ミュシャのスラヴィアに逢ってきました（１）～アエロフロートに乗りました編～

2010/07/16 - 2010/07/22

アルフォンスミュシャ展は数多く開催されていますが、日本に『スラヴィア』が貸し出されたのは遡ること20年程前。ミュシャ没後50周年記念の展覧会で来日したっきりです。このまま国内でジッと待っていても再会出来ないと思い、単身プラハに乗り込んできました。英語も全く話せないし、チェコではユーロがほとんど使えない、チェコの公用語がチェコ語だってゆうのも初めて知ったとゆう、かなりの丸腰具合。単身で海外渡航するのもこれが２回目（単身渡航初回はみんな大好き台湾でした）。かなりビビりながらのプラハ旅でした。
★アエロフロートに不安をかかえる人のお役に立てる用、機内食やシェレメチボ乗換えについて詳しく記載しています。

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

格安だったのと時間が短い理由でアエロフロートを選択。アエロフロートにまつわるアレコレはちょっとググればザックザックでてくるんで本当に本当にビビりながらの渡航になりました。緊張のあまり成田に３時間前についた私はチェックイン済でしたが、ちょっと軽食を食べて戻ってみるとこの列。成田でこの有様。聞いてはいたけどアエロフロートの手際の良さは本当に本当にスバラシイ（＝＝；

格安チケだけどエアバスタイプ通路側。トイレにも行きやすいし、なによりキレイで嬉しかった。当機はモスクワ経由パリ行き。隣は女子大生のグループ。きゃっきゃしててかわいかった。周りは日本人だらけ。気のせいかな？日本人ばっかり集めて配置してたのかな？

お楽しみの機内食。フィッシュっていったら天丼出てきた。成田発はアエロフロートでも美味しいって聞いてたけど、うん、まぁまぁだった。美味しいかっていわれると「？」って思うけど、まずくはない。機内食ってこんなもんでしょ。しかし天丼に寿司にパンとケーキって、どんだけ炭水化物取らせる気だwww 嫌いじゃない。そしてコーヒーウィズミルクってゆったのにコーラ出されたオレのココロはさっそく折れた。

寝てたら、テーブルをガン！って出されて、ドン！ってアイス置いていったよ。さすがアエロフロートCAクオリティwww アエロフロートCAのドエスぶりは聞きしに勝る状態で、ビビるどころか笑いが出てきたwww どなたかのブログかなにかで【基本的にCAは用がないと来ません。常に最高尾で待機してるので、水が欲しかったら自分でもらいにいきます。たいてい同僚とお話をなさっています。ウォータープリーズって声をかけます。アゴで指されるので自分で水をついで自分で席に戻ります。】って書いてあって、ほんとかよそんなの見たことねーよって思ったら、ほんとだったwww 私がアジア人だからそんな態度なの？っておもったら後ろから白人のおっさんがきてウォータープリーズってゆったら同じくアゴで「この女の後ろに並べ」って指されててコレが当たり前なご様子www ドエムの方は是非ともアエロフロートをご利用ください。

機内食２回目。今度はチキンを頼んだら焼うどんが出てきたwww なんで和食ばっかひくんだろ。ちょっとガッカリ。しかも焼うどんとテリーヌとパンってどんな組合せ？ またこのパンが固くてねぇ〜。ウワサ以上の食べにくさ。でも完食。出されたものは残さない主義。ウマいかって？....まぁ聞くな。食べれなくはない。コーヒー、ウィズミルク。無視されてコーラ渡される２回目。コーヒーの発音が出来なくてコークと効き間違えられる。ココロボッキボキっすwww

さて、難関なのは「シェレメチボ空港で乗換え」です。コレもググればザックザックでてきますが、まだターミナルDがオープンしたての混乱期でもあったので乗換えに１時間半しかなかったのが不安で不安で仕方なかった。１年経ちますが、今はどうなんだろう。私の場合は、シェレメチボに到着した時間帯がよかったのか割と空いてて、美しいターミナルD⇒大混乱のターミナルＦへの移動にあまり苦労はしませんでした。

パスポートコントロールの手際が悪くて、運が悪いとこんな列になります。時間が迫っても空港職員が探しにきたりしないので、時間がない人は列に並ばずどんどん列の先頭にいって、行き先のチケットを係員に提示して急いでいることをアピールする必要があります。ここは社会主義国の名残がつよいシェレメチボ空港。職員はお役人仕事なので、時間が来るとどんなに旅行者が残っていようが窓口をクローズしてしまいます。「乗換えができない？そんなの貴女の都合じゃない知らないわ？私の今日の業務は終了しました。」とゆった具合です。アエロフロート初心者は是非下調べをした上でのご利用をお勧めします。乗換え時間は３時間以上取っていた方が精神的に楽です。

美しい新築のターミナルDから、ターミナルＦへ移動。写真はDのもの。
ターミナルＤ⇒Ｆまでは空港内のバスで移動します。
人数が集まらないとバスがこないから、周りの人達がどこに行く客なのかは空気をしっかりよんでおきましょう。違う群れに連れて行かれても誰も責任取ってくれません。

そしてターミナルＦは、暑っ！暗っっ！！この日モスクワは40℃を記録。白夜で明るいってゆっても、外は夕闇。社会主義国の名残か電力不足なのか、エアコンは効いてないし灯りは少ないし、心細さMAXな時間帯。そして職員がダラダラ仕事するから人が団子状態で大混乱。花火大会帰りの駅前とでもいったところ。改札にはいれない人達が路上にあふれ帰るように、税関にとおしてもらえず大混乱。時間がない人はとにかく職員をみつけてチケットを提示して急いでることを激アピールしないとフツーに飛行機は飛んでっちゃいます。

本当に本当にここがいちばんつらかった。税関をパスしたものの、搭乗口はここであってるのか？ 言葉が通じないから何度も何度もパネルを確認しにいく。ギリギリで搭乗口変更とかザラだし、職員は欠員があっても探しにきてくれたりはしません。乗れないのは自己責任の世界です。
あ〜、あと、ターミナルＦのパスポートコントロール通った後にまた荷物検査されんだけど、Ｘ線になんかが引っかかってトランク開けられて下着までひっくり返されて中身グッチャグチャのまま「はいアンタ大丈夫」ってトランク突き返された事も忘れられない思い出w いや〜、郷にはいったら郷に従えって云われても、キツかったわ〜www ドエムの方には是非お勧めしたい空港ですねシェレメチボ。

シェレメチボのターミナルD

シェレメチボのターミナルD
バス乗り場に下るエスカレーター。この辺は表示が出ていて分かりやすかった。

バス移動中

バス移動中

シェレメチボ⇒プラハのルズニェ空港は革張りシートの残念な機体。狭い。でも３時間程度なんでガマンガマン。

さーきたー！シェレメチボで積んだ機内食だー！！クソかったいパンが２個と食べたことがないすっぱいソースとハムとチーズとオリーブとプチトマトとチョコレートケーキだー！！！www チョコレートケーキ以外はビックリするほどの不味さwww コレ後から分かったんだけど、本当の食べ方としては、クソかたいパンを上手にナイフを使って３枚に下ろします。ハムとオリーブとチーズは適当なサイズにナイフを使って切り分けます。なんだか分からないすっぱいソースを具材に塗ってパンにはさんでサンドイッチとして食べます。こうやると不思議と美味しいんだよね。帰りのプラハ⇒シェレメチボの機内でファミリーのママがサクサクとりわけて子供に渡してた。マネしたら美味しかったとゆう。この時は知らなかったので黙々と味のしないパンと味のしないハムとチーズとオリーブとプチトマトをそれぞれコーラで流し込んで食べたwww チョコレートケーキで口直し。ふぅ。

その、食べたことがないすっぱい謎のソース。サンドイッチにすると美味しかったとはこの時は気がつかず。ドレッシングかと思ってハムにつけてそのままくったらオエッて涙目になったwww あの固い黒パンと不思議と合うのよね。

で、プラハの宿に着いたのは、チェコ時間の２１時を回ってました。
プラハは「準白夜」帯域で、数時間は夜がくるんだけど、２２時過ぎまで全然明るかった。夕方が延々とつづく感じです。
中世の絵画のピンクがかった空が延々とつづく。
夏のヨーロッパは最高ってゆってるわけがよくわかりました。
こんなに夜が明るかったら眠るのもったいなくて出かけちゃうよね。

写真は２２時くらいなんだけどビアガーデンは大盛況だし、隣のコートでは全然テニスしてましたよ。
ピルスナーを飲みました。水より安いよ。

ペットボトルの500mlが200円くらいなのに、ビール１杯90円くらいだよ。チェコの人たちってビールで栄養取ってるよ！間違いない！！

まだまだあかるーい。
ようやく薄暗くなってきた頃〜