2011/08/06 - 2011/08/08
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chiaki-kさん
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一度は涼しくなり、このまま秋になるのかと思っていたら真夏日に逆戻り。高温注意報の出る暑さの中、能登半島と五箇山へセルボで行く。
上信越道→北陸道を順調に飛ばし金沢森本ICで高速を降り、かほく市のイオンで昼飯を食べてから能登有料道路へ入り今浜ICで降りる。千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイを楽しんだ後、R249を北上、輪島で一泊したあと反時計廻りで能登半島を一周する。
写真は輪島朝市通りの入り口ですが、2024年1月1日に発生した能登半島地震で壊滅的な被害が出てしまいました。
亡くなられた方々のご冥福と、被災された皆様のお見舞いと、1日も速い能登の復興をお祈りいたします。
2024/02/24 修正
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8/6
千里浜なぎさドライブウェイは、石川県羽咋郡志水町から羽咋市千里浜町に至る砂浜の延長約8kmの観光道路。日本で唯一、一般の自動車やバスでも海岸線を走ることができる道路である。その理由は、この海岸の砂粒が一般的な砂の半分程度ときめ細かく、海水を吸って舗装道路のように固くなるため、普通の砂浜のように沈まないから。
ただし、波打ち際や、路肩に相当する道路の端部などは砂が締まっておらず、まれにスタックしてしまうことがあるので、できるだけ車のわだちに沿って走るのが安全である。(Wikipedia参照) -
千里浜なぎさドライブウェイの次に訪れたのは能登金剛。まず「ヤセの断崖」。これが「ヤセの断崖」なのだが、いまいち迫力が無い。2007年3月25日、ここから数キロの沖合で発生した能登半島地震により断崖の突端部分が崩落してしまった為とのこと。
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どうもこの岩の下に見える海中の岩石がそれっぽい。
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徒歩で300mほど歩いた場所にあるのは「義経の舟隠し」。ここまで歩いただけで汗だくに。
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こんな感じ。確かに小舟なら30隻くらい隠せそうだが、信憑性は?
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途中に総持寺という有名なお寺があるのは解っていたが、この暑さのためパス。R249をひた走って、今夜の宿であるホテル・ルートイン輪島にチェックイン。
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部屋からは「輪島マリンタウン」と名付けられた埋め立て地が見えた。黒い瓦屋根は食堂長屋とトイレと観光案内所、手前の大屋根は雨天時のアトラクション会場。
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ホテルから徒歩1分の場所にある「まだら館」で夕食。
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外観はこんな感じ。赤いポストが目印。
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能登丼という名の丼は多くの店にあるが、具は店によってまちまち。この店は正統派で、うに、イクラ、ズワイガニ、海老、ハマチ等がどれも新鮮でおいしかった。確か1600円ほど。
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料理に付いてきた輪島塗の箸は、お土産でもらって帰れる。
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8/7
2日目の夜明け。今日も暑くなりそう。 -
ルートインの朝食。サラダが充実していたのが嬉しい。
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有名な輪島の朝市は毎日8:00から12:00位まで朝市通りで開催。通りの両側にあるお店や、露店のオバサン達のいきのいい声がかかる。
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美術館のようだが、こんなクラシックな建物もある。
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名物の「えがらまんじゅう」をパクつく。1ケ120円。
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チェックアウトのためエレベーターを待っていると港の外に帆船が見える。ホテルのフロントさんに聞くと今日は「海王丸」がやてくる日だとのことで港へ直行する。港ではすでに2隻のタグボートに押されて海王丸は接岸しようとしていた。
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イチオシ
接岸寸前の海王丸の勇姿。ただし2代目。海王丸は、独立行政法人海技教育機構が運航する航海練習船。日本丸と並ぶ日本を代表する大型帆船である。ちなみに初代の海王丸は射水市新湊にある「みなとオアシス海王丸パーク」に繋留されている。
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接岸時刻の10:00近くになると多くの見物客が集まって岸壁は賑やかになる。
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ブリッジには船長さんや練習生の姿が。
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船の先端にあるふくよかな女性の船首像。紺青という名で、東京芸大の先生が造った像だそうだが、そいうえば船は女性に例えられるんだった。
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輪島を離れR249を15分ほど走ると米田の千枚田に到着。国指定の名勝になっているが、最近「世界農業遺産」にも認定された。
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千枚田の全景。実際は1004枚ある。
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UPするとこんな小さな田圃が。一番小さい田には10株ほどの苗が見える。
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夜間ライトアップするとこんな感じ。道路が渋滞している。
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国道の上の方に集落があるが、ここに住む方やボランティアの皆さんの努力の結晶と言える。
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真浦海岸にある「垂水の滝」に寄る。滝の隣にあるトンネルは2007年の地震で一部が崩落したので2009年に新トンネルに作り替えられた。
*能登半島の北側の一部は隆起したので、ここも形が変わってしまったようです。 -
滝のUP。マイナスイオンが届いたかな。
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道の駅「珠洲・塩田村」は暑さのためパス。なにせ5分も外にいただけでTシャツの背中がびっしょになる陽気。
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塩田と小屋を車の中から撮影。
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と、いうことだそうだ。(^^;;
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名物のゴジラ岩も
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車の中からパチリ。
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途中にあった能登半島国定公園の碑
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ついにやってきた能登半島さいはての地・禄剛崎は観光バスも駐まる、にぎやかな場所だった。写真は道の駅禄剛崎。
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覚悟を決めたあと、炎天下こんな坂道を5分ほど歩く。暑いというより熱い!
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そして能登半島最北端にある岬に立つ。禄剛崎燈台は1883年(明治16年)の建設。なお、現在の燈台は1940年(昭和15年)建設のもの。
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岬を後に珠洲市方面へ向かうと途中にあるのが「ランプの宿」。よくぞこんな辺鄙な場所に建てたものだ。
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イチオシ
絶景の奥能登最先端に位置するランプの宿は近年、海外の富裕層から「日本へのローカルリゾート」として注目を集め、海際の露天風呂、露天風呂付き客室、日本料理、絶景の聖域の岬、青の洞窟、空中展望台等日本文化とリゾート感が人気を呼んでいるそうだ。
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珠洲市で予定していたレストランが休業だったので見附島に直行。別名を軍艦島というが、いつ見ても不思議な島だ。一見渡れそうだが、残念ながら島へ渡ることは出来ない。見方によってはまるで天空の城ラピュタだ。ここの食堂で普通のラーメンをすする。
*見附島も地震で崩れ、かなり変わってしまった模様。 -
当初予定していた海沿いのコースを大きくはずれ、まるで高規格道路のような県道57号線を突っ走る。すると、あっというまに「のと里山空港」到着。ちょっと空港に寄り道。
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「のと里山空港」は2003年に開港した地方空港で、現在1日2便のANAが羽田と、この空港を結んでいる。今のところ目標搭乗率はクリアしているが、新幹線が開通した後は大丈夫だろうか。
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「のと里山空港」からは快適な能登有料道路をひた走り、15:20に志賀町にある能登ロイヤルホテル到着。
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部屋はリゾートホテルらしく広く快適。
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以前のロイヤルホテルには無かったLAN端末が設置されていた。
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窓の外はフォレストビューだが遠くには日本海も見え、夜にはイカ釣り舟の灯りも見えた。
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早く到着したのでディナーは18:00から。
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フレンチ・フルコースをチョイス。これはグリーンピースの冷製スープ。
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すずきのソテー・夏野菜のマリネ添え
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メインはサーロインのグリエ・生姜のソース。どれもおいしくて満足。ということで、能登の夜は快適に更けて行く。
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8/8
3日目の朝、観光バスは8台に増えていた。なお、一時原発事故によりキャンセルが相次いだ中国系の観光客も復活していた。 -
朝食はおなじみのバイキング。洋食コースをチョイス。
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当初は何処にも寄らず帰るつもりだったが、一ヶ所位ならいいだろうと選んだのが五箇山。7:30にチェックアウトし能登有料道路→北陸道→東海北陸道とひた走って 9:20、相倉(あいのくら)集落に到着。
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1995年、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界遺産に登録。左側の石碑がその記念碑。
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相倉集落その1
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相倉集落その2
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自主神社。神社の境内に皇太子殿下の歌碑(平成3年)がある。なお、秋篠宮殿下は昭和58年と平成4年に相倉を訪れている。
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集落の中に放水銃と書かれたケースがある。
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これがその放水銃を使った火災訓練の様子。
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相倉集落その3
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電線や電話線は地中化に
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相倉集落その4
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炎天下、また坂道を登ると
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すてきな風景が待っていた
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イチオシ
縦構図で相倉集落全景
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五箇山→高山→松本→佐久と、セルボを順調に飛ばして17:00頃帰宅。自分にお疲れ様。
今回のドライブのお供はセルボSR(*)。全走行距離920km、平均燃費は約18km/L。エアコンをフルに回してこの燃費は申し分ない。高速や有料道路代も安く、どんな狭い道に入り込んでも余裕。HV(ハイブリッド)車全盛の時代だが、これからの時代、軽自動車も一つの選択肢だと私は思っている。
*2019年に、ワゴンRスティングレーに買い換えました。
これで「2011年 能登半島・五箇山旅行記」は終了です。本日も古い旅行記を最後まで、ご覧いただきありがとうございます。
2020/6/27 一部加筆・修正済み、2024/02/24 一部修正・加筆
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この旅行記へのコメント (2)
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- まあことさん 2011/09/12 10:21:32
- はじめまして
- chiaki-kさん
こんにちは。
先日はグアム旅行記にご訪問&投票いただき、ありがとうございました。
能登半島の旅、拝見しました。
私も去年行ったのですが、時間がなくて半島めぐりまでは
辿りつけませんでした・・・
が、素敵な旅行記に行った気持ちになれました☆
能登にはゴジラがいるんですね!
グアムには「熊」がいました。ほぼ同じですね(笑)
ゴジラと言われれば「ゴジラ」に、「bear」と言われれば熊に見えるところが、いい旅だな〜っという気がします☆
またお邪魔させていただきます。
ありがとうございました(*^_^*)
まあこと
- chiaki-kさん からの返信 2011/09/12 18:49:16
- RE: はじめまして
- まあことさん、はじめまして。コメント、ならびに清き2票!ありがとうございます。
能登半島は30年位前に一周したことがありますが、そのころの道路は狭く、曲がりくねっており、一部未舗装路だったのが、すっかり改良され、まさに隔世の感がします。今回は考えるところがあって軽自で行ったのですが、快適なドライブが出来ました。
グアムですが、実は私も2002年に家族で訪れ、レンタカーを2日間借りて島を一周したり、デデドの朝市に行ったりしたことがあります。そんな訳で、あの頃を思い出しながら、まあことさんのグアム旅行記、楽しく拝見させていただきました。
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