![**********************<br />2010/07/17土 ラヘマー国立公園サイクリング・ツアー<br />**********************<br />・エストニア古代墓地跡<br />・コーギ池の滝<br />・パルムセからカスムまでサイクリング(12時40分頃から17時30分まで)<br /><経由した主な村><br />・パルムセ&宮殿(外観のみ)<br />・サガディ&宮殿(外観のみ)<br />・アルティヤ村<br />・ヴェルギ村<br />・ヴォース村<br />・ヴィル・ケスケス村<br />【タリン泊:ホテル・バロンズ(Barons)】<br />**********************<br /><br />本日は1日、CityBike社のバスツアーでラヘマー国立公園です!<br />東京12区よりひとまわり広い広大なラヘマー国立公園には、パルムセやサガディに別荘のような宮殿もあるし、昔の漁村を観光向けであれ復活させたような見どころが散在しているようなので、きっとそういうところをバスで回る、ラクなツアーでしょう。<br /><br />と思っていたのですが、これが大間違いでした!<br /><br />予約したCityBike社のラヘマー国立公園ツアーにはサイクリング・コースとバスツアー・コースの2つがありました。<br />もともと最低2人で参加するツアーに、他にも参加者がいればバスを出してくれるだろうとねじ込ませてもらったのですが、なんと私以外の参加者7人は全員、サイクリング・コースの方で、バスツアーは私1人っきりでした。<br />しかも、ガイドの男の子は自転車を積んでいるバンを指して「公園まではあのバンで他の人たちと一緒に行くんだよ」と。<br /><br />この時点で、いやな予感がしました。<br />このバスツアーはどうも、私が思い描いていたような、エアコン完備のバスでらくらく回るツアーではなく、他の人たちがサイクリングしている間、若い兄ちゃんガイドと一緒に同じ目的地に向かってハイキングするツアーらしいのです。<br />さすがに自転車と同じコースではないでしょうし、途中、パルムセなどの博物館にも案内してくれるようですが。<br /><br />そんなこととはつゆほども思わなかったので、私はハイキングができるような身軽な格好をしていませんでした。<br />そして、この日も、北欧に近いエストニアの夏にしては猛暑になりそうな一日でした。午前9時前からすでに日差しが非常にきつかったです。<br />いくらラヘマー公園が森林だらけでも、猛暑の中、ハイキングには重過ぎる荷物を持って何時間も歩いていたら、きつくて根を上げてしまいそうです。<br /><br />兄ちゃんガイドは再度、私に聞きました。<br />「ほんとにハイキングする? サイクリングに切り替えても、ツアー代金は同じだよ?」<br /><br />ただし、サイクリング・コースの方は、ガイドが先導してみんなで一緒にゴー!というスタイルではなく、バンでパルムセまで連れていってもらった後は、時間までに目的地のカスムにそれぞれ好きに向かうツアーです。<br />となると、サイクリング・ツアーに切り替えたら、広大な国立公園の森の中を、私はたった1人で何時間も走らなくてはならなくなります。<br />それが心細かったから、バスツアーに申し込んだのに。<br /><br />ツアー参加者は私を含めて8人でした。でも、一人参加の私と一緒に走ってくれそうな人などいやしません。<br />そもそも、その日に「はじめまして」と出会って、一緒に走る仲間にしてください、と言い出せるほど、私は見知らぬ外国人と簡単に打ち解けられる性格をしていません。<br />ましてや相手がカップルだったら───欧州旅行の2人連れってカップルが圧倒的に多いと思う───熟年夫婦くらいならまだしも、ただのお邪魔虫。<br />実際、サイクリング・ツアーに参加する人の中には私のように1人参加の人も1人だけいたけれど、他はみんなカップルでした。<br />その1人はフランス人男性で、日本文化に関心を持っている人でしたが、見るからにベテラン自転車乗りの男性で、走るペースが合いそうにありませんでした。<br /><br />でも、ガイドに兄ちゃんが、コースはすごく簡単でほとんど迷うことはないし、目的地まで行けるルートマップをあげるし、サイクリング出発地点できちんと説明するから、と言うので、思い切ってサイクリング・ツアーに切り替えました。<br />これでガイドの兄ちゃんは、集合時間までの5時間、待機という名の半自由時間が確保できたことでしょう(笑)。<br /><br />もっとも、ガイドの兄ちゃんが私たちに配ったルートマップは、詳しい地図どころか、A4用紙半分にプリントアウトされた非常に簡単な地図に手書きでちょっと地名が書かれただけの、とても頼りないものでした。<br />幸い、詳しい地図は、出発地点のパルムセにある、ラヘマー国立公園唯一の観光案内所で手に入れました。<br />方向音痴の私には、詳しい地図はとても助かりました。<br />ラヘマー国立公園の道路は、やや網の目のようにつながっていて、道が分かれているところで多少間違った道を選んでも目的地に到着できそうでしたが、ものすごい迂回コースになってしまうのです。<br /><br />自転車は、昨日の自転車でまわるタリン・ツアーのときと同じタイプのものを選びました。<br />実は昨日のそのツアーのとき、途中でギアが外れるというトラブルがありました。<br />この日も、バスでサイクリング出発地点のパルムセに到着したとき、座席の高さを確かめるために自転車にまたがってみたら、いきなりギアが外れてしまいました。<br />そういうトラブルがあったときに、たった一人で対処できるか心配でした。<br />トラブル時のためにガイドの兄ちゃんの携帯番号を全員が教えてもらってはいたけれど。<br /><br />でも、結果的に、心配するようなことはなぁんにもありませんでした。<br />ラヘマー国立公園のサイクリング・コースは車道となっていて、ガイドの兄ちゃんが言っていたようにほとんど一本道でした。<br />ギアが外れるといったトラブルとも一切無縁でした。<br />道は昨日のタリン郊外を走ったときのように歩道と車道のような段差でがたがたすることなく、ゆるやかな坂はあったものの、ほとんどがきれいに舗装された平らな道路続きで、とても走りやすかったです。<br />なので、たった1人で途方に暮れることはほとんどなかったです。<br />ちなみに、ガイドの兄ちゃんは、駐輪するとき用のチェーンもキーもくれませんでした。<br />「そんなの必要ないくらい、だぁれもいないから」と。<br />途中の村などでランチをとったり、小さなミュージーアムに入ったりするときでも、チェーンをしなくても盗難の心配がないくらい、治安が良いからだそうですが、確かにそうだろうなぁと実感できました。<br />5時間のサイクリングですれ違った出会った人の数は、同じツアーの仲間を除くと、10本の指にも満たなかったです。<br /><br />ただ、途中、交差点や三叉路で、めざす村の名前の標識が見当たらなくて、どっちに行ったらよいか戸惑ったところが、5時間のサイクリングの中で2ヶ所だけありました。<br />そういうときにあたりに全く人がいないのは、道を聞くことができなくてつらいもの。<br />そして、こういうときに自分の勘に任せて道を選ぶと「絶対に」間違えるのが、私のような方向音痴というものです。<br /><br />でも、どちらもなんとかなりました。<br />1ヶ所目は、恐れていたとおり、道を聞きたくてもあたりにだぁれもいないし、車がごくたまぁに走り去るだけで、て途方に暮れそうになりました。<br />それこそヒッチハイクでもするようなつもりで車を止めない限り。<br />さすがにそこまでする気にはならなかったので、出発前のガイドの兄ちゃんの短いインストラクションの中のヒントを思い出し、出発前に寄った、パルムセ宮殿のそばの観光案内所のもっと詳しい地図を頼りにとにかく進んだら、必死だったせいか、正しい道を選ぶことができました。<br /><br />2ヶ所目はリゾート海岸に近かったので、駐車場のそばでそのへんの観光客をつかまえて道を聞くことができました。<br />最初に話しかけた人は英語が苦手らしかったのですが、その人が英語が話せる他の人に声をかけてくれました。<br />そうしたら、話せる人も話せない人も含めて、ぞろぞろと集まってきました@<br /><br />12時40分からサイクリングを開始したあと、17時30分に最終目的地に着くまでの35kmのサイクリング。<br />途中、何度も何度も写真撮影のために自転車を停めながら、とことんマイペースで楽しむことができました。<br />誰かと一緒でなくて、かえってよかったかもしれないです。<br />5時間のサイクリングの間に、結果的に100枚以上の写真をゲットできました。<br />だって、森林の中のサイクリングは本当に気持ちよく、緑は美しくすがすがしくて、あたりに誰もいない中を走る孤高に浸り、気分はハイになっていましたから、なにげないところでもたくさん写欲にかられてしまったんですもの。<br /><br />ラヘマー国立公園のサイクリング・ツアーで乗った自転車や、出発地点まで私たちを運んでくれたバンの写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。<br />「2010年バルト3国旅行ハイライトその12:自転車レンタル編」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10488157/<br /><br />ラヘマー国立公園のサイクリングの間に撮った写真のうち、花の写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。<br />関連の旅行記<br />「2010年バルト3国旅行ハイライトその9:植物編<夏の野花>」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10487694/<br /><br />2010年バルト3国旅行の旅程一覧はこちら。<br />簡易版「2010年バルト3国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10481279/<br />詳細版「2010年バルト3国旅行の詳細旅程(写真付き)」<br />http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2010/07/2010-ccbf.html<br /><br />「ラヘマー国立公園 Lahemaa Rahvuspark<br />エストニアの自然のすべてがあるといわれる国立公園。面積680平方キロメートル、森、谷、川、海、湿原、あらゆる自然の造形を満喫できる場所だ。<br /> 国立公園の目的はもうひとつ、貴重な自然と種の保存にある。ここにはヨーロッパではもうほとんど見られない黒コウノトリやヨーロッパミンクなどの希少種が、ひっそりと生息している。観光客もそんな自然に敬意を払うことを忘れたくないものだ。<br /><ラヘマー国立公園の歩き方><br /> 国立公園内を巡るバスは少ないので、バスを使って効率よく観光するのは難しい。宿泊施設の多いヴスかカスムをベースにして、レンタサイクルを使って公園内を巡るといいだろう。たいていのホテルやB&Bにはレンタサイクルがある。<br /><Access><br />(前略)効率よく公園を見て回るなら、タリンのツーリストインフォメーションで紹介している旅行会社の日帰りツアーを利用するといいだろう。」<br />(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より)<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/57/23/650x_10572371.jpg?updated_at=1307439317)
2010/07/17 - 2010/07/17
9位(同エリア12件中)
まみさん
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2010/07/17土 ラヘマー国立公園サイクリング・ツアー
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・エストニア古代墓地跡
・コーギ池の滝
・パルムセからカスムまでサイクリング(12時40分頃から17時30分まで)
<経由した主な村>
・パルムセ&宮殿(外観のみ)
・サガディ&宮殿(外観のみ)
・アルティヤ村
・ヴェルギ村
・ヴォース村
・ヴィル・ケスケス村
【タリン泊:ホテル・バロンズ(Barons)】
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本日は1日、CityBike社のバスツアーでラヘマー国立公園です!
東京12区よりひとまわり広い広大なラヘマー国立公園には、パルムセやサガディに別荘のような宮殿もあるし、昔の漁村を観光向けであれ復活させたような見どころが散在しているようなので、きっとそういうところをバスで回る、ラクなツアーでしょう。
と思っていたのですが、これが大間違いでした!
予約したCityBike社のラヘマー国立公園ツアーにはサイクリング・コースとバスツアー・コースの2つがありました。
もともと最低2人で参加するツアーに、他にも参加者がいればバスを出してくれるだろうとねじ込ませてもらったのですが、なんと私以外の参加者7人は全員、サイクリング・コースの方で、バスツアーは私1人っきりでした。
しかも、ガイドの男の子は自転車を積んでいるバンを指して「公園まではあのバンで他の人たちと一緒に行くんだよ」と。
この時点で、いやな予感がしました。
このバスツアーはどうも、私が思い描いていたような、エアコン完備のバスでらくらく回るツアーではなく、他の人たちがサイクリングしている間、若い兄ちゃんガイドと一緒に同じ目的地に向かってハイキングするツアーらしいのです。
さすがに自転車と同じコースではないでしょうし、途中、パルムセなどの博物館にも案内してくれるようですが。
そんなこととはつゆほども思わなかったので、私はハイキングができるような身軽な格好をしていませんでした。
そして、この日も、北欧に近いエストニアの夏にしては猛暑になりそうな一日でした。午前9時前からすでに日差しが非常にきつかったです。
いくらラヘマー公園が森林だらけでも、猛暑の中、ハイキングには重過ぎる荷物を持って何時間も歩いていたら、きつくて根を上げてしまいそうです。
兄ちゃんガイドは再度、私に聞きました。
「ほんとにハイキングする? サイクリングに切り替えても、ツアー代金は同じだよ?」
ただし、サイクリング・コースの方は、ガイドが先導してみんなで一緒にゴー!というスタイルではなく、バンでパルムセまで連れていってもらった後は、時間までに目的地のカスムにそれぞれ好きに向かうツアーです。
となると、サイクリング・ツアーに切り替えたら、広大な国立公園の森の中を、私はたった1人で何時間も走らなくてはならなくなります。
それが心細かったから、バスツアーに申し込んだのに。
ツアー参加者は私を含めて8人でした。でも、一人参加の私と一緒に走ってくれそうな人などいやしません。
そもそも、その日に「はじめまして」と出会って、一緒に走る仲間にしてください、と言い出せるほど、私は見知らぬ外国人と簡単に打ち解けられる性格をしていません。
ましてや相手がカップルだったら───欧州旅行の2人連れってカップルが圧倒的に多いと思う───熟年夫婦くらいならまだしも、ただのお邪魔虫。
実際、サイクリング・ツアーに参加する人の中には私のように1人参加の人も1人だけいたけれど、他はみんなカップルでした。
その1人はフランス人男性で、日本文化に関心を持っている人でしたが、見るからにベテラン自転車乗りの男性で、走るペースが合いそうにありませんでした。
でも、ガイドに兄ちゃんが、コースはすごく簡単でほとんど迷うことはないし、目的地まで行けるルートマップをあげるし、サイクリング出発地点できちんと説明するから、と言うので、思い切ってサイクリング・ツアーに切り替えました。
これでガイドの兄ちゃんは、集合時間までの5時間、待機という名の半自由時間が確保できたことでしょう(笑)。
もっとも、ガイドの兄ちゃんが私たちに配ったルートマップは、詳しい地図どころか、A4用紙半分にプリントアウトされた非常に簡単な地図に手書きでちょっと地名が書かれただけの、とても頼りないものでした。
幸い、詳しい地図は、出発地点のパルムセにある、ラヘマー国立公園唯一の観光案内所で手に入れました。
方向音痴の私には、詳しい地図はとても助かりました。
ラヘマー国立公園の道路は、やや網の目のようにつながっていて、道が分かれているところで多少間違った道を選んでも目的地に到着できそうでしたが、ものすごい迂回コースになってしまうのです。
自転車は、昨日の自転車でまわるタリン・ツアーのときと同じタイプのものを選びました。
実は昨日のそのツアーのとき、途中でギアが外れるというトラブルがありました。
この日も、バスでサイクリング出発地点のパルムセに到着したとき、座席の高さを確かめるために自転車にまたがってみたら、いきなりギアが外れてしまいました。
そういうトラブルがあったときに、たった一人で対処できるか心配でした。
トラブル時のためにガイドの兄ちゃんの携帯番号を全員が教えてもらってはいたけれど。
でも、結果的に、心配するようなことはなぁんにもありませんでした。
ラヘマー国立公園のサイクリング・コースは車道となっていて、ガイドの兄ちゃんが言っていたようにほとんど一本道でした。
ギアが外れるといったトラブルとも一切無縁でした。
道は昨日のタリン郊外を走ったときのように歩道と車道のような段差でがたがたすることなく、ゆるやかな坂はあったものの、ほとんどがきれいに舗装された平らな道路続きで、とても走りやすかったです。
なので、たった1人で途方に暮れることはほとんどなかったです。
ちなみに、ガイドの兄ちゃんは、駐輪するとき用のチェーンもキーもくれませんでした。
「そんなの必要ないくらい、だぁれもいないから」と。
途中の村などでランチをとったり、小さなミュージーアムに入ったりするときでも、チェーンをしなくても盗難の心配がないくらい、治安が良いからだそうですが、確かにそうだろうなぁと実感できました。
5時間のサイクリングですれ違った出会った人の数は、同じツアーの仲間を除くと、10本の指にも満たなかったです。
ただ、途中、交差点や三叉路で、めざす村の名前の標識が見当たらなくて、どっちに行ったらよいか戸惑ったところが、5時間のサイクリングの中で2ヶ所だけありました。
そういうときにあたりに全く人がいないのは、道を聞くことができなくてつらいもの。
そして、こういうときに自分の勘に任せて道を選ぶと「絶対に」間違えるのが、私のような方向音痴というものです。
でも、どちらもなんとかなりました。
1ヶ所目は、恐れていたとおり、道を聞きたくてもあたりにだぁれもいないし、車がごくたまぁに走り去るだけで、て途方に暮れそうになりました。
それこそヒッチハイクでもするようなつもりで車を止めない限り。
さすがにそこまでする気にはならなかったので、出発前のガイドの兄ちゃんの短いインストラクションの中のヒントを思い出し、出発前に寄った、パルムセ宮殿のそばの観光案内所のもっと詳しい地図を頼りにとにかく進んだら、必死だったせいか、正しい道を選ぶことができました。
2ヶ所目はリゾート海岸に近かったので、駐車場のそばでそのへんの観光客をつかまえて道を聞くことができました。
最初に話しかけた人は英語が苦手らしかったのですが、その人が英語が話せる他の人に声をかけてくれました。
そうしたら、話せる人も話せない人も含めて、ぞろぞろと集まってきました@
12時40分からサイクリングを開始したあと、17時30分に最終目的地に着くまでの35kmのサイクリング。
途中、何度も何度も写真撮影のために自転車を停めながら、とことんマイペースで楽しむことができました。
誰かと一緒でなくて、かえってよかったかもしれないです。
5時間のサイクリングの間に、結果的に100枚以上の写真をゲットできました。
だって、森林の中のサイクリングは本当に気持ちよく、緑は美しくすがすがしくて、あたりに誰もいない中を走る孤高に浸り、気分はハイになっていましたから、なにげないところでもたくさん写欲にかられてしまったんですもの。
ラヘマー国立公園のサイクリング・ツアーで乗った自転車や、出発地点まで私たちを運んでくれたバンの写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2010年バルト3国旅行ハイライトその12:自転車レンタル編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10488157/
ラヘマー国立公園のサイクリングの間に撮った写真のうち、花の写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
関連の旅行記
「2010年バルト3国旅行ハイライトその9:植物編<夏の野花>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10487694/
2010年バルト3国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2010年バルト3国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10481279/
詳細版「2010年バルト3国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2010/07/2010-ccbf.html
「ラヘマー国立公園 Lahemaa Rahvuspark
エストニアの自然のすべてがあるといわれる国立公園。面積680平方キロメートル、森、谷、川、海、湿原、あらゆる自然の造形を満喫できる場所だ。
国立公園の目的はもうひとつ、貴重な自然と種の保存にある。ここにはヨーロッパではもうほとんど見られない黒コウノトリやヨーロッパミンクなどの希少種が、ひっそりと生息している。観光客もそんな自然に敬意を払うことを忘れたくないものだ。
<ラヘマー国立公園の歩き方>
国立公園内を巡るバスは少ないので、バスを使って効率よく観光するのは難しい。宿泊施設の多いヴスかカスムをベースにして、レンタサイクルを使って公園内を巡るといいだろう。たいていのホテルやB&Bにはレンタサイクルがある。
<Access>
(前略)効率よく公園を見て回るなら、タリンのツーリストインフォメーションで紹介している旅行会社の日帰りツアーを利用するといいだろう。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より)
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最近ハイウェイ沿いで見つかったという、青銅器時代の墓地に寄る
ラヘマー国立公園サイクリングの起点であるパルムセに向かう途中、2カ所だけラヘマー国立公園以外の見どころに寄りましたが、その1カ所目です。 -
出土品を展示している併設の博物館
中には入りませんでした。 -
円形の中に四角がある構造の墓
この中央の四角いところに主人が埋葬されたと考えられているそうです。
墓の大きさはまちまちでしたが、大きければ大きいほど有力者のものだったと推測されます。 -
周りには馬など当時の人々にとっても身近な動物の墓もあり
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コーギ池
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コーギ池の滝
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パルムセの地図
オフィスを9時に出発するのかと思ったけれど、出発は少し遅れました。いや、というか9時から出発ではなく、9時集合自転車を選んでバンに積み始めたりしたからです。
自転車と私たちを運ぶバンのエンジンがかからなかったりしたせいもあります。
みんながバンに乗り込んだ後、CityBike社の若い兄ちゃんの一人が後ろから押したら、バンは無事に走り出しました。いやぁ、それで走るもんなんですね。
パルムセには12時半頃に到着しました。
ガイドの兄ちゃんにごく簡単にルートの説明を受けたあと、めいめいで目的地のカスムに向かうことになりました。
集合時間は17時半。
出発前にガイドの兄ちゃんのアドバイスに従って、駐車場の近くの店でミネラルウォーターを補給しました。
CityBike社のサービスとして全員に500ml入りのミネラルウォーターのペットボトルが配られたのですが、本日はとても暑いので、ガイドの兄ちゃんに言われるまでもなく、きっと足らないだろうと思いました。
そして、ガイドの兄ちゃんが言っていたとおり、途中は、ミネラルウォーターを買えるようなところはありませんでした。 -
パルムセの館とゲート
走り出す前に宮殿の外観の写真をを撮りました。
目的地まで5時間ありますが、きっと私のペースだとぎりぎりだと思うので、パルムセやサガディなどの博物館には寄らずにひたすら走ることにしました。
でも代わりに、写欲がそそられたところでは、好きなだけ写真撮影をしようと思いました。
「パルムセの館
完全に修復された18世紀の領主の館。美しいアンサンブルを形成している庭園には、修道士の時代から伝わる池、鍛冶屋、蒸留所などが配置され、館内には今世紀初頭の家具やオルゴールが並べられている。現在館は公園の情報センターおよび博物館となっている。敷地内にホテルもある。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より) -
美しいパルムセの館
「パルムセには、13世紀、シトー修道会が居住した後、後に、1677年から1923年まで、バルト・ドイツ系の家族(フォン・デア・ファーレン家)の私有地となりました(1923年に国に没収されました)。
かつての栄光を完全に取り戻した館は、1780年代にさかのぼり、その当時の家具や装身具などがあります。その他の建物も修復され、新しい用途を与えられています。貯蔵庫は古い馬車の展示室に、蒸留酒製造所はホテルとレストランに、従者の宿舎はかつてサマー・ゲストハウスだったこともありますが、現在そこでは土産や書籍が売られています。ステキなバス・ハウスは、そこから可愛らしい湖が見えますが、現在はカフェです。(後略)」
(5th edition 2009年5月刊行のLonely Planetより私訳) -
ラヘマー国立公園唯一の観光案内所による
パルムセの宮殿の一部が観光案内所になっていました。
ここでトイレを借りた後、詳しい地図をもらいました。無料のもあったのですが、せっかくなので有料の地図(35EEK)も買いました。
(旅行前に調べた2010年6月30日現在の換算レート:1.00エストニア・クローン(EEK)=6.91円) -
最初の目的地サガディに向かって走る
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ほとんど人も車も通らない、こんな道路からスタート
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ラヘマー国立公園と書かれた看板と、走っている道の様子
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パルムセを出ることを示す看板
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池のある景色に魅せられて・その1
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池のある景色に魅せられて・その2
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池のある景色に魅せられて・その3
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田舎の家
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日本の森林と違って下生えの草木が低くて明るい森林・その1
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日本の森林と違って下生えの草木が低くて明るい森林・その2
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サガディに入ることを示す看板と、夏のバルト3国でよく見かけたピンクの花
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ピンクに染まる野原を走り抜ける
しばらく森林が切れ、開けた道を走ることになったので、自転車に乗っていても、直射日光が非常にきつかったです。
しかも実はこのとき、少し手前の三叉路でどちらに行ったらよいか迷い、尋ねる人もいなくて途方に暮れかけ、ガイドの兄ちゃんの話と地図を頼りにおそるおそる選んだ道を走っていました。
間違っていたらどうしよう、と思いながらも、進むしかないじゃん!と開き直って。 -
ピンクの花の群生の牧歌的な景色
サイクリングでこそ味わえる田舎景でしたが、なにしろ日差しがきついので、早くまた松林の涼しい道にならないか、待ち遠しかったです。 -
レンゲの花が一面に咲く野原
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巨大なチーズのように包まれた干し草
これは今回のバルト三国旅行でバス移動で車窓からよく見かけました。
ぜひきちんと写真を撮りたいと何度も狙っていたので、感激@ -
ドラム缶のような干し草の束がごろごろある景色
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サガディの館
サガディの宮殿に到着したとき、道を見違えていなかったんだ、と心底、胸をなでおろしました。
「サガディの館
18世紀のドイツ人領主の館。現在は森林博物館として使われ、この地方の植性や動物相がよくわかる。敷地内にはホテルとホステルもある。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より) -
ミュージーアムとなっているサガディの館の併設の建物
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美しいサガディの館の本館
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サガディの館の鐘楼門
駐車中の車が邪魔でした(苦笑)。 -
サガディの館の鐘楼門と、次の目的地を示す看板
ガイドの兄ちゃんはサガディの後、アルティヤに行くことを薦めてくれました。
ここでなら美味しい田舎料理のランチを出すレストランがある、とのこと。
Lonely Planetによると元は漁村だったらしいのですが、過疎化の後、いまは観光客向けの村として復活したようです。 -
井戸と、彼方に白いチーズのような干し草のある景色
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古い井戸のある景色
たぶん現役の井戸ではないでしょうか。 -
ドラム缶のような干し草の束がある田舎景色
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ピンクの花の群生と田舎の家
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白いもじゃもじゃの面白い花が一面に
この花を別の場所ではもっと近くで撮りました。
関連の旅行記
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/19899017/
関連の旅行記
「2010年バルト3国旅行ハイライトその9:植物編<夏の野花>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10487694/ -
もじゃもじゃの花の群生を眺めながら、再び松林の涼しい道にさしかかる
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オアンドゥ村へ
時刻は14時30分。パルムセを出発して2時間ほど。
えっ、まだルートの3分の1も走りきっていないのに、やっぱり私って走るペースが遅いかもしれないと、はやくも焦ってきました。
やはりここはアルティヤでのランチをスキップして、時間を稼がなくてはならないでしょう。 -
水草ぎっしりの池
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水辺の景色に惹かれる
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ななめの柵のある景色
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オアンドゥ村のバス停付近
バスは1日に何本通るのでしょうか。 -
バス停のそばの城壁の家
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アルティヤ村に到着
珍しくこのあたりではツアーグループ以外のサイクリングの人と3名ほどすれ違いました。
レストランや宿があるアルティヤ村だからこそでしょうか。
つづく。
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