サモア　ウポル島のラロマヌビーチはとても綺麗

2011/05/01 - 2011/05/04

オークランドを出発したＡｉｒ　Ｎｅｗｚｅａｌａｎｄは４時間でサモア　ウポル島のファレオロ空港に到着。ニュージーランド・オーストラリアからの出稼ぎ帰りのサモア人とツーリストを乗せて。日付変更線を跨ぐので、ニュージーランドと時差は実際１時間しかないにもかかわらず、日付が前日に戻り、２３時間の時差となっています。

エリア ウポル島(サモア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

かっては、日付変更線はサモアの東側にあったそうですが、１１９年前、アメリカ通商団の助言に従い、欧米との商船貿易を重視して、アメリカ西海岸と時差の少ない現在の形に改められたそうです。

当時はドイツ・イギリス・アメリカがサモアに進出して、３国共同保護下に置かれようとしていた時代でした。サモア原住民もタマセセ、ラウベベ、マタアファの３陣営に分かれて争っており、３国もそれに乗じて近代兵器を提供する代わりに、綿花・ココヤシのプランテーションを開く土地を手に入れました。

のちにラウベベ王が逝去した内紛を機に、１８９９年に西サモア（現在のサモア）をドイツ統治、東サモアをアメリカ領（東サモアは現在もアメリカ領）とする取り決めがなされます。

ところが今回、５月１０日にサモア政府は主要な貿易相手国であるオーストラリアやニュージーランドの時刻に近づけるよう、今年１２月２９日に時間帯を国際日付変更線の西側に移動させると発表しました。

ツイラエパ・サイレレ・マリエレガオイ首相は、現行制度では「ニュージーランドや豪州とビジネスをする時、週に２営業日も損をする勘定」という。「サモアの金曜はニュージーランドの土曜で、サモア人が日曜に教会に出かけている時、シドニーやブリスベーンは週明けで仕事が始まっているのだ」

２００９年９月のサモア地震により南東部は津波で大きな被害を受け、多数の集落が流されてしまいました。現在は復興途上です。

ラロヌマビーチはサモア　ウポル島の一番南東にあり、ファレオロ空港からは信号が一つも無い道ですが２時間近くかかります。

世界の美しいビーチランキングがあれば上位に入るでしょう。

村では、魚を獲ったり豚や鳥を飼ったりの自給自足に近い生活です。

ラロマヌは自然保護区域に指定されています。

日本の援助で設置されたラロマヌ小学校

昼休みになると近所の売店にお菓子を買いにゆきます。

お母さんたちがやってきてヤシの木の下で出前給食が始まったりします。

ヨーロッパ人宣教師によって、サモア人は熱心なキリスト教信者となりました。どんな田舎の村にも教会があり、日曜日は着飾って教会に向かう沢山のサモア人とすれ違いました。

日曜日は休息の日で、教会に行き、食べて睡眠を取る日となっています。日曜日は一般商店でのアルコールの販売は禁止されています。

地球上で最も遅い夕日（２０１１年まで）を眺めます。２０１２年からは最も早い日の出を眺めることが出来る国になるのでしょう。

バイリマビールはドイツ風のラガー。店によって４．５タラから６タラで冷えたバイリマを飲むことが出来ます。バイリマは村の名前にちなんでつけられ、手ですくった水の意味だそうです。ドイツのビール醸造会社との提携、技術指導の下作られており、原料もドイツ産ホップを用いています。

「オカ」・・・まぐろをココナッツミルクとライムの絞り汁につけたマリネ（左のプレート）がとてもおいしいです。漬け汁にトマト・きゅうり・たまねぎ・パブリカ・にんにく・塩コショウを合わせます。ペルーにもセビチェ（ペルーは白身魚）というマリネ料理がありましたね。よく似ています。

アームも全て木製です。サモアではディーゼル発電６０％、水力４０％の電源構成。電気料金は１kＷhあたり１．０２タラ（サーチャージ込み）で日本円に換算して約３７円と高価です。住宅への供給はプリペイド方式が採られていて、カードを購入しメーターにコード番号を打ち込んだ分が供給される仕組みです。

アピアに向かう途中、目にしたパパパパイタイの滝

道端の農家でココヤシジュースを飲みます。（１タラ）

内陸部ではタロイモの栽培がさかんです。つらい仕事であり若者はニュージーランド・オーストラリアへの出稼ぎを好んでいるようです。