古の都「西安」

2011/08/10 - 2011/08/14

お盆休みと節電休暇を利用して、古の都「西安」で遊んできました。

○日程概要
8月10日
名古屋に前泊して、中国南方航空にて中部国際空港から瀋陽経由で西安まで移動しました。
8月11日
事前に車とガイドを手配して、兵馬俑と秦始皇帝陵、大雁塔等を見学して、夜は回族（イスラム街）をブラブラします。
8月12日
一人で、碑林博物館と明代城壁、清真大寺を見学して、回族街を昼も夜もブラブラします。
8月13日
西安空港まで送迎のついでに、咸陽博物館を見学し、広州に出発します。広州到着後、市内まで移動して夕食を食べます。
8月14日
広州から帰路 成田へ　

○今回は時系列ではなくテーマ別（【名所・旧跡】【街歩き・食事】
【移動】）に紹介します。　　　　　　

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 自転車 徒歩
• 航空会社: 中国南方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【名所・旧跡編】
○8月11日
事前に手配した車とガイドにて、秦兵馬俑博物館を見学しました。入場料は110元でしたが、まだまだ料金は上がるらしいです。

1号抗、3号抗、2号抗の順に見学しました。色々な媒体で紹介されているので、既にイメージが頭にできており余り感動はしませんでした。事前にあれこれ調べるのも一長一短だと思います。

同行したガイドにより、陣形等の説明受けました。

世界遺産だけあって、沢山の観光客が来ています。

兵馬俑の後は、秦始皇帝陵を見学します。前方の小高い山が皇帝陵です。兵馬俑と違ってほとんど観光客はいません。

秦始皇帝陵の後は、食事した後、三蔵法師所縁の大雁塔を見学しました。大雁塔が西安市のシンボルとの事です。

大雁塔はお寺なので、本尊が祭られていますが、日本の仏像に比べると派手です。

大雁塔は唐時代の建物です。遣唐使や空海も登ったかもしれません。

大雁塔の最上階から南面します。昼食で飲んだビールの酔いで足元がフラフラでした。

城壁内の中心である鐘楼まで移動します。地下道を利用して車道を潜ります。

鐘楼から南門を眺めます。晴れにもかかわらず空気が悪く霞んでいます。

鐘楼の西側に鼓楼があります。この裏手から回族街が始まります。

○8月12日
碑林博物館を見学します。朝一番に行きましたが、既に見学者がいます。

碑林博物館には、各種の書体で彫られた石碑が沢山あります。書に興味ある人であれば、すごく満足できます。

石碑が黒いのは、黒い石に彫っているからだと思っていましたが、拓本をとるため版画の要領で墨を塗るからではないでしょうか？王羲之の拓本が120元で販売されていました。

碑林博物館近くの文冒門から一周約15kmの城壁に登ります。

城壁の上部は、想像以上に広く景色が良いです。自転車をレンタルして城壁を1時間半かけて一周しました。

西門です。ここからシルクロードが始まります。

現存する城壁は明代のもので、唐代のものは残っていないそうです。

回族街にある清真大寺を見学します。回族の兄妹が微笑ましいです。

清真大寺の本堂です。ここで礼拝を行います。

イスタンブルのモスクとは異なり、清真大寺の内部は見学できません。

○8月13日
咸陽博物館を見学します。咸陽は西安より歴史が古く、秦帝国の首都でありました。始皇帝が中国を統治していた街です。この博物館は無料で、規模も大きくないのでお勧めです。

商鞅升です。これは複製品らしい、本物は北京にあるそうです。

秦の都だった咸陽にある博物館で、漢時代の兵馬俑が展示されています。秦の兵馬俑より小ぶりです。

咸陽博物館を見学後、渭水（中国では渭河）の岸を散歩します。秦始皇帝や、中国古代の英雄も渡った歴史のある河です。

【街歩き・食事編】
○回族街
清真大寺に行くついでや、夜になると食事を兼ねブラブラしました。

カエルの民芸品が至る所で売っていました。棒で背中を擦るとゲコゲコ音がします。一番小さい物を購入しました。

涼皮麺を食べましたが、正直口に合いませんでした。辛くてとろ〜り甘いです。

羊肉泡莫は、可もなく不可もなくです。付け合せの大蒜の漬物？が美味しかったです。

夜になると凄い人出となります。熱気がムンムンします。

屋台？で羊の焼き串を買って立ち食いします。スパイスが効いていて凄く美味しいです。

羊の肉がらせん状に串に刺してあります。これも美味しい。店内より屋台で食べる方が美味しいです。

羊の焼き串がスパイスが効いていたので、梨？のジュースを飲みます。これもまた美味しい。

デザートも幾つかありますが、外れはないです。甘すぎず美味しいです。思い立ったら口に入れましょう。

回族街では、色々な雑貨小物を販売しており、値札はなく電卓を使って値段交渉しました。半値は当たり前か？

回族街からライトアップされた鼓楼です。鼓楼の前は公園になっているので一服するにはちょうど良いです。

○書院街
碑林博物館まで通りに文房四宝や書、様々な土産が売っています。

屋台で、筆を2本購入しました。

某国営放送の金曜22時の旅行番組をご覧の方はわかると思います。

こちらも某番組ををご覧の方はわかる「小便する赤ちゃん」です。買おうと思いましたが、売り子が居ませんでした。残念。

書院街には書家が沢山います。多少、私も書を鑑賞するのが好きなので、ある書家から書を購入して、名刺を貰いました。

○広州にて
夕食の為に、西関の繁華街に来ました。空港から地下鉄で1時間弱です。

飲茶をするため、有名な陶陶居に到着です。事前に4Travelで質問して色々回答頂いたにもかかわらず、間違えて1階に行ってしまい、普通の食事をしてしまいました。実は相席となった2組の女性が色々教えてくれてフレンドリーだったから満足です。

左の豚は美味しかったのですが、右の木耳はイマイチでした。

豆にかかる味噌が美味しいです。一人だと食べきれません。3品にお茶とビール（青島純生）で100元ちょい安いものです。

【移動】
今回初めて中部国際空港を利用しましたが、綺麗な空港でした。

中国南方航空。サービス等が気になる航空会社ですが、割り切ってしまえば満足できる会社です。但し、国内線の乗客の民度はかなり低いです。当地の人民は悪気がないので、大らかな気持ちが必要です。

往路、瀋陽空港に到着しました。日本ではまず見ることのない、北朝鮮の高麗航空の飛行機が駐機していました。

今回、往路は中部から瀋陽経由で西安、復路は西安から広州経由で成田まで搭乗しましたが、食事は広州成田便を除き、左記のような食事でした。