2011/04/30 - 2011/05/01
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akkiy363672さん
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大型連休もほど近いというある日、インターネットを見ていたら、連休の真ん中に、美ヶ原「王ヶ頭ホテル」の空室がありました。
雲上の休日もいいかな…と思って、早速、予約を入れました。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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午前1時30分、自宅を出発。津ICから伊勢自動車道に乗り、東名阪〜伊勢湾岸〜東海環状〜中央道と乗り継いで、長野を目指しました。
← 午前4時25分、恵那山トンネルの手前ぐらいで、空が白み始めました。 -
午前5時、駒ケ根SAto、雪を抱いた駒ケ岳が見えました。
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駒ケ根SAを出発して間もなくの5時26分、南アルプスの山々の上に朝日が昇りました。
どんよりしてあまりまぶしくないのは、この日、中国大陸から飛来した黄砂の影響です。 -
午前5時50分、諏訪湖SAに到着しました。
朝のコーヒーを一杯…。
諏訪ICで降りて、国道152号(メルヘン街道)からビーナスラインと走って、白樺湖を目指します。 -
諏訪の里は春真っ盛り…。桜の木々が、いっぱいの花を咲かせていました。
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沿道の桜の木も、花いっぱいです。
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ビーナスラインは数年前から通行料が無料になりました。冬場は雪に閉ざされて通行止めになりますが、今年は4月23日(土)から一般車の通行が出来るようになっています。
← 6時40分、白樺湖畔の「池の平ホテル」に着きました。
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ここからビーナスラインは一気に高度を上げて、山岳ドライブモードに入ります。
先ほど横を通った白樺湖が、はるか眼下に見えています。 -
南アルプス連邦の峰々が、朝日に光っています。
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赤岳、阿弥陀岳…でしょうか。
いずれも2800m台の高峰です。 -
午前7時、富士見展望台から南アルプスの眺望です。
この展望台からは、南・中央・北アルプスの峰々をぐるーっと見渡すことが出来ます。
← この写真は、南アルプス方向の写真を、濃度を暗くしたものです。
というのは、中央に「富士山」が映っているのです。肉眼では確認できたのですが、写真に撮るとほとんど出なくて、暗くするとやっと見えました。
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ズームして写したものを、やはり暗く加工してみました。真ん中に、見えていますね。
ほどなく肉眼でも見るのが難しくなり、お昼近くになると、全然見えなくなってしまいました。 -
7時50分、八島湿原です。
霧ヶ峰八島湿原は標高 1600〜1900mにあり、年間平均気温は 5.8℃で北海道と同じような気温です。 そのため夏の7、8月は多くの花々が一斉に咲き、色とりどりの花を見ることができます。
湿原の周囲の草原は亜高山(標高 1500m〜2000m)性の植物が豊富で花の宝庫となっており、 湿原をとりまく木道やハイキングコースでは、色鮮やかな花々を間近で見ることができます。 また、秋の草紅葉も素晴らしく、草原ならではのコントラストが鮮やかです。(ホームページより) -
← 湿原内は立入禁止。周囲に敷かれている木道を行かねばなりません。
霧ヶ峰の八島ヶ原湿原、車山湿原、踊場湿原の三つの湿原内は、いずれも湿原保護のため積雪期を含めて立入禁止です。
湿原内の植物等を観察するには、周囲の木道から双眼鏡・望遠鏡などを利用する必要があります。 -
ビーナスラインの途中に、苔むした階段があり、小さな立て札に「中仙道」と書かれていました。
歴史好きの章くん、見逃すはずはありません。車を降りて階段を登ってみました。 -
幅3mほどの細い道が、から松林の中へ消えていました。
往時は五街道のひとつとして67箇所の宿場が整備され、人の往来も盛んだったことでしょう。 -
三峰展望台。ビーナスラインから5分ほど歩いたところの岡の上からは、360度の展望が望める。
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その360度の展望がこれ!
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各方面からの道が落ち合うところ、落合…。北へ行けば上田、西は美ヶ原を経て松本、南は諏訪、東へ戻れば今登ってきた白樺湖への道です。
ここから美ヶ原まではもうわずか、上りの傾斜がきつくなります。 -
午前9時30分、山本小屋に着きました。
ここから上は一般車両は通行禁止です。「 -
とりあえず、山本小屋の中に入って、コーヒーを飲みました。
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小屋の裏手の丘に登ってみると、王ヶ頭ホテルが見えました。ここからホテルまでは、ホテルの送迎バスに乗るか、徒歩で約1時間…。
章くん、春の草原を散策しながらホテルに向かう予定でしたが、この日の美ヶ原は気温4度で、半端じゃない強風が吹いています。 -
「美ヶ原美術館」を見にこうと、車を走らせました。その道の途中に、標高を表す看板が立てられています。
美ヶ原の最高峰は王ヶ頭(2,034m)。他に王ヶ鼻(2,008m)、茶臼山(2,006m)、牛伏山(1,990m)、鹿伏山(1,977m)、武石峰(1,973m)といったピークがあります。山頂付近は平坦な台地状の地形で、美ヶ原牧場と呼ばれる牛の放牧地となっています。
でも、今年はまだ放牧される牛たちもふもとの牛舎にいて、ここまで上ってきていません。
エサになる草もまだ芽生えていませんから、上ってくるのは6月ごろだそうです。
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ふもとは桜も咲いて貼る真っ盛りだったのですが、ここは標高2000m…。あたりはまだ冬のいでたちで、道路の両脇には雪が残っていました。
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「美ヶ原高原美術館」。高原に広がる、野外展示館です。
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大きなオブジェが一帯に立ち並んでいるのですが、なにぶんにもこの日は気温4度で強風…。作品を見て歩くには、きびしすぎる日でした(苦笑)>
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それでも、章くん、一番高い建物まで行ってみました。
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塔の上に登ってみたら、「王ヶ頭ホテル」が見えました。
でも、立っていられないほどの強風です。カメラを持つ手も凍えて、2枚ほどシャッターを押して、早々に下りてきました。 -
お昼前、山本小屋へ戻ってきました。
予定では昼食のあと、あたりをぶらぶら歩きながらホテルを目指し、3時ごろにチェックインするつもりでした。
でも、寒さと強風に、とても散策と言った雰囲気ではありません。昼食を済ませたあと、昨夜はほとんど寝ずに走ってきていますから、車の中で2時間ほど昼寝と洒落込みました> -
午後3時、ホテルのバスが到着しました。45人ほどの定員だと思われますが、ほぼ満席です。
バスは、山本小屋から10分ほどでホテルに着きます。
← 途中の「美しの塔」。よく霧が出る高原なので、鐘を打ち鳴らして位置を知らせたといいます。 -
ホテルが正面に見えてきました。
美ヶ原高原は長野県のほぼ中央に位置し、県内の広範囲を見渡すことができるので、長野県の放送局(NHK、SBC、NBS、TSB、abn、FM長野)の送信所のほか、NTT、国土交通省、長野県防災行政無線などの中継所、中部電力のマイクロ波反射板などが建てられていて、放送・通信の要衝となっています。
ホテルの周りに見える鉄塔は、放送局や無線曲のものです。 -
「王ヶ頭ホテル」の玄関です。
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フロント。
この写真は、夜中(午前4時ごろ)にお風呂に行く途中に撮った写真なのでフロントマンなどの姿がありませんが、夕方はたくさんのみなさんが章くんたちを迎えてくれました。 -
部屋は12畳ほどの和室で、バス・トイレ・洗面所・クロークなどがついています。
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部屋からの眺望です。
東向きの部屋で、晴れていれば南アルプスや富士山などが見られるのですが…。
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ホテルの周辺を歩いてみました。
すぐ裏手にある「三角点」です。 -
「王ヶ頭 2034m」の石碑です。
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御岳神社の奥の院が、ここ王ヶ頭に鎮座していました。
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王ヶ頭からの眺望です。
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先ほど登ってきたバス道路や美ヶ原牧場が広がっています。
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上の写真に写っている「美ヶ原高原」の看板です。
ホテルから歩いて5分ぐらいのところにあります。
実は、風も強く、とても寒かったのです。
「寒いよー」と叫んでいます。 -
ホテルに戻って、早速、風呂に入りました。
これは、表に解放されたプライベート風呂。3室あります。 -
窓のガラスはなくて、湯船に浸かりながら、先ほど歩いてきた高原を見渡すことが出来ます。
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午後6時、夕食です。
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前菜の「春の二色豆腐(よもぎ・玉子)、桜鯛、手まり寿司、ふきのとうの甘煮、旬山菜の胡麻和え、筍と海老のクリーム煮」。
冷し物、吸い物、焼き物、強肴(しいざかな)、温物、洋皿、食事、デザート…と続いて、お腹いっぱいでした。 -
焼き物の「岩魚の塩焼き」です。
串を抜いてしい、ちょっと形が崩れていまして、済みません。 -
「岩魚の塩焼き」、こんな風に炭火で炙りながら、各テーブルに配られます。
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食事のあと、「星空ツアー」が催されました。
曇り空だったのですが、このときだけ中天に晴れ間が現れ、北斗七星などを確認することが出来ました。
標高2000mで見ると、星たちはもっと近くに大きく見えるのかと思っていましたが、ふもとで盛るよりも小さいカンジでした。
屈性率の関係でしょうか、高いところほど天空は小さく見えるのだという説明でした。 -
ホテルへ戻ると、昨日来の睡眠不足にすぐに寝てしまって、目覚めたのは午前2時半…。
真夜中の大浴場です。貸し切り状態でした。 -
浴室左手の階段を降りていくと、露天風呂があります。
南側にはガラスがはめ込まれていて、東側がオープンになっています。
明るい間で、天気がよければ、素晴らしい眺望が望めるのでしょうが、今は漆黒の闇が広がるばかり…。 -
部屋に戻ってうつらうつらしながら、午前4時50分…。ご来光とまで見行かないまでも、かすかな朝焼けでも見られないものかと起きて、窓を開けると、外は一面の深い霧…。ヒューッと、風切り音が響いています。
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← これは ホテルのギャラリーの写真
夕方には、こんな夕焼けの中を、散策するつもりだったのですが、お天気に恵まれないとダメですね。 -
← これは ホテルのギャラリーの写真
朝は、こんな雲海の上に登るご来光を期待していたのですが…。雲海は、気温の日光差の大きい日によく出て、亜季に多いとか。また出かけてくることにしましょう。
日ごろの行いから考えると、今朝の極寒・強風・濃霧というのが当然かも(苦笑)! -
朝食です。
これも量が多くて大満足…。お昼ごはんを、午後3時ごろまで取らなくてよかったです。 -
ホテルのバスで山本小屋まで送ってもらい、霧のビーナスラインを下りました。
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和田峠から北へ折れて、今日は長野市の善光寺さんに寄ってみるつもりです。
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