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自分にとって、今まで中国を訪れたことがないっていうのは少し意外な気もする。<br />逆に言えば今まで「取っておいた」感がある。<br /><br />今年の3月下旬、日本が震災後の混乱の渦中にあった時のことであった。<br />中国にとっても、この件は他人事でもないらしく、中国中央電視台においては福島原発のニュースはリビア内乱と同じく海外のトップニュースに挙げられていた。<br /><br />3月下旬の北京は、ようやく厳しい冬の寒さも消え去りつつ、春の息吹すら感じるほどであった。<br />震災の影響で約6時間遅れて北京首都国際空港に降りたときは、もう真っ暗になっていた。<br />タクシーに乗って北京市街に向かう途中、いくつもの巨大な高層ビルと市街を貫く幹線道路を目の当たりにした。この都市はまさに今、蠢きつつあるモンスターである。<br /><br />北京の中心となる天安門の目の前を東西に貫く長安街には、巨大な建造物がいくつも立ち並んでいた。あたかも、権力者がその偉業を人民に誇示するかのように。中華の歴史は4000年以上、数多の王朝が興っては滅びていく中で、この国の本質というのは変わらないものらしい。<br />北京が「中華」の表舞台に立ったのは、約700年前の元王朝の時代からである。中華文明の北の辺境に位置していたこともあり、この都市の歴史は比較的浅いようだ。現在北京に残る史跡の大半は、明・清王朝の時代のものである。紫禁城の巨大な城郭と宮殿、あるいはそれも取り巻く外城の一部を眺めていると、この都市がいかに巨大な権力の象徴であったか伺える。そして現代においても、中華の支配者となった共産党は、天安門広場に巨大な記念碑と大会堂を建てることで、自らの権力と権威を示している。<br /><br />そんな北京の街の中心部は、驚くほど整然と整えられている。北京オリンピックを機に、市全体で都市の整備や人々のマナー向上を狙ったみたい。で、おかげで王府井などの中心繁華街では、巨大なデパートやショッピングモールが次々と立ち並び、お客は小奇麗なファッションに身を包んでいる。市民は地下鉄やエスカレーターもちゃんと並んで乗るし、デパートやレストランの店員も愛想よくきちんと対応する。一面だけを見ると日本と遜色ないくらい。中国人のマナーの悪評さだけを聞いていると、ちょっと拍子抜けする(笑)<br /><br />でも、観光地に殺到して我先にと写真をとりまくるツアー集団を見てると、あぁやっぱ中国なんだなって思う。たぶん地方から大挙として観光にやってきたおのぼりさんなんだろう(笑)<br />あと、街の中心部から離れると急に発展から取り残されたような寂れた地区が表れ、人々が昔ながらの暮らしを続けている。急速な都市化と人口流入が進む北京において、「格差」を感じさせる一面であった。<br /><br /><br /><br />

週末海外 vol.1 ~中華の首都~

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2011/03/18 - 2011/03/21

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てつや。

てつや。さん

自分にとって、今まで中国を訪れたことがないっていうのは少し意外な気もする。
逆に言えば今まで「取っておいた」感がある。

今年の3月下旬、日本が震災後の混乱の渦中にあった時のことであった。
中国にとっても、この件は他人事でもないらしく、中国中央電視台においては福島原発のニュースはリビア内乱と同じく海外のトップニュースに挙げられていた。

3月下旬の北京は、ようやく厳しい冬の寒さも消え去りつつ、春の息吹すら感じるほどであった。
震災の影響で約6時間遅れて北京首都国際空港に降りたときは、もう真っ暗になっていた。
タクシーに乗って北京市街に向かう途中、いくつもの巨大な高層ビルと市街を貫く幹線道路を目の当たりにした。この都市はまさに今、蠢きつつあるモンスターである。

北京の中心となる天安門の目の前を東西に貫く長安街には、巨大な建造物がいくつも立ち並んでいた。あたかも、権力者がその偉業を人民に誇示するかのように。中華の歴史は4000年以上、数多の王朝が興っては滅びていく中で、この国の本質というのは変わらないものらしい。
北京が「中華」の表舞台に立ったのは、約700年前の元王朝の時代からである。中華文明の北の辺境に位置していたこともあり、この都市の歴史は比較的浅いようだ。現在北京に残る史跡の大半は、明・清王朝の時代のものである。紫禁城の巨大な城郭と宮殿、あるいはそれも取り巻く外城の一部を眺めていると、この都市がいかに巨大な権力の象徴であったか伺える。そして現代においても、中華の支配者となった共産党は、天安門広場に巨大な記念碑と大会堂を建てることで、自らの権力と権威を示している。

そんな北京の街の中心部は、驚くほど整然と整えられている。北京オリンピックを機に、市全体で都市の整備や人々のマナー向上を狙ったみたい。で、おかげで王府井などの中心繁華街では、巨大なデパートやショッピングモールが次々と立ち並び、お客は小奇麗なファッションに身を包んでいる。市民は地下鉄やエスカレーターもちゃんと並んで乗るし、デパートやレストランの店員も愛想よくきちんと対応する。一面だけを見ると日本と遜色ないくらい。中国人のマナーの悪評さだけを聞いていると、ちょっと拍子抜けする(笑)

でも、観光地に殺到して我先にと写真をとりまくるツアー集団を見てると、あぁやっぱ中国なんだなって思う。たぶん地方から大挙として観光にやってきたおのぼりさんなんだろう(笑)
あと、街の中心部から離れると急に発展から取り残されたような寂れた地区が表れ、人々が昔ながらの暮らしを続けている。急速な都市化と人口流入が進む北京において、「格差」を感じさせる一面であった。



旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
3.5
グルメ
3.5
ショッピング
3.0
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス 徒歩
航空会社
中国国際航空
旅行の手配内容
個別手配

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