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以前、と言っても確かJALが破綻した2年前までと思ったが、JALは成田からバリ島のデンパサールまで直行便が出ていた。経営危機になってから、会社はあらゆる合理化に努め、この成田ーデンパサール線もいつの間にか廃止となった。それだけ日本人の観光客、バリ島まで遊びに行く人の数が減ったということか。<br /><br />ANAとGARUDAはいまでも直行便を飛ばしているが、当方、JALのマイレージを貯めている関係で、他社の便に乗ることはできない。従って面倒ではあるがジャカルタに1泊し、今朝は5時前から起きだして、朝一番のガルーダ・デンパサール行に乗っている。考えてみれば、スカルノ空港と市内の往復タクシー代、1泊のホテル代、等を計算したら、結構割高についてしまったか。<br /><br />まあそれは兎も角、12年ぶりにジャカルタに1泊できたし、このガルーダ機にも初めて搭乗したし、良い経験をしたと思った方が良い。真っ直ぐバリ島へ行っていたら、こんな機会も得られない。<br /><br />機は飛び立つと直ぐにも眼下にジャカルタ郊外の人口密集地が見えてくる。昔だったら多分バナナの葉影にナッパヤシの小屋程度の民家が並んでいたと思うが、今眼下に見える街並みは全く違っていて、東京郊外にも見られないような整然とした街並み。この辺一帯が海を埋め立てて造成された土地らしく、整然と区画されて、その先端の海辺に面する辺りなど、30階建以上の高層マンションが立ち並んでいる。全くこれが中進国とは思えないリッチな光景だ。<br /><br />中間所得層の経済力も増し、こうした高級マンションも飛ぶように売れているのだろう。その隣には又戸建住宅がびっしり並んでいて、昭和30年代、40年代の日本のマイホームブームを思わせる。アジアに於いて、いや、世界に於いて日本のみ一人取り残されている感を深くする。<br /><br />そうこうする内妙艶なインドネシア人スチュワーデスが回ってきて、朝食の配膳となる。どこの国の、どこの航空会社もスチュワーデスは別嬪だ。その国を代表しているかのごとき愛想で、サービスも良い。先刻乗機する前に「アユム」を食べてきたが、ここで機内食を断る理由はない。まあ、早お昼を兼ねていると思えば、少し早いが丁度良い。<br /><br />食事を終え、窓の外を見ると機はジャワ島東部の3000m級の山々の上を飛んでいる。噴火山だから皆富士山のように形よく、その頂上はすり鉢状に丸くなっていて、噴煙を棚引かせている。どれもみな活火山だ。飛んでいる最中に吹き上げるってこともないだろうが。<br /><br />余りにも形よく、又高い山なので地図を見ると、皆3000mを越えていて、ラウ山3265m、アルシュナ山3339m、最も高い山がスメル山の3676mで、これは仏教の須弥山に他ならず、民間歴史家によればシュメールにも通ずるという。それは又日本の久米にも通ずるのだろうか・・<br /><br />しかしこの国で最も崇められている山は、ブロモ山2392mで、高さは前記程はないが、大半がイスラム教徒のこの国にあって、ヒンドウ教徒の聖地ともなっている山である。12年前に登った山がどの山かはっきり覚えていないが、インドネシア人の何人かと山道をすたすた登り、大きな滝まで行ったことを昨日のことのように思い出した。<br /><br />山並をずっと見続けていると、ポッと海に出て、直ぐまたその先の島が見える。ああ、バリ海峡。大きな川の流れのように見えるが、海峡で、僅か4−5キロこの二つの島を海で隔てることにより、バリは文化も歴史も言語も全く違った形で現在まで存在し続けていた。ボスポラス海峡程の大袈裟な感慨はないが、この僅かな隔たりが大きな文化の違いを齎せていた。海峡を見続けていると、機はバリ島西岸に沿って東進し、ほどなくデンパサール空港に到着した。

バリ島の1週間(4)ガルーダ機にてバリ・デンパサールへ。

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2011/04/28 - 2011/05/06

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ちゃお

ちゃおさん

以前、と言っても確かJALが破綻した2年前までと思ったが、JALは成田からバリ島のデンパサールまで直行便が出ていた。経営危機になってから、会社はあらゆる合理化に努め、この成田ーデンパサール線もいつの間にか廃止となった。それだけ日本人の観光客、バリ島まで遊びに行く人の数が減ったということか。

ANAとGARUDAはいまでも直行便を飛ばしているが、当方、JALのマイレージを貯めている関係で、他社の便に乗ることはできない。従って面倒ではあるがジャカルタに1泊し、今朝は5時前から起きだして、朝一番のガルーダ・デンパサール行に乗っている。考えてみれば、スカルノ空港と市内の往復タクシー代、1泊のホテル代、等を計算したら、結構割高についてしまったか。

まあそれは兎も角、12年ぶりにジャカルタに1泊できたし、このガルーダ機にも初めて搭乗したし、良い経験をしたと思った方が良い。真っ直ぐバリ島へ行っていたら、こんな機会も得られない。

機は飛び立つと直ぐにも眼下にジャカルタ郊外の人口密集地が見えてくる。昔だったら多分バナナの葉影にナッパヤシの小屋程度の民家が並んでいたと思うが、今眼下に見える街並みは全く違っていて、東京郊外にも見られないような整然とした街並み。この辺一帯が海を埋め立てて造成された土地らしく、整然と区画されて、その先端の海辺に面する辺りなど、30階建以上の高層マンションが立ち並んでいる。全くこれが中進国とは思えないリッチな光景だ。

中間所得層の経済力も増し、こうした高級マンションも飛ぶように売れているのだろう。その隣には又戸建住宅がびっしり並んでいて、昭和30年代、40年代の日本のマイホームブームを思わせる。アジアに於いて、いや、世界に於いて日本のみ一人取り残されている感を深くする。

そうこうする内妙艶なインドネシア人スチュワーデスが回ってきて、朝食の配膳となる。どこの国の、どこの航空会社もスチュワーデスは別嬪だ。その国を代表しているかのごとき愛想で、サービスも良い。先刻乗機する前に「アユム」を食べてきたが、ここで機内食を断る理由はない。まあ、早お昼を兼ねていると思えば、少し早いが丁度良い。

食事を終え、窓の外を見ると機はジャワ島東部の3000m級の山々の上を飛んでいる。噴火山だから皆富士山のように形よく、その頂上はすり鉢状に丸くなっていて、噴煙を棚引かせている。どれもみな活火山だ。飛んでいる最中に吹き上げるってこともないだろうが。

余りにも形よく、又高い山なので地図を見ると、皆3000mを越えていて、ラウ山3265m、アルシュナ山3339m、最も高い山がスメル山の3676mで、これは仏教の須弥山に他ならず、民間歴史家によればシュメールにも通ずるという。それは又日本の久米にも通ずるのだろうか・・

しかしこの国で最も崇められている山は、ブロモ山2392mで、高さは前記程はないが、大半がイスラム教徒のこの国にあって、ヒンドウ教徒の聖地ともなっている山である。12年前に登った山がどの山かはっきり覚えていないが、インドネシア人の何人かと山道をすたすた登り、大きな滝まで行ったことを昨日のことのように思い出した。

山並をずっと見続けていると、ポッと海に出て、直ぐまたその先の島が見える。ああ、バリ海峡。大きな川の流れのように見えるが、海峡で、僅か4−5キロこの二つの島を海で隔てることにより、バリは文化も歴史も言語も全く違った形で現在まで存在し続けていた。ボスポラス海峡程の大袈裟な感慨はないが、この僅かな隔たりが大きな文化の違いを齎せていた。海峡を見続けていると、機はバリ島西岸に沿って東進し、ほどなくデンパサール空港に到着した。

旅行の満足度
4.0
  • 機がスカルノ空港を飛び立つと同時に眼下にジャカルタ郊外の街並みが見えてくる。

    機がスカルノ空港を飛び立つと同時に眼下にジャカルタ郊外の街並みが見えてくる。

  • 海岸に近い埋め立て地で、造成された土地にびっしり戸建住宅が並んでいる。海岸縁には超高層のマンションなども見える。

    海岸に近い埋め立て地で、造成された土地にびっしり戸建住宅が並んでいる。海岸縁には超高層のマンションなども見える。

  • そうこうする内、美人のスチュワーデスが朝食の配膳に回ってくる。

    そうこうする内、美人のスチュワーデスが朝食の配膳に回ってくる。

  • ガルーダ機の機内食。

    ガルーダ機の機内食。

  • あちこち中国人らしき人が見えるが、地元に住んでいるのか中国から観光でやってきたのかは分からない。

    あちこち中国人らしき人が見えるが、地元に住んでいるのか中国から観光でやってきたのかは分からない。

  • 食事を終え、窓の外を見るとジャワ島東部の3000mを越える山々が見えてくる。

    食事を終え、窓の外を見るとジャワ島東部の3000mを越える山々が見えてくる。

  • 皆活火山で、山頂から噴煙を上げているのが印象的だ。

    皆活火山で、山頂から噴煙を上げているのが印象的だ。

  • どれがスメル山か分からないが、皆形の良い山が並んでいる。

    どれがスメル山か分からないが、皆形の良い山が並んでいる。

  • ジャワ島東端にそびえる最後の山。この山の先はもうバリ海峡になる。

    ジャワ島東端にそびえる最後の山。この山の先はもうバリ海峡になる。

  • 大きな川のような流れの海峡が見えてきた。

    大きな川のような流れの海峡が見えてきた。

  • この一条の隔たりがジャワとバリを文化、言語、歴史、宗教で分けている。

    この一条の隔たりがジャワとバリを文化、言語、歴史、宗教で分けている。

  • 機はバリ島西側の海岸線に沿って進み、ほどなくデンパサールに到着する。

    機はバリ島西側の海岸線に沿って進み、ほどなくデンパサールに到着する。

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