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 プラハからワルシャワまでは夜行列車を利用した。列車は寝台列車で4人部屋のコンパートメントだったが私一人だったったので充分に安眠できた。午後8時過ぎに出発した寝台列車はワルシャワに到着したのは4月23日の午前7時だったが、すでに町中は活気に満ちていた。<br /> 私はワルシャワの訪問は二度目である。1986年のチェルノブイリ原発事故の年にEIL(国際生活体験教会)という機関を利用してワルシャワでホームステイさせてもらった。あの時もポーランドの人は朝早くから働くと思ったが、今も同じである。町中にでるとやはり同じ佇まいだった。日本のように、首都の中心部に高層ビルなどない。<br /> ワルシャワ市内は第二次世界大戦に90%以上がドイツ軍によって爆撃されたが、戦後、町の設計図を基に昔と同じように建て直したということは有名だが、今も25年前と同じ雰囲気である。ポーランドの国民は自国の古い文化を大切にするのである。<br /> 私はコインロッカーに荷物を預けた。その日の午2時半には次の目的地のハンブルグに出発しなければならないのである。7時間余りを有効に使わなければならない。 <br /> 私は先ず、バスでワジェンキ公園を目指した。そこに白い桜が咲くことをすでに日本で情報を得ていた。<br /> ワジンキ公園はワルシャワ市民の憩いの場所だけあって、物凄く広い。野外音楽堂だってある。そこでは4月から10月までの毎日曜日。無料でコンサートが開かれる。(殆どがショパンの曲)<br /> 公園には沢山ではないが白い桜が満開だった。政府の建物をバックに白い桜の写真を撮ることが出来て嬉しかった。<br /> ショパン像をバックに何とか桜の写真を撮れたのはラッキーとしか言えようがない。(学生の頃、クラシック音楽はなんてったってショパン、と陶酔していた) 町中で牡丹桜に似た桜も咲いていた。<br /> 私は25年前にもワジンキ公園を訪れた。あの時、感動した二つのものを探したが見つからなかった。一つはドイツ軍と戦った少年のブロンズ像で、もう一つは白と薄紫色のアイリスである。花の手入れをしていた園芸職人から間引いたアイリスの根をもらって、我が家の庭に植えたら、見事に根付き、花が咲き、どんどん増えた。大勢の人に「ポーランドのあやめ」として根を分けてやった。<br /> 時間が余りなかったので隅々まで探せなかったがその二つに再会できなかったのは残念であった。(別のところに移したのだろうか)<br /> もう一つ残念だったのは、ポーランド大学のキャンパス内に日本から贈られた八重桜があり、毎年、日本語専攻の学生が「桜祭り」を開催する事ことをインターネットで知った。ワジンキ公園の次に訪ねたが、その日(23日)は土曜日でキャンパス内に立入ることは出来なかった。<br /> ポーランドにはwisnia(ヴァイシニア)とczeresnia(チェレシニア)という2種類の桜があるのだそうだが、いずれも食用(実を食べる)の桜なんだそうだ。公園で撮った桜もそのいずれかも知れない。<br /> 市内のホテルの前に20本近くの薄ピンクの桜が咲いていたが、バスの車窓から見た桜なのでピンボケとなり撮影に失敗した。<br /> ポーランドは経済的には貧しいが精神的には豊かだと25年前と同じ気持ちで次の目的地へむかった. <br /><br />2

欧州桜旅。ポーランド(ワルシャワ)の桜

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2011/04/18 - 2011/05/01

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ゆらのと

ゆらのとさん

 プラハからワルシャワまでは夜行列車を利用した。列車は寝台列車で4人部屋のコンパートメントだったが私一人だったったので充分に安眠できた。午後8時過ぎに出発した寝台列車はワルシャワに到着したのは4月23日の午前7時だったが、すでに町中は活気に満ちていた。
 私はワルシャワの訪問は二度目である。1986年のチェルノブイリ原発事故の年にEIL(国際生活体験教会)という機関を利用してワルシャワでホームステイさせてもらった。あの時もポーランドの人は朝早くから働くと思ったが、今も同じである。町中にでるとやはり同じ佇まいだった。日本のように、首都の中心部に高層ビルなどない。
 ワルシャワ市内は第二次世界大戦に90%以上がドイツ軍によって爆撃されたが、戦後、町の設計図を基に昔と同じように建て直したということは有名だが、今も25年前と同じ雰囲気である。ポーランドの国民は自国の古い文化を大切にするのである。
 私はコインロッカーに荷物を預けた。その日の午2時半には次の目的地のハンブルグに出発しなければならないのである。7時間余りを有効に使わなければならない。 
 私は先ず、バスでワジェンキ公園を目指した。そこに白い桜が咲くことをすでに日本で情報を得ていた。
 ワジンキ公園はワルシャワ市民の憩いの場所だけあって、物凄く広い。野外音楽堂だってある。そこでは4月から10月までの毎日曜日。無料でコンサートが開かれる。(殆どがショパンの曲)
 公園には沢山ではないが白い桜が満開だった。政府の建物をバックに白い桜の写真を撮ることが出来て嬉しかった。
 ショパン像をバックに何とか桜の写真を撮れたのはラッキーとしか言えようがない。(学生の頃、クラシック音楽はなんてったってショパン、と陶酔していた) 町中で牡丹桜に似た桜も咲いていた。
 私は25年前にもワジンキ公園を訪れた。あの時、感動した二つのものを探したが見つからなかった。一つはドイツ軍と戦った少年のブロンズ像で、もう一つは白と薄紫色のアイリスである。花の手入れをしていた園芸職人から間引いたアイリスの根をもらって、我が家の庭に植えたら、見事に根付き、花が咲き、どんどん増えた。大勢の人に「ポーランドのあやめ」として根を分けてやった。
 時間が余りなかったので隅々まで探せなかったがその二つに再会できなかったのは残念であった。(別のところに移したのだろうか)
 もう一つ残念だったのは、ポーランド大学のキャンパス内に日本から贈られた八重桜があり、毎年、日本語専攻の学生が「桜祭り」を開催する事ことをインターネットで知った。ワジンキ公園の次に訪ねたが、その日(23日)は土曜日でキャンパス内に立入ることは出来なかった。
 ポーランドにはwisnia(ヴァイシニア)とczeresnia(チェレシニア)という2種類の桜があるのだそうだが、いずれも食用(実を食べる)の桜なんだそうだ。公園で撮った桜もそのいずれかも知れない。
 市内のホテルの前に20本近くの薄ピンクの桜が咲いていたが、バスの車窓から見た桜なのでピンボケとなり撮影に失敗した。
 ポーランドは経済的には貧しいが精神的には豊かだと25年前と同じ気持ちで次の目的地へむかった.

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
ハートフルインターナショナル

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  • ワジンキ7公園内の政府官邸の桜

    ワジンキ7公園内の政府官邸の桜

  • ワジンキ公園内のショパン像の横に桜が咲いていた

    ワジンキ公園内のショパン像の横に桜が咲いていた

  • 同じショパン像の正面と私

    同じショパン像の正面と私

  • 町中に牡丹桜に似た桜も咲いていた

    町中に牡丹桜に似た桜も咲いていた

  • 町中の教会

    町中の教会

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