ほぼ中欧6カ国14都市を一人旅⑮プラハの安心感

2011/05/11 - 2011/05/12

旅16-17日目。とうとう最終地です。

ポーランドのヴロツワフからいつもの街プラハに到着しました。
プラハはもう何度も来ているので、
地理が頭に入っている、
トラムの乗り方がわかっている、てだけで
ものすごい安心感。

ここまで5カ国13都市を16日間旅してきましたが、
楽しんでいるようで一人旅はやっぱり気は張っていたのか
（もちろんほんとに楽しんではいたのですが）

見慣れたプラハの景色を見た途端、
既に我が家に帰ったような、
ホットした安心感がありました。

「ちょっと飽きてきたから他の街に行ってみる」なんて言って
ザグレブ～ヴロツワフに行ってみましたが
やっぱり景色はプラハが一番かなあと
再確認した旅になったかもしれません。

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: エールフランス 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ポーランドのヴロツワフから鈍行列車を２つ乗り継ぎ、
さらにチェコに入ってUsti nad Orliciで
チェコ鉄道に乗り換え。
ここからは鈍行ではなく急行ぐらいなのか、
多少スピードアップした感じの列車で2時間を過ごしました。

プラハ本駅に降り立ち、
ATMでチェココルナをキャッシング。
売店でトラム・バスのチケットを購入し、トラム停へ。

トラム停で9番のトラムがホテル名そのままのトラム停「Hotel　Golf」に行くと確認。

数分でトラムは来て、

ホテル名のままのトラム停「Hotel Golf」より
次の「Vozovna Motol」で降りた方が、
正面玄関に入りやすかったですが

無事にホテル到着。
（写真は後で撮ったので暗いですが、
プラハ本駅から３０分もかからず到着しました。）

オクトパストラベルで予約したHotel Golf。

こうやって写真見るとボロッちい感じですが、
確かに豪華さはないけど
広いし清潔、何も問題無いホテルでした。
何より前日のヴロツワフのホテルみたいに臭くないし。
（あたりまえか・・・）

写真は夜に撮ったのでカーテン閉めちゃってますが、
Hotel　Golf というだけあって、ゴルフ場が隣にあるのか
木々が生い茂って緑が綺麗でした。

ホテルの鍵にはゴルフボールがついてました。
かわいい♪

このホテルは外出するときは鍵はフロントに預け、
戻ってきたときに宿泊カード見せて鍵をもらうシステムでした。

ロビーのパソコンが無料で利用できました。

早速部屋に荷物を置いて
ロビーに鍵を預けようとしていたその時！

ロビー横にあるカフェから「ウワア〜！！！」と
すんごい歓声が。
あわてて駆け寄ってみると、ブラティスラヴァで開催されていたホッケーの大会。
どうもチェコは勝ち残っているらしい。
点が入ったみたいでした。

ロビーの掲示板にトーナメント表貼ってありました。
アイスホッケーはチェコの国技ですからね。


この日はチェコはアメリカに勝ちましたが
次の試合でスウェーデンに負け、
３位決定戦でロシアに勝ち、

結局この大会銅メダルだったようです。




ホテルから共和国広場に出て、
そこからナ・プシーコピエ通り、バーツラフ広場辺りで
買い物をして晩ご飯。

Pivovarsky Dumに行きました。
http://gastroinfo.cz/pivodum/index.php?content=uvod&lang=eng
ここはフレーバービールが人気のお店。
８種類のビールテイスティングセットを飲みに行きました。
サワーチェリー、バナナ、コーヒー、薬草酒、マンスリースペシャル、ラガー、ダーク、ヴァイツェン、　　だったかな？
それぞれ100mlずつです。

サワーチェリービールが一番気に入りました。
ベルビュークリークやベルリナーより甘さが控えめな様な気がしました。
逆に飲めなかったのが緑色の、チェコの薬草酒ビール。
マンスリースペシャルは英語表記もありましたが知らない単語でした。
2011年5月のマンスリースペシャルはなんだったんだろう。

翌朝、ホテルから中心地に行く最中に
ちょうどモーツアルトの別荘地、
ベルトラムカがあるので行ってみましたが
ちょっと時間が早くてまだ開いてませんでした。

ここ、これまでも気になってはいたのですが
何度もプラハに来ているのに一度も来ていませんでした。

ベルトラムカの前の通りは「モーツアルト通り」てとこでしょうか。

周囲をぐるっと散歩して

そばの道を歩いているとちょっと高くなっていて
少しだけベルトラムカの庭が見下ろせました。

像がある。やっぱりモーツアルト像かな？

テニスコート横の道をそのまままっすぐ歩いていくと
これは何？

ズンズンズンズン・・と音がしたかと思ったら
なんとケーブルカーが登ってきました。
ここにあるホテル、モーベンピックホテルのケーブルカーのようでした。
ホテル内にケーブルカーがあるなんて、面白い。

この辺り、少し高台で
なかなか綺麗に街が見えていました。

国民劇場や、ティーン教会、テレビ塔も見えるわ〜
とのんびり眺めました。

そしてショッピングモールで買い物。
荷物増やさないように、プラハにもあるメーカーの物は
プラハで買おう、と思ってたので。

この後、プラハでまだ行っていないところ、
トロヤ城に行こうかと思い途中まで行きましたが
この日は天気が悪く雨が降ってきたので引き返し、
結局共和国広場周辺でちょこちょこお店を見たりして

ランチ。
さあチェエコビール飲み納め。チェコ料理食べ納め。
ここはチェコ在住の人に連れて行ってもらった、
という人からの情報で知った店。

この日のランチメニューを頼むと「グヤーシュスープが無くなったから、ガーリックスープになるけど良い？」と言われました。グヤーシュじゃないのはちょっと残念に思いましたが、ガーリックスープ、美味しかった〜！トローりとろけたチーズが入っていて美味しいかったです。

メインのカツレツもすごいボリューム。美味しかった〜！
ビールはやっぱりコゼル飲んどきました。

またプラハに来ることがあれば、また来よう。

旧市街広場はホッケーのパブリックビューイングと化していたのか？

チェコ戦で盛り上がってるチェコ人の群れを見たかったなあ。

こんなホッケーチェコ代表グッズ店舗も出てました。

ミクラーシュ教会に入ってみたりしてたらそろそろ良い時間になってきたので

見慣れた、それでも何度見ても美しいプラハの景色を見ながら
ぶらぶら歩き


（1枚で収まりきらなかったので2枚合成）

（3枚合成）

また今回もカレル橋通ってホテル方面へ歩いてる最中にふと、

「あ、ケーブルカー乗ってペトシーンの丘行って
塔に登れば良かった！」と思いました。

ペトシーンの丘へのケーブルカーは
冬場は運行してないので（5〜10月ぐらい運行かな？）
今まで一度も乗れるタイミングで来ておらず、
今回やっと、せっかく運行してる時に来たのに
すっかり忘れてました。

もう今から行ってる時間は無いので悔しがっていると
なんと前を歩いていた観光客が
「フニクラはどこですか？」と聞いてきました。

ほら、やっぱりフニクラに乗るべきだったのよ！

一緒に行きたかったですが時間がないのでトラムに乗りホテルへ。
ホテルで荷物をピックアップして、空港へ向かいました。


宿泊していたHotel Golf、ロビーの掲示板に空港へのアクセスが掲示してありました。

トラムで1駅西方向へ行って「Motol」で下車、179番のバスに乗り換えたら30分で空港に到着とのこと。

回り道してトラム2つ乗り継いでデイビツカから119番バスに乗らないといけないかと思っていたので、予想外にアクセスが良くてなんだか得した気分でした。

しかし、この179番のバス
渋滞にはまるわ、
踏切で長時間待たされるわ、で
かなり時間がかかり、
ちょっとハラハラしました。

時間には余裕を持って行動しないとダメですね。

チェックインした後、空港にあるスーパーで
残りのチェココルナを使いました。

スカイチームだと中欧から関空便は
ＫＬＭかエールフランスか大韓になるのですが、
ＫＬＭやエールフランスは現地午前中出発なのに対し
大韓は19:25発。夕方までプラハで遊べる！

ほぼ1日違ってくるというコトと、あとはやっぱり機内食。
ビビンバ好きなんです。
なので「帰国の便は大韓航空」は私の中で絶対条件でした。

機内食、たいていの航空会社のホットミールが
私はあまり好きではありません。（食べるけどね）
いろんな物を一緒に温めて混ざったもわっとした臭いが
苦手です。
その後軽食に出されるカップラーメンやサンドイッチを
ちょっと多めにくれる方が良いのにと思うくらい。

でも、具材にご飯とごま油掛けて混ぜるだけの
ビビンバは美味しい〜。唯一好きな機内食です。
シンプルな方が良いのかも。

しっかりプラハで動き回って疲れた後のフライトだったせいか、普段、飛行機でほとんど眠れない私が6時間ぐらい寝ました。

ソウル到着前、朝食が出されましたが、乗務員さん
「お粥かオムレツですがお粥がもう無いのでオムレツで良いですか？」

こういう聞き方されると（言わないけど）
「良くないけどそれしかないんでしょ」と思ってしまう。

ビビンバがあたっただけマシ、と考えました。
お粥食べたかったけどな〜。

で、ソウルで乗り継ぎに時間があったので
空港のフードコートで冷麺食べました。

今回の旅のまとめ：

17日間にわたってザグレブからプラハまで14都市を
くねくねとＳ字を書くように旅した今回の旅ですが、

これだけの都市を周遊すると良く聞かれるのが
「どこが一番良かった？」という質問。

「いずこの地もそれぞれ忘れがたく・・・」なんて
ローマの休日のオードリーヘプバーンを
真似したくなってしまうのですが、
私にとって今回一番思い出深いのはスロバキアかなあ。

スロバキアではすごくきさくで親切な人達に
出会えた思い出がたくさんできました。

景色はほんとにどこも、甲乙つけがたいぐらい
綺麗なところばかりだったので、そういうところで思い出に
少し差が付いた感じです。

ポーランドは親日家の人が多いと聞いたことがありますが、あまり交流できなかったせいか
そういう実感を得られなかったのが残念でした。

各地でやり残してきたことがあったり、
移動中に良さそうな街を見つけたりしたので、
きっとまたそのうち、同じようなところに行くと思います。

この長い長い旅行記をここまで読んでくださった方、
どうもありがとうございました。