曇時々晴の花見時（1）桜のある春色とりどりの田舎道

2011/04/10 - 2011/04/10

まるで今の日本人の気分のような天気だったかもしれません、桜が満開の花見時のこの日曜日は。
どんより曇って暗くなるけれど、時々雲間から太陽の光が差し込んで、そのたびに希望がにじみ出てくるような。
１日の半分近くは日が射さず、残念ながら曇天だったけれど、夕方からは空は晴れ太陽が戻り、日が沈むまであたりを光で満たして１日が終わりました。
これが明日の日本の姿だと思いたいです。

花見は遠出をしなくても近所のあちこちで楽しむことができます。
名桜を見に行きたい気持ちはあります。だけど、予想される混雑と、遠くを追えば身近な桜は見て回れないから……ああ、ジレンマ！
でも、どうせ本日は、遠出ができないので、自転車で回れる範囲で近所の桜を追いかけることにしました。
自転車圏内だと、すぐに思い浮かぶ花見の場所は４か所ほどありますが、それぞれ少し離れているため、半日では回り切れません。
そのため、その中の一つ、智光山公園をめざしました。
智光山公園は、去年、はじめて桜の季節に訪れたのですが、桜は残念なことに５〜６分咲きほどで、未練が残ってしまったから。

曇りでも雨でも肉眼でなら桜を愛でるのには支障ないです。
でも、写真を撮ろうとすると、曇天下の桜はどうにも寒々しくなります。
桜が見事であればあるほど、晴れていたらどんなに良かったかと、私の心はどんどん沈んでいきました。
でもそのわりには、向かう途中の田舎景色で、シャッターを切っていました。
もっと晴れていれば……とテンションは上がらなかったけれど、この機会を逃したら、また来年まで桜のある景色は撮れないと思うと、もったいなくなったのです。
私もいつ、写真どころではなくなるかもしれません。明日のことは誰にも分かりません。
それに、せっかく満開なのに人に顧みられることがなく、ぽつんと咲いていた桜のある田舎風景は、私の気分にぴったりでもあったから。

とはいえ、たまにすれ違う人々は、誰もが例外なく、見事な桜に目を留めていました。
わざわざ車を止めて、車窓から眺めていた人もいました。
そして道連れがいれば「きれいねぇ」「満開だ」と感想をもらしていました。

そんな穏やかなひとときが、たまらなく愛しく思えます。

※はじめて桜の季節に訪れた去年の智光山公園の旅行記（2010年４月３日）
「桜の季節の智光山公園（1）本格的にやってきた春を味わいながら」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10445360/
「桜の季節の智光山公園（2）５〜６分咲きでちょっと惜しかったソメイヨシノ」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10445362/

エリア 狭山・入間(埼玉)

このあいだよりもずっと増えていたヒメオドリコソウとナズナ

途中の休耕地の脇にて。
このあいだというのは、３月の東日本大震災後に迎えた月曜日です。

関連の写真
ヒメオドリコソウ
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682840/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682842/
オオイヌノフグリ
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682841/
ナズナ
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682843/
関連の旅行記
「クサクサした気分を晴らしに裏の畑へ春散歩───鉄道運休続きで仕事に行けなくて」（2011年３月14日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10554046/

あの日は、計画停電初日で、最寄りの電車もバスも軒並みストップしてしまい、職場に行けなくなってしまい、気分転換に裏の畑に撮影に出かけました。
あれから1ヶ月、生活はほとんどもとどおりになったけれど、いまだ見えざる不安ばかりが募る日々なのが残念です。

ヒメオドリコソウに唄いかけるナズナのメロディー

オオイヌノフグリが加わる@

紫のコートがセレブチック（！？）なヒメオドリコソウのみなさんと、すっきり薄着のナズナ

冬から断続的に見られたスイセンは、今がもっとも色とりどりで花盛りかも@

曇り空の日には菜の花の黄色がまぶしい

桜のある田舎景色・その１

あの桜のそばに、しばらく車が停車していました。
なにをしてるのかなぁと思ったら、中の人たちはどうやら、満開の桜をしばらく鑑賞していたようです。

桜のある田舎景色・その２

この桜のある景色は来週末にはもう撮影できないと思ったら、たとえ曇天で残念でも今撮らなくちゃ、という気分になりました。
あの桜の下にある小屋のようなものは神社です。
一昨年、自宅から自転車圏内にあるはずだという「ぽっくり寺」のことを知り、それを探しに出かけたときに気付きました。

関連の旅行記
2009年１月11日
「ぽっくり寺を求めて近所の寺社開拓・その２」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10302344/

どうせなので近くまで行ってみることにしました。

どこか桃のような、しっとりピンクで小ぶりの桜

桜の中のお地蔵さま

桜の向こうの鳥居

神社の建物より鳥居の方がずっと大きくて立派だったりします。

顔が、もはやつるつるのお地蔵さま

小さな神社と満開の桜

鳥居を引き立たせる満開の桜

苔むした幹に咲く花・その１

苔むした幹に咲く花・その２

畑に向かって伸びる

しっとりした紅色の花芯が魅力的

にぎやかに咲くホトケノザ

傾きかけた小さな桜の木のある景色

ヤマザクラかな

泣いた後のような曇天を飾るヤマザクラ

ほんのひととき出てきた日差しに、桃の花が光る

あでやかな桃色

優雅にしなる

切り株に咲く桃

春色に染まった田舎風景・その１

去年も撮ったお気に入りのスポットです。

関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18746745/
関連の旅行記
「桜の季節の智光山公園（1）本格的にやってきた春を味わいながら」（2010年４月３日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10445360/

あの花木はなんの花か分からないですが、桜でしょうか。
手前の紫のラインはホトケノザです。

木桶がぽつん

少しでもあの花木に近づけないか、トライしてみました。
でも自転車ではとても進めない畑の脇の小路なので、途中で自転車を置いて、徒歩で行きました。

古めかしい桶

春色に染まった田舎風景・その２

色とりどり@

木々の間から望む

このあたりが限界でした。
この先は畑の中に入ってしまうか、もっと遠回りしないと無理そうでしたから、ここで引き返すことにしました。

足元にはスミレがたくさん

再び日差しが戻ってきてバンザーイ！
でも私のカメラPowerShot SX 210 ISでは、スミレの紫がブルーになってしまいました（泣）。

ブルーのタチツボスミレ！？

むむむ。
この写真をよく見ると……ひょっとしたら日に当たっていない方が、紫に撮れたのかしら。

この間の芝桜は仲間を増やしつつあり

約１ヶ月前に撮った写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682858/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682861/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682862/
関連の旅行記
「クサクサした気分を晴らしに裏の畑へ春散歩───鉄道運休続きで仕事に行けなくて」（2011年３月14日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10554046/

あの子たちに負けないゾ！

こっちも仲間がずんずん増えて@

約１ヶ月前に撮った写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682855/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682856/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/21682857/
関連の旅行記
「クサクサした気分を晴らしに裏の畑へ春散歩───鉄道運休続きで仕事に行けなくて」（2011年３月14日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10554046/

畑の脇を縁取るように咲いていたラッパスイセン

楽しそうに咲いていたムラサキケマン

こちらはきれいに紫に撮れました@
というより、赤紫ですけど。

輪になって広がる

たんぽぽ一家

ジオラマモードで撮ってみました。

昨日、撮った近所のスノーフレークよりもぎっしりの群生！

抱き合って再会を喜ぶ！？

好奇心が強くてちょっとだけこっちを向いていた子

あんなところでも孤軍奮闘中！

気になったので近付いてみましょう

ぎっしりの小花が愛らしい……たぶん、ニワザクラ

桜よりも花びらが透け透けで、おしべが長い花

こんもり山盛り@

ここからおまけの写真：ご近所さんちの名前の分からない可憐な桜

智光山公園から帰った後、夕方再び出かけて選挙と買い物に行ったついでに撮った写真です。
折りしも日差しが戻ってきて、17時近くてもあたりは十分に明るかったです。

桜だと思うけれど違うかな

ずっと糸桜かと思っていましたが、ネットで検索した写真を見る限り、どうやら違うようです。

たぶんマメザクラ

週末に、図書館の桜の本で調べてみました。

大勢の天使が舞い降りたよう

「曇時々晴の花見時（2）家族でお花見にぴったりの智光山公園」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10559099