札幌一人旅

2011/01/09 - 2011/01/10

北海道に住むお友達2人に会うために、1ヶ月半振り・ひとり旅2度目の札幌へ。完全お任せプランで至れり尽くせり、そんな旅の一部です。

エリア 札幌(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 自家用車
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エヌオーイー

またまた札幌一人旅に出てきました。つい先日「人生初の一人旅！」と勇んで札幌に行ったばかりですが、味を占めてわずか1ヶ月強での再訪となりました。実は前回行ったときに初めてマイミクYさんとSさんにお会いして、その際に「今度は飲みに行きたいですねー」なんて話をしていたのです。あの時は帰りの空港でお会いしたので時間もそれほど無く、どうしてもまた会いたいなぁという気持ちが強くて。それで、今回あっさり札幌行きを決めました。
初日、早朝6時50分発のJALで出発。3連休ということもあって、空港の混雑も予想していたのですが行ってみてビックリ。空港内も飛行機の中もガラガラでした。中日だったからかなぁ？定刻通り千歳に到着。機内アナウンスで「千歳は晴れ、気温はマイナス14度」って言っていたので、外に出るのも恐る恐るだったのだけど、何か私意外と耐えられる寒さでした。だって風が無い！群馬のバカみたいな風にさらされながら、日々髪を振り乱して生活しているので、空気はとっても冷たいけれど、あの穏やかさなら全然耐えられる！と。札幌市内行きのバスが出るまで、無駄に外で白い息を吐いたりしていました。ていうかレンタカーじゃないのが新鮮すぎてもう！バスに乗ってみて思ったけど、本当にレンタカー手配しなくて良かった。あの雪道絶対ムリー。4日前から降り続いたという雪はもうとんでもなかったです。しかもまたバスの運転手さんが良い人で、「○○ホテルで降りたいんですー」って言ったら「じゃあ着いたら起こしてあげるから寝てて良いよ」って何それタクシーじゃん！みたいな待遇の良さ。旅に出る度に人の優しさに触れられるので、この日も朝からほっこりでした。一度ホテルに荷物を預けて、まずはママンに頼まれていたお守りを買いに北海道神宮へ。私札幌に来たら外さないね、北海道神宮（笑）地下鉄に乗るのも久しぶり！やだ楽しい！が、千歳とは打って変わって札幌は吹雪。風がビュービューとまではいかないけれど、歩いていると顔面に横殴りの雪が降ってくる感じ？多分、この時間帯が一番雪が強かったんだろうなぁと今になってみて思うのです。フードとかかぶっても意味無いくらいのアレでした。でも雪サラサラでいいね！これ関東の雪だったらもう私キレたかもしれないけど（笑）サラッと払える雪なので、めげそうな気持ちを奮い立たせつつ、結局駅から10分位歩いたのかなぁ。あんな雪でも、さすがにこの時期人出が多かった！駅を出たときに、あの雪が降り積もったときのシーンとした感じが凄く寂しくて、あらやだちょっと人恋しい…とか思ってたんだけど、露天が出ていたりで割と賑わっていたのでテンションアップ。おみくじ引いたんだけど、これがまた面白くて一人でニヤニヤしました。今年は途方に暮れるらしいです（笑）まぁ今現在途方に暮れるどころか頭がお花畑ですけど！ふかふかの雪道を歩くのにも少し慣れてきたので、ちょっとご近所をお散歩してみることに。札幌に来ると歩きたくなるのが大通公園と円山界隈。何があるってわけじゃないんだけど、街並みが好き。体が冷えてきたのでマルヤマクラスに避難しつつ、でもやっぱり外を歩きたくて隣の駅まで歩いてみたり。おかげで、途中素敵なイタリアン？カフェを見つけて、お得意の飛び込み作戦でフラリと入ってみました。ご夫婦でやってるっぽいお店で、こじんまりとしてるんだけど生パスタが美味しいお店でした。場所も名前ももう覚えていないという残念な結果ですが、また行ってみたら思い出せるかなぁ。あまりにも居心地良くて気付いたら2時間位ひとりランチしてました。で、そろそろ大通公園に行ってみようかなぁと思い席を立とうとしたら。前でお食事されていた中年のご夫婦に声を掛けられて。何キッカケだったのか、突然「私たちこれからジャンプ見に行くの」と（笑）普通は「あぁそうですか」としか言いようがないような意味不明な報告なんだけど、こっちは一人旅初心者ですから「えー！ジャンプやってるんですかぁ！」と。うっかり食いついちゃってねー。そのまま「乗り合わせで行かない？」と誘われましてねー。名古屋から来たというご夫婦と共に、大倉山までSTV杯を見に行ってきました。後でニュースで見たら、ウィンタースポーツに全く疎い私でも知っている葛西選手とかも居たみたいで、あらそんなに大きな大会だったのねとビックリです。周りの駐車場とかも大混雑で、私なんかは遠くの方から米粒が落ちてくるような感覚でぼんやり見ていたんだけど、皆さん大盛り上がりだったもんねー。一人じゃ絶対行かなかっただろうから、良い経験でした。

30分ほど見学して、16時過ぎにはホテルに戻ってチェックイン。いつの間にかすっかり雪もやんで、嘘みたいに青空が広がっていたんだけど、さすがに氷点下の中立ちつくしてたら身体も冷え切ってしまって
中途半端な時間だったけれど、追加料金払って大浴場に入ってきました。こんな自由さも一人旅の醍醐味だなぁと思うのです。誰かと一緒だったら真昼間からお風呂入ろうよなんて言えないもーん。まぁそんなこんなで昼間はわりとゆっくりしたペースで過ごし。今回の一人旅、ここからが本番です！今回お二人にお会いするにあたって、事前に電話を下さって、色々リクエストを聞いてくれたんです。が、出発直前になっても何にも決めていない残念な私のために、お二人が完璧にプランを立てて下さることになったんです。テーマは「どうでしょう的な旅」。ということで、私は洋ちゃん並みに目的地などを当日その時まで一切知らされず、この日も、何も分からない状況で指示された待ち合わせと場所に向かいました。19時にすすきの交差点のマックに集合。その指示通り、ホテルからタクシーでマック前まで向かうと、すでにお二人は寒空の中待っていて下さって…約1ヶ月半ぶりの再会。いやーこんなに早くお会いできるとは思わなかったです。っていうか自分が会いたくて勝手に会いに行ったら、お二人が時間を作って下さったっていうのが正解なんですけど（苦笑）何というか、前回お会いした時より全然緊張しないでいられた自分が偉かったです。この日まず向かったのは、キリンビール園。凄いよねー、前回お会いした時に何気なく「ジンギスカン食べたこと無いんですー」ってポロっと言ったことを覚えていて下さって、しっかり予約しておいてくれるとか。はぁー優しいでしょー。ジンギスカン、匂いとか独特なんじゃないかなぁと思ってたけど、普通に美味しかった！ お肉やら野菜やら海鮮やら、もう何から何まで山盛りで、で、何から何まで焼いて頂いて、私はひたすら食べて喋って（笑）相変わらず甘えっぱなしでしたー。個室＋間接照明＋掘りごたつ＋お酒で、話が弾まない訳がなく。色々話せて凄く楽しかったなぁという記憶しかないです。恋愛の話とか、ホームステイさせて下さいとか（笑）でも何を話したかって言うより、とにかくぼんやりずっと楽しかった（またぼんやりです）。2時間の予約だったはずなのに、お店の方が放置しておいてくれたおかげで、結局3時間以上もまったりしてしまいました。あのままあそこでゴロゴロしながら横になって喋ってても面白かっただろうなぁ（笑）実はこの後、お二人はバーに連れて行ってくれる予定だったみたいなんだけど、話の流れで私がうっかり「夜景とか良いですよねー」みたいなことを言ったら、それなら！と、JRタワーからの夜景を見せてもらうことになりまして。やーんもう、これがまたほんっとにキレイな夜景だったんです！いつも古墳の上からしか夜景みたことないーって笑って話したけどホントにそうで、何かもう、道路や建物に雪が積もって真っ白になっているのに、空気が澄んで遠くの方までキラキラに見えて、一気に魔法にかかりました（笑）雰囲気とかですぐに酔える単純な性格で本当に良かったです。360度見渡せる展望室から、わずか30分位の短い時間だったけど、静かに夜景を見ることができて本当に嬉しかったー！向こうに見えるのが●●だよーとか、あのホテルに泊まってるんだよねーとか、何かそんな他愛もない会話で超癒されました。閉館時間までしっかり楽しんで、それでもまだまだお二人は遊んでくれます（笑）CUEさんの事務所に連れて行って頂いて（この時電気点いてたけど、後で鈴井さんの日記読んだらこの日徹夜してたみたいで…あの時鈴井さんがお仕事してたのかなぁ？って思ったり…）その流れで深夜に衝撃的な場所に連れて行って頂いて、酔いも一気にさめるという（笑）お二人ならではのプラン、さすがとしか言いようがないです。まぁこれが翌日まで続くわけですが。大興奮のまま、〆めのラーメンを食べに。一人でホテルに戻るの寂しいなぁと思っていたので、こんな遅い時間まで遊んで頂いて、もう本当に初日から大満足！お腹一杯！でした。お陰さまで、興奮して眠れないかと思いましたが、ホテルに戻った後は意外にもストンと眠れて翌朝も目覚めスッキリでした。

翌日。この日は朝8時半集合。集合と言っても至れり尽くせりで、時間ぴったりにホテルまでお迎えに来て頂きます。当然この日も行き先などスケジュールは全く謎。お二人に連れられるまま、まず向かったのは…道民の方でもほとんど知る人は居ないであろう…どうでしょう縁の某所。とてもココでは書けないのが残念ですが、朝からテンションん上がりまくりました！さすがです。そんなこんなでキャッキャしながら次に向かったのは早めのランチということで。高速に乗って日高町までドライブがてら「いずみ食堂」さんへ向かうことに。途中、輪厚PAに立ち寄って「一体ヤスケンは何が楽しくてここへ遊びに来るのか」と思いを馳せてみたり、むかわ町で先日ノーベル化学賞を受賞された鈴木教授のご実家を拝見したり。なんか、地元ならではだなぁというルートで楽しませて頂きました。むかわ町の、あれはメインストリートなのかなぁ。ししゃもがいっぱい！立派なししゃもが至る所で干されてました（笑）海とは無縁な生活をしているので、こういう風景ひとつとっても新鮮なんだよねー。いずみ食堂に着いたのが11時過ぎだったのかなぁ。何かもうこの日私すっかりお任せモードだったので、時間とか全然見てなくて、いつどこに自分が居たのかとか定かじゃないんだけど（苦笑）海外に行った時くらいのんびりさせて頂いてました。席に着くと「所さんの笑ってこらえてに取材されました」的な張り紙があって、お店の方も終始その話題で盛り上がってました。
ちょうど今週12日の放送で、タイムリーなお店に行けたことも嬉しかったなぁ。こういうのってほんとタイミングだよねぇ。ダーツの旅かと思ったけど、実際はしっかりお店が紹介されてました。おばあちゃんの代から息子さんが受け継いだお蕎麦だったんだねー。不揃いなお蕎麦なんて生まれて初めて食べたけど本当に美味しくて、しかもそのお店の歴史的な事もこのタイミングで知る事が出来て、大好きなお店になりました。またいつか行けたら良いなぁ。

前日からずっとそうなんだけど、私が「次は？」って聞くと、お二人が一生懸命バラさないように小さいヒントをくれるのが超楽しくて！（笑）でもこの時だけは「次はデザートだよ」って教えてくれたんだよね。しかも“地元では有名なお店”っていう心くすぐられるそのセレクトにキュンキュンです。その前にまたまた私の「海が見たい」というわがままに答えて下さり、港まで車を走らせて頂いちゃいました。そこがまた、あの第一回釣りバカの門別港で！こういう偶然って本当に嬉しい！天気も晴れて穏やかで、少しの間ぼんやり海を眺められて良かったー。で、次の目的地は、白老町にある『SWEETS MOTHER'S』さん。たまご屋さん？に併設されてるスイーツショップなんだけど、こじんまりとしているのにオシャレな建物で、このローカルっぽさがたまらない！ショップのカフェスペースで、おすすめのクッキーシューとたまごプリンを食べたんだけど、残念！ここだけ写メ撮るの忘れてる！食べるのに夢中すぎ！！私がココに住んでいて今の仕事をしていたら確実に営業に行くだろうなっていうタイプのお店でした。ていうか通い詰めるだろうなっていうお店。あーまた行きたいー。お店の中に甘い香りが充満していて、おまけに窓から雪景色が見えて居心地良くて、結構ゆっくりしてたのかなぁ？（また覚えてない）移住に向けて（笑）北海道での生活について色々教えて頂きました。うん！大丈夫！一冬に使う灯油の量ハンパないけど、夏の冷房代に比べたら…！物干し竿も冬になったらちゃんとしまう！雪かきも頑張る！
エアコンなんてポイッ！

甘い物チャージして、さぁ次はどこかなぁー♪と思っていたら、またまたデザートシリーズ！白い恋人パーク！！やだー！また札幌に戻れるのー！？って、札幌に無駄に反応する自分が気持ち悪いです。一度市外に出たのにまた戻れるとか、何そのツンデレ！っていう嬉しさ。
やーん凄い可愛い建物！こんなにバカみたいに札幌に来てるのに、何度素通りしてたんでしょうねぇ。工場見学が出来るんです。本当にチョコファク＠ジョニさんみたいにキュートな工場で、白い恋人の製造ラインとか3人とも食い入るように、わりと真剣に見ましたよ（笑）ガイドっぽいおじさんにちょっと質問したら、10も20も返ってきてビックリしましたが、ココの従業員さんは皆さん本当に対応が素晴らしくて、さすがでした。頼んでないのに向こうから声をかけて写真を撮ってくれるのとか、そのホスピタリティ最高です。

“限定品”に弱い私とYさんはココでお土産を買い、この日１日スケジュールが前倒しで進んでいたということで、急遽予定外だったシゲの母校経由で、最後の目的地『タイガーカレー』さんへ向かうことに。これも私が何となく「スープカレー食べたいー」って言ってたのを、たぶんちゃんと覚えていて連れて行ってくれたんだろうなーといちいち感動。数年前におにぎりのロケで来ていたという『タイガーカレー』さんは、目移りするようなメニューばかりで、アレコレ悩んだのに、結果ふたを開けてみたら3人とも同じオーダーでちょっと面白かった（笑）スープカレーにハンバーグって斬新だなぁと思ったけど美味しかったー！土鍋でグツグツ運ばれてくる感じも他にはあまり無いのかな？ちょっと辛めだったけど、クセになる味でココもまた行きたいお店リスト登録決定。時間は覚えてませんが、そろそろ空港に向かう時間…と言うことで。お店を後にすると、ご自宅がすぐ近くだということで、ここでまさかのSさんとお別れ。やっぱり丸一日一緒にいると寂しさもひとしおで、あぁーもうこの旅の終わりが近づいてるんだなぁと実感。時間も差し迫ってくる中、この後はYさんに空港まで送って頂きました。預けるほどでもない小さなボストンバッグを預け（笑）出発ギリギリまで残り時間を惜しみつつ、カフェでまったりお喋り。初めてお会いした時と同じカフェだったんだけど、話しているうちに「あの時の緊張は何だったんだろう」って思えてきてちょっと面白かった。私は、人見知りをするタチでも無く、むしろ人から話しかけられる事の方が多くて、しかもすぐに人と仲良くなれる…というか人と壁を作らないようにしていて、考えて見ればそんな私が、どういうわけか人と会うのにあんなに緊張したのも、大人になってから初めてじゃないかなぁって思うんだけど、そんなお二人とまたこうしてお会いできて、良くして頂いて、もう本当に良い思い出しかないんです。きっかけこそ、mixiっていうネットの世界だったけれど、この先も良い関係が続いて行ったらいいなぁと思える人と出会えて良かったなと思います。また次の約束（でいいのかな？）も出来て、楽しみがこの先もあるってのは幸せです。そんな事を考えながら、珍しく一睡もせずに羽田に帰ってきました。〆切中で忙しかったってのもあるけど、どこを取っても楽しくて、気付けばこんな長文に。あー楽しかった！