船は朝７時頃、チヴィタベッキアに入港。<br />一週間の船旅もあっという間に終わってしまいました。<br /><br />われわれは名残を惜しみながらノールダムを下船。<br />チヴィタベッキアの港からローマへ移動しました。<br /><br />ローマで１泊２日の観光をして帰国。<br /><br /><br />①ローマ～乗船<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10590459/<br />②ポルトフィーノ<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591066/<br />③カンヌ<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591151/<br />④バルセロナ<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591209/<br />⑤終日航海日<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591335/<br />⑥チュニス<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591524/<br />⑦パレルモ<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591584/<br />⑧下船～ローマ<br />　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591722/<br /><br />

HALノールダムで西地中海クルーズ7泊８日（2011年夏）⑧下船～ローマ～帰国

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2011/08/06 - 2011/08/06

2376位(同エリア6974件中)

#街歩き

エリア

ローマ(イタリア)

旅行の満足度: 4.5

同行者: カップル・夫婦

交通手段: 船タクシー徒歩

航空会社: 中国国際航空

旅行の手配内容: 個別手配

チヴィタベッキア入港は朝７時頃。
イギリスのP&Oクルーズのアルカディア（8万3千トン）
同じくP&OクルーズのVentura（11万6千トン）。
プリンセスクルーズのエメラルドプリンセスと同型船ですが、ファンネルカラーがP&Oの黄色になっています。
こちらはセレブリティ・イクリプス（12万2千トン）。
10〜12泊以上の少し長めのクルーズに就航しています。さぞゆっくりと船旅を楽しめるんでしょうね。

パレルモに停泊していたカーフェリーがノールダムの直後に入港してきました。
一週間、お世話になりました。
船を降りたわれわれは、乗合タクシーに分乗してローマへ。二人合わせて70ユーロでした。

その後、テルミニ駅近くのホテルジェノバにチェックイン。この旅の1日目宿泊したのと同じホテルです。

近くで昼食を済ませ、地下鉄でバチカンへ。
サン・ピエトロ寺院。
炎天下、長蛇の列です。
最初に寺院の巨大なドーム（クーポラ）の頂上へ。
このクーポラはミケランジェロの設計です。

頂上へはものすごく狭く険しい階段をふうふういいながら上がります。頂上からは、サン・ピエトロ広場とローマの市街地が一望できます。
サン・ピエトロ寺院内部。
想像を絶する大きさです。

ピエタ像。

ミケランジェロ23歳のときの作品。
聖ペテロ像。

アルノルフォ・ディ・カンビオ作のブロンズ像、13世紀の作品。
クーポラとその真下にある大天蓋。

1633年にベルニーニが助手ボロミーニとともに制作。
サン・ピエトロ広場。

ベルニーニ設計で、大規模行事では30万人を収容できるとか。
サン・ピエトロ寺院の隣りのヴァチカン美術館へ。
システィナ礼拝堂に続く回廊。黄金の天井です。

システィナ礼拝堂は、ミケランジェロの「最後の審判」などの天井画があり、圧巻でしたが、残念ながら写真撮影禁止。
ラファエロの間。

４つの部屋で構成されていて、ラファエロの傑作壁画で埋めつくされている。
「アテネの学堂」。プラトン、アリストテレスなどギリシャの哲人たちを描いたヴァチカン芸術の中でも屈指の名作。
ヴァチカン美術館は広大です。
総面積4万2千?、展示コースの総延長は7kmに及ぶとのこと。

2時間程度しか見学時間がなかったので、
また次の機会にゆっくりと見物したいです。
ヴァチカン美術館を出てこの日は観光終了。

テルミニ駅地下のスーパーで食糧を買い出しして、ホテルの部屋で夕食を済ませました。
テルミニ駅近くのホテルは何かと便利でした。

写真はホテル近くの共和国広場の夜景。
翌朝、ホテルから15分ほど歩いてコロッセオへ。

実は旅の初日に、コロッセオに行こうとしたのですが、午前10時過ぎだったにもかかわらず、ものすごい行列で断念したという経緯がありました。
この日は、朝8時過ぎに行きました。
すでに行列ができていましたが、15分ほど並んで入れました。
言わずと知れた古代ローマの代表的遺跡。

西暦80年完成。6万人を収容したとか。
全く知りませんでしたが、なぜこんな風にボロボロになっているかというと、風化したとかというのでなく、中世から近世にかけて教会その他の建材として大理石が次々に持ち出されたからなんだとか。

サン・ピエトロ寺院にもここから持ち出された石が使われているそうです。
午後はナヴォーナ広場へ。

ここも紀元1世紀に古代ローマ皇帝が作った広場。
ベルニーニ作の有名な「四大河の噴水」
ナヴォーナ広場から歩いてすぐのパンテオン。

現存する古代ローマ建築の中でも最も完全な形を残す遺跡。

現存のものは西暦118年にハドリアヌス帝が建てたものだそうです。
天井ドーム（クーポラ）の直径は43mで、鉄柱を用いない石造りの建造物としては世界最大だとか。
ナヴォーナ広場に戻って、今度はファルネーゼ広場からテヴェレ河畔方面へ歩く。

ローマの市街地の面積は、東京の世田谷区くらいだそうで、主なスポットはその気になればほとんど歩いて回れる範囲にある。ただし、この日のように暑い日は歩き回るのもちょっときついですが。
テヴェレ河畔は、これまでに見たことのないような巨大なプラタナスの並木道になっていました。
139年にハドリアヌス帝が皇帝用の霊廟として作ったハドリアヌス廟。

15世紀にバチカン宮殿と城壁で結ばれ、サンタンジェロ城と呼ばれるように。手前の橋はベルニーニ作のサンタンジェロ橋。
1泊2日の駆け足ではありましたが、ローマを堪能しました。
これで全日程終了。

ローマ市内から空港へはタクシーを利用（45ユーロ）。
20時55分発の便に搭乗、北京経由で帰国の途につきました。
最後に旅の簡単な総括。

西地中海を周遊した今回のクルーズでは、ほかの多くのクルーズ同様、夜間はホテル代わりの船で移動、日中は寄港地で観光、というパターンでした。

スーツケースを出し入れすることなく、効率よくいろいろな街の観光を楽しむことができるという意味で、クルーズ旅行のメリットを実感できる旅でした。

料金は大変お得。通常の陸上の格安パッケージツアーと比べても費用面では割安な気がします。
（費用の内訳はこの旅行記の1日目のところに記してあります）
寄港地では、自分たちで歩き回るもよし、船主催のツアーに参加するもよし。

ただし、各寄港地での滞在時間は8〜10時間程度ですから、観光はどうしてもピンポイントになります。

実は、今回の訪問地（イタリア、フランス、スペイン、チュニジア）は、われわれにとっては初めての国々でした。そんな初心者向けの入門編としては、今回のようなクルーズは最適かもしれません。

逆に、街歩きをじっくり楽しみたいという人には不向きかもしれません。（ポイントを絞れば結構楽しめるということも今回よく分かりましたが。）
他方で、7泊8日のあいだに終日航海日は1日しかなく、船旅そのものを楽しみたいという、私のような船ファンにはやや物足りない部分も。

寄港地がそれぞれ魅力的なだけに、せっかく入港しているのに船に残っているというわけにもいかず…（笑）。

やはり地中海のようなエリアだと、10〜12日間くらいの余裕のあるクルーズのほうがよさそうです。（…無論、そんなことは最初から分かっているんですけれど…）

特に今回は、真夏の暑い時期に各地を歩き回ったので、結構体力を使いました。ゆったりと船の旅を楽しむ休暇というイメージとは少し異なりました。

おかげで毎晩船でフルコースを食べたにもかかわらず体重は全く増えなくてよかったです（笑）。
今回初めて乗船したホランド・アメリカライン（HAL）のノールダムは、全体としてとてもゆったりとした「大人向け」の船でした。実際、乗客の平均年齢もわりに高めでしたし、イベント等もそれほど多くなく船内は静かでした。

サービスは行き届き、ウッディでシックな船内はいつも清潔に保たれていました。

大人も子供も楽しめる洋上のテーマパークみたいなカジュアル船、セレブリティクルーズのようなきらびやかな美食の船、そしてHALのようないろいろな意味で「大人向けの船」と、クルーズ船にも多様な選択肢があります。

その時々の目的や気分にあわせた船をどう選ぶかが、クルーズ旅行のコツかもしれませんね。

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#街歩き

この旅行記へのコメント（1）

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hidamariさん 2017/11/21 15:09:42

教えて下さい

こんにちは
旅行記拝見しました

来年秋に私もクルーズの計画をしているのですが、チヴィタベッキア港からフィミーチーノ空港へ直で行きたいと思って居ますが、検索すると日によっては多くの船が入港し、とても混み合う時も有る様なのと、妻が車椅子なので、電車は避け、シャトルバスかタクシーを利用したいと思っています
この旅行記に乗り合いタクシーと有りましたので、どの様な状況だったか教えて頂けないでしょうか？（すご混み合い長い順番待ちが有った等、又シャトルバスもご存じの事が有れば）
宜しくお願い致します。

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