書き込みありがとうございます。
韓国の寺院は、隣国でありながら建築様式や作法等の違いがあって興味深いですね。
ムロろ〜んさんの旅行記は、旅程や写真の説明が詳しく記載されているので、大変参考になります。私もいつの日かシルクロードを奥深く旅行してみたいと思っております。
また、訪問させて頂きますので、よろしくお願いいたします。
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