2011/03/31 - 2011/04/14
72位(同エリア331件中)
わさわささん
アンナプルナ内院(サンクチュアリ)へのトレッキングは昔からの夢でしたが、限られた有給休暇しかとれないサラリーマンには無理だとあきらめてました。
しかし、タイ航空の羽田運行が始まり、出発当日にカトマンズ、さらにはポカラに入れるようになったのを知って、チャレンジ。無事、神の座の懐に立つことができました。
web上では、ゆったりと登る体験記は多いのですが、こうした観点からの情報は少なかったので私の経験をまとめてみました。
なお、許可証の取り方や持ち物など、基本的な情報はとても役立つこのサイトを参照してください。
http://www.lirung.com/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
①誰でもいけるのか
ピークを目指すのではなく、ベースキャンプを目指すコースですので、歩いていて「危険」な箇所はありません。(上高地から涸沢、立山(芦峅寺)から室堂まで行くイメージ)
一定の体力があれば到達は可能です。ガイドとポーターを付けてゆっくり登っている高齢者の方もいました。
ただし、ここでは短い期間で往復することを目標としているので、対象者を私と同じように、「一定の登山暦がある方(最低でも、夏山シーズンに複数回、歩行時間6時間以上の登山コースの登山を楽しむレベル)」とします。山に登ったことはないけど、体力はあるという人は、ご自身でご判断ください。
なお、アンナプルナベースキャンプ(ABC)まで行かなくてもゴレパニからプーンヒルというコースもあるので、途中で無理だと思ったらコースの変更もできます。
(写真はABC) -
② 日程
私の日程は下記の通りです。
1日目)フェディ(Phedi)ーランドラック(Landruk)
2日目)ランドラック(Landruk)ーシヌワ(Sinuwa)
3日目)シヌワ(Sinuwa)ーマチャプチャレ・ベース・キャンプ(Machhapuchhre Base Camp)
4日目)MBC(Machhapuchhre Base Camp)-アンナプルナ・ベース・キャンプ(Annapurna Base Camp)
5日目)ABCーシヌワ
6日目)シヌワ-ガンドラック(Ghandruk)
7日目)ガンドラック-ナヤプル (タクシー)ポカラ
高度順応をどう考えるかがポイントとなります。私は過去に行ったラサでもラダックでも、頭痛やだるさに襲われた経験があるので、慎重を期して、今回はMBCで1泊することを重視しました。ただし、高地順応は体質もあるので(例えば私のツマはなぜか高地の影響を受けにくいようです)、ご自身で判断してください。なお、ABCを早めに出発すれば当日にチョムロンまで行けます。(写真はABCから見たマチャプチャレ) -
なお、特別に足が早い人を除いた、現実的な最短の日程は4泊5日だと思われます。
1日目)ポカラ(タクシー)−ナヤプルージヌー
2日目)ジヌーーデウラリ
3日目)デウラリーMBC−ABC−MBC泊
4日目)MBC−チョムロン
5日目)チョムロンーナヤプル
* 3日目は高山病のリスクを考慮して、ABCでなくMBC泊としましたが、眺望が天候に左右されることを考えると、ABCでの滞在を強くお勧めしたい。そうなると、やはり5泊6日は欲しいところです。(写真はMBCからABCへの道) -
③ ガイドとポーター
日本で山に登っていて、地図を見て自分が進むべき方向に普通に歩いていける(ルートファインディングなどの高度な能力は求めません)という人なら、ガイドはいらないでしょう。
特にシヌワから先は一本道なので、迷う心配はまったくありません。ただし、シヌワまでは集落の中を通ったりするので、一部、紛らわしい道もなくはないので、他のトレッカーやガイド、村人などに聞きながら歩くことが望ましいです。(写真はデウラリの雪崩注意地区。コースは対岸に渡る巻き道になっている) -
ただし、シュラフと防寒具を持つと、結構な重さの荷物になります。かといって、荷物を削って眠れなかったりすると体調が不安ですし、短い日数で登ることを優先するならポーターか、荷物も持ってくれるガイドを頼むことを選択肢に入れたほうがいいかと思います。これは体力次第です。
また、地元ネパールにとっては重要な雇用先でありますし、特に個人の方には安全面などでの保険的な意味合いもあるでしょう。 -
ちなみに私の場合、判断がつかなかったので、5、6キロ程度の荷物を持ってくれるという条件でガイドを頼みました。費用は1日20ドルでした。
結果的には、前述したとおり、道案内という意味ではガイドは不要でした。ただし、ロッジでの交渉や食事の手配など、なにかと細やかに気をつかってくれる、非常にホスピタリティにあふれたガイドだったので、気持ちよくすごすことができましたし、荷物の面でも余裕がもてました。(写真の男性がガイド)
当然ながらガイドの性格もいろいろで、私の場合、彼がガイドでラッキーだったと思います。興味のある方はメール(英文)で問い合わせてみてください。名前はYAMさん(28才)で、ガイド歴は5年です。(timilsenayamあっとまーく yahoo.com)←メールを送る際は@をつけてください。 -
④手配(飛行機、許可証、宿)
宿はそれこそゴマンとあるのですが、今回は"TripAdvisor"や"Hostelword.com"で評判がよい宿を数件ピックアップし、ガイドや許可証の取得、レンタル品などの料金を尋ねるメールを送りました。返事がきた中から、対応がよかった宿を選びました。
国内線の航空券は、代理店を通しても、直接航空会社でweb予約をしても同じ値段なので、日本語が通じる現地の代理店に頼んだほうが、欠航時など何かと便利かもしれません。(写真はランドラックから見たアンナプルナ・サウス) -
許可証については冒頭で挙げたhttp://www.lirung.com/のサイトを見て欲しいのですが、TIMSと入域許可証が必要です。
これを取得するのに時間をとられるわけにはいかないので、私はポカラの宿に事前取得を頼み、顔写真をメールで送れば事前にとってくれました。
私の場合は無料でやってもらえましたが、大体、1通につき5ドルくらいの手数料をとられるようです。
ちなみに私が泊まったのは下記のゲストハウスです。
The North Face Inn (http://www.northfaceinn.com/)
(写真はガンドラックからみたアンナプルナサウス) -
⑤服装
靴は、特に冬~春の期間に登るのであれば、雪が降る可能性もあるので、
トレッキング用のものが望ましいでしょう。普通のスニーカーだとびしょびしょになります。
気候ですが、緯度が低く標高が高いので、寒暖の差が激しいです。ABCでは、朝晩は0℃を割るくらいまで下がりましたが、陽が出るとシャツだけでも十分な感じでした。
行動中は薄着でよくても夜は急に寒くなるという状況を考えると、(ポーターを雇わず)荷物を減らすことを優先する場合、防寒着は厚めのダウンジャケットだけにして、あとは長袖シャツと薄いフリース、ヒートテックなどのタイツ、という割り切りもありかもしれません。なお、日差しがあれば洗濯しても意外によく乾くので、Tシャツや下着などは途中で洗濯することを前提にすれば、枚数を減らせるでしょう。
あと、私が行ったときは午後の数時間、毎日のように雨が降りました。雨具は必携かと思います。持ってない人は、ポカラの登山道具店でも売ってます。(写真はABCから見たアンナプルナ) -
⑥山小屋(ロッジ)
ロッジは基本的に、写真のようにベッドが2~3台あるだけの極めてシンプルな部屋です。コンセントもない場合が多いです。ただし、チョムロンまではかなり設備が充実していて、部屋にバス・トイレがついている、普通のゲストハウスっぽいロッジもあります。
ABCは人気コースなのでロッジが不足気味のようで、特にシヌワより先は1人だと相部屋になる可能性があります。早出早着が基本です。
チョムロンから先でも、ミニ水力発電所があるバンブー(デウラリでも建設中だった)などにはホットシャワーがあります。その他にソーラー給湯器のシャワーがあるロッジもありますが、お日様がでないとぬるくて、役に立ちません。 -
⑦食事
ロッジで食べることになりますが、メニューは大体、同じようなもので、ダルバート、カレー、フライドライス、ラーメン(スープヌードル)、フライドヌードルなどのほか、西洋人のトレッカーが多いので、ピザ、スパゲティ、スープなどもある。さらに韓国人トレッカーが多いせいか、キムチチャーハン、辛ラーメンがあるロッジもあるし、チベット系の経営者がいるところではトゥクパ(チベット風うどん)などがあります。
味はまあまあで、むしろ、予想外に旨いものも少なくありませんでした。お腹を壊すこともなかったです。写真はMBCのダルバートです。 -
いくらかかるかですが、食材はポーターが運ぶので、当然のことながら、車道があるフェディやナヤプルから離れるほど高くなります。写真はデウラリのロッジのメニューです。ちなみに統制価格になっています。
写真の右下のほうを見て欲しいのですが、部屋の値段は極めて安く、1部屋200ルピーです。2食食べて、何杯かお茶を飲んで、1泊2日で1000〜1500円くらいでしょうか。もちろん、何を食べるかによって大きく左右されます。 -
写真は上記に続いて、デウラリのロッジのメニュー表です。
私は今回、夕食は毎日ダルバート(ヴェジ)を食べました。その価格は・・・
ランドルン(ランドラック)270
シヌワ 330
MBC&ABC 440
ガンドラック 320
カトマンズ 140
下界に比べると高いとは思いますが、食材を持たずに暖かい、おいしい食べ物が食べられるのですから、ありがたいと思わねば。
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