インドネシア、ジャワ島の古都ジョグジャカルタに４泊してきました。

2011/06/06 - 2011/06/09

ソロから急行列車で１時間、人口５１万のジャワ島最大の観光都市ジョグジャカルタのトウグ駅に着きました。早速駅前の安ホテルに飛び込み２０年振りの街の散策を楽しみました。海外観光客が増え清潔で新しい店も沢山出来ていてとても活気に満ちていました。ジョグジャカルタはソロと並びバテイック（ジャワ更紗）の本場ですが、伝統的ロウケツ染めの手づくり製品は稀少で高価になり今や殆んどがイミテーションワックスプリントで大衆化していました。市内には昔のオランダ植民地時代からのコロニアル調建築物が今も残っていて、きれいに改装された南北クラトン（王宮）と共に懐かしく感じました。
写真は１７６５年に建てられたサルタン（王様）の水の離宮、"タマン・サリ"。

エリア ジョグジャカルタ(インドネシア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

街の中心部を南北に走るマリオボロ通り。両側にはホテル、レストラン、デパート、バテイック店、など延々と続く。

同。観光馬車もありました。夜はこの道路に夜店が並び人々が繰り出し大混雑となる。

この通りにスラバヤと同じ立派なショッピングモール”マタハリ”が出来ていました。地下には食品スーパーがあり便利でした。

このマリオボロ通りを更に宮殿方向に南下、名前がアフマッド・ヤニ通りに変ります。

同通り右側にあるコロニアル建築のＢＮＩ国立銀行。

同通り左側にあるコロニアル建築の中央郵便局。

当方はベチャに乗ってクラトン（王宮）見学に向かいます。

王宮北広場の入り口門。

北の王宮内部の建物。

南の王宮建物内部。以前は暗くて薄汚い感じでしたが今回はすっかりきれいに改装されていました。

丁度午前中で王家の伝統的宮廷音楽が演奏されていました。

同演奏風景。とても神秘的で厳かな感じがする。

いろいろの珍しい宮廷楽器が並ぶ。

巨大ドラに挟まれた演奏者のおばあさんが休憩中。

とても珍しい独特の楽器類が並ぶ。

南の王宮の中庭。

渡り廊下の建物。

蛇の装飾が多い。

龍の欄間飾り。

伝統文化とヨーロッパ様式がミックスした王宮内部。昔は古びていたが今回は観光上きれいに改装されていた。

博物館には当時のサルタンの日常品が展示されている。

巨大な木製のドラム。これを手のひらでたたくととても重くて良く響きわたる音を出す。何かの合図に使っていたらしい。

南の王宮を出てすぐ近くのタマン・サリ（水の離宮）に待たせておいたベチャで移動する。同離宮の入り口門。

入場門を通って更に奥へ進む。前回訪問時よりとてもきれいに整備されていて驚きました。

中に入ると広い優雅なプールになっている。サルタンは正面の３階建ての塔舎でくつろぎ、前のプールで泳ぐ宮廷美女達を眺めて楽しんだ。

３階はサルタンが覗く窓の部屋。二階は休む寝室。１階は選ばれた美女の着替えの間。

サルタン（王様）はこの３階の柵のある窓からこっそり下を覗いてしとねを共にする美女を選んだ。いいね！

２階の寝室には今もその時のベッドが残っている。

プールの側面の両壁にも出入り門がありユーニークな顔の彫刻がある。

昔訪れた時はプールに水は無く、ひび割れした地面がむき出しのまま荒れ果てていましたが、今回はかくの通り一変していました。

プールの真中には噴水があり、美女達が戯れていた。

同離宮見学後、待たせておいたベチャでホテルへ戻ります。前を走るベチャのオジサンの後ろ姿もかっこいいがカンカン照りの太陽で灼熱の地獄。

今回、王宮とタマン・サリを廻ってくれたベチャのオジサン。暑い中ご苦労さんでした。テリマカシー・バニャ！

今回滞在中、安ホテル隣りの家に時々お邪魔しました。お父さんは８６歳、奥さんと息子とお孫さん。お父さんは昔日本人と一緒に仕事をしていたと自慢気に古いアルバムを見せ色々の思い出話をしてくれました。でも日本語はもう忘れてしまった由。これからもお元気で長生きしてください。写真送ります。