『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（１９５）Canberra City.

2010/04/25 - 2010/05/10

何か貧乏性が抜けないのか、バスが出るまでの時間、ぎりぎりまでこの街を見てやろう、との気持ちになる。１０分、２０分、待合室の椅子でじっとしていることは出来ない。そう言えば、昨日メルボルンから来た時は、このセンターに到着したが、Ｉｎｆｏ．で泊まる場所を聞き、直ぐにタクシーでＹＭＣへ向かったので、周辺は殆ど見ていなかった。これがキャンベラ最後の機会かと思うと、１０分、２０分も惜しくなる。

街が公園の中にあるような感じは特にグリフィン湖の向こうのＣａｐｉｔａｌ　Ｈｉｌｌ区で特に強く感じたが、こちらのビジネス区でも同じように、道路は広く、街路樹も多く、日本の諸都市と比べたら、もうこれだけでも公園都市と言えるものだった。

運転は歩行者に優しく、歩行者優先の思想は徹底していて、信号の無い場所を横断しても、車は大分先からスピードを落し、直前では徐行し、歩行者を先に横断させてくれる。損害賠償が高額だからこうなったという事ではないだろう。元々人命尊重、人の命を最大の価値に置いているのだろう。だからどの町でも町の中心には国を守るため過去の戦争で亡くなったＡＩＺＡＣ兵士の霊を弔うため、大きな慰霊塔が立っている。この町でもまだ見ていないが、町の中心のどこかに立派な記念碑が建立されているに違いない。

街は小奇麗で、ビルも新しい。所得の高さが感じられる。首都圏に集まる人種は同じ豪州人の中でも更に高等な人種なのだろう。そろそろグレイハウンドの赤いバスがやってきた。街を見とれて遅れたら大変だ。センターに戻ることにしよう。

エリア キャンベラ(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.0

キャンベラの案内図。真ん中のグリフィン湖の上側がＣｉｔｙ区。下側がＣａｐｉｔａｌ区。Ｋｉｎｇｓｔｏｎは地図の右下の辺りにある。

Ｃｉｔｙ区の中心Ｃｉｔｙ　Ｈａｌｌへ行く道路。市の旗がポールに見える。

広々した街路が気持ち良い。

緑も色濃い。

市内バスも頻繁に走っている。

今秋の紅葉がたけなわだ。

街路樹も程よく色づいている。

この街の人の運転マナーは特に良い。

監視社会でカメラはあちこち設置されているようだ。

これだけ道路も広いと事故も少ないだろう。

歩道も広々取ってある。郵便ポストもモダンだ。

さてグレイハウンドのバスがやってきた。そろそろ乗り込むか。