2010/12/24 - 2011/01/08
2234位(同エリア2306件中)
ちゃおさん
去年オーストラリアを旅行した際、タスマニアのホバートからアリススプリングスへ飛んださい、重量オーバーで、随分割高な追加料金を支払わされたが、LCC(Low Cost Carrier)へ乗る際はこの手荷物重量を気を付けなければならない。
JetStarはTigerほど厳格ではないようだが、それでも重量器に乗せる前に、Booking Counterの処で、事前に秤に乗せて、7キロオーバーしていないことを確かめ、チェックインしたお蔭で、今回は何も言われずにフリーパス。ほっとした。ここで追加料金を取られるんだったら、安売りチケットを買った意味がない。
さて空港ビルから炎天下のコンクリートの上を歩いて飛行機に搭乗し、所定の座席15Eに着席するが、残念ながら窓際ではない。この国の上空を初めて飛行するに際し、眼下の様子を逐一眺め、ベトナム戦争時の米軍飛行兵の心境などにも触れたく思ったが、安売り切符である以上、注文も付けられない。黙って言われた通りに従うだけだ。
隣に座ったのが、Cao Thi Kim Thaoさんという24歳の大学生。英語が十分通じずに、お互い言いたいことの言いっ放しになったが、相手の話していることはさっぱり分からず、又こちらの言ってる意味も理解されないに違いない。サイゴン市内の電話番号を聞いたが、電話だったら余計に意味も通じず、電話したところで無駄になるだろう。
飛行時間1時間15分と言っても、安定飛行は30−40分で、時々彼女の肩越しに窓の外を眺めたり、食事のメニューを見たりしている内に、直ぐにもサイゴンの郊外上空にやってきて、どこまでも平坦な土地の上に、住宅が散在し、大きな川が蛇行している。平地ではあるが、メコンデルタの手前のようだ。航空兵は、こうした平地の上を飛行し、敵を見つけては爆弾を落としたに違いないが、こんな空の上から、人の動きを確認するの大変だったろうし、ましてやそれがべトコンであるか否かなど、区別のしようもなく、そこで田んぼであれ、森であれ、集落であれ、闇雲に爆弾を落として行ったに違いない。
「アジア人の人の命は軽い」、「命の価値はアジアでは軽く見られている」。これは確か統合参謀総長ウエストモアランド将軍の言葉だったと思うが、殺しても殺しても森の中、穴の中から飛び出してくるベトナム兵を見て、米兵は心底そう思ったに違いない。だからいっそのことソンミのようなGenocideも起こりえたのかも知れなかった。
時々窓の外を眺め、そんな40年も前のことを思い、さて、最後の激戦地、サイゴン空港へ着陸するとのアナウンスで我に返り、着陸の準備をした。最後の激戦地、サイゴン空港。数万人と言う避難民が押し寄せ、ひっきりなしに飛び交うヘリコプターに我先にと飛び乗り、命からがら難を逃れた人多数いたが、その倍する人も又、取り残され、置き去りにされたに違いない。
- 旅行の満足度
- 4.0
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