2010/12/24 - 2011/01/08
2157位(同エリア2333件中)
ちゃおさん
ベトナムが大乗仏教国であるということは昔から良く知られていることである。空海が長安の青龍寺で修行した当時にも、新羅僧に混じってベトナム僧もいた。それよりもっと早い時期、鑑真和上が6回の渡航失敗の後、7回目にして漸く来日が果たせた際、鑑真さんと一緒にベトナム僧も付いてきて、唐招提寺に没している。
先刻五行山中に多くの松柏らしき樹木を見たが、中には当然伽羅の樹もあり、その内の幾つかは沈香、蘭じゃ、などの最高の香木として持てはやされ、早い時期に東大寺正倉院御物として奉納されている。鑑真さんと一緒についてきたベトナム僧が持ってきたものかどうかは知らないが、後年、ご朱印船貿易が盛んになった頃、このベトナムの沈香を輸入し、かなりの利益を上げていたとも言われている。
そうした仏教にゆかりのあるベトナム。山中には多くの寺院仏閣、仏像が建立されていて、本当にこの山は一日がかりの参詣の山である。が、当方、午後このダナンにやってきて、思いつきのようにバイクを雇ってこの山に来、さっと登って、さっと下山では十分見たり眺めたりすることも出来ない。だが、唯一、長いトンネルを潜り、頂上に出て、南シナ海からトンキン湾に亘る海を眺め、他の五行の山を眺めただけでも、ここまで来た価値はあった。この山を見て伽羅を思い、鑑真さんを思う。それだけでも十分な価値があった。
下りも良く整備された参道のあちこちに安置されている仏像を眺めたり、奇妙な形の断崖を眺めたり、南国の花を見たりして、ゆっくり下山した。当初この先のホイアンまで足を伸ばす予定でいたが、もう大分時間を費やした。夕方近くになっている。これから行くのは少し無理だろう。この町、この国は良い。次の機会の楽しみに取っておこう。
- 旅行の満足度
- 4.0
-
頂上からの景色を十分堪能し、いよいよこの五行山を下りることにした。
-
下から眺める景色も霊山の趣がある。
-
石門は妙義山に似ているかもしれないが、こうしたくりぬいた岩肌もある。
-
山の中腹に建つ寺院。
-
お寺の正面の布袋さん、弥勒菩薩。中国人、海洋族の好きな仏様だ。
-
「望海䑓」の石碑。ここからの海の眺めは素晴らしい。阮朝の王様か誰かがやってきて、建てたに違いない。
-
途中の休憩所、売店などもある。
-
参道は綺麗に整備されている。
-
これ等も皆大理石で出来ているのだろうか・・。石灰岩に見えなくもないが・・。
-
山中に咲く南国の花。
-
樹木を下から運び上げ、山中に植林しようとして一休みしている作業員。
-
花の名前が分からないのが残念であるが・・。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
12